信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

激しく動く世界フェザー級のタイトル。清水聡、阿部麗也が挑む、世界フェザー級の現在地。

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フェザー級。

「はじめの一歩」でもピックアップされているこのフェザー級という階級は、世界的にみても多くのボクサーがひしめきあう階級で、BoxRecによると全世界で1596名、日本のボクサーも146名いるという階級です。

ここ最近、この階級が非常に動いています。

ということで今回のブログは、

boxingcafe.hatenablog.com

↑このニュースを受けて、世界のフェザー級戦線について。

 

WBA王者はマウリシオ・ララ(メキシコ)

ジョシュ・ウォーリントンをアップセットで破り、ララが世界に名を轟かせたのが2021年2月のこと。そこからちょうど2年がたった2023年2月、当時WBA王者だったリー・ウッド(イギリス)を7RTKOで破り、世界王者となりました。

この試合はウッドが非常に巧く戦い、タイトルを獲ったシュ・ツァン(中国)戦、マイケル・コンラン(アイルランド)戦に続いてのアップセットが見えてきたところでしたが結果的にはララのワンパンチの大逆転KO。

という試合内容だからなのか、ウッドは再戦を希望、ダイレクトリマッチが決まっています。

1発勝負ではなく、「2度目」があるボクシングにはあまり感心しませんが。

ちなみにこのララvsウッド2、立場を変えてのダイレクトリマッチの日程は5/27(日本時間5/28)、場所はイギリスのマンチェスター。

同日はIBF世界フェザー級タイトルマッチが、同じくイギリスの北アイルランドで行われます。

 

IBF王者はルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)

ということで同じくイギリスに渡るメキシコ人王者、ルイス・アルベルト・ロペス。2022年12月、当時のIBF王者、ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)を2-0の判定で降し、世界王者となりました。

こちらは終始互角の戦いであり、ドローもあり得た位の内容ではありましたが、敵地どころか完全どアウェーの「リーズ・ウォリアー」ウォーリントンの地元リーズでの判定勝利はかなり大きい。

 

そして迎える挑戦者は、イギリスでも超大人気のアイルランド人、マイケル・コンラン。

激闘型のメキシカン、ロペスとコンランでは、スタイル的にコンランが優位のようにも思います。しかし、コンランは前半こそ非常に速く、強いですが、後半になるとやや失速したり、思わぬ反撃を受けたりするイメージもあります。

非常にアグレッシブなロペスが、序盤を何とかやり過ごし、12Rにわたり攻め続ける事ができればチャンスは大いにあるはずです。

果たして、大スター・コンランは、初黒星となったウッド戦を乗り越える事ができるのか。

ちなみにこの試合の勝者に阿部麗也(KG大和)が挑む事になりますね。阿部はイギリス視察に行かないのでしょうか。

ロペスが勝ってくれたほうが、阿部にとってはやりやすいかもしれません。

 

WBC王者

WBC王者は、ブランドン・フィゲロア(アメリカ)。このフィゲロアは暫定王者で、本当は正規王者にレイ・バルガス(メキシコ)がいます。

フィゲロアは2023年3月、マーク・マグサヨ(フィリピン)との暫定王座決定戦を制して2階級制覇。フェザー級に上がってもかわらないタフネスとスタミナ頼みのボクシング、とんでもないカウンターを受けても男前顔で返すフィゲロアは、本当に謎すぎるボクサーです。

はっきり言って、このフィゲロアとやりたいと思うボクサーは本当に少ないでしょう。

なので、おそらく正規王者レイ・バルガスはなんだかんだと理由をつけてやらない方向に持っていく、果ては返上してフィゲロアが正規王者に繰り上がる、と思っています。

 

なので、WBC世界フェザー級王者はフィゲロアです。たぶん。

一応、レイ・バルガスは2022年7月にマーク・マグサヨを破ってフェザー級を制し、2階級制覇。その半年後の2023年2月に3階級制覇を狙って王座決定戦に出場も、オーシャキール・フォスター(アメリカ)に初黒星となる判定負けを喫しています。

もしバルガスがフィゲロアとの団体内王座統一戦を受けるのならば、しっかりとフィゲロアにハートブレイクしてもらいたい。

 

WBO王者はロベイシー・ラミレス(キューバ)

ロンドン五輪、リオ五輪で連続金メダルという偉業を成し遂げ、プロ転向後は初戦でコケるもその後は順調に勝ち上がり、2023年4月にアイザック・ドグボエ(イギリス)との王座決定戦を経て世界初戴冠を果たしたロベイシー・ラミレス。

初防衛戦は、Leminoのビッグマネーにより来日してくれるというのは本当にありがたい事ですね。そして、そのまま日本にベルトを置いて返ってもらいたいものです。

初防衛戦の相手は清水聡、こちらはロンドン五輪の銅メダリストなので、メダリスト対決となります。

ラミレスの目標地点は「世界王者になる」ということだけではないでしょうから、きっと下位ランカーである清水との初防衛戦にも油断や慢心はないはず。ただ、清水も待ちに待ったチャンス、ほぼ間違いなく最初で最後のチャンス。奇跡を期待したい。

 

フェザー級は「大激動期間」

ということで、

2022年12月 ルイス・アルベルト・ロペス(0)

2023年2月 マウリシオ・ララ(0)

2023年3月 ブランドン・フィゲロア(0)

2023年4月 ロベイシー・ラミレス(0)
※()は防衛回数

と、新王者誕生にわくフェザー級。ちなみにレイ・バルガスは2022年7月に戴冠していますが、初防衛戦を行っていません。

新米王者だらけのフェザー級は、今、大激動の時代を迎えていると言って良いでしょう。

まず、この王者たちの中で誰が抜け出すのか、いや、まだまだ王座交代劇が起こりそうな予感もあります。

来る5月、7月に王座は交代するのか、そしてWBCの王座統一戦は実現するのか。

今年、少なくとも2人の日本人ボクサーが世界に挑む、フェザー級。

2023年、目の離せない階級ですね。

 

 

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