もう11月も後半ですね。
私はというと仕事、プライベートともに諸問題が起こりつつ、何とか生きている現状。
夜に少々の時間を作ってブログを書くという時間は比較的解放される時間ではあるので、アウトプットというものは非常に大切だな、と思うわけです。
さて、なんだかんだこういう記事を書きたいと思って以前に調べていたのですが、記事が中途半端すぎて日の目を見ることなく1ヶ月が経過。
そしてこの度、井上尚弥の新しいスパーリングパートナーが来日ということで、情報がアップデートされたがために情報をプラスしてお届けします。(何とか体裁を保てた)
ということで今回のブログは、チーム井上がマーロン・タパレス(フィリピン)戦、そしてもしかするとその先に見据えるWBCの指名試合に向けた対策として呼んだ4人のメキシカンについて。
10月中旬〜11月中旬
この期間に呼ばれた2人のボクサーは、どちらかというと井上拓真のジェルウィン・アンカハス対策だったのかもしれません。それでも一人はフェザー級であり、スーパーバンタム級である兄、井上尚弥のパートナーも元々兼ねる予定だったはず。
一人はエリック・ロブレス、こちらは比較的名のしれたボクサーかもしれません。もう一人のホセ・アンヘル・ガルシアについては、よく聞くような名前ですが知らないボクサーですね。
エリック・ロブレス(メキシコ)14勝(9KO)1敗
https://boxrec.com/en/box-pro/882860
前戦で敵地・イギリスに乗り込み、リー・マクレガー(イギリス)を破ってIBO世界スーパーバンタム級王者となったボクサー。
よく手が回るタイプのボクサーで、近い距離でも3発4発のコンビネーションを上下に打ち分けていますね。空振りしてもそのまま出せるのが彼の強みで、一発一発は強打とは言えませんが、パンチで相手を押していけるのは強みのように感じますね。
↓リー・マクレガー戦
https://www.youtube.com/watch?v=AYy8o94T8us
ホセ・アンヘル・ガルシア(メキシコ)9勝(8KO)無敗3分
https://boxrec.com/en/box-pro/688187
ホセ・アンヘル・ガルシアはロブレスと共に来日したフェザー級のボクサーで、こちらは比較的ステップワークも使うタイプ。
京口紘人vsエステバン・ベルムデスのアンダーカードにも出場経験があるようですね。
ただ、この時はオーソドックスで戦っており、BoxRecを見てもオーソドックスとあるので、サウスポーとしてもイケる口なのか、それとも報道が間違っているのか。(報道ではサウスポーと)きっと前者なんでしょう、ジェルウィン・アンカハス、マーロン・タパレスへの対策としてオーソドックス呼ばないでしょうからね。
↓アレクシス・エドゥアルド・モリナ戦
https://www.youtube.com/watch?v=8cw4DUOBYQc
11月中旬〜12月中旬頃
スパーリングパートナーの交代は、以前から決まっていたものなのかもしれません。この二人のボクサーは、メキシコのティファナ出身、つまりはルイス・ネリ(メキシコ)と同郷ということになりますね。
10月から来ていた二人のボクサーと同じく、スーパーバンタム級とフェザー級のボクサーであり、今後「井上尚弥のスパーリングパートナーを務めたボクサー」同士が対戦することも考えられます。
ホセ・サラス・レイジェス(メキシコ)14勝(10KO)無敗
https://boxrec.com/en/box-pro/980581
戦績といい名前といい、強そうなボクサーです。アストン・パリクテ(フィリピン)に4RTKO勝利を挙げており、これは見たかったですがぱっと見動画は見当たらず。代わりにパリ畔戦前のプリンス・ザニー(ガーナ)戦をちょこっと見ましたが、カウンターを取れる良いパンチャーですね。
170cmと長身なのも特徴の一つと言えると思いますが、この「待つボクシングもできる」という点において、タパレス戦へ向けての対策としては大きいところなのでしょう。タパレスは自分から攻めるときにはワイルドに攻めますが、カウンターを狙う戦法もできるボクサー。これは、ルイス・ネリにも通じるところです。
このボクサーの今後は注目しておいても良いかもしれません。
↓プリンス・ザニー戦
https://www.youtube.com/watch?v=pG2Yt6KOxyk
クリスチャン・クルス(メキシコ)21勝(11KO)6敗1分
https://boxrec.com/en/box-pro/712162
このクリスチャン・クルスというボクサーは、元IBF世界フェザー級王者、クリストバル・クルス(メキシコ)の息子だそうです。
父、クリストバル・クルス(https://boxrec.com/en/box-pro/60992)は2008年にオルランド・サリド(メキシコ)と空位のIBF王座を争って勝利、その後3度の防衛を果たしています。4度目の防衛戦でサリドに敗れて無冠となった後、名のあるボクサーたちと戦って黒星を重ねたのちに引退しています。生涯戦績は41勝(25KO)22敗4分というものですが、2017年まで現役を続けていますね。
息子のクリスチャンのプロデビューは2015年、しかも2017年までの8戦の戦績が3勝5敗なので、このクルス親子は親子揃って黒星だらけだったようです。普通なら息子も一緒にグローブを吊るしてもおかしくはありませんね。
これこそが本当の「叩き上げ」であり、敗戦を糧にのし上がってきたボクサーなのでしょう。
彼がもっと上に上がる頃には、もっともっと傷だらけの戦績になっていることが予想されますが、これは絶対応援したくなるボクサーです。
こちらはちょっと動画がぱっと出てこないので、どんなボクサーかはよくわかりませんが、きっと良いボクサーなのでしょう。
4団体統一とその先に見据えるもの
さて、井上尚弥は来年中はスーパーバンタム級で戦うことを明言しています。4つの団体のうち、現在のところで「指名挑戦試合」に言及しているところはWBCのみであり、4つもあれば早い者勝ちになってしまうのかもしれません。
そうすれば、来年春頃になるであろう井上尚弥の世界スーパーバンタム級4団体統一王座の初防衛戦というのは、WBCの指名挑戦者であるルイス・ネリが相手となって然るべきところ。
この戦いはおそらくアメリカ、というのが既定路線ではありますが、アメリカ開催となるとファイトマネーが日本ほどではない、というのが現実、果たしてこれは実現するのか。
とはいえ、決定権はネリの方ではなく、あくまでも井上陣営の方にあり、4団体統一を成し遂げたとしても、4つの王座を守る必要はないわけで。
井上本人としたら、興味のあるボクサーとして「ルイス・ネリ」を挙げているし、ネリは確かにホバニシャンに勝利して挑戦権を手に入れてもいることから、当然挑戦資格はアリアリ。
この試合が決まれば非常に興味深いですが、一定数いるネリ嫌いの人たちは色々な方向に発狂するのだろうな、とも思う。決まったら、SNSは開かないでおきましょう。
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