信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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2010年代を振り返ってのMVPを考えてみました。

「Pound for Pound」パウンド・フォー・パウンド。(以下PFP)ボクシングファンには長年馴染みのあった言葉でしたが、井上尚弥がPFPのランキングに入ってからは、一般の方々にも知れ渡ったランキング。

過去、日本人では長期王座を防衛した山中慎介、内山高志が10位以内に入り、話題となったこともあったと思います。

基本的にこのPFPランキング、各メディア、各媒体が定めてはいますが、やはり最も権威のあるものはリング・マガジンのものでしょう。

体重が同一であったら、誰が一番強いか、という妄想ランキング。

そして、コロナ禍にあり試合枯れの現在、階級別オールタイム(全時代)で誰が強いのか、等の企画もボクシング・マガジン誌上で掲載され、大変興味深い読み物となっています。

おもしろいですね〜

 

そのボクシング・マガジンを読んで思ったのですが、う〜ん、やっぱり現代のボクサーに、レジェンドとはいえ過去のボクサーは勝てないだろうな、という物悲しさ。

同階級で見たとしても、モハメド・アリはグレーテストで、ジョージ・フォアマンは象をも倒すパンチを持ってはいますが、おそらくタイソン・フューリーに勝てないでしょう。ボクシングテクニックの向上もあれば、トレーニング効率、栄養学、やはり時代を経てボクシングも進歩しています。

しかし「オールタイム」で「階級別」で仕分けるとおもしろいなぁ、と思い、いろいろな切り口で何か過去を振り返りつつの考察が何かできないものかと思い、考えてみました。

PFPよりもMVP 

で、辿り着いたのは「オールタイム」で「MVP」は誰なのか。

PFPで疑問に思うのは、私は「強さ」というのはある程度は相対的なものだと思っています。もちろん絶対的な強さ(身体能力やテクニック、打たれ強さ、等々。。。)というのは勿論あったうえで、やはり相性というのはあるものだと思っています。

なので、純粋な強さ、よりもどんなボクサーがより観客を熱狂させ、偉大なことを成し遂げたのか、ということを考察してみたいと思ったのです。

そこで、参考にさせてもらったのはリング・マガジンの年間MVPであるFighter of the Year。(以下MVPと略)

MVPは、その一年に誰と戦ったのか(話題性も含めて)、どういう内容で勝利したのか、という活躍が重要になってきます。

それを10年の区切りで見た時に、10年間で誰がボクシングに最も話題を提供し、素晴らしいボクサーだったのか。。。というのが見えてくるかもしれません。

ということで、早速2010年代のボクサーを振り返り、この10年間のMVPを考えていきたいと思います。考察して深掘りしすぎると終わらないので、今回はリング・マガジンのMVPだけを参考にします。

2010年 セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)

2011年 アンドレ・ウォード(アメリカ)

2012年 ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)

2013年 アドニス・スティーブンソン(カナダ)

2014年 セルゲイ・コバレフ(ロシア)

2015年 タイソン・フューリー(イギリス)

2016年 カール・フランプトン(イギリス)

2017年 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

2018年 オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)

2019年 サウル・アルバレス(メキシコ)

。。。錚々たるメンツですね。

 

さて、もう少し詳しく個々を見ていくと。。。

2010年 セルヒオ・マルチネス

2010年にWBC・WBO世界ミドル級タイトルを獲得。その後、WBO王座は剥奪。

2014年にWBC王座の防衛に失敗。

2011年 アンドレ・ウォード

2010年、WBSSの前身ともいえるSuperSixに出場。前年に獲得したWBA世界スーパーミドル級タイトルの防衛に二度成功。

2011年にSuperSix優勝、WBC世界スーパーミドル級タイトルを吸収。

2016年にWBA・IBF・WBO世界ライトヘビー級統一タイトルを獲得。

翌年無敗のまま引退。

2012年 ファン・マヌエル・マルケス

2010年、前年に獲得したWBA、WBO世界ライト級タイトルの防衛に二度成功

2011年にWBO世界ウェルター級タイトルを獲得

2012年にWBO世界スーパーライト級暫定タイトルを獲得、その後正規王座に認定。

同年、マニー・パッキャオを痛烈KO

2013年にWBO世界ウェルター級タイトルの防衛に失敗

2013年 アドニス・スティーブンソン

2013年にWBC世界ライトヘビー級タイトルを獲得

2018年に同王座の防衛に失敗

2014年 セルゲイ・コバレフ

2013年にWBO世界ライトヘビー級タイトルを獲得

2014年にWBA・IBF世界ライトヘビー級タイトルを吸収、3冠統一王者に。

2016年に統一タイトルの防衛に失敗

2017年にWBO世界ライトヘビー級タイトルを獲得

2018年に同王座の防衛に失敗

2019年に同王座を獲得、同年に防衛失敗。

 

2015年 タイソン・フューリー

2015年にWBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級タイトルを奪取、その後剥奪及び返上。

2016年 カール・フランプトン

2014年にIBF世界スーパーバンタム級タイトルを獲得

2016年にWBA世界スーパーバンタム級タイトルを吸収、2冠統一王者に。

同年、WBA世界フェザー級タイトルを獲得。その後体重超過により剥奪。

2018年にWBO世界フェザー級暫定タイトルを獲得。

2017年 ワシル・ロマチェンコ

2013年にプロデビュー、2戦目でWBO世界フェザー級タイトルに挑戦、失敗

2014年にWBO世界フェザー級タイトル獲得

2016年にWBO世界スーパーフェザー級タイトル獲得

2017年に行われた全ての防衛戦は相手の心を折り、棄権によるTKO勝利。

2018年にWBA世界ライト級タイトル獲得

同年、WBO世界ライト級タイトルを吸収、2冠統一王者に。

2019年にWBC世界ライト級タイトルを吸収、3冠統一王者に。

2018年 オレクサンデル・ウシク

2013年にプロデビュー

2016年にWBO世界クルーザー級タイトル獲得

2018年にWBC世界クルーザー級タイトルを吸収、2冠統一王者に。

同年、WBA、IBF世界クルーザー級タイトルを吸収、4冠統一王者に。

2019年 サウル・アルバレス

2011年にWBC世界スーパーウェルター級タイトル獲得

2013年にWBA・WBC統一王座戦に臨み、敗北

2015年にWBC世界ミドル級タイトル獲得

2016年にWBO世界スーパーウェルター級タイトル獲得

2018年にWBAスーパー・WBC世界ミドル級タイトル獲得

同年、WBA世界スーパーミドル級タイトル獲得

2019年WBO世界ライトヘビー級タイトル獲得

さて、如何でしょうか。

この10名のMVPを絞っていくと、

10年間、最もアクティブに動いた選手としてはおそらくサウル・アルバレス。2011年から世界のトップ戦線で活躍していますし、特に最近は強豪との対戦、複数階級制覇、DAZNとの大型契約。。。等々、ボクシング界の顔となっています。

プロデビューは2013年ながら、翌年3戦目で世界王者となったワシル・ロマチェンコ。こちらはボクシング界の大革命、とりわけスーパーフェザー級時代の防衛戦に関しては、勇んで挑戦してきた挑戦者が、「ノー・マス」といって去っていく。。。衝撃的な勝ち方を幾度もしましたね。ノーマスチェンコと言われていたことも記憶にあたらしいです。

同門のオレクサンデル・ウシクもWBSSを圧倒的な力で制し、史上4人目の主要4団体統一王者となりました。

タイソン・フューリーは2015年に当時の3冠王者、ウラディミール・クリチコを判定で下し、一つの時代を終わらせたという功績を残しています。

アンドレ・ウォードはSuperSixの優勝のほか、2016年には当時無敗で、本当の「クラッシャー」だったコバレフに挑んで勝利し、そして2017年の再戦ではTKOで完勝。

カール・プランプトン、セルゲイ・コバレフ、アドニス・スティーブンソン、ファン・マヌエル・マルケス、セルヒオ・マルチネスについては、この10年間の間にどうしても評価を下げてしまう試合があるので10年間のMVPからは除外。

まあボクサーの全盛期なんて10年もは続かないので仕方ないのですが、そうは言っても2010年〜2019年の間でMVPといったら、やはりカネロかロマチェンコ、かなぁと思います。

 

あとは個人的な意見。

カネロについてはどうしてもドーピング疑惑とか、キャッチウエイトとか、カネロ判定等という言葉がついてまわってしまうのです。個人的には。先日のコバレフ戦は素晴らしかったですが、しかしコバレフももう衰えを隠せません。

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勿論ロマチェンコも、スーパーフェザー級時代と違い、ライト級ではファイトに余裕がなくなってきています。しかし、2010年代の衝撃というのは、今後も色褪せることはないのではないか、と思うのです。

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と、いうことで、2010〜2019のMVPは!!

“ハイテク”ワシル・ロマチェンコ!!

まあ、いろいろなご意見があるかとは思いますが。

コロナコロナで暇なので、ちょっとしたお遊びを、と思います。

次回は2000年〜2009年のMVPを考えていきたいと思います。

今回、次回くらいはまだ記憶にしっかりあるので大丈夫ですが、その先はどうなんでしょうね(笑)

to be continued...

 

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