大大注目の世界ヘビー級タイトルマッチ!ワイルダー対フューリー!
2/22(日本時間2/23)アメリカ・ラスベガス
43戦42勝(41KO)1分
対
タイソン・フューリー(イギリス)元WBA・WBC・IBF・WBO世界統一ヘビー級王者
30戦29勝(20KO)1分
2018年12月1日(日本時間12月2日)、激突して三者三様のドローに終わった両者の再戦。前戦では、ワイルダーの強打はフューリーの技巧の前にことごとく空をきります。が、9Rにワイルダーの豪打が爆発、フューリーはダウン!つづく10R、11Rはフューリーのラウンドでしたが、12Rにまたもワイルダーは痛烈なダウンを奪う!もう立てない・・・と傍から見てると思ったダウンでしたが・・・ゾンビのようにフューリーは立ち上がり、辛くも応戦して終了のゴング!!
大熱戦はドロー。(が、妥当のようにみえたのは、私がワイルダー贔屓だからかも)
おそらくワイルダーにポイントをつけたジャッジは攻勢点をつけたのだろうと。全体的にはフューリーの技巧が目立った試合だったように思う。
デオンタイ・ワイルダーは一発の破壊力は「歴代のヘビー級の中でも最強」とも噂されるスーパーハードパンチャー!(異論ありますが)その豪打が火を噴くのか!?それともフューリーに空転させられるのか!?
ワイルダーは前戦、ルイス・オルティス(キューバ)の技巧に苦しめられながらも、7RにワンパンチKO。対するフューリーは伏兵オット・ワーリン(スウェーデン)に大いに苦しみ、血だらけの勝利。フューリーは結構ムラのある感じがしますが、今回ばかりはきっちりと仕上げてくるはず。
ちなみに、ラスベガスのブックメーカーでは若干フューリーが有利、英国の専門家はほとんどがフューリーの勝利を確信している、とのこと。
そうはいっても、ワイルダーには一発があります。
この一発の魅力は、最後の最後の最後まで、期待を持たせてくれます。
これぞヘビー級!!という試合を、また見せてもらいたい!
パワーのワイルダーか、テクニックのフューリーか。非常にわかりやすい構図ですが、ヘビー級らしい、一瞬で勝負が終わってしまう、目の離せない12Rになると思います。
好試合の期待特大!!!!
【この試合はWOWOWで生放送!!】
ちなみに、両者ともオシャレさんなので、入場時のコスチュームやトランクスにも期待してます笑
そのほかの世界中で行われる世界タイトルマッチ(日程順)
※現チャンピオン以外の肩書は省略します。
注目!2/2中国・海南島 WBC・WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
ホセ・カルロス・ラミレス(アメリカ) WBC・WBO世界スーパーライト級王者
対
ビクトル・ポストル(ウクライナ)
全勝王者のラミレスは、前戦で無敗のWBO王者、モーリス・フッカー(アメリカ)を6RでTKO。WBOのタイトルを吸収。ゴリゴリの打ち合いが得意な、フィジカルモンスターという印象。
対するビクトル・ポストルは、テレンス・クロフォード(アメリカ)との対戦経験もあるウクライナ人。元WBCスーパーライト級王者。
ポストルはWBAスーパー、IBFスーパーライト級王者でWBSS優勝者のジョシュ・テイラーと闘い、判定で負けています。ラミレスにとってはポストルを介しての、階級最強決定戦の前哨戦のような感じ。試合内容によっては、今後の展開も楽しみですね!
【この試合はWOWOWオンデマンドで生配信!!】
【WOWOW未加入であればFITE.TVでペイパービューで視聴可能!!】
この興行は、中国で新型コロナウィルスによる肺炎が原因となり、延期(中止?)となったようです。残念。
ホセ・カルロス・ラミレスのハイライト
2/7(日本時間2/8)パナマ WBA世界ライトフライ級暫定王者決定戦
ダニエル・マテヨン(パナマ)
対
エリック・ロペス(メキシコ)
WBA世界ライトフライ級には、スーパー王者に京口紘人(ワタナベ)、王者にカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が君臨。しかも、両者ともアクティブに防衛戦をこなしている。なのに、なぜか組まれた謎の暫定戦。なんなんでしょうか。
同 WBA世界フライ級暫定王者決定戦
ロベルト・バレラ(コロンビア)
対
こちらも正規王者にはアルテム・ダラキアンが君臨するWBA世界フライ級の「暫定王座戦」。ダラキアンは下にあるようにほぼ同日、普通に防衛戦。しかも、この暫定王座戦は4位と6位。無茶苦茶です。。。WBA同級1位の中谷潤人(M.T)は無視??
注目!2/8ウクライナ WBA世界フライ級タイトルマッチ
対
ホセバー・ペレス(ベネズエラ)
なんのための暫定王座か。。。こちらは正規王座の防衛線。全勝王者、ダラキアンにランキング下位(12位)のペレスが挑む。ダラキアンは出生はアゼルバイジャン、現在はウクライナ出身となっているようです。旧ソ連の国々はアマチュアスタイルをベースに、空間把握能力に優れたボクサーが多いです。ミニ・ロマチェンコは言い過ぎという人もいますが、かなり安定的なチャンピオンに思えます。ダラキアンはここをクリアして、是非中谷潤人の挑戦を受けてもらいたいです!
前日の暫定王座戦はなかったことにしてもらって。
Artem Dalakian (Артем Далакян) Highlights 2019
アルテム・ダラキアンのハイライト
2/8(日本時間2/9)パナマ WBOミニマム級タイトルマッチ
ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ) WBO世界ミニマム級王者
対
ペドロ・ヴィレガス(エクアドル)
ウィルフレド・メンデスは日本でもおなじみのビック・サルダールに勝ってチャンピオンになりました。初防衛戦は負傷判定で辛勝。
ペドロ・ヴィレガスは情報があまりありませんが、12戦して全勝(4KO)。
注目!2/8(日本時間2/9)アメリカ・ペンシルバニア WBC世界フェザー級タイトルマッチ
対
ツグスソグ・ニャンバヤル(モンゴル)
ゲイリー・ラッセルJr.は元トップアマのサウスポー、31戦して敗北はワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)のみ。身体能力の高い、難攻不落の王者。私の感想では「黒人アメリカ人の軽中量級王者」そのもののイメージです。日本人のフェザー級は通用しない感。。。ぜひとも覆してもらいたいですけど。対するニャンバヤルは、ロンドンオリンピックの銀メダリスト。プロになってからは全勝。日本の畑山隆則(当時横浜光)を痛烈にKOしたラクバ・シン以来のタイトルをモンゴルにもたらすか?
ラッセルJrにニャンバヤルが通用したら面白い!
TOP 10 GARY RUSSELL JR KNOCKOUTS
ゲイリー・ラッセルJrのKO集
Tugstsogt Nyambayar | THE NEXT MANNY PACQUIAO??
ツグスソグ・ニャンバヤルのハイライト。アマ試合も。ネクストパッキャオ??
注目!同 WBA世界バンタム級王座決定戦
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
対
リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がIBF王座を吸収てWBAスーパー王者になったとたん、決定した王座決定戦。本当は2019年12月に行われる予定でしたが、ソリスがビザを取得できず、仕切り直し。もともとスーパーバンタムで戦っていたリゴンドー、1階級落とすことで調整は大変だろうに。。。リゴンドーはつくづく不遇ですね。
タイトルのことはおいておいて、これはこれで興味深い試合です。リゴンドーは前戦、これまでと違ってエキサイティングな試合を披露しています。このままいくのか??しかし、ソリスは好戦的でパワフルであなどれないぞ!
リゴンドーが勝てば井上尚弥戦が実現するかも!?という意味でも、注目の一戦。
Guillermo Rigondeaux lands vicious left hook to defeat Julio Ceja by TKO | HIGHLIGHTS | PBC ON FOX
リゴンドーのセハ戦。このスタイルでいくのか?
注目!2/15(日本時間2/16)アメリカ・テネシー IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ
対
ビンセント・フェインゲンブッツ(ドイツ)
無敗の王者、カレブ・プラント。昨年、ホセ・ウステカギ(ベネズエラ)を番狂わせで破り、王者になってまだ1年。ウステカギからも、パッキャオvsサーマンの前座で存在感を示した初防衛戦でもダウンを奪っていますが、スピードとキレで勝負するタイプ。センスありそうな感じですね。
フェインゲンブッツは元WBA世界スーパーミドル級暫定王者。体が分厚く、たぶん固い。一発一発力を込めてうつタイプのハードパンチャーで、ガードは高い。ヨーロッパ圏の選手に多いタイプですね。
プラントについていけるか?パンチを当てられるか?というところ。
Watch Caleb Plant vs Mike Lee full fight | HIGHLIGHTS | PBC ON FOX
プラントの前戦、圧勝したマイク・リー戦
大注目!2/29(日本時間3/1)アメリカ・テキサス WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
カリド・ヤファイ(イギリス)WBA世界スーパーフライ級王者
対
頑張れロマゴン!!!そしてまた日本に来てくれ!!!
Roman Chocolatito González vs Diomel Diocos Full Figth
ロマゴンの最新ファイト。先日のディオコス戦。
ヤファイのハイライト。
同 WBC世界フライ級タイトルマッチ
フリオ・セサール・マルチネス(メキシコ)WBC世界フライ級王者
17戦15勝(12KO)1敗1NC
対
ジェイ・ハリス(イギリス)
17戦17勝(9KO)
フリオ・セサール・マルチネスは2019年12月に、過去に比嘉大吾を倒したクリストファー・ロサレス(ニカラグア)を9RでTKO、王座につきました。好戦的で手数がよく出るタイプのチャンピオン。
ジェイ・ハリスは英連邦、ヨーロッパの地域タイトルと一段ずつ上がってきた選手のようです。これまでイギリス国外での試合はありませんが、初の海外試合、結果を出せるか?
HIGHLIGHTS | Julio Cesar Martinez vs. Cristofer Rosales
フリオ・セサール・マルチネスの戴冠戦。ロサレスをKO!
ということで、2月はもりだくさん!!
大注目のタイトルマッチから、あまりよくわからない(笑)タイトルマッチまで!
タイトルは絡みませんが、2月は日本人が海外で闘う試合もいくつかあります!それはまた別の機会に紹介したいと思います。