信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

途切れたスーパーファイトの流れ。デビン・ヘイニーはレジス・プログレイスに挑戦か。

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「スーパーファイト」が決まることは、そうそうありません。

こと無敗のスター同士のスーパーファイトに至ってはその実現可能性が非常に低いわけですが、今年はなんとタンク・デービスvsライアン・ガルシア、スティーブン・フルトンvs井上尚弥、そしてエロール・スペンスJr.vsテレンス・クロフォードといったスーパーファイトが続々、このままボクシング界全体の流れも変わるのでは?と期待させるマッチアップが続きました。

↓興行規模は最もでかい、タンクvsガルシア

boxingcafe.hatenablog.com

↓日本では今後も軽量級スーパーファイトを期待

boxingcafe.hatenablog.com

 

↓文句なしの格

boxingcafe.hatenablog.com

しかし、その流れは絶たれ、噂の「無敗同士のスーパーファイト」はご破産。

それでも、その後に残ったものも「スーパーファイト」と呼べる興味深いマッチアップです。

ということで今回のブログは、ライト級王座の行方について。

デビン・ヘイニーはスーパーライト級挑戦!

boxingcafe.hatenablog.com

 

ということで前置きが長くなりましたが、この記事は世界ライト級4団体統一王者、デビン・ヘイニーと彼の周りのエトセトラ。

ヘイニーは世界ライト級のUndisputedチャンプであり、WBC世界ライト級の指名挑戦権を持つシャクール・スティーブンソンから熱烈なオファーを受けていました。

というか指名挑戦者なんだからWBCが指令すれば良いし、受けなければ剥奪で良いのですが、ここでWBCはいつもの忖度を発動、結果的にヘイニーの要望を通すことが濃厚、との報です。

あくまでも正式発表ではないようですが、ヘイニーはWBC世界スーパーライト級王者、レジス・プログレイスへの王座挑戦を希望。これをWBCが承認する流れだそうです

www.boxingscene.com

 

この戦いは、条件面が折り合えば11月開催とのことなので、ステータスは「対戦合意」。

勿論、レジス・プログレイスvsデビン・ヘイニーというのは大変興味深いマッチアップであり、プログレイスは今やかつて敗北を喫したジョシュ・テイラーを評価の上では抜き去っているでしょう。前戦はちょっとアレだったですけど。

このスーパーライト級も非常に面白い階級であり、結局リングに残るWBO王者テオフィモ・ロペス、IBF王者にはパンチャー、サブリエル・マティアス、WBC王者はプログレイスでWBA王者誰だっけ?と思ったらロランド・ロメロ。

他にも元王者のホセ・ラミレスやテオフィモと互角だったサンドール・マーティンらが控えるほか、アーノルド・バルボサJr、ゲイリー・アントワン・ラッセル、ショージャホン・エルガシェフといった無敗プロスペクトたちが名を連ねるスーパーライト級。この記事には直接関係ないけどこの中で平岡アンディって戦えるのか?と不安になりますね。

 

まあまあ、ともあれこの中にデビン・ヘイニーが殴り込みをかけるのなら、それは止めはしません。が、問題なのはライト級王座を保持したままの挑戦である、ということです。

返上してください。

やらないなら、WBCは剥奪すべきでしょう。

なぜヘイニーはライト級王座を保持したままなのか

まあ、全然意味がわかりません。

以前からヘイニーは「ライト級限界」説があり、スーパーライト級に階級を上げるのは時間の問題と思われていました。

まだ若く、身体も大きくなっているであろうヘイニー、純粋にスーパーライト級への転級であれば「限界だったんだなー」で済んだ話なのですが。

ヘイニーはプログレイス挑戦のあと、階級を選択するとのこと。ということは、「ライト級でもできるけどスーパーライト級のときのパフォーマンスはどうだろうか」みたいなマッチアップだということだと思います。

 

だったらライト級でシャクールと戦え、というのが私の思うところ。スーパーライトはその後で良い。

これはある種、(言いたくはないが)「シャクールから逃げた」と言われても仕方のないところなのではないでしょうか。

不憫なシャクール

さて、不憫なのはシャクール・スティーブンソン。ここのところのシャクールは、目に見えて力強さを増し、アグレッシブさを持ち、「塩」なんて呼べないボクサーになってきていると思われます。まるで、フロイド・メイウェザーとは逆のキャリアアップ。

テレンス・クロフォードの素晴らしいパフォーマンスを見て、「よし俺も」となっている気持ちだったとは思いますが、無敗同士のスーパーファイトは実現しなさそうで、これは残念ですね。

ただし、そんなシャクールのことを憂いてなのか、WBCはヘイニーを休養王者に認定し(もう一度言うと、剥奪で良いんですけど)、WBC世界ライト級王座決定戦としてシャクール・スティーブンソンvsワシル・ロマチェンコをオーダー。これはシャクールの溜飲も少しは下がったのかもしれません。

 

シャクールvsロマチェンコも非常に注目度の高い一戦となりそうです。

ただ、すでに凋落期に入っているロマチェンコが相手では、大注目ファイトではあっても「スーパーファイト」とはなり得ません。両者ともにトップランク所属のボクサー、この戦いに障壁はありませんから、プログレイスvsヘイニーがまとまり次第、こちらもすぐさま(もしかすると追い越して)正式発表があるのでしょう。

いずれにせよ、シャクールはここで確実に勝っておかなければいけませんが。

途切れた流れ、それでも

そんなわけで、「無敗スター同士の対決」の流れは一旦ここで途切れます。

一体全体ヘイニーはライト級ウェイトを作るのは限界なのか、どうなのか。

ヘイニーは元々パワーパンチャーでもフィジカル、タフネスを持っているわけでなく、純粋に当てさせない、距離を支配する、マイペースで判定勝ちできるボクサーなので、たとえ上の階級に上がったとしても階級の壁は感じにくいボクサーのはず。

 

テイラー戦以後、好調のプログレイス(前戦は置いといてw)ですが、おそらくオッズ優位はヘイニーとなるでしょうから、プログレイスはアップセットを起こせるか、という戦い。

そしてヘイニーがいなくなるであろうライト級では、シャクールvsロマチェンコを皮切りに、王座決定戦が次々と組まれていくのかもしれません。

それはそれで、ライト級がまた盛り上がります。

ということで、無敗のスター同士のスーパーファイトの流れが途切れても、世界にはまだまだたくさんのスーパーファイトが生まれてくる可能性があります。

この層の厚さこそ、ボクシングファンで良かったと思える瞬間ですね。

そういえば、ここのところ折角入れていただいたコメントに対して、返せていなくてごめんなさい。ちょっとコメント返信の数分間の時間がなかなか取れないので、ご容赦ください。

 

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