信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】アルセン・グラミリアンが3年ぶりの登場、vsアレクセイ・エゴロフ!ハイメ・ムンギアはメキシコで調整試合!

今週はウィークデイの国内ボクシングが盛り上がっていたおかげで、週末に注目試合がなかったとしてもさほど寂しくはありません。

一応、ムンギアの登場とグラミリアンvsエゴロフはチェックしておこうと、ディレイで視聴。

グラミリアンvsエゴロフは、CANAL+というフランスのテレビ局で中継、日本でもアメリカでも見る術はなさそうでしたが、結果的にはYoutubeにあがっていましたので、視聴。

ということで、今回のブログでは、グラミリアンvsエゴロフのWBAスーパー世界クルーザー級タイトルマッチ、そしてハイメ・ムンギアvsゴンサロ・コリアの世界ミドル級「ミスマッチ」の観戦記です。

 


11/19(日本時間11/20)フランス

WBAスーパー世界クルーザー級タイトルマッチ

アルセン・グラミリアン(フランス)26勝(18KO)無敗

vs

アレクセイ・エゴロフ(ロシア)11勝(7KO)無敗

アルメニア出身、現在の国籍はフランス。WBA王座を獲得したのは2019年11月ですが、そこから同年12月に初防衛を果たしてから、大きな大きなブランクを経験しています。

決まりかけた試合もコロナで延期、ようやく再設定されたのが2022年11月19日なので、約3年ぶりのリングとなります。

対してエゴロフも2年8ヶ月ぶりのリング、ただ、エゴロフはグラミリアンがコロナ療養中もトレーニングは続けていたはずで、どちらがより多くの対策期間があったか、というとエゴロフの方ですね。

初回、「アルセン」コールですが、まずはエゴロフがアグレッシブに攻め込みます。グラミリアンはジリジリとプレスをかけて、鋭いジャブ。エゴロフは比較的スピーディにコンビネーションを放ってきます。このコンビネーションをグラミリアンはブロッキングです。

エゴロフは細かなバックステップ、ジャブの上下の打ち分け、そしてコンビネーションと非常に優れたボクサーに見えます。

対してグラミリアンはガードを固めて前進するストロングスタイルから、やや単発気味に力強いパンチを放っていき、時折出すジャブは非常に鋭い。

2R、エゴロフはグラミリアンの鋭いジャブに合わせてジャブカウンター。素晴らしい狙い所です。そこからコンビネーションにつなげるエゴロフ、このパンチのアングルは非常に多彩で不規則、想像以上に素晴らしいボクサーです。

中盤、強打で攻め込んだグラミリアン、これに下がらされるエゴロフ。

しかしエゴロフはとにかく手数が多く、アッパーからストレートの返しも速い。

互いに一定の距離を保っての中間距離での打撃戦、非常に見応えのある試合です。

 

3R、グラミリアンはガードを固めて強いプレス、からの強い左右のフック。身体の振りもデてきて、前ラウンドよりも一歩程度距離が縮まります。

相変わらずエゴロフのコンビネーション、手数は素晴らしいですが、グラミリアンにも手数が出てきました。

グラミリアンはとにかくショートの右フックを強く打ちますね。これはエゴロフにとっても非常に怖いパンチ。しかし後半、エゴロフも同様に強い右のショートフックを返してお返し。

4R、非常に力強いのはグラミリアンですが、エゴロフはコンビネーションで対抗しています。

グラミリアンはパワーに秀でるものの、エゴロフもカウンター、特にグラミリアンが攻めてこようとする際のジャブカウンターが良く、攻め込まれても巧くバックステップ。

ここまでヒット数はエゴロフが上回っているように見えますが、かなりのハイペースにも見えますので、後半が少し心配にもなってきます。

5R、ガードを固めて迫るグラミリアン、エゴロフはコンビネーションで対応、という構図は変わりませんが、グラミリアンはより安定的に、そして力強くなります。

エゴロフのジャブに止められる事なく、また、確実に当たる距離で放つ右ショートはエゴロフの大きな身体をなぎ倒してしまいそうなほどパワフルです。

6R、会場は「アルセン」コール。前進するグラミリアン、応戦するエゴロフ、ともに動きはまだまだ落ちません。

しかし後半にかけてはグラミリアンのプレスが勝ってきたイメージで、グラミリアンから見れば「ようやく」というところでしょうか。

これで約半分、ここまでは互角の戦いと言ってよく、この後半以降の戦いが勝負の明暗を分けそうです。

 

7R、グイグイと無遠慮に距離を詰めるグラミリアン。しかし距離が詰まったところで、エゴロフは細かなコンビネーションを射出して、グラミリアンの手を止めます。

これはまた非常に素晴らしい作戦ですが、パワー差は如何ともし難く、やはり押されるのはエゴロフ。ただ、グラミリアンは強打に合間ができてしまうので、そこに巧くエゴロフはコンビネーションを滑り込ませ、いくつかのクリーンヒットを奪います。

8R、ゴングと同時に鋭いジャブを突いて攻め入るグラミリアン。そして、これまでのハイペースが祟ったか、1分をすぎる頃にエゴロフはややペースダウン。

ここでフィジカルで押すグラミリアンは、更にエゴロフを疲弊させ、更に強打をコネクト。

9R、エゴロフはかなりジャブを多用。前半〜中盤にかけて出せていた、相手の攻撃の間隙を突くようなコンビネーションは少なくなっています。やはりそうなるとグラミリアンは手数を出しやすくなり、これがまだまだ力強い。

ショートの距離での打ち合いで、いくつかアッパーを巧打するエゴロフですが、やはり全体的にはグラミリアンのパワーに分がありそうです。

10R、エゴロフ、スピードはさほど衰えていないように見えますが、そのパワーはかなり目減りしているように見えます。もともと、6〜7割ほどの力で打つボクサーなのかもしれません。時折、良いタイミングで力の抜けたアッパーをヒットすることはありますが、やはりグラミリアンの方がパワーに秀で、そして今や手数も変わらなくなってしまっているので、エゴロフは厳しい。

フィジカルにも大きな差があり、このラウンド後半頃になると、グラミリアンの強引な右フックで大きく身体を泳がされます。

 

11Rにはいってもグラミリアンの非常にパワフルな攻撃は続きます。前半に比べ、しっかりとコンビネーションが出ますし、前半からの被弾はあるものの、全く動きが落ちる事がありません。タフネスもありますね。

同時打ち、となっても、一瞬はやく次の攻撃に移る事ができるのはグラミリアンです。

ラストラウンド、ここではエゴロフも非常によくがんばります。復活したかのように力強いコンビネーションを繰り出し、グラミリアンを下がらせることもしばしば。しかしグラミリアンはそこから反撃、ともに気持ちを出したラストラウンドが終了し、規定の12Rを終えました。

判定は、116-112×2、117-111でアルセン・グラミリアンの勝利を支持。

序盤、非常によく頑張ったエゴロフでしたが、終わってみればグラミリアンの完勝。エゴロフは前半勝負だったのか、かなり飛ばしてはいましたね。

グラミリアンが迫ってくる時にコンビネーションを出し、それをしっかりとヒットすることでグラミリアンを止めるという戦術は非常に素晴らしいものでした。

結果的にはグラミリアンのフィジカルパワー、パンチングパワーに圧し潰されてしまいましたが、このエゴロフは非常に技術があり、試合巧者でもあり、今後も世界戦線に絡んでくるかもしれません。

グラミリアンの試合は見たことなかったかもしれないし、遠い昔に見て単に忘れていただけかもしれませんが、やはり強い王者ですね。クルーザー級、残念なことに超がつくほど地味な階級ではあるものの、ヘビー級に近いパワーを持ちつつも、スピード感、コンビネーションはヘビー級ボクサーたちを圧倒的に上回ります。

非常に面白い階級ですので、皆さんも是非注目してみて下さい。

 

11/19(日本時間11/20)メキシコ

ハイメ・ムンギア(メキシコ)40勝(32KO)無敗

vs

ゴンサロ・コリア(アルゼンチン)21勝(8KO)5敗

ハイメ・ムンギアの調整試合。ゴンサロ・コリアというボクサーは、今まで強豪との対戦経験はありません。

初回、早々のムンギアコール。プレスをかけ気味に前進したムンギアは、鋭いジャブ。コリアはこれにしっかりと反応しているように見えますね。

サウスポースタンスのコリアは中盤、ダブルの左ストレートで攻め込みます。比較的下がる場面は多いものの、ムンギアに対して臆している風ではありません。

2Rもプレスをかけるのはムンギア。しかしコリアも先手をとって攻める場面も出てきます。

基本的には下がりながら、左ストレートを打ちながら踏み込み、そのままサイドへ逃げるかクリンチ。ムンギアが打ってくれば相打ち気味にパンチを打ち、カウンターを狙うというのがコリアの戦い方。

ちょっとわかり易すぎる戦い方なので、ムンギアにとっては怖さはないようで、身体を振ってプレスを強めます。

後半、ムンギアのフェイントでコリアがパンチを出したところをプルカウンターの右ストレート!これでコリアはダウン!

立ち上がったコリアに対して猛然と詰め寄るムンギア、コリアも左を返して反撃も、これまでと同じパンチで、意外性はありません。

攻め入るムンギアに、距離をとったり、潰したりで何とか時間稼ぎをしたコリア、何とかサバイブ。

 

3R、コリアは意外にもダメージは少なそうですが、ちょっと、いや、かなり動きが大きくなっており、ダウンを奪われた事でプレッシャーはこれまで以上にかかっていそうです。

こうなるとムンギアのフェイントにも引っかかりやすくなってしまうので、厳しいですね。

中盤もコンビネーションで攻め込んだムンギア、コリアも反撃しますがこれは単発。

コリアが左ストレートを振るってきても後退しないムンギアは、ジリジリと距離を詰めて後半はコリアにロープを背負わせ、コンビネーション。

2度目のダウンはそのコンビネーションの最中の左ボディ。

これでコリアはダウン、レフェリーは試合をストップ。

ハイメ・ムンギア、3RTKO勝利。

実力差のあるマッチメイクで、至極当然な結果が出た、と言える試合ですね。

コリアというボクサーは当然、このレベルにありませんでした。

ズルズル、ダラダラとラウンドを重ねるようなことなく、しっかりと試合をストップサせることに成功したムンギアはさすがですが、このレベルのボクサーと戦っても評価を上げる事は難しい。

 

WBAのミドル級ランキングでは3位、WBCとWBOで1位、IBFでは3位。

ミドル級での初戦から、もうすぐ3年が経過しようかというムンギアには、いつチャンスが訪れるのでしょうか。

ムンギアは、次のシンコ・デ・マヨ興行(5/5近辺の興行)で、GGG戦をやりたいとコールした、とのこと。GGGはWBAのスーパー王者であり、IBFの王者でもあります。

これはムンギアにとっては真価を問われる一戦であるとともに、GGGにとっても(ミドル級での)現状、最大の相手と言っても良いかもしれません。

これは非常に興味深い反面、GGGを全力応援しなければいけない一戦ですね。

もし決まるようだったら、チャーロ戦よりも楽しみです。

 

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そしてもう一ヶ月を切った、井上尚弥vsポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦。

同じ時代に生まれたならば、必見である日本人初の4団体統一戦です。

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