信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】9/22(金)DANGAN!注目は日本SF級TM、高山涼深vs村地翼!!

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スーパーフライ級は、常に大激戦階級。

これまで数年にわたり君臨してきた4強は崩れ始めていますが、未だこの階級で最も足跡を残しているのはWBC王者ファン・フランシス・エストラーダ(メキシコ)。

そのエストラーダに挑むのが4階級制覇王者、WBA王者の井岡一翔(志成)であり、この戦いが年末に行われる、というのはほぼ確実でしょう。

そこにWBO王者中谷潤人(M.T)が現れ、エストラーダに大善戦したアルジ・コルテス(メキシコ)に完勝して統一戦をアピール、それに呼応してIBF王者、フェルナンド・マルティネス(メキシコ)も中谷との統一戦をSNSでアピールしています。

他にもローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、カルロス・クアドラス(メキシコ)、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)、ドニー・ニエテス(フィリピン)、アンドリュー・マロニー(オーストラリア)といった元王者たちや、デビッド・クエラー(メキシコ)、KJカタラハ(フィリピン)といった無敗のプロスペクト、そして田中恒成(畑中)、中川健太(三迫)といった日本の雄が名を連ねるこの階級は、アジア、中南米といった比較的身体の小さいボクサーたちがその王座を狙っている階級です。

 

 

 

さて、そんなスーパーフライ級で、上に挙げたボクサーたちは世界王者予備軍、と言って差し支えないカテゴリーですが、そのカテゴリーに入ろうとするボクサーがDANGAN興行に登場します。9/22(金)に行われる日本スーパーフライ級タイトルマッチ、高山深涼(ワタナベ)vs村地翼(駿河男児)がまさにそれです。

ということで今回のブログは、高山vs村地をセミファイナルに据える、DANGAN興行のプレビュー記事。

9/22(金)DANGAN

フライ級10回戦

京口紘人(ワタナベ)17勝(11KO)1敗

vs

ジャーベン・ママ(フィリピン)13勝(7KO)3敗1分

長い前置きに反しますが、メインはこの試合。

元世界2階級制覇王者、京口紘人のフライ級2戦目です。

ミニマム級から全勝でライトフライ級を制し、リングマガジン王座まで獲得していた京口紘人ですが、2022年11月、寺地拳四朗(BMB)との王座統一戦で7RTKO負けで初黒星。

相手が悪かった、といえばそれまでなのですが、5Rにはダウンを奪われたあと、攻め疲れた拳四朗を追い詰め、あわや大逆転を演出しかけたことはファンを熱狂させた展開で、負けて尚強しを印象づけました。

 

 

 

2023年5月、再起とともにフライ級に転級、初戦はフルマークの判定勝利。

非常に慎重な立ち上がりから、いつも通りのボクシング、圧倒しつつもダウンシーンは無し。再起戦、フライ級初戦を差し置いても、一つのダウンくらいは奪ってほしかった、というのがファンとしての本音ではありますが、3階級目ともなると階級の壁に阻まれてもおかしくはありません。

元々パワー、というよりも連打で仕留めるタイプの京口ですが、階級を上げることで相手の耐久力も上がり、いつもの小気味良いテンポの連打で相手の動きが止まらない、なんてことはあるのかもしれません。

それでも、今回の試合で元2階級制覇王者に求められるものは、圧勝であることは勿論のこと、やはりノックアウト勝利です。

きれいに倒す必要はないかもしれませんが、最悪でもストップ勝利を掴み取ってもらいたい。

対戦相手のジャーベン・ママは、サニー・エドワーズ(イギリス)へ挑戦したジェイソン・ママ(田中恒成のスパーリングパートナーとしての来日経験もあり)の兄弟。ふたりとも26歳なので双子か?

ここ4戦は対戦相手の質が上がったような印象で1勝3敗と奮わず、京口の敵ではないはずです。ここは京口にはスカ勝ちして、興行を締めくくってもらいたいものですね。

 

 

 

日本スーパーフライ級タイトルマッチ

高山涼深(ワタナベ)6勝(5KO)無敗

vs

村地翼(駿河男児)10勝(3KO)1敗1分

さて、セミファイナルは注目のマッチアップ。ネームバリュー的に京口にメインを譲ったものの、マッチアップとしては当然、こちらが最注目です。

2019年にプロデビューした高山は、我々世代に「記憶に残る」ボクサーである渡辺雄二の甥っ子。練馬のタイソン、伯父の渡辺はプロ7戦目で日本タイトルを獲得しましたが、高山は6戦で獲得、とかく伯父譲りの倒しっぷりはなかなか見事なものです。

勝手な想像ですが、やはり私も含めてオジさん連中はこの高山に渡辺雄二の姿を重ね、世界に届かなかった渡辺の分まで応援してしまうのではないでしょうか。

渡辺雄二の話をもう少しさせてもらうと、7戦目、赤城武幸をまさかの2RでKOして日本タイトルを獲得した渡辺は、わずか11戦目でヘナロ・エルナンデス(プエルトリコ)の持つ世界タイトルに挑戦しています。

 

 

 

赤城戦で世代交代を印象付け、超新星現る、という感じでしたが、のちの歴史を見れば完全に時期尚早な世界挑戦でもありました。渡辺はその後、1997年にもウィルフレド・バスケス(プエルトリコ)に挑戦も5RKO負け。いずれも挑んだ王者は非常に強い王者でした。(弱い王者なんていないけど。)

ともあれ、高山には同じ轍を踏まず、じっくりと行ってほしい。

ここまでの高山は、A級に上がってすぐに大橋哲朗(真正)を倒して日本スーパーフライ級ユース王座を獲得、その後富岡浩介(REBOOT.IBA)を初回TKO、のちのOPBFバンタム級王者、千葉開(横浜光)を判定で退け、2023年6月に川浦龍生(三迫)に4RTKO勝利して日本王座を初戴冠。

軽量級ながらも「ロマン砲」を持つボクサーであり、テクニシャンである川浦も前半に捕まえ、KO勝利を挙げているあたり、今回もKO勝利が期待される一戦ですね。

ここから日本タイトルの防衛戦をしっかりとこなし、世界ランキングを上げられるだけ上げて、世界挑戦を成し遂げてほしいものですね。

さて、そんな高山に挑むのが、駿河男児ジム期待の村地翼。

2018年プロデビュー野村血は、駿河男児ジムの看板を背負い、デビューからわずか5戦目でWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座決定戦に出場。

 

 

 

しかしフローイラン・サルダール(フィリピン)を相手に8RTKO負け、初黒星を喫しました。この戦いも、時期尚早と言って良かったかもしれません。

その後は国内の実力者を相手にしっかりとキャリアを積んだ村地は、一つの引き分けを挟んで4連勝。苦しい試合もありましたが、この経験はきっと糧になっているのでしょう。

判定で勝ち切るタイプの村地は、2022年WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座決定戦に出場、ウィルベルト・ベロンド(フィリピン)を相手に判定勝利を飾り、タイトルを初戴冠。その後まもなく返上し、日本タイトルへの狙いを定めた村地は、今度も実力者、近藤冬真(蟹江)を降して今回の一戦につなげています。

初黒星以降、順当に勝利を重ねている村地は、この強い王者をアウトボックスして、諸々苦労続きのジムへの恩返しができるのか。

いずれにしろ、注目の一戦ですね。

 

 

 

その他のアンダーカード

セミセミには丸田陽七太(森岡)がリング復帰。阿部麗也(KG大和)戦からの復帰戦で、2階級あげてライト級戦ですね。相手は6勝5敗のタイ人、まあ問題はないでしょう。

その前のスーパーライト級8回戦、関根幸太朗(ワタナベ)vs兒玉麗司(三迫)は注目の若武者対決。佐々木尽(八王子中屋)とドローを演じた関根は、その後もKO勝利を続けるも佐々木ほどのインパクトは残せていません。これは単にワタナベジムのマッチメイク具合、というふうに感じてしまうのは私だけでしょうか。

関根幸太朗は新人王トーナメントから圧倒的に勝ち上がり、日本ではもっと上に位置していてもおかしくないボクサー。本来であれば、もっと海外で冒険してもらいたい、と思うのですが、ワタナベジムは非常に慎重派というかなんというか、歯がゆいマッチメイクが多いのでそこを心配しています。さて、対戦相手の兒玉も2020年の東日本新人王。このコロナ真っ盛りのときの全日本新人王決定戦では、直前でPCR検査で陽性、無症状なのに試合に出られなかった、という苦い経験をしています。

その後は順当に6回戦で2つの勝利を挙げ、A級初戦で当時7勝7KO無敗という元トップアマ、高橋拓磨(志成)を8RTKOで撃破。この勢いを駆って関根を喰えば、一気に勢力図が変わるというほどの戦いです。

これはアツい戦いが起きそうで、見逃せません。

 

 

 

配信

この興行は、ABEMAで18:00〜無料配信。

ABEMAはライブ配信が無料ですが、アーカイブ視聴はできません。ですが有料のABEMAプレミアムに入っておくと、アーカイブでも視聴ができるので、非常に便利。

DANGAN興行はライブ視聴で問題ないと思いますが、3150FIGHTは無駄なイベントが多く、はっきり言って飛ばし見たいので、はっきり言ってアーカイブ視聴は必須です。

10/7(土)の3150FIGHTは世界戦が2つあり、その分イベントも凝っている可能性があるので、この機会にABEMAプレミアムに入会しておきましょう。

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