信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

6/29(木)フェニックスバトル!どうなるニッポンのスーパーバンタム!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

さて、日々が忙しすぎてプレビュー記事も観戦記も書けません。

が、なんとLeminoに追っかけ再生機能が実装されていたのと、アーカイブもすぐ見れるようになっていたので、変な時間からではありましたがセミファイナルとメインイベントを視聴できました。といってもながら見ですが。

Lemino、がんばってくれていますね。

この数々の無料配信と、7/25(火)のフルトンvs井上、アーカイブも残してくれるなら本当に嬉しい。

ということで今後Leminoは応援していきましょう。

6/29(木)フェニックスバトル

日本スーパーバンタム級王座決定戦

下町俊貴(グリーンツダ)vs大湾硫斗(志成)

非常に評価が高く、若い両者の日本王座決定戦。戦前の予想としては、やはり実績に勝る下町の有利予想だったと思います。

ただ、大湾硫斗というボクサーはスパーリングが非常に強いことでも有名で、逆に言うと本番で力を出し切れていないボクサー。このことはつまり、なにか歯車が噛み合いさえすればその実力をいかんなく発揮できる可能性があり、大化けする可能性を秘めている、とも言えます。

試合としては、非常にヒリヒリとした中間距離の戦いであり、互いの長めのパンチを当てるという展開。この展開では、下町の左ストレートに分があったのは事実ではあるものの、大湾のパンチもよく当たっており、見た感じ効かせたタイミングもあったのではないかと思います。

 

目を引いたのは下町のディフェンス技術であり、その空間把握の能力と、更に上体の動きをつかったディフェンスは本当に素晴らしかった。

ただ、大湾にとっても勝ち目がなかった戦いではない、とも感じ、この大湾の明日の覚醒にまだまだ期待できそうですね。

勝利した下町は見事のひとことで、前述の通り、しっかりと距離を把握した上でキレのある左ストレートをヒットするというボクシングは、誰にとっても「嫌な」ボクシング。この王者を崩すのは、難しそう。

WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ

中嶋一輝(大橋)vsTJドへニー(アイルランド)

2021年10月、栗原慶太(一力)に初黒星を喫してからというもの4連続KO勝利でWBOアジアパシフィックタイトルを獲得、充実のキャリアを歩む中嶋一輝。

ここでTJドへニーというのは、陣営としてはある種のチャレンジマッチなのかもしれませんが、ドヘニーは落ち目に傾いているボクサーともいえ、ここは勝ってくれるだろう、とタカをくくっていたのは彼のファンだけでなく、ボクシングファン全体だったように思います。

ただ、初回からドヘニーは初回からなかなか切れ味鋭い動きをみせ、「Power」というニックネームよろしくの攻撃的ボクシングを展開してきます。かつて岩佐と戦った時のドへニーは、「Power」からは程遠かったですが、高橋竜平戦ではそれを感じましたし、今回も一瞬で距離を詰めてオーバーハンドを振るう姿にはやはりパワーを感じます。

 

岩佐戦、ドヘニーが大したボクサーに見えなかったのは、やはり岩佐の力が大きかったのかもしれません。

ドへニーはステップを踏みながらいくぞ、いくぞとフェイントをかけつつ、中嶋がジャブを打てばスウェー。これが非常にギリギリでかわすスウェーバックで、やはりこのボクサーは巧い。

中嶋も自分のリズムをキープしつつ上手く戦っていましたが、4R、ドヘニーの左オーバーハンドを喰らって効かされ、その後連打でダウンを奪われます。

その後立ち上がったドへニーは連打で中嶋を捕まえ、中嶋は2度目のダウン。立ち上がった中嶋でしたが、レフェリーがストップ。

中嶋は通常、右ガードをかなり低く構えるので、ドヘニーからすると左のオーバーハンドを振るいやすかったのではないでしょうか。

そして、ドへニーの連打で中嶋が固まってしまうのも良くなかったところで、中嶋のガードの空いているところを狙える流石のパンチアングルとキャリア。

これは日本のボクシングファンからすると非常に残念な結果でした。

日本のスーパーバンタム

フルトンvs井上が頂上決戦、というスーパーバンタム級。

ここに続く日本のスーパーバンタムも、非常にアツい。

まずは新たな日本王者である下町、そして新たなWBOアジアパシフィック王者となったTJドへニーを超えていかねば、世界の頂点にはたどり着きません。

そういえばアイルランド人のドへニーがなぜWBOアジアパシフィックタイトルに挑めたのか、というのは、オーストラリア在住だからのようですね。知らなんだ。

ということでドヘニーはまた日本に来てくれると思うので、どの日本人ボクサーがドヘニー退治を成し遂げてくれるのかも期待しましょう。

この階級の日本人ボクサーを見渡すと、もちろん筆頭は亀田和毅(TMK)となりますね。次戦ではWBAのファイナルエリミネーターとしてムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦が濃厚です。

この階級のOPBF王者は武居由樹(大橋)ではありますが、7/25(火)、フルトンvs井上のアンダーカードでバンタムに近いウェイトでの試合、この試合のパフォーマンスが散々でない限りは今後バンタム級に転級でしょう。

 

あとは何せ、日本ランキングが面白い。

トップコンテンダーは石井渡士也(REBOOT.IBA)。本来下町と戦うはずだった石井は、怪我で離脱のあともランキング1位をキープ、規定では下町は次戦で指名戦となりますので、この石井戦というのが規定路線。

下町の今日のパフォーマンスを見せられると、石井を相手にしても優位という予想となりそうですが、これは楽しみな一戦ですね。

日本ランキング上位にいる「ゾンビ」田村亮一(JBスポーツ)は世界に駆け上がれるボクサーではないかもしれませんが、誰がやっても嫌なボクサーであり、ゲートキーパー的存在にもなりそうな感じもありますし、復帰以降乗りに乗っている中川麦茶(一力)も非常に良い味を出しています。

和氣慎吾(FLARE山上)も7月に復帰予定であり、これらのベテラン勢がまだまだ力を残していることは今後が盛り上がる一つの要因となっています。

若手も非常に元気であり、下町や石井はもちろんのこと、大湾にもまだまだ期待できるし、那須川天心(帝拳)だっています。

さらに池側純(角海老宝石)、福井勝也(帝拳)といったアマキャリア豊富な無敗のボクサー、そして叩き上げでも福永宇宙(黒潮)。ユース王者の津川龍也(ミツキ)も素晴らしいボクサーです。

これらのボクサーたちは、(少し気が早いですが)井上尚弥後のスーパーバンタム級の覇権を握る可能性もある、というボクサーたち。

その前に、日本のスーパーバンタム級でトップを取らなければいけませんが、その戦いはもう、始まっていますね。

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