信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

wowow DAZN

高山勝成、WBO王者エルウィン・ソトに挑戦。躍動するライトフライ級戦線、制するのは誰だ。

ムザラネvsエドワーズ、DAZNスペインで観れるという情報でしたが。。。

今日、仕事から帰ってアーカイブ視聴をしようと(情報遮断までして)DAZNスペインを開きましたが、残っておらず。 

翻訳すると「 Mthalane-Edwardsが表示されないのはなぜですか?」と言っているようです。結局見れなかったんですね。。。

私の情報をアテにしてくれた方、本当に申し訳ありませんでした。

さて、気を取り直して先週末。WBC世界ライトフライ級タイトルマッチが開催され、安定王者・寺地拳四朗(BMB)が挑戦者・久田哲也(ハラダ)を寄せ付けず、結果的には圧勝で防衛、V8。

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本来であれば、昨年中にはV10に達し、2021年はいよいよV13へのチャレンジをかけた一年となるはずでした。

しかし、昨年発生したコロナショック、そして自身の不祥事により、なかなか防衛戦を行うことができず、ようやく先週末、8度目の防衛を成功させました。

終わってみれば予想通りの結果だったものの、拳四朗は序盤の動きが非常に硬く、距離をとってのいつも通りのボクシングを心がけるものの、ポイントは久田に流れていましたね。それでも見事なカウンターでダウンを奪ってからは足捌き、身体捌き共に軽快となり、中盤〜終盤にかけては自分のボクシングを貫き通しての完勝。

これもタラ、レバですが、あの日の拳四朗なら、序盤、久田が前半勝負で前進していたら、何かが起こったかもしれません。

拳四朗は、あの序盤のガチガチの動きからのリカバリーはさすがでしたし、久田の頑張りもものすごかった。とにかく素晴らしい一線でしたね。

 

拳四朗は、その強さの反面、これまでもなかなか人気は出ませんでした。 それに加え、今回の泥酔騒動により、離れてしまったファンも多いかもしれません。

しかし、ここからV13超えを目指す拳四朗は、順当に行けばそれも十分可能かと思われますし、ここから気持ちを入れ替えて、記録だけでなく記憶にも残る名王者となってもらいたいですね。

そしてこの階級は、5/8(日本時間5/9)、世界的スター・カネロの前座で高山勝成がWBO王者のエルウィン・ソトに挑戦することが発表されています。

さて、今回のブログでは、一つの因縁に決着がつき、次の戦いが待っている、そんなライトフライ級戦線について書いていきたいと思います。

↓拳四朗vs久田のタイトルマッチ、観戦記! 

boxingcafe.hatenablog.com

 

WBC世界王者

寺地拳四朗(BMB)18勝(10KO)無敗

前述の通り、久田哲也を退けた拳四朗。今年中にもう一戦したいという希望だそうなので、今のところはやはり日本人ランカーが候補でしょう。

WBCランキングでは、上位に日本王者、矢吹正道(緑)がおり、さらにこの矢吹はかねてから拳四朗への挑戦を公に希望しています。

日本ランカーからすると、早いところ世界挑戦を決めて、日本王座からいなくなってほしいと思われているであろう矢吹は、以前誰かのYoutubeチャンネルでも親交のある京口に挑むよりも、拳四朗の方が挑みやすい、と言っています。

拳四朗は、誰が相手でもあまり気にしていない様子です。

これは決まらないわけがない、今年中に激突必至の一戦は、もし決まらなければどちらかの陣営の、誰かがNoを出した、ということになると思います。

WBCのランカーを見てみると、世界挑戦圏内につけているのは三迫ジムの堀川謙一。この堀川は、拳四朗と既に対戦経験もあり、さらに現在は同門のようなものなので、拳四朗への挑戦はないでしょうね。

 

WBAスーパー王者

京口紘人(ワタナベ)15勝(10KO)無敗

世界2階級制覇王者にして、WBAの第一王者、京口は、前戦でアメリカデビュー。アメリカデビュー戦の幕切れはあっけないものでしたが、まずはストップ勝ちでこの一戦を飾れたことは良かったです。

京口は、マッチルームと契約、WBO王者のエルウィン・ソト(メキシコ)との一戦がクローズアップされます。

ただ、個人的には次戦は待たせてしまった挑戦者、タノンサック・シムシー(タイ)の挑戦を受けてもらいたいですね。

とはいえ、このコロナ禍で、外国人の日本への渡航は制限されており、このシムシー戦をアメリカで、とはいかないと思うので、次戦も京口がアメリカで戦うのであれば、待たされるのは致し方ないのかもしれません。ちょっとシムシーはかわいそうです。

ちなみに、以前はこのWBAランクに復帰した高山勝成(寝屋川石田)から挑戦状を出されていましたが、高山はソトに挑むことになったので、この話は消滅してしまいましたね。

 

WBAレギュラー王者

カルロス・カニサレス(ベネズエラ)22勝(17KO)1分

2016年、かつて最強の挑戦者として田口良一に挑んだカニサレス。あれから4年、見事世界王者となり、無敗を守っています。

防衛戦では元オリンピアンのトップアマ、ルー・ビンを退け、元フライ級世界王者の木村翔をアウトボックス。攻撃的なファイターだと思われていたカニサレス、木村戦では引き出しの多さを見せましたね。

そんなカニサレスは、2019年5月の木村戦からもう2年のブランク。2020年12月に防衛戦の予定でしたが、挑戦者がウェイトオーバー、試合は中止となってしまいました。

その後、音沙汰が聞こえてきませんが、どうなるんでしょうね。カニサレスはかなり強い王者ですが、レギュラー王者のため他の王者との統一戦ができません。淡々と防衛戦をこなしていくしかないのでしょうか。。。

このカニサレスこそ、他団体の王者との絡みが見たいですね。

 

IBF王者

フェリックス・アルバラード(ニカラグア)36勝(31KO)2敗

こちらも2013年に井岡一翔に挑んだときは、非常に前評判の高いボクサーでした。井岡戦で敗戦ののち、1階級上のフライ級でファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)にも敗北、連敗を喫してしまいました。

しかしその後這い上がったアルバラードは、2018年にIBF王座を獲得、ここまで2度の防衛に成功しています。

前戦が2021年1月、久々のリング登場で2度のダウンを奪い10RTKO勝利と良い勝ち方をしたアルバラードは、他団体王者との統一戦を模索しているそうです。

一時、寺地拳四朗との統一戦が決まりましたが、アルバラードがデング熱にかかり、ご破産。仕切り直して統一戦をしてもらいたいですが、いかんせんこのコロナ禍の中で日本に来るのは(2週間の隔離というのがあるため)ハードルが高い。挑戦者であればそれも厭わない、というボクサーはいるでしょうが、王者同士の統一戦というとさすがに二の足を踏むでしょうね。

かといって拳四朗が海外で戦うか、というとそれも可能性は薄そうです。

可能なのは、京口、もしくはソトvs高山の勝者、ということかもしれません。

 

WBO王者

エルウィン・ソト(メキシコ)18勝(12KO)1敗

2019年、突如として現れた若き王者、ソト。唯一の1敗は、キャリア初期(3戦目)に喫したものであり、そこからは16連勝。

そこまで田中恒成(畑中)にしか敗れていなかった当時のWBO王者、アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)を最終回でノックアウトして王座初戴冠となったこのシンデレラ・ボーイは、苦闘の初防衛戦を経て、V2戦でも判定勝利。

まだ24歳と若く、伸びしろ十分ではありますが、果たして歴戦の雄・高山勝成を退ける事ができるのでしょうか。

高山は巧く、狡猾で、ファイティングスピリットがあるボクサーです。加えて、勝負所をよく心得ており、前戦では小西伶弥に対してアウトボックスを選択する等、アマチュアボクシングを経験することで更に引き出しが増え、この年齢(もうすぐ38歳!)にして、総合的に強くなった印象さえあります。

カネロvsサンダースの前座で行われるこのソトvs高山、おそらく現地のオッズはソト優位と出るのでしょうが、高山のキャリアをよく知っている我々からすれば、大きな期待の持てる一戦ではないでしょうか。

ソトは若く、一発を持っていますが、それこそが高山が付け入る隙であるはずです。正直、ソト相手であれば高山に多くのチャンスがあり、ここは踏ん張りどころ、寝屋川石田ジムの大きな大きな挑戦が実る瞬間を、60,000人の観衆の前でお披露目できるのかもしれません。

 

世界ランカーたち

ということで、王者たちはそれぞれ、統一戦を模索している状況にあります。

拳四朗は長期防衛の日本記録(V13)更新を狙う道程において、統一していきたいと語りますし、京口・ソトは統一戦をするためにマッチルームと契約に至ったと言っても良いでしょう。アルバラードも兼ねてから統一志向であり、拳四朗との一戦が流れてしまったのは非常に残念でしたが、ともに勝ち続ければいつかそのチャンスも来るでしょう。

唯一謎なのはカニサレス。。。

とはいえ、王者たちはそれぞれの防衛戦もこなさなければなりません。

このライトフライ級には注目ボクサーもまだまだいます。

ライトフライ級は、昔から日本人ボクサーが活躍した階級です。世界的に見れば多いとは言えないこの階級のボクサーを排出するのは、日本をはじめとした東アジア、そして中南米。

現在、日本王者である矢吹正道(緑)を筆頭に、OPBF王者である堀川謙一(三迫)、WBOアジアパシフィック王者である加納陸(大成)といった地域タイトルを持つボクサーはそれぞれ世界挑戦圏内にランクイン。

 

特に上位につける矢吹は、日本国内で相手もおらず、世界挑戦しか道が残されていない状況です。

本当は矢吹にはアルバラードやカニサレスに挑んでもらい、かつてのようにこの階級の王座を日本人ボクサーが独占する状況を作り出してもらいたいような気もしますが、現在の状況では難しいのでしょうね。

この矢吹に2018年に勝利した、ダニエル・マテヨン(キューバ)は現在WBAの暫定王者。矢吹戦では後半失速、矢吹のコンディションを考えても再戦、12Rの対戦であれば矢吹はリベンジできるのではないか。。。と密かに思っています。

そして、ライトフライ級で脅威のランカーといえばジェシー・ロドリゲス(アメリカ)。12戦全勝(8KO)というこのプロスペクトは、帝拳プロモーションと契約しています。WBA世界スーパーフライ級王者、ジョシュア・フランコ(アメリカ)の実弟とのことです。

 

アメリカで珍しい軽量級のプロスペクトですが、このボクサーは非常に良いボクシングをしますね。21歳という若さですが、既に世界上位ランカー。はやくも王者たちを脅かす存在となってきています。日本人王者たちとの対戦も楽しみです。

そして、先日のIBFのエリミネーターで勝利したシベナチ・ノンシンガ(南アフリカ)。10戦全勝(9KO)無敗のこのボクサーも注目です。やはり南アフリカの黒人ボクサーらしく、その身体能力は秀で、反射神経、一瞬のスピードは目をみはるものがあります。

非常に攻撃力があり、ワイルドでエキサイティング。ただ、前戦(唯一の判定勝利となったIBFのエリミネーター)では対戦相手のアラネタ相手にややディフェンシブなボクシング、最終ラウンドにダウンを奪われています。この一戦で、個人的評価はやや落ちました。

その一戦で負けてしまったクリスチャン・アラネタ(フィリピン/19勝15KO2敗)も、希望の持てるボクサー。こちらも非常にパワフルで、ハードパンチを持つノンシンガを相手に終始プレスをかけ続けていました。このアグレッシブなファイト、強いハートはフィリピン人ボクサーらしく、おもしろいボクサーです。私はこちらの方が好み。

 

WBOのトップコンテンダーに位置する、アルゼンチンのアグスティン・ガウト(15戦全勝10KO)も覚えておいた方が良いボクサーですね。上体を柔らかく使う、自由自在なボクサーで、つかみどころのないボクサー。

柔らかな上体の動きの他、ガードもしっかりとしており、そのディフェンス技術を元にしてアグレッシブなボクサー。この基本的技術レベルの高いボクサーは、既にWBO王者ソトを凌駕しているようにも見えます。

 

「ライトフライ級」という、108lbs、50kgにも満たない小さなボクサーたちは、具志堅用高の時代から我々を楽しませてくれる階級です。理由は、日本人ボクサーが世界に挑戦しやすい階級だから。

今もまた、隆盛を極める日本人のライトフライ級ボクサーたち。

まずは5/8(日本時間5/9)に予定されるWBO世界ライトフライ級タイトルマッチの結果を待って、ですが、日本人ボクサーがすべての団体の王者を独占する日も近い、そう感じています。

 

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