10/7(土)は日中から3150FIGHT、そして夕方からはダイナミックグローブ。
日本のボクシングファンにとっては、忙しい1日になりそうですね。
おそらく偶然なのでしょうが、時間帯がずれているのはファンにとって非常にありがたいことですね。配信が格段に増えたことは非常に嬉しいことですが、どうか少ないファンを奪い合うことはやめてもらいたい、と思う今日この頃です。
ということで今回のブログは、U-NEXTで配信されるダイナミックグローブのプレビュー記事。
10/7(土)Who's Next Dynamic Glove
OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦
竹迫司登(ワールドスポーツ)15勝(14KO)1敗1分
vs
マ・ウーヒョン(韓国)6勝(3KO)1敗1分
おそらく世界ミドル級のトップ下あたりに分類されるであろう世界上位ランカー、メイリン・ヌルスルタン(カザフスタン)に大いに善戦するも、8RTKOで敗れた竹迫の再起戦です。
OPBF東洋太平洋の王座決定戦、と銘打たれているものの、大切なところはそこではありません。
OPBF王座は便宜上、東アジア、オセアニアがその地域に含まれますが、オセアニア以外の場所でミドル級ボクサーというのは数少ない。そして、オセアニア圏のボクサーたちは、OPBFランキングに入っていたとしてもこのOPBF王座に食指を伸ばすことはほとんどないことも事実。
さらに、やはりミドル級ボクサーをオーストラリアやニュージーランドから呼ぶ、というのはなかなかお金のかかることであり、これらオセアニアのボクサーは日本で、というよりもアメリカで戦いたいでしょう。
なので必然的に白羽の矢が立ったのが、韓国のマ・ウーヒョンというボクサーです。
最近の韓国は、かつてのようなコリアンファイターではなく、どちらかというと長い距離で戦うテクニシャンタイプのボクサーが増えてきているように思います。ただ、やはりハートは有しているボクサーが多く、日本人のトップドッグを相手に番狂せも度々。
戦績を見て侮って良いわけがありませんが、このレベルのボクサーに苦戦していられないのが竹迫司登というボクサーです。
村田諒太が引退した今、ミドル級はこの竹迫にかかっています。
日本王者の国本陸(六島)、その国本に一歩届かない酒井幹生(角海老宝石)、いずれも良いボクサーではありますが、やはり世界で戦うとなると倒すことのできるパワー、つまりKO率の高さは必須項目。比較的体の小さい東アジア圏のボクサーを倒せないようでは、欧米のボクサーたちに遅れをとってしまうことは明白です。
なのでやはり、ここは竹迫にどうにか世界にたどり着いてほしい。
ヌルスルタンにも、竹迫のボクシングが通用していなかった、とは思いません。
竹迫のパワーはヌルスルタンを脅かし、だからこそヌルスルタンも本気で竹迫を倒しにかかったのでしょう。
今回の一戦は、竹迫にとって負けられない一戦であることはもちろん、勝ち方を問われる試合となります。それでもどうか気負いなく、良い勝ち方ができるように望みます。
日本スーパーライト級挑戦者決定戦
李健太(帝拳)5勝(2KO)無敗1分
vs
アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)16勝(11KO)10敗2分
いわゆる勝負論、というとこのセミファイナルは面白い戦いです。
李健太(以下ゴンテ)は元トップアマで2019年に帝拳ジムからプロデビューしています。ちょうどこの頃、つまりは東京オリンピックへの夢を絶たれたボクサーたちが次々とデビューしており、特にその内訳は帝拳ジムが多かったように感じていますが、それらのボクサーたちがいよいよランカーとなってきています。
アンダーカードで登場する福井勝也(帝拳)しかり。
2019年にデビュー、コロナもあってキャリアを積みたいところで試合枯れ、さまざまな苦労を味わってきたと思われるアマエリートたちは、今年から来年にかけて躍進の年になるかもしれませんね。
その先陣を切るのがゴンテ。
素晴らしい距離感と、シャープな左右を持つサウスポー、その戦歴には一つの引き分けが記録されていますが、これは優勢に試合を進めていた上での負傷ドローであり、未だ底を見せていないボクサーです。
対するは叩き上げ、アオキ・クリスチャーノ。
およそ30戦にも及ぶキャリアは激闘の連続であり、ここ最近でも現日本王者の藤田炎村(三迫)戦、前日本王者の平岡アンディ戦(大橋)戦等で見せ場を作っている怖いボクサーです。
技術には劣ろうとも、一発で試合をひっくり返してしまう可能性を持ったパンチャー。
ボクシング競技をしっかりと理解した、元トップアマのゴンテか、それとも拳闘という言葉がよく似合う叩き上げ、昭和を感じるアオキか。
どちらが優位か、を問われるとゴンテと答えるのですが、アオキにも十分にチャンスはあるように感じます。これは大変興味深い戦いですね。
配信情報
このほか、福井勝也(帝拳)が登場する8回戦、そしてさらに4回戦が2試合、という今回のダイナミックグローブは、全5試合で行われます。
こちらはもうすっかりお馴染み、U-NEXTで生配信ですね。
日程は、10/7(土)18:00からとのことなので、3150FIGHTがKO決着続出であれば、ちょうど良いくらいの時間かもしれませんね。
ということでこの興味深い戦いはU-NEXTで!
この興行の5日後、10/12(木)にはジョンリエル・カシメロvs小國以載をメインに据えたTBプロモーション興行が同じU-NEXTで配信されます。今入っておいて損はないですね。
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