信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

A-SIGNの公開スパーリングの観戦記。試合がより楽しみになる試みでした!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

8/31、新宿フェイスで行われるA-SIGNのボクシング興行。その興行に先立ち、7/24、出場選手たちがスパーリングで激突!それを生配信するという試みが行われました。

私は仕事もあり、リアルタイムでの観戦はできませんでしたが、帰宅後Youtubeで観戦。

 

勿論A-SIGNのオンラインサロンには入会済みです。

↓詳細はこちらから。

a-sign-box.com

尚、出稽古禁止令が出されたボクシング界ですが、今回のスパーリングは感染対策を徹底して行われるようです。

では早速今回行われたスパーリングと、その観戦記を書いていきます。

富岡浩介(REBOOT.IBA)vs牛島龍吾(八王子中屋)

アンダージュニア6冠、富岡兄弟の3男、富岡浩介は若干18歳。2戦2勝2KOという将来を嘱望されるボクサーです。8/31は、第1試合で東日本新人王戦で原翔太(高崎)との1戦が組まれています。

対する牛島龍吾は19歳、デビューから3連勝(3連続KO)で亀田京之介(当時協栄)との新人王戦に臨み、引き分け敗者扱い。その後も引き分け、初の6回戦で敗戦し、8/31は第2試合で大保龍球と激突予定。

スーパーフライ級の富岡と、フェザーの牛島はかなりの身長差。

サウスポー富岡の距離感が抜群にいいですね。リーチ差もかなりある中、やりづら意図は思いますが的確な速いジャブを当てます。

 

富岡はどっしりと構え、鋭い踏み込み。構えは後ろ荷重で準備をしているので、踏み込んできた相手へのカウンターも上手い。牛島はここまでなかなかいいようにやられている感じがします。

ラストラウンド後半には、オーソドックスへのスイッチやノーガードも披露する、余裕のある富岡。富岡兄弟恐るべし。

スパーリング後、デカかったからやり辛かったという話をしていた富岡ですが、4回戦のボクサーながら高い技術を披露しました。「新人王は獲って当たり前」という言葉が非常に現実的に聞こえます。

牛島は次戦はオーソドックスの選手。サウスポー戦は参考にならないかもしれませんが、おそらくガンガン攻め込んでくる大保に対し、どう反応できるかが勝負です。


鯉渕健(横浜光)vs大保龍球(神奈川渥美)

鯉渕健は2018年の東日本新人王決勝まで進みましたが敗退、その後は2連敗のあと、6回戦で初勝利を挙げました。8/31は第3試合で山口拓也(ワールド日立)との一戦。

大保龍球は前戦で波田大和(帝拳)と闘いTKO負け。8/31は牛島龍吾とのドラゴン対決を控えています。

先程のスパーリングとは違い、両者果敢に手を出し始まった2戦目。本気で打ち合うガチスパーリングです。鯉渕の方が身体が分厚いです。

 

2R目、大保がステップを使い、巧さを発揮します。鯉渕も上下への打ち分け、踏み込みながらの右ストレートで対抗、ファイタータイプの両者のスパーリングは白熱します。

最終ラウンドは更に白熱、思い切ったパンチの打ち合い。公開スパーリングは見られている分、通常のスパーリング(=練習)よりも試合に近いですね。見応え充分のスパーリングでした!


石井渡士也(REBOOT.IBA)vs谷口彪賀(八王子中屋)

石井渡士也は井上尚弥のスパーリングパートナーも務める次代のエース。8/31には参加しませんが、今回は特別出場。

谷口彪賀は昨年の東日本新人王を獲り、全日本新人王も引き分け勝者扱いながら獲得。若干21歳ながら日本ランク入りを果たしています。

スーパーバンタム級の日本ユース王者、石井と昨年のスーパーフェザー球全日本新人王、谷口。注目です。

序盤から石井の速さ、勘の良さが際立ちます。谷口も石井のジャブをかわし、パンチを繰り出しますがクリーンヒットに至らない。

石井は現在のウェイトがどうなのかわかりませんが、身体の分厚さ、ヒットマッスル、とんでもなく身体が強そうです。踏み込んでのワンツーは素早く、パワフル。

谷口は階級は上ですが、石井に押されます。しかし徐々に対応していき、2Rの終盤には石井の打ち終わりに左ストレートを何度かヒット。

最終ラウンド、石井はパンチも多彩。反応も素晴らしいです。右ストレート、左フック、威力充分。後半は打ち合いで終了。

 

このスパーリングも非常に緊張感があり、迫力がすごいです。

改めて、若く、才能溢れる選手が集まるREBOOT.IBAジムのこれからが恐るべしです。


坂井祥紀(横浜光)vs佐々木尽(八王子中屋)

8/31のメインに登場するメキシカン、坂井祥紀と、セミファイナルに登場する佐々木尽

坂井は8/31に日本のリング初登場となります。本場メキシコで揉まれた坂井は、日本のスーパーライトに旋風を巻き起こせるか。8/31は日本ランカー重田裕紀(ワタナベ)戦。

佐々木は昨年の新人王の最右翼とされながらも、東日本新人王の決勝を棄権。7戦全勝6KOという強打は相手から敬遠され、インターネットで相手を公募する事態に。そして名乗りを挙げた日本ランカー、赤岩俊(マナベ)との1戦が決まっています。

坂井、重厚なパンチ。対する佐々木はキレのあるパンチ。

佐々木はものすごく伸びる良いジャブを打ちます。しかし坂井も近づいてのアッパー。このアッパーは斜め上に向かって打ち出す、よく見るメキシカンアッパー。

無音の会場に鳴り響く打撃音は、スパーリングのそれではありません。

もっと坂井が身体を振って(シントゥーラ)ガンガンいくのかと思いましたが、そうでもありませんね。

2R、体を振って誘う佐々木。本当に18歳かと思う程の肝っ玉の強さ。中盤から頭をつけての打ち合いに。坂井の方がアッパーをはじめパンチが多彩、空いているところを狙ってきます。佐々木は上体を柔らかく使ったディフェンスがいいです。コンビネーションもよく出ます。

両者ともにボディ打ちが素晴らしい。これはかなりキツいスパーリングではないでしょうか。

完全に「激闘」という言葉が成り立ってしまった坂井vs佐々木のスパーリング。

最終ラウンドに突入。

 

坂井はあんなに重そうなパンチをよく連打で出せますね。どっちが良いとかではないのですが、日本ではこういう教え方はしないかもしれません。(コンビネーションの場合は強弱をつける場合がほとんど)

そして佐々木は、誘ってカウンターを打ってみたり、坂井の打ち終わりに打ってみたりと色々と試します。18歳にしてどんなメンタル。。。

スパーリング後のインタビュー、既に仕上がっているように見える体つきの坂井。これまでのメキシコ、アメリカでの試合では、今回のように万全に臨めない状態も多かったとか。ここから悔いなくがんばってほしいですね。

佐々木は初の日本ランカー戦、これに勝てば一気に浮上。楽しみですね。(相手陣営も見ていたようです。そりゃそうですよね。)

こんな感じでガチスパーを披露してくれることは、出場選手にとっては研究の機会を与えてしまうこととなり、不利な状況に陥る可能性があります。しかしこうやって先にどんなボクサーかを見せてくれれば、ファンにとってはより楽しみが増え、有り難いですね。

A-SIGNさんのオンラインサロンには、今回の興行の裏話や、NY在住のライター・杉浦大介氏、世界一のボクシングカメラマン・福田直樹氏のコラム等、見どころいっぱいです。

まだオンラインサロン未入会の方は、8月までの期間限定、是非見てみて下さい。

期間限定なので、金銭的負担も少なく感じます。

私はオンラインサロンの記事を読み、そして今回のスパーリングを見て、期待はどんどん膨らんでいます!

 

↓期間限定のオンラインサロンはこちらから。

期間限定オンラインサロン – A-SIGN.BOXING.COM

 

 

↓今回スポンサードしていたPRIZE RINGさん。

私の大好きなユーリ阿久井政吾選手も使っていましたね。

値段はお手頃です。買ってみようかな。。。

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