信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】「まさか」の早期決着の連続!12/17ダイナミックグローブ、トリプルタイトルマッチは大波乱!

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さあさあ、海外興行(の一部)を視聴した後は、ダイナミックグローブです。

2つの日本タイトルマッチ、1つのアジアタイトルマッチというトリプルタイトル戦。非常に豪華な興行となっていますね。

この関西のダイナミックグローブの仕切りは真正ジム、かつての帝拳仕切りのダイナミックグローブとは全く違ったマッチアップです。

客入りは上々、照明なんかにもこだわっており、大変素晴らしい雰囲気ですね。

ということで今回のブログは、ダイナミックグローブの観戦記。

 

 

 

12/17(日)ダイナミックグローブ

日本ライトフライ級タイトルマッチ

大内淳雅(姫路木下)23勝(9KO)12敗3分

vs

川満俊輝(三迫)8勝(4KO)1敗

欲を言えば入場曲とかは会場の音声を拾うのではなく、ちゃんとPAに繋いでそこからとってほしい。そのほうが配信組にとっては盛り上がる。

後はバックヤード的なところは映さなくて良いと思うので、会場での入場にもっとスポットを当てるとかやってくれたらもっと良さそうですね。

さて、セミセミは日本ライトフライ級タイトルマッチ。「諦めなければ王者になれる」を体現した王者、大内淳雅。敗戦を糧にして這い上がってきた王者の初防衛戦。

川満は宮古島出身のパンチャーであり、ライトフライ級とは思えないほどの倒しっぷりを見せてきています。

ともに気合の入った表情、からのゴング。

 

 

 

初回、リング中央で向かい合った二人、早々に打撃戦の様相を呈します。川満の右ボディが良い。

コンビネーションで攻め入った川満、大内は下がります。

川満のコンビネーションは非常に速く、回転力があります。

大内も右をヒットしてそこから左右を繋げていきます。大内の右はちょっとオーバーハンド気味の軌道であり、これはちょっと嫌な川満。

しかし川満もエンジンをふかして後半に攻め入り、大内をロープにつめてラッシュ。上下の打ち分けが良いですね。

2R、ダッシュで大内に詰め寄る川満。頭を振って大内のジャブ、右を外して右ボディストレート。この右ボディストレートは良いですね。と思った瞬間、この右を上に、フック気味に持ってくるとこれがクリーンヒット!!!大内はダウン!!

完全にウェイトの乗ったベストパンチを受けてしまった大内、立ち上がるもその後に川満がラッシュ、全く手を緩めることなく大内を打ちまくり、ここでレフェリーがストップ!!!

川満俊輝、2RTKOで日本王座を獲得!!!

いやーこれは素晴らしい右でした、川満。

 

 

 

ボディを意識させてからの顔面への右、という非常にセオリー通りの戦略ではありましたが、この選手の右ボディストレートは素晴らしく、それを嫌がった大内はジャブを打った後に右ボディをガードしようとして左を下げてしまいましたね。

大内は敗れてしまいましたが、初回には得意の右を当てるなどしてその存在感を見せてもくれましたね。

たった4分間、それでも非常に濃密な4分だったと思います。

 

 

 

WBOアジアパシフィック・ライトフライ級タイトルマッチ

山中竜也(真正)19勝(6KO)3敗

vs

ジェイソン・バイソン(フィリピン)10勝(5KO)1敗1分

元世界王者、山中竜也の復帰4戦目。前戦で獲得したWBOアジアパシフィック王座の初防衛戦となりますね。

非常に機動力のあるボクサー、このタイトルを獲得して世界へはまっしぐら、なのかもしれません。

そしてジェイソン・バイソン、こちらはユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の世界前哨戦の相手を務めたフィリピン人。はっきり言って非常にタフ、だからこそ山中は倒すというよりもしっかりアウトボックスしたいところですね。

初回、バイソンがプレス。山中はいつも通りサイドへサイドへ動き、バイソンの大きなオーバーハンドも距離で外します。

 

 

 

素晴らしいジャバーである山中、キビキビとした動きからボディジャブ、ダブル、トリプルのジャブを打っていきます。

バイソンはジリジリとプレス、からかなり強引に振ってくる場面もあり、こういう場合はちょっと気をつけなければいけませんね。不用意に一発をもらうのは避けたい。

2R、バイソンはジャブから入るパターンも右から入るパターンもありますが、山中はしっかりと距離で外してジャブ。このジャブのタイミングは素晴らしく、さすがのところ。

とか思ってると山中がダウン!!!立ち上がるも、ふらつく山中を見てレフェリーがストップ!!!!

ちょっと画角的にあまり見えませんでしたが、スローを見ると山中のジャブを外して右アッパーがヒットしていましたね。そこから左フックをフォローしてもいます。

いやこれはまさか。

 

 

 

果たしてこれは、山中を研究してきた結果なのか、ジェイソン・バイソンのカウンターセンスなのか。

まさかここで、という再起ロードが壁にぶち当たるとは思ってもいませんでした。倒される直前までも、バイソンに怖さはありつつも山中はしっかり距離ではずせていた、という事実もあり、ちょっと楽観視していたので本当にびっくりしました。

やっぱりボクシングって怖いスポーツですね。たった一発で、全てがひっくり返ってしまいます。

山中竜也、勝手を言うとまだまだ見たいボクサーなので、再起に期待したい。

日本スーパーフェザー級タイトルマッチ

原優奈(真正)13勝(7KO)2敗1分

vs

向山太尊(ハッピーボックス)7勝(4KO)4敗

ちょっと驚きが収まらず、全く落ち着かないままメインイベント。原は今回が初防衛戦、に加え、ジム頭とも言える山中の敗戦を目の前にし、心中は穏やかではないでしょう。

対して向山太尊、こちらは2連敗からのタイトル挑戦。元々思い切りの良いボクサーではありますが、今回はより思い切っていけるのかもしれません。単発に刈り上げた向山、その気合いを感じます。

今回のこの原の初防衛戦は、ランキング下位から比較的安牌を選んだ、と言うもののはずですが、それにしてはこの向山はちょっと危険です。

さて、どのような試合になるのか。

 

 

 

初回、オーソドックスの原、サウスポーの向山。まずは前手を駆使しての距離の探り合いからスタートです。向山はちょっとボクシング上手くなっているイメージか、と思ったところで原がワンツーをヒット!これでぐらりときた向山に続けてワンツーをヒットすると、向山はダウン!!

立ち上がった向山に、遠くからジャブをしっかりとヒットして右ストレート、そして左のストレートをヒットするとレフェリーがすぐさまストップ!!!

原優奈、初回TKO勝利で初防衛!!!

素晴らしい速攻劇、原のストレートは非常にまっすぐで本当に綺麗でしたね。

サウスポーに対して完璧なポジションから一見何でもないように見えるワンツーをヒットした原のボクシングは、前回からどのようによくなっているのか、はちょっとわかりづらいかもしれませんね。

対して向山太尊、これはダメージが蓄積しているのか何なのか、打たれ脆くなっているような感じもします。今日は良さが全く出せなかったので、できればしっかりと休んで再起してほしいところです。

ということで、見ようと思っていた3試合は思いのほか早く終了。

この記事をアップしようと思っていたのは本当は明日でしたが、せっかくなので本日あげておこうと思います。

 

 

 

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