信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ワシル・ロマチェンコ、10月帰還。「強敵を求める」ハイテクの次戦の相手は?

7月は不思議な月で、うかうかしていたら前半はプレビュー記事なんかが間に合わなくなったにも関わらず、後半に入ったら見事にネタ切れしてしまいました。

7月末も海外ファイトも個人的注目はShowtime放映のダニー・ガルシアvsホセ・ベナビデスくらいのものです。

ということで今回はもう少し未来に思いを馳せ、ずっと気になっているあのボクサーについて。

そう、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。

ロシアのウクライナ侵攻は「数週間以内」に停戦の可能性があるという現段階において、ロマチェンコは10月にリングに戻る、とのアラムの言葉。ちなみに同時に発せられた来年春のロマvsシャクールというのはアラムのいつものリップサービスと思っていますが、如何に。

今回のブログでは、そのロマチェンコの復帰戦は誰になるのか、を考えてみたいと思います。

(先に言っておきますが答えは別に出ていません)

 

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/16勝(11KO)2敗)のこれまで

言わずと知れた元PFPキングで、ボクシング界の最高傑作と言っても良いボクサー。

アマ戦績396勝わずかに1敗というあり得ない戦績の持ち主で、北京五輪、ロンドン五輪を連覇しています。

プロデビュー戦は世界ランカーで地域タイトル戦、プロ2戦目での世界タイトル挑戦。このタイトル戦は、王者オルランド・サリド(メキシコ)が体重超過してまで阻止、しかし3戦目でゲイリー・ラッセルJr(アメリカ)との決定戦を制して世界初戴冠。

その後はプロの水にも慣れ、無双期間を過ごすことになります。

特に2016年6月からのスーパーフェザー級時代は、5戦(全てタイトル戦)して全てをストップ勝ち。そしてその4つは相手の戦意を喪失させ、「ノー・マス」(棄権)させての圧倒的勝利でした。

その相手はニコラス・ウォータース、ジェイソン・ソーサ、ミゲル・マリアガ、そしてギジェルモ・リゴンドー。

ライト級初戦となったホルヘ・リナレス(帝拳)挑戦はダウンを奪われるもボディで倒し返した10RTKO勝利、その後ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)からWBO王座を奪い2冠王者に、ルーク・キャンベル(イギリス)とのWBC王座決定戦にも勝利して3冠王者に。(但し、その後WBCはフランチャイズに認定)

 

そして迎えた2020年10月、IBF王者となったばかりのテオフィモ・ロペス(アメリカ)との統一戦では精細を欠き、まさかの判定負けで王座陥落。これは非常にショックでしたね。

この試合はロマチェンコが自身の報酬を削ってまで臨んだ一戦であり、ロペスは明らかにゴネて、ロマチェンコとやるのを嫌がっていたはず。しかしロペスの体格にロマチェンコは攻め込む事ができず、前半から中盤のポイントを落とし、後半巻き返すもときすでに遅し。

肩の怪我もあり、戦えるようなコンディションではなかったのかもしれません。

ロマチェンコはもう終わったか、とも思えるような負けから復帰したのは、中谷正義(帝拳)戦でした。縦横無尽に動き回ったロマチェンコは、日本の雄、中谷を翻弄して9RTKO、その後は元王者のリチャード・コミー(ガーナ)を完封、そして当時のライト級3団体統一王者、ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)からラブコールを受け、オーストラリアでカンボソス挑戦を果たすはずでした。

このとき、カンボソスの侠気に「本当か?」と疑問を持っていた自分を恥じたい。

カンボソスは本気でロマチェンコと戦いたかったようですが、時は味方せず、ロマチェンコは戦場へ。カンボソスはデビン・ヘイニー(アメリカ)と戦い惨敗、タイトルをそっくりヘイニーに奪われ、デビン・ヘイニーがライト級4団体統一王者として君臨しています。

 

ただ、ヘイニーがUndisputedチャンプ(比類なき王者)に君臨するためには、このロマチェンコを避けては通れないはずです。今はまだ、Undisputed王者(仮)だということは、誰の目にも明らかでしょう。

このカンボソスvsヘイニーの第一戦には、(非常にくだらないことですが)再戦条項があったりょうで、ダイレクトリマッチが執り行われます。これは10月に行われる、とのことなので、タイミング的にはロマチェンコの復帰戦と同じ時期。ロマチェンコが復帰戦に勝って、万が一、いや億が一、カンボソスがヘイニーに勝ってくれれば、タイミング的に激突があり得ます。そして、ヘイニーが勝ったとしても、もしロマチェンコがこの復帰戦で散々な姿を見せたとするならば、ヘイニーがロマチェンコ戦を受ける可能性も2%くらいはあるかもしれません。

 

閑話休題、復帰戦の相手は?

さて、話が逸れました。

ロマチェンコはプロ入りの際に「デビュー戦から世界タイトルを組んでくれ」とか、強者としか交わりたくないというプライドと、世界タイトルヘの意欲を示していたボクサーです。

勿論この、「戦争からの復帰戦」という状況においても、間違いなく対戦相手に妥協はしないはずです。

ということで、ライト級のリングマガジンランキングを上からチェック。

チャンピオンはデビン・ヘイニー(アメリカ)。1位にジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)となっていますが、前述の通りこのふたりは10月に再戦ということでこのリストからは除外。

2位のテオフィモ・ロペス(アメリカ)はスーパーライト級への転級が決まっており、転級初戦が現地時間8/13に行われる予定。対戦相手はペドロ・カンパ(メキシコ)が有力とのことでリストからは除外。

 

3位はロマチェンコ、4位にジャーボンタ・デービス(アメリカ)。

これは決まれば非常に注目ファイトになりますが、プロモーターの違いもありますし、デービスが「ロマ」という言葉を発した事すら聞いたことがないレベル。同じ時間軸を生きているとは思えないほど、交わらなそうです。

いずれにしろ、ロマチェンコの再起戦で「呼ばれる」相手としてはあり得ないほどの集客力を持っているので、未来で交わる可能性こそゼロではないものの、今回はないでしょう。

5位のライアン・ガルシア(アメリカ)も同様、集客力のあるボクサーで、「呼ばれる」ボクサーではない上に、今後はスーパーライト級での戦いを明言。

6位のイサック・クルス(メキシコ)は次戦が9/4、エドゥアルド・ラミレス(アメリカ)と決定済み。アンディ・ルイス(アメリカ)vsルイス・オルティス(キューバ)がメインの謎のPPVファイトのアンダーカードということで、これも予定が変わる事はなさそうです。

7位にはジョセフ・ディアス(アメリカ)。これは決まれば非常に嬉しいですね。ジョジョは体重超過癖があるものの、強豪ボクサー。強敵を求めるロマチェンコにとっては願ったり叶ったりの相手ではないでしょうか。ただ、ジョジョはGBPでしょうか?いつもDAZNに登場していますので、この垣根を超えるのは非常に難しそうです。

8位はリチャード・コミー(ガーナ)で、流石にコミーとの連戦はないでしょう。

 

9位はウィリアム・セペダ(メキシコ)。26勝(23KO)無敗、非常に勢いのあるプロスペクトとロマチェンコのマッチアップは非常におもしろいのではないでしょうか。ロマチェンコ優位は揺るぎないですが、セペダはハードパンチを持ち、「一発当たれば」という非常にスリリングな一戦になるかもしれません。当てさせてはもらえないのでしょうが。

セペダはここ最近のアメリカでの試合はGBPの興行に出場することが多いですが、どのような契約を結んでいるのでしょうか。トップランク契約選手ではないだけに、無敗のプロスペクトとはいえ、アラムとしてもロマチェンコに当てやすいかもしれません。ロマチェンコvsセペダ、比較的締結できそうな試合に思いますし、これは大変に興味深い。

10位は「ゴースト」フランク・マーティン。このボクサーは先日ジャクソン・マリネス(ドミニカ共和国)をストップしたボクサーで、非常にダイナミックな攻撃力を持っています。ロマチェンコvsマーティンも面白そうですが、残念ながらマーティンはPBC。しかも大事に育てられているプロスペクト。ここ最近は対戦相手の質も上がってきたとはいえ、ここでロマチェンコ戦はあり得ませんね。

 

ということで、リングマガジンのライト級ランキングには、戦えば面白いというボクサーは少々いたものの、実現は難しそうな相手ばかり。

他にトップランクのライト級といえば誰がいるのでしょうか。

レイモンド・ムラタヤや週末に登場するガブリエル・フローレスJrあたりのTRプロスペクトをぶつけるとは思えませんし。。。ジャクソン・マリネスあたりはちょうど良いかもしれませんが、やや物足りません。

やっぱりいくら考えてもわからないので笑、正式発表を待ちたいと思います。

周辺階級、TR興行に呼ばれても良いからロマ喰いを果たしたいという気骨あふれるボクサー、思いもよらない強敵を見つけ出してきてほしいものです。

 

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