信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】8/9ダイヤモンドグローブ!中川健太vs梶颯、アンダーはFOTY級、藤村炎村vs湯場海樹!

さて、視聴が追いつかない、8/9。

先週末の試合も見れていない状況ではありますが、やはりライブ配信が最優先です。

(といっても、私はひとりディレイ視聴。)

FODプレミアムに加入していて良い事は、興行終了後、すぐにアーカイブ配信が見れる事。

ということで今回は、8/9(火)に行われたダイヤモンドグローブの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

8/9(火)ダイヤモンドグローブ

 

 

アンダーカードでは磯谷大心(輪島功一スポーツ)が3RTKO勝利。これで3戦全勝全KO。そのバックボーンに恥じない、一戦一戦期待の高まるボクサーですね。

この勢いで新人王なるか。

第4試合となる宝珠山晃(三迫)vs川崎智輝(サンライズ)は初回、宝珠山がダウンを奪取。その後、技術戦を展開する両者、互角の戦いという雰囲気ですが、全体的にやや宝珠山が上回っている印象でした。

規定の8Rを終了して、判定は77-74、79-72×2で宝珠山の勝利。やはりこのボクサーは巧く、勝ち切る力が非常に強い。

 

スーパーライト級8回戦

藤田炎村(三迫)8勝(6KO)1敗

vs

湯場海樹(ワタナベ)8勝(5KO)1敗2分

藤田はお馴染み(?)の金髪!金髪はこの日だけで、翌日の仕事には黒く染めて出社しているようですね(誰得情報笑)。

初回のゴング直後からガードを固めてグイグイ前に出る藤田!これは湯場にとって鬱陶しいですね。藤田はサウスポースタンスです。湯場の左ストレートを少しでももらいづらくしているのかもしれません。

と思った30秒過ぎ、湯場の左ストレートがヒット!藤田はダウン!!!

立ち上がった藤田ですが、ダメージは有り!それでも前に出て湯場を攻め立てたところで、また左!藤田はまたもダウン!!

 

残り時間は2分弱、今度は湯場が攻めます!!

藤田は頭から突っ込んでクリンチ、この当たりは非常にしたたかです!

湯場は簡単にクリンチさせない方が良い。中間距離でコンビネーションを打ちますが、藤田は固いガードとクリンチ、ロープに詰まる場面もありつつ、そして倒れ込んだりしつつも何とかサバイブ!

いやいやいやいや、何という初回でしょうか。

2R、藤田は回復したのか?低いダッキングから左右のフックを強振!揉み合いになったところから後頭部へパンチを放ってしまい、藤田に減点。これはいけません。

休憩を挟みますが、これは藤田にとってこそ良い休憩になりはしないか。

その後もガードを固めて強いプレス。から強振。湯場はかなり嫌そうで、ちょっと揉み合いの展開は避けたいところ。

中間距離では湯場のストレートが良いですが、近寄れば藤田のボディが有効。

 

3R、湯場はステップワーク、そして丁寧にジャブを突きます。藤田の動きが止まれば左ストレート。本来この戦い方で良いはずですが、藤田のプレスは非常に強く、そのブロッキングは非常に固い。

押し合いにも強く、湯場はかなりの圧を感じていそうですね。

残り1分少々のところで、湯場は時計を見たように見えますが、藤田のプレスとボディにかなり参っているかもしれません。

その後、完全に動きが止まってしまった湯場、ここから藤田は湯場を更にボディ攻撃で苦しめ、ロープに詰めて強いパンチを幾度も放ちます。

最後に湯場は膝をつきますが、これはスリップ裁定。ただこれは、ダウンに相当するものだと思います。勢いは、すでに藤田にあります。

4R、初回のダメージはどこへやら、藤田は強いボディからスタート。湯場はかなりボディでダメージを負っている事がありありとわかり、藤田は攻めやすくなっています。

ここで顔面へ右を返した藤田!湯場はとうとうダウン!

 

立ち上がった湯場に対して、更に激しく攻める藤田!湯場も懸命に打ち返しますが、距離はすでに藤田の距離!

フィニッシュブローは藤田のショートの右フック!!崩れ落ちるようにダウンした湯場に、レフェリーはストップを宣告!

藤田炎村、4RTKO勝利!!!

なんという。。。。

藤田炎村というボクサーは、不死身か。

初回で終わってもおかしくないほどのダメージを被るも、したたかに生き残り、大逆転のKO勝利。湯場は佐々木尽戦に続いての劇的な大逆転KO負けであり、この打たれ脆さ、というか負けっぷりの良さ、というものは父・湯場忠志に通じてしまうところが何とも歯がゆい。

 

好戦的、というには荒々しすぎるこのリクルート・ファイターは、ダーティな部分もありますが、このダーティな部分は小狡いものではなく、いきすぎたファイティングスピリットにより止まれない、という感じなのかもしれません。

この勢いは、もしかすると平岡アンディの牙城を崩せてしまうのかもしれません。

もし、スーパーライト級で世界に届くとするならば、藤田ではなく平岡アンディ。

しかしその平岡アンディの脆い部分をつけるかもしれないのは、この藤田炎村なのかもしれません。

俄然おもしろくなってきた日本のスーパーライト級戦線、平岡vs藤田、見たいような、見たくないような。

日本女子ミニマム級タイトルマッチ

鈴木なな子(三迫)6勝(1KO)2敗

vs

一村更紗(ミツキ)4勝10敗1分

前戦で見事タイトル初戴冠を果たした鈴木の初防衛戦。

初回、様子見もそこそこに、中間距離でのスピーディなパンチの交換でスタート。中盤に鈴木のワンツーから左ストレート、これは良いコンビネーション。

その後も出入りを意識したステップワークで戦う鈴木でしたが、終盤、一村の右カウンターがヒットして膝を負ってしまいダウン!

立ち上がったところでゴング。

 

女子の試合はタイトルマッチでも6回戦、このダウンは痛い。それでもインターバル中は笑顔が覗いています。

2R、鈴木は前ラウンド以上にステップを意識しているように見えます。前後のステップワークは下肢がしっかりとしていて美しく、ストレートの距離で戦いたいとは思いますが、ちょっと距離が近くなりがちか。

3R、鈴木は良いリズムを刻み、ボディを交えたコンビネーションも良い感じに出ています。一村はフック系のパンチが多いですが、これは鈴木のステップで空を切る事が多いというイメージ。

4R、このラウンドは一村が入るところで鈴木の右ボディが目立ちます。そこから上へ左フックを返すというパターンが非常に効果的。低く入ってくる一村とはバッティングもありますが、このボディが素晴らしいですね。

5R、鈴木はステップワークと右ボディから左フック。一村は左右のフックを振るい、打たれながらも打ち返します。

ラストラウンド、一村は回転力のあるコンビネーション。鈴木は一村の入り際にカウンターのコンビネーション。ともにテキパキと動き、よく手がでる、というのは2分6Rという短期決戦だから、というのはあるでしょう。

 

ともに意地を見せて相手のパンチに恐れもなく打ち合い、ここでは鈴木の右ストレートが印象的に思います。

6Rを戦い終え、採点は57-56×2、58-55、鈴木の勝利。

ちょっとこれは判定のわからない、非常に難しい試合でしたね。ちょっと一村にとっては厳しい採点、とも感じる結果だったようにも思います。

ともあれ、鈴木は初防衛。話題性も十分な鈴木には、がんばってもらいたいですね。

日本スーパーフライ級タイトルマッチ

中川健太(三迫)21勝(12KO)4敗1分

vs

梶颯(帝拳)15勝(9KO)1敗

37歳、中川と24歳、梶。ちょうど一回り違う両者の一戦は、世代交代なるか、否か。

初回、まずは中間距離での探り合い。互いにフェイントをかけながら、一触触発という状態です。梶が右を放てば中川は左を返します。

梶が若干プレスをかける、という展開ながら、中川は踏み込んで左、一気に押し返します。

中川の左はアングルが非常に多彩。梶はまだ対応出来ていないように見えます。

 

2R、梶がプレスをかけますが、良いタイミングで攻め込むのは中川。この攻めに対して梶は下がってしまうので、ちょっと見栄えがよくないか。

後半、バッティングで中断、ものすごい音がしましたね。。。梶の方がカット。

中川はまっすぐの左とオーバーハンド気味の左を使い分け、飛び込んでの右フックも。中川が非常に上手く戦っています。

3R、梶はちょっと攻めあぐねています。というよりも、中川の打つタイミングが素晴らしく、梶が攻め込むタイミングをカットしている印象。

梶は頭を振ってグイグイと前に出ますが、出たところで中川の左が襲います。上下のコンビネーションも良い。梶はこのままではまずいですね。

4R、梶の強いプレスに臆する事なく、丁寧にアングルを変えながらコンビネーションを打つ中川。上下、内外、打ち分けが素晴らしい。

何度も上体が泳いでしまうのは梶の方で、どうしても梶は後手にまわってしまっています。プレスをかけているのは梶なんですが。。。

 

5R、序盤から中川の左ボディが光ります。サウスポーの左ボディというのは、ナチュラルな角度でみぞおちに入ってしまったりするので超怖い。

ラウンド後半には梶の左ボディ、左フックが少しずつ当たるようになってきたイメージ。

公開採点は、49-46×2、50-45で中川。

6R、ここは絶対に取らなければいけない梶。手数を出して前進、中川はサークリングしながら離れたり近寄ってみたりと距離をコントロール。

7R、もう倒しに行かなければいけない梶。しかし、ここにきてもやはり梶賀プレスをかけるものの、踏み込む前に中川が穿つ。このタイミングは。。。本当に素晴らしい。

梶が踏み込むとすっとバックステップ、そこに梶野コンビネーションが続けば上体でのディフェンス。37歳、明らかに強くなっています。

後半、梶の左フックが中川を捉え、これは中川もダメージを負ったように見えます。ここでもっといかなければいけない梶ですが、中川はしっかりと距離をとって切り抜けます。

8R、梶はここでステップを踏み始め、スピードのある踏み込み。中川はサークリング、止まればすぐに攻勢をかけ、ここでパンチをまとめるので非常に見栄えが良い。後半、梶は強いプレスから右ボディを強振、ガンガン振り回して中川を追いかけます。この戦い方で良いと思います。

 

9R、梶の強いプレスをいなし、しっかりと打ち返す中川。梶はまだまだパワフルですが、中川の動きもよく動くし集中力も素晴らしく、ほんっとうに嫌なタイミングで攻撃をします。

梶はチャージをかけることすら、できていません。

ラストラウンド、ここも中川が自在に動き、サークリングしながらコンビネーション。梶は強振、左右を振り回し、中川をふっとばすパワー。しかしそれでも、足りません!

このラウンドは梶の渾身のパンチがあたっているものの、中川の動きは落ちません。

採点は、96-94、97-93×2、中川健太。

サンダーレフト、中川が見事な防衛!梶颯はまたもタイトルに届かず。

中川は37歳の今が一番強い、これは間違いなさそうですね。こんなにも向上し続けるボクサーというのは、珍しいかもしれません。

正直、今回は梶の若さ、勢いに押されてしまうかと思っていましたが。。。

福永戦では勝利していた、かと思っていた梶でしたが、今回は完敗といって良い内容でした。

梶颯、素晴らしいボクサーながらも、チャンピオンになるのには何かが足りないのでしょう。

若いながらも長く「ボクシング」をしすぎ、巧くなりすぎて、ガムシャラさ、気迫が足りないのか。。。

ともあれ、中川は本当に見事な防衛。強い「梶颯」を退けたならば、今度はもっと上のベルトを目指して良い。この激戦のスーパーフライ級、世界タイトルへの挑戦だけでも並ではありません。「世界線をやりたい」この言葉が叶い、拳友である船井龍一の無念を晴らす意味でも、どこかで世界タイトルへ縁のあることを心から願っています。

 

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