信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】ミニマム級期待の星、重岡Bros.防衛戦!&今後のミニマム級世界戦線について。

7/6(水)、熊本でのWタイトルマッチ。

世界を嘱望される重岡ブラザーズが地元に凱旋したこの一戦は、残念ながらライブ配信はありませんでした。

しかし、BoxingRaiseでの録画配信が決まっており、通常当日の深夜にはアップされる事が多かったため、情報遮断。

私は翌木曜日が休日のため、チェックしたところしっかり上がっていました。

ということで、今回のブログは重岡兄弟の熊本興行の観戦記です。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 


7/6(水)WATANABE PROMOTION

日本ミニマム級タイトルマッチ

重岡銀次朗(ワタナベ)7勝(5KO)無敗

vs

春口直也(橋口)17勝(6KO)12敗

2022年3月、王座決定戦で戴冠した重岡銀次朗の初防衛戦。

デビューから早々に世界を嘱望され、4戦目でWBOアジアパシフィック王座を獲得した重岡としては、ここでの足踏みは許されません。

そして春口は、前戦で前王者の石澤開に敗れていますので、王座挑戦とはいえ連敗は避けたいところ。

注目の一戦、ゴング。

初回のゴングと同時にプレスをかけていくのはサウスポーの重岡。春口はサークリングしつつジャブやストレートを伸ばし、重岡を牽制。

重岡はプレス、プレス、で相手が耐えきれなくなって出てきたところにカウンターを狙うという戦い方で、そこからプラスして自分からコンビネーションを打ち込む事も。完全に強者のボクシング。

春口は体ごと打ち付ける右ストレートを幾度となく繰り出し、これに望みを託しているように見えます。

2R、ファーストヒットは重岡の右フック。重岡は変わらずプレス、プレスをかけている時もすっと後ろに引けるあたり、非常にバランスが良いですね。

 

中盤、重岡は力強い左ボディ。もみ合いでも非常に体の強さを感じますね。

終盤にはロープに詰まった春口を攻め立てる場面も。

3R、このラウンドのファーストヒットは重岡の内側からの右ジャブ。これは巧い。

その後はまたプレス、巧みなリードと強い左ストレートで春口はかなりジリ貧です。

春口は右を強く打って望みをつなぎますが、重岡はブロッキングも固く、左手のガードポジションも良い。クリーンヒットはなかなか奪えません。

大きく大きく動く春口と、それを冷静に詰めていく重岡。後半にも幾度となく左ボディを叩き、春口はかなりダメージを溜め込んでいるようにも見えます。

4R、更にプレスを強めた用に見える重岡。非常に基本がしっかりとできているこの重岡銀次朗というボクサーは、しっかりとしたガードポジションからどんなに動いてもバランスを崩すことなく春口をじわじわと追い詰め、春口はただサークリングするだけになってしまいます。

中盤、捕まった春口に対して容赦ない攻撃をしかけ、強い左ボディを何度も何度も叩き込んだところでレフェリーが試合を止め、ストップ。

 

重岡銀次朗、4RTKO勝利!

強さしか見えない、重岡銀次朗。近い距離での幾度かの被弾はあったものの、あの状態での春口の反撃は重岡には何ももたらさなかったでしょう。

実力が違いすぎた、といえばそうなのですが、春口は日本のトップコンテンダーです。

ミニマム級の少ない日本ランカーを相手にするよりは、あとは世界で戦うべきでしょう。

ミニマム級といえば、タイ。

この重岡のバランスの良さ、体幹の強さはムエタイ出身のタイ人ボクサーにも負けないのではないでしょうか。

現在WBA5位、WBC1位、WBO3位。

やはりこのボクサーには、兄優大と一緒にタイでの世界戴冠を果たしてもらいたい、そのポテンシャルは充分にあるはずです。

 

WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ

重岡優大(ワタナベ)4勝(2KO)無敗

vs

グリス・ガノーサ(フィリピン)19勝(9KO)3敗

メインイベントは兄、優大。兄弟揃っての快勝といきたいところです。

対戦相手のガノーサなるボクサーは、強豪との対戦経験はほとんどなく、その対戦相手の多くが負け越しのボクサー。

フィリピン人ボクサーは油断ならない相手が多い事は事実ではあるものの、この相手では危険は少なく感じます。

さて、ゴング。

開始早々、非常に強気な重岡。鋭いジャブ、強い左フックを振るい、プレス。ガノーサもさすがのもので強い左ボディ等の反撃を見せますが、すぐにコーナーに詰められます。

ただ、このガノーサのパンチングパワーはなかなかのものですね。前言(危険は少ない)は撤回します。

それでもディフェンスに優れる重岡は、ガノーサのパンチをことごとくブロック、余裕を見せてフェイントから強打を見舞います。

 

2R。重岡も弟、銀次朗と一緒で非常にバランスが良く、体幹の強さを感じます。優大の方がやや荒々しくパンチを振るっていく傾向にあるかもしれません。

ガノーサの攻撃に対してブロッキングからリターンする重岡、対してガノーサは重岡のパワーに押されて軸がブレ、後退する場面が多い。

基本的には近い距離での打撃戦が展開されますが、このパンチの受け方の違いが大きく、重岡優勢は明らかです。重岡の戦いには安心感があり、油断さえなければどこかでフィニッシュできそうな雰囲気です。

3R、重岡は強弱をつけたコンビネーションと、強いボディ。ガノーサは振り回すパンチを使ってきますが、一瞬の隙をついて重岡の左ボディがヒット!ガノーサは前のめりにダウン!!

レフェリーが試合をストップし、重岡の3RTKO勝利が決定!

非常に強いボディを何度も見舞っていた重岡、最後のボディもお見事でした。OPBFランカーとはいえ、このレベルの相手では全くもって相手になりませんね。

 

非常に冷静で落ち着いた試合運び、弟と同じく非常に穴が少なく見えるボクサーですね。

ともあれ、重岡優大、重岡銀次朗の兄弟は、ハイレベルなスキルを持ち、体が強く、一見して「強い」とわかるボクサー。

今後の重岡ブラザーズの活躍が楽しみです。

ミニマム級世界戦線

ミニマム級はこれから動き出します。

WBA世界ミニマム級スーパー王者
ノックアウト・CP・フレッシュマート(タイ)

2014年にWBA世界ミニマム級暫定王座を獲得後、防衛に防衛を重ねてもう14度。絶対的な安定王者であるノックアウトは、先日突然防衛戦が発表されました。

その対戦相手というのが、元WBC世界ミニマム級王者、ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)というニュースはちょっと驚きました。

 

同時期に世界王者となり、同国ライバル対決が待ち焦がれていた(?)ふたりが、ここで激突。日程は7/20、もうすぐです。

日本で見る術はないかもしれませんが、この試合はおそらくタイの那須川天心vs武尊レベルなのかもしれません。刮目してみましょう。

WBC世界ミニマム級王者
パンヤ・プラダブスリ(タイ)

ノックアウトはリングネーム(ノックアウトCPフレッシュマートの本名はサマヌーン・ニヨムトロング)ですが、このパンヤ・プラダブスリは本名。パンヤのリングネームはペッマニー・CP・フレッシュマートです。

どっちの名前で呼ぶかは非常にややこしい話ですが、ノックアウトはもう慣れ親しんでしまったので仕方なく、このパンヤのことは本名で記載したいと思います。(現在は、来日したタイ人ボクサーの名前表記は原則本名ということになっています。)

さて、このパンヤは前述のワンヘン・ミナヨーティン(ちなみにこちらもリングネーム、本名はチャヤポーン・ムーンスリ)の長期政権を終わらせたボクサーで、再戦でも返り討ちにしています。

日本での正式発表はされていないようですが、次戦がほぼ決まっており、日程は8/30、そして対戦相手は小浦翼(E&Jカシアス)となっています。場所はもちろん、タイです。

鎖国政策が一向に緩和されそうにない、タイのミニマム級。やはりタイに行って強奪してくる他ないのでしょう。

小浦は、前戦で重岡優大に惜敗、ただこれはどちらが勝ってもおかしくない試合でした。

小浦としては最初で最後のチャンス、位の気持ちで臨むのでしょう。OPBF王座を長く防衛していた時に巡ってこなかったチャンスが、ここ数戦で初黒星、2敗目を喫したところで巡ってくるというのは何とも奇妙なものですが、是非ともこのタイトルを奪い取って帰国してほしいものです。

 

IBF世界ミニマム級王者
ダニエル・バラダレス(メキシコ)

ぶっちゃけIBF王者はレネ・マーク・クアルト(フィリピン)だと思っていましたが、2022年7月1日、つい一週間前に王座交代劇があったようです。これは本当に知らなかった。

なので当然映像もみていないわけですが、このバラダレスは26勝(15KO)3敗1分というボクサーで、2度目の挑戦で世界初戴冠。1度目の世界挑戦は2020年2月の話で、当時の王者ペドロ・タデュラン(フィリピン)を相手にテクニカル・ドロー(負傷判定)。

もしかすると最も狙い目の王者かもしれませんね。

当然、試合が終わったばかりなので、次戦の情報は未定。

IBFの6月発表のランキングを見ると、このバラダレスが3位(1位と2位は空位)で、4位にメルビン・ジェルサレム(フィリピン)、5位に重岡銀次朗。ここが繰り上がれば、ジェルサレムvs重岡銀で挑戦者決定戦があって、その勝者が指名挑戦者として挑戦する、ということになりはしないか。

そもそもこのジェルサレムというのはOPBF王者であり、ここを喰えれば誰にでもチャンスがあるのかもしれませんね。

 

WBO世界ミニマム級王者
谷口正隆(ワタナベ)

見事な王座戴冠劇と、見事な初防衛を果たした「マタドール」谷口。

重岡ブラザーズはこの王座には挑戦することは不可能です。

今後は相棒、京口紘人とともに海外防衛、また関西での凱旋防衛戦が期待されます。

ということで、決して手の届かない階級ではないミニマム級の世界王座の鬼門はやはりタイランド。

ノックアウト・CP・フレッシュマート、そしてパンヤ・ブラダブスリというふたりの「フレッシュマート」から王座を奪い取れば、ミニマム級タイトルも活性化し、もっともっと世界にアピールできるのではないか、と思います。

その先駆けに、日本人ボクサーがなってくれれば嬉しい。

今月から来月にかけて動いた、もしくは動くかもしれない、ミニマム級世界戦線。

「あ、知らなかった」とならないように笑、注視していきたいと思います。

 

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