信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJr!カンボソスに勝ち筋は見えるか。

6/19(土)、日本時間だと6/20(日)はスペシャルデイ。

井上尚弥(大橋)の防衛戦をはじめ、ライト級3団体(の表記に統一しておきます。)王座のテオフィモ・ロペス(アメリカ)、WBC世界ミドル級王者のジャモール・チャーロ(アメリカ)、そして前WBO世界スーパーウェルター級王者で、次期ミドル級世界王者と名高いハイメ・ムンギア(メキシコ)と、人気階級の人気ボクサーたちがこぞって登場します。

この錚々たるメンバーの中で、負けないインパクトをつくれれば素晴らしいですが、実際アメリカでは井上の試合の話題は他の興行に比べて少ないかもしれません。

これらすべての王者、元王者たちは、完全なAサイドであり、興味が「勝敗」でなく「パフォーマンス」(=つまりはどのように勝利するか)にあることは否めません。それでも尚、ボクシングはやってみないとわからない、アップセットが起こらないとも限りません。

 

上記4人の王者、元王者が敗れるようなことがあれば、そのニュースが最も話題を集めるニュースになるのかもしれませんね。

ともあれ、勝ち方を問われるこの4つの興行のうち、まず今回のブログではテオフィモ・ロペスがIBFの指名戦へ挑む、トリラー興行をプレビューです。

6/19(日本時間6/20)

WBAスーパー・IBF・WBO世界統一タイトルマッチ

テオフィモ・ロペス(アメリカ)16勝(12KO)無敗

vs

ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)19勝(10KO)無敗

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かねてからアメリカ期待のプロスペクトとして名を馳せていた、テオフィモ・ロペス。中谷正義(当時井岡)を相手にIBFの挑戦者決定戦を勝ち抜き、IBF王者のリチャード・コミー(ガーナ)に挑戦、見事これをものにしました。

2016年にプロデビュー、トップランクのプロスペクトらしく大切に育てられた次期はありましたが、上記の通りしっかりと挑戦者決定戦を勝ち抜き(但しこれは大苦戦)、コミー戦では「まだ早い」とも言われながらも素晴らしい右カウンターを決め、評価の高いコミーをなんと2RTKOで屠り、初戴冠。

パンチングパワーに優れ、素晴らしいカウンターを打てるロペスは、この試合により中谷戦でやや落とした評価をぐっと高めることができました。

 

そして、中谷が復帰してベルデホを倒したことにより、「どこぞのアジア人に苦戦したテオフィモ」から、「ナカタニに勝利したテオフィモ」へと過去の評価も変わっているかもしれませんね。(変わっているといいな。)

さて、そのコミー戦で評価を上げたロペスは、しきりにロマチェンコ戦をアピール。このライト級で4団体統一を目指すロマチェンコとしては渡りに船、この一戦は締結するものの折しもコロナが猛威を振るっていた次期。

ゲート収入が見込めなくなり、ロペスのファイトマネーは激減、ロペスは駄々をこねます。しかしここでロマチェンコが侠気を発揮、自身のファイトマネーの一部をロペスに回すことで締結。

この一戦で、ロペスのプレッシャーにロマチェンコは踏み込むことができず、前半から中盤にかけてポイントを失い、後半追い上げるも届かず。

 

ロペスが見事3団体統一王者となりました。本当は、WBCフランチャイズ王座なるものも掛けられていたので、4団体統一といっても過言ではありませんが、本来このフランチャイズ王座は勝敗により移動しないものですので、おそらくこのカンボソス戦ではかけられないはずです。(わかりませんけど)なのでこのフランチャイズ王座はいったん無視します。

後半、攻めに出たロマチェンコに結構ボコられたロペスは、ロマチェンコからの再戦要求についてはダンマリ。

減量に苦労しているらしいロペスは、スーパーライト級への進出も考慮しているようですが、今のところはこのライト級で真の4団体統一王者を目指すようですね。

それに避けて通れないのが、このIBF指名挑戦試合です。

さて、その指名挑戦者となったのが、オーストラリアのジョージ・カンボソスJrです。

世界的にメジャーなボクサーではありませんが、過去、オーストラリアでキャリアを積み、アジア・太平洋の地域タイトルの数々を獲得しています。

 

ここ2戦は、2019年12月に元IBF世界ライト級王者、ミッキー・ベイ(アメリカ)を、2020年10月に元IBF世界フェザー級王者、リー・セルビー(イギリス)を立て続けに僅差判定ながら破る殊勲を上げている、オーストラリア期待のボクサーです。

セルビー戦はIBFの挑戦者決定戦であり、それに打ち勝っての挑戦なので、しっかりとした挑戦者資格を有していると思われます。

さて、この聞きなれないカンボソスのボクシングをハイライト動画でチェックすると、フェイントをかけて相手の攻撃を誘い、相手の攻撃をかわして打つカウンターパンチャーのように見えます。

オーソドックススタイルで左手を下げて相手に攻めやすい状態をつくり、かわして打つ。相手が下がれば自ら攻めはするものの、ジャブから入るやや単調な攻めにも見えますね。

がっしりとした体躯で、パワーはありそう、スピードもなかなかのものです。

ただ、打ち終わりに雑な部分があり、それが後半にかけて顕著。

 

ロペスが最後まで集中することができれば、遅くとも後半までには決着がついてしまうのではないでしょうか。

カンボソスは、「ロマチェンコとは違ったアプローチで」ロペスと戦うと公言しています。前半ロマチェンコがポイントを失ったことを考えると、もしかすると前半勝負なのかもしれません。

前半、ロペスに見る時間を与えず、ガンガン行けばもしかすると主導権を握ることが可能かもしれません。ただ、攻撃的に前に出ることで、前半集中しているロペスから、凶悪なカウンターをもらってしまうことも考えられます。

そうすると、前半はロペスに分があり、後半もロペスに分があるような気がしてなりません。ロペスがカンボソスを異様に警戒することがなければ、ロペスの勝ちは動かなそう。前半、ロペスに警戒させるだけのパワーをカンボソスが示すことができれば、展開は変わってくるかもしれませんが。

個人的には、この指名挑戦試合程度でロペスにつまずいてほしくはありません。ロペスは、あのロマチェンコに勝利したボクサーです。その前にはリチャード・コミーを完璧なノックアウトで降し、中谷正義にも勝利している。ライト級の若きプロスペクトたちの中でも、素晴らしい実績を誇っています。

 

ロペスがここを難なく勝ち抜き、ロマチェンコvs中谷の勝者の挑戦を受けてもらいたい。WBCはその後にしてもらいたい。そのころには、リナレスがヘイニーへのリベンジを果たしているかもしれませんから。

 

この興行は、FITE.TVのPPVで見れます。イベントの開始は日本時間で6/20(日)10:00~、このPPVイベントは全4試合を予定しているようです。(14.99$)

 

ちなみに、この興行の前にもイベントがあり、WBA・WBC・IBF・WBO女子世界スーパーミドル級王座統一戦、フランション・クルス・デズム(アメリカ)vsエリン・セダルース(スウェーデン)というUndisuputed champを決める一戦があるようです。すみません、両ボクサーとも知りませんが。。。

こちらの興行は同じくFITE.TVで見れますが、こちらは無料。サイトをみると同日の9:00~となっています。(Preshowという名称です。)

その前の試合は、同じくFITE.TVで無料で見れます。こちらは「Prelims」という名称で、そこのメイン(つまりはこの興行のセミセミ)にスーパーウェルター級のプロスペクト、チャールズ・コーンウェル(14戦全勝11KO/アメリカ)が登場、マーク・デルーカ(27勝15KO2敗/アメリカ)と戦うようです。これは楽しみですね。

この「Prelims」の第1試合は、日本時間6/20AM4:30〜開始。おそらくテオフィモvsカンボソスがお昼すぎなので、もう半日以上。これは集中力が持たないですね笑

井上尚弥との時間は、思い切りかぶりそうですが。。。FITE.TVはすぐにアーカイブが見れるので、井上戦後に楽しみたいと思います。

 

 

 

 

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