信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

契約間近?シャクールvsバルデスの王座統一戦は、Sフェザー級頂上決戦!

ダン・ラファエル氏が発表したことは、シャクール・スティーブンソン(アメリカ)とオスカル・バルデス(メキシコ)が4/30、統一戦を行う、ということ。

契約に近づいている、ということなのでまだ正式発表には至っていません。

これまでもニアミスがあったこのシャクールvsバルデス。今度こそ実現するのかもしれません。

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Shakur Stevenson, Oscar Valdez working to finalize title unification fight, sources sayより

 

バルデスvsコンセイサンというボクシング史上でもなかなか凶悪な判定結果(その経緯も含め)を知っているファンとしては、これをもしかすると素直に受け入れられないかもしれません。私は今のところ、ちょっと手放しで喜べない状態です。

ともあれ、共にトップランクに所属する2人のボクサーが戦う障壁は少ない。

現在の実績的にはこのシャクールvsバルデスがスーパーフェザー級の最強決定戦ではあるものの、この階級には我らが尾川堅一(帝拳)もいれば、速くて上手い塩の結晶みたいなクリス・コルバート(アメリカ)もいます。

このスティーブンソンvsバルデスは、最後の戦いではなく、統一への始まりの一戦。

ということで今回は、この一戦を皮切りに、俄然盛り上がっていくであろうスーパーフェザー級を見ていきたいと思います。

 

オスカル・バルデス(メキシコ)30勝(23KO)

2012年にプロデビュー、2016年にWBO世界フェザー級王座決定戦に出場、2RTKOでこれを獲得。初防衛戦では大沢宏晋(当時ロマンサ雅)を7RTKOに退けます。

その後もミゲル・マリアガ(コロンビア)、ゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)、スコット・クイッグ(イギリス)等々を相手に防衛を重ね、このフェザー級タイトルは6度の防衛。

2019年にスーパーフェザー級転向後は、2連続KOで勝利するものの、そのパフォーマンスは「フェザー級時代と比べると落ちた」と言わざるを得ない内容。

しかし、2021年2月、当時スーパーフェザー級最強と謳われたミゲル・ベルチェルト(メキシコ)のもつWBC世界スーパーフェザー級タイトルに挑んだ試合では、10RでTKO勝利、2階級制覇。

 

この時、バルデスはエディ・レイノソに師事、レイノソの教えを忠実に再現したのでしょう、ディフェンス面が非常に向上。減量苦からなのか、それともアマ時代の実績で大きく上回るバルデスをリスペクトしすぎたのか、攻めきれないベルチェルトに対して下がりながらのカウンターをヒット、全く見事なTKO勝利でした。

しかし、同年9月の初防衛戦は散々。

試合前のVADAテストで陽性反応(これをバルデスはハーブティーだと言及)、なのに試合は行われ(これはWBCが明らかにスター候補、バルデスを優遇しているように見える)、更に試合はコンセイサン優位だったという声が多い疑惑の判定(これもメキシコ人贔屓のWBCだから、という意見が多くなってしまうでしょう)。

このコンビネーションは、判定内容等のバルデスに非のないものも含めて、ファンの印象は良くありません。

判定結果が問題となれば、本来認められてはいないダイレクトリマッチも範疇にあるか、とも思っていました。

しかし、コンセイサンは1/29(日本時間1/30)にザビエル・マルティネス(アメリカ)を相手に復帰戦を予定しています。

 

シャクール・スティーブンソン(アメリカ)17勝(9KO)無敗

「ネクスト・メイウェザー」、シャクール・スティーブンソン。「ネクスト・メイ」はメイウェザー本人が言った言葉ですが、シャクール本人のアイドルはアンドレ・ウォードです。

個人的にもメイウェザーよりもウォードに近いと思っています。

プロデビューは2017年、2019年にはWBO世界フェザー級の指名挑戦者の位置に上り詰めます。

しかし、当時王者であったオスカル・バルデスが王座を返上したことにより、王座決定戦に出場することになりました。

その対戦相手は、当時のシャクールの交際相手の兄である、ジョエト・ゴンザレス(アメリカ)。ちなみに、ゴンザレスは妹とシャクールの交際を認めていなかったようです。このワイドショーのネタ的な試合は、シャクールが完勝、見事世界初戴冠を果たします。

 

しかし、この王座をシャクールはさっさと返上、2020年にはスーパーフェザー級へ転級します。

この2戦を楽勝したシャクールは、2021年6月にジェレミア・ナカティラ(ナミビア)というボクサーと戦いますが、この試合が(私の記憶が確かなら、確か直前で)WBO世界スーパーフェザー級の暫定王座決定戦となります。

これは当時の王者、ジャメル・ヘリング(アメリカ)が、カール・フランプトン(イギリス)を迎えての防衛戦を2月に行う予定が4月に延期になり、指名挑戦者であるシャクールの王座挑戦が遅れてしまうことへのお詫び的な暫定王座決定戦だったように記憶しています。

ともあれ、このナカティラ戦を楽勝で勝ち上がったシャクールは、WBOの正規王者、ジャメル・ヘリングとの団体内統一戦へと進みます。

 

2021年10月、ヘリングと激突したシャクールは、またも危なげない試合展開で圧倒、10RTKO勝利。

初回からあっという間に距離を把握したシャクールは、もうやりたい放題。防衛戦をこなす度に評価を高めてきたヘリングに何もさせず完勝した様は、鳥肌ものでした。

一戦ごとにスーパーフェザーに馴染み、明らかなビルドアップと階級に負けない身体を手に入れたシャクール、これまでの戦いでは苦戦はおろか困った姿も見せず、ポイントもほとんど奪われていません。

 

BoxRecで確認すると、2019年のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)戦で98-92、99-91、100-90というUDだったほか、ジョエト・ゴンザレス戦で119-109(3者とも)のUD、ヘリング戦では1人が89-82(9Rまでの採点)とありますが、信じられない事にその他すべてがフルマーク。

いやはや、これはとんでもない化け物です。

スーパーフェザー級最強は、このシャクール・スティーブンソンと見て間違いありません。

スティーブンソンvsバルデス

バルデスは、チーム・レイノソに入ったあと、ディフェンス面が向上したと先に書きました。これは、非常に攻撃的なボクサーに対して有効なカウンター技術の向上にもつながり、結果的にミゲル・ベルチェルトとは相性が非常に良くなりました。

 

ロブソン・コンセイサン戦での超がつくほどの大苦戦は、ハーブティー事件で心をかき乱されたこともあるのでしょうし、バルデス圧勝予想の中で、油断もあったでしょう。

これは推察ですが、おそらくバルデスは安定的に力を出せるタイプではなく、メキシカンらしく、相手によってモチベーションが大いに左右されるタイプのボクサーだと思います。

その分、警戒すべき相手と相対したときのパフォーマンスは高い、と思われます。

なので、シャクール戦ではきっとベルチェルト戦、もしくはそれ以上に仕上げてくるのではないでしょうか。

対してシャクールは、モチベーションの差はあれど、ある一定以上に仕上げてくる、非常に安定した感じのするボクサー。

 

それでもバルデス戦はビッグマッチ、24歳にして既に大ベテランの雰囲気を漂わせるシャクールは、コンディショニングを間違わないはず。

なのでこのシャクールvsバルデスは、双方のベストパフォーマンスが出せる一戦になるかもしれません。ヘリングをあのような形で退けたシャクールの実力は疑いようもなく、個人的にはまたシャクールが階段を一つ登る、そんなふうに思っています。

 

WBAとIBF

WBAの王者はロジャー・グティエレス(ベネズエラ)。苦労人レネ・アルバラード(ニカラグア)からタイトルを奪い、ダイレクトリマッチではより明確にアルバラードを退けています。

そこに、元暫定王者で現在は指名挑戦者のクリス・コルバート(アメリカ)が挑戦するという構図で、この一戦は2/26(日本時間2/27)に行われる事が決まっています。

とにかく速い、コルバート。足も速ければ手も速い、身体全体にスピードのあるボクサーで、コンビネーションも非常に速いボクサーです。ただ、ディフェンシブ。

 

アルバラードは、アグレッシブですが、ショートパンチはやや難点。ショートパンチが得意であれば身体でグイグイ押していってロープやコーナーにコルバートを張り付け、勝負できるかもしれませんがちょっと難しそうな印象です。

コンビネーションを当て続け、足を使って躱すコルバートの姿が目に浮かんでしまいますね。

当然勝負はやってみないとわかりませんが、やりづらく、速いコルバートが勝利すれば、WBA王座はなかなか動かないかもしれません。

IBF王者は、尾川堅一(帝拳)。スーパーフェザー級の中で最も新しい王者で、戴冠戦は出色のパフォーマンスを見せました。

 

このアジンガ・フジレ(南アフリカ)戦のパフォーマンスはフロックではない、それは当然分かっているのですが、ここ数戦、あまり良いパフォーマンスを見せていなかったように思うので、あの日は本当に驚いたし、感動しました。

期待の王者、尾川は春頃、日本での防衛戦を予定していますが、相手は未定。

これは日本政府の鎖国の状況次第で、凱旋防衛戦が行えるかどうかが変わってきそう。

ここは、日本での防衛戦にこだわらずに海外防衛も視野に入れ、なるべくブランクをつくらないようにしてもらいたいですね。

 

対戦相手は未定ですし、次戦がそうなるかわかりませんが、おそらくそのうちオーダーされると思われるのはシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)戦。

体重超過王者、ジョセフ・ディアス(アメリカ)に挑戦したラヒモフはドローで王座奪還ならずという不運を経験したディアスは、本来挑戦者決定戦に出場するはずが怪我で辞退。

フジレvs尾川の勝者に、ラヒモフ戦が義務付けられていたはずですが、IBFからの指令の報はまだ届いていないと思います。

 

尾川はこのラヒモフを退ける事ができれば、このスーパーフェザー級の統一戦の渦中に入っていく事ができるかもしれません。そうなることを期待しています。

決戦は4/30!?

シャクールvsバルデスは4/30(日本時間5/1)という明確な日程、MGMグランドという会場まで出ているので、本当に契約間近なのでしょう。よくある「プロモーション」とか「反応を伺う」というニュースではないと思います。

ということで書いてきたら、やっぱり非常に楽しみになってきたシャクールvsバルデス。そしてその後のスーパーフェザー級の覇権も気になるところ。

やっぱり尾川堅一には、ビッグマッチにたどり着いてもらいたいですね。

冬が過ぎ去って、春が訪れ、桜が咲き、花が散り、新生活がはじまって、それが落ち着いた頃。4月、5月あたりは、ボクシングファンにとって非常に忙しく、また楽しい月になりそうです。

どうかコロナよ、邪魔してくれるな。

 

 

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