信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】なるか兄弟同時「正規」王者。パンヤvs重岡優大、バラダレスvs重岡銀次朗!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

10月に入りましたね。

今年も残すところあと3ヶ月、やり残しを掬っていきましょう。

ということで10月に入っての第一陣は、重岡兄弟による団体内世界王座統一戦からスタート。

10/7(土)、3150FIGHTでスタートする日本ボクシング界の2024年最終節は、ダブル世界タイトルマッチ。

おそらく日本では重岡兄弟の圧勝ムードではあるものの、タイ国を初めてでるチャンプはそんなに簡単な相手なのか。

ということで今回のブログは、10/7(土)に行われるW世界戦のプレビュー記事。

 

公開練習】10月7日(土)「3150FIGHT vol.7」重岡優大・銀次朗の重岡 兄弟がダブル世界王座統一戦へ臨む!(2023年9月30日)|BIGLOBEニュース

 

 

 

10/7(土)3150FIGHT

WBC世界ミニマム級王座統一戦

パンヤ・プラダブスリ(タイ)40勝(24KO)1敗

vs

重岡優大(ワタナベ)7勝(5KO)無敗

タイから出てこない王者、パンヤを引き摺り出した亀田ファウンダー、この正規王者に挑むは暫定王者の重岡優大。

優大は2019年にB級でプロデビュー、コロナ禍で1年以上のブランクを作ったこともありましたが、A級に上がってからは堀川龍(三迫)、小浦翼(E&Jカシアス)に勝利してそれぞれ日本ユース王座、WBOアジアパシフィック王座を獲得。WBOアジアパシフィック王座を一度防衛の後返上、日本王座決定戦に出場して仲島辰郎(平仲)を倒し、前戦でWBC世界ミニマム級暫定王座決定戦に出場してこれを獲得しています。

A級に上がってからタイトルマッチしかしていない、というのはやはりこのボクサーのポテンシャル、期待値の表れなのでしょうね。

前戦では本来パンヤに挑戦する予定でしたが、直前でパンヤがインフルエンザを罹患、WBC世界ミニマム級タイトルマッチをキャンセルしています。

代役としてウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)がリングに上がりましたが、まあ流石に調整不足、優大は7RKOで暫定王座を奪取しています。

非常にバランスの取れたボクサーで、しかもミニマム級にして非常にパワフル、穴は少ないと言っても良い重岡兄弟。その中でも、優大は弟に比べるとやや感情的になるところがあるような気がしていて、そこは今のところ唯一つける弱点と言って良いかもしれません。優大をイライラさせることができれば、パンヤに勝機が見えてくる、という意味です。

 

 

 

対してパンヤ・プラダブスリはすでに41戦のキャリアを持っており、リングネームはペッチマニー・CPフレッシュマート。タイのどこにでもいそうなリングネームですね。

プロデビューは2014年、2017年に黒星を喫していますが、これは中国の戦いであり、マジョリティ判定で惜敗しています。

タイトル獲得は2020年11月、当時の絶対王者、ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)、この王者に大金星を挙げての王座獲得は、本当に久々にミニマム級王座が動いた瞬間でした。

その後はこの王座を4度防衛していますが、そのうち1度はワンヘンとの再戦で、そのうち2度は田中教仁(三迫)を退けたもの、となかなか評価をしづらいものです。

パンヤは下がりながらでも戦える柔らかさを持ったボクサーで、このボクサーも非常にバランスが良い。ボディワークも良いのですが、ディフェンスが良いとは言えないので、優大がしっかりとコンパクトにボクシングをしていけば近接戦闘でも打ち勝つことができるはずです。

さらに、このパンヤは比較的クリーンに戦うタイプのボクサーかと思われるので、優大もイライラさせられることがなさそう、にも感じます。

なので優大にとっては相性的にも悪くはないと思いますから、ここはスカッと勝利して、この次はノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)とタイで戦ってほしい。

 

 

 

IBF世界ミニマム級王座統一戦

ダニエル・バラダレス(メキシコ)26勝(15KO)3敗1分1NC

vs

重岡銀次朗(ワタナベ)9勝(7KO)無敗1NC

こちらは兄・重岡優大の一戦よりも曰く付きの一戦で、今年1月の初戦はノーコンテスト。

これは銀次朗優勢の中、バラダレスが3Rに「首太」銀次朗の首にバッティング。それでなぜだか頭を痛めたバラダレスが試合続行不可能となり、ノーコンテスト。

これはスロー映像で見れば見るほど不可解な裁定でしたね。

多分銀次朗の首が太く、強すぎたことが原因なのでしょう。(そんなわけない)

まあ、そんなこんなでようやく決着がつく時が来たわけですが、この試合を年内にできたことは暁光でしょう。

正規王者、ダニエル・バラダレスは2014年にプロデビュー、キャリア初期に8回戦で初黒星。初タイトル戦は2020年2月で、ペドロ・タデュラン(フィリピン)を相手にテクニカルドロー、その後は何でもないボクサーを相手に2連敗。それでも2022年7月、レネ・マーク・クアルト(フィリピン)をスプリットの判定で破って世界初戴冠を果たしています。

そして初防衛戦で銀次朗と上記のNC、仕切り直しの初防衛戦で暫定王者となった銀次朗を迎える、というものです。

クアルトとの戦いもホーム・メキシコでの戦いであり、傍から見れば未だ王者として何も証明していないと言えるバラダレス。前戦で銀次朗との間の地力の差は明らか、と見られ、何かしらの秘策を持って臨むことが勝利への絶対条件と言えそうです。

 

 

 

対して重岡銀次朗、前述もしましたがこのボクサーは非常に能力が高く、冷静で、兄よりもより穴の少ないボクサーに思えます。2018年、兄より先にプロデビューした銀次朗は2019年にWBOアジアパシフィック王座を獲得、2022年には日本ミニマム級王座決定戦で仲島辰郎(平仲)を破って戴冠しています。

この日本王座を一度防衛後、バラダレスと戦いノーコンテスト、その3ヶ月後に前王者、レネ・マーク・クアルトをしっかりと倒し、IBF世界ミニマム級暫定王者となっています。

前戦が完全に参考になってしまうこの一戦は、怖いのは銀次朗の油断だけ、とも思えます。

前回の鬱憤を晴らすような戦いを期待したいものです。

尚、幸いにもこのミニマム級には、オスカー・コラーゾ(アメリカ)という、本場アメリカでも(ミニマム級としては異例の注目をされている)ボクサーがいます。ミニマム級ボクサーとして、名前を売るには絶好のタイミング。

優大でも銀次朗でも良いので、どこかでアメリカに乗り込んでこのコラーゾと雌雄を決してもらいたい。一人がアメリカで、一人がタイで勝つことによって、重岡兄弟の名前は世界に広まる可能性があります。日本で戦っていては、この階級ではなかなか知名度も上がらなければファイトマネーも頭打ち、でしょう。

 

 

 

IBF世界フェザー級次期挑戦者決定戦

亀田和毅(TMK)40勝(22KO)3敗

vs

レラト・ドラミニ(南アフリカ)19勝(11KO)2敗

IBF王者はルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)、指名挑戦者は阿部麗也(KG大和)。

王者ロペスはWBO王者、ロベイシー・ラミレス(キューバ)との王座統一戦を熱望しており、その前後に阿部が挑戦するとして、もしここに勝っても実際の挑戦権を行使できるタイミングが巡ってくるのはまだまだ先の話です。

スーパーバンタムにいたとしても、フェザーにあげたとしても、まだまだウェイティング状態の亀田和毅ですが、ここで挑戦権を獲得しておくのはもちろん悪くない。

その相手については、甚だ疑問が残る相手でもありますが。

このドラミニという聞き覚えのないボクサーは、ジェームズ・ディケンズ(イギリス)と戦った経験(12R判定負け)のあるボクサーのようです。戦歴を見ても他には世界レベルの相手はおらず、狙い目の世界ランカーとも言えるでしょう。

 

 

 

元世界王者の亀田としては、ここは圧倒的に勝たなければいけないところ。

私はしつこく言ってしまいますが、そもそも亀田がWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を戦ったヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)戦も超微妙なマッチアップだったと思っています。当時下位ランカーだったパレホを破って挑戦権獲得、というのは、なんとも楽に感じる仕事だと思ったのです。

その後にウィリアム・エンカーナシオン(ドミニカ共和国)を日本に呼び、KO勝利を挙げたことの方が何倍も評価に値する試合だと思っています。

言うまでもなく、阿部麗也が挑戦者決定戦で破ったのは(一時期よりも衰えたりとはいえ)キコ・マルティネス(スペイン)。ドラミニというボクサーでは、それとはどうやっても釣り合いが取れないボクサーですね。

ともあれ、ここは亀田に圧倒的な勝利を飾ってもらいたい、フェザー級戦線に殴り込みをかけてもらいたいですね。

 

 

 

配信情報

この興行は、もちろんABEMAで無料ライブ配信です!

日程は10/7(土)13:15開始、全試合をライブ配信してくれます。

上記の3試合は全て12回戦のマッチアップであり、そのほかのアンダーカードも8回戦が4試合と3150FIGHTらしいロングラン興行ですね。

一応興行自体は14:00開始とありますので、おそらく亀田の試合が16:00〜16:30くらいの開始になるのではないでしょうか。そのほか、ハーフタイムショー的な物も入るかもしれません。

ちなみに私はこのハーフタイムショー的なものは不要で、時間の無駄だと思っているので、特に3150FIGHTに関してはライブ配信を視聴することはありません。

ABEMAのありがたいところは、ABEMAプレミアムに加入しておけば、追っかけ再生、見逃し配信機能が使えるので、好きな時に好きなタイミングから見ることができます。

実はこの日、日本スポーツ協会の公認コーチの講習があるので、元々リアルタイムで見れないんですけど。なので夜、見逃し配信で視聴します。

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