信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

3/31、重岡優大と重岡銀次朗の防衛戦発表!3150FIGHTはまたも長時間興行か。

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日本人の世界王者は現在7名。

世界スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)をはじめ、WBA世界バンタム級王者井上拓真(大橋)、WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)、WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBA・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)、そしてWBC世界ミニマム級王者の重岡優大(ワタナベ)とIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)。

ここに今月、中谷潤人(M.T)と田中恒成(畑中)が加わろうというのですから、日本のボクシング界は引き続き黄金期を迎えている、と言っても過言ではありません。

ここに挙げたボクサーたちは、はっきり言って普通の防衛戦で負けることがあまり想像できないような王者たちであり、階級最強と言っても差し支えない王者も多い。

ミニマム級の重岡兄弟もその一人、というか二人であり、競技人口が少ないミニマム級において、この兄弟の王座を脅かすボクサーはなかなか想像することができません。

そんな重岡兄弟の防衛戦が決定、というニュース。

https://www.boxingscene.com/shigeoka-brothers-confirmed-separate-title-defenses-on-march-31-abema-tv-show-nagoya--181223より

 

 

 

WBC王者・重岡優大(ワタナベ)8勝(5KO)無敗

前々戦でWBCの暫定王座を取得、前戦で正規王者、パンヤ・プラダブスリ(タイ)を見事判定で破った重岡優大。暫定王者時代から数えて2度目の防衛戦となる今回の相手は、ご存知メルビン・ジェルサェム(フィリピン)。

ジェルサェムは昨年1月、谷口将隆(ワタナベ)から凶悪な一撃でWBO王座を奪った元WBO世界ミニマム級王者です。

あの試合、谷口は勝てるという油断があったのか、若干距離が近かったのを覚えています。

本来負けるはずでなかったこのジェルサェムに王座を奪われた谷口は重岡と同門、現在はライトフライ級に転向しています。

ジェルサェムは谷口から奪った王座を持ってアメリカに乗り込み、本場アメリカ期待のオスカー・コラーゾ(アメリカ)を相手にして王座を奪われてしまいます。

 

 

 

そしてフィリピンで再起、今回の一戦を迎えることになっています。

フィリピン人らしく、力一杯ぶん回すことができるボクサーなので、ある一定の怖さはあります。ただ、現在の重岡の力量を持ってすれば、怖さこそあれ完勝が期待される相手でもあります。とはいえ、谷口の時もそう思っていたのでボクシングというのは何が起こるかわかりません。

そのことを考慮した上でも、重岡のストップ勝ちという予想が順当であり、ここは負けはおろか苦戦もしたくない相手。

重岡優大は、「オスカー・コラーゾ」の名前を出しています。

そしてコラーゾも、重岡兄弟を「日本のマリオブラザーズ」と呼び、言及しています。

重岡にはここはコラーゾよりも早いラウンドでのストップ勝利を挙げ、この重岡vsコラーゾがピックアップされるところまで行って欲しい。

 

 

 

IBF王者・重岡銀次朗(ワタナベ)10勝(8KO)無敗

優大の弟、重岡銀次朗も優大と同じく、前々戦でIBF暫定王座を獲得、前戦でダニエル・バラダレス(メキシコ)を降して王座統一に成功、IBF世界ミニマム級王者となっています。

兄弟で同日に暫定王座獲得、同日に正規王座を獲得というのは本当に素晴らしいこと。

比較的血の気の多そうな優大に比べ、より冷静な試合運びが見える銀次朗、リングマガジンランキングでは優大が2位で銀次朗が3位、というのはおそらく世界レベルで戦ってきた相手の差、なのでしょう。

それにしたって、今回の防衛戦の相手、アルアル・アンダレス(フィリピン)というボクサーは要注意。

この5戦で2勝無敗3分、というアンダレスは、3つの引き分けのうちの2つはバッティングでの負傷ドローです。

 

 

 

小浦翼(E&Jカシアス)、ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)といった世界的強豪を相手にバッティングでドロー、つまりはこれは頭を当てることが非常に上手い。

このアンダレスの第三のパンチにより、銀次朗が傷を負う可能性がある、ということを考えると要注意、ということですね。このことで次戦が遅れたりだとか、カットしやすくなると言ったことが想定されるので、はっきり言ってここはぶつかって欲しくない相手でもあります。

歴とした世界ランカーでありながらも、そんな部分を気にしなければならない世界タイトルマッチというのは非常に物悲しいものですが、銀次朗には十分に気をつけて戦って欲しいもの。

アンダレスのここ5戦のうちの2勝は大した相手とは言えず、世界ランクを持っているということ以外は超微妙。こんな選手に日本ミニマム級の主役の一人を傷つけられてはいけません。

あまり良いマッチメイクとは言えませんが、ここで銀次朗としては圧倒的な力の差を見せつけつつ、ヘッドバットをもらわずにストップ勝ちを期待したいものです。

 

 

 

決戦は3/31!!!超長時間興行か。

さて、この二人のミニマムのリング登場は3/31、名古屋とのこと。

この日、マッチルームの日本進出第一弾興行が3150FIGHTと組んで行われることになっており、メインイベントはいわくつきのレラト・ドラミニvs亀田和毅。

そのほかにもマッチルームの主催する「プライズファイター」ミドル級トーナメントの初戦として4試合が行われることになっており、この4試合が10回戦で行われ、ほかに世界タイトルマッチが2試合、さらにドラミニvs亀田(これは10回戦?次期挑戦者決定戦のやり直しだから12回戦?)ということで、すでに10R以上の戦いが7試合と、超詰め込み興行。

これにさらにアンダーカードが加わるのでしょうか。。。字面を見ただけでもすでにお腹いっぱいです。

 

 

 

ABEMAは視聴数を重視している分、興行は長時間になればなるほど数を稼げる仕組み。

3/31は日曜日なので、真昼間から興行を執り行うのだと思いますが、それにしたって現地観戦組は非常に大変ですね。

この3150FIGHTという興行は、モニターの前にいる視聴者を第一に考え、待たされる会場の人たちのことはあまり考えていないようなイメージ。

興行数がめちゃくちゃ多い、とは言えない中部地区の人たちに、「ボクシングとはこういう長時間が当たり前」とか思われてしまえば、今後にとって非常に悪影響、マイナスブランディングになりはしないかと心配です。

 

 

 

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