信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】4/1(土)ダイナミックグローブ、3150FIGHT!東西で行われた4つのタイトルマッチを視聴!

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エイプリルフール、というのはあまり好きではありません。嘘をついて良い日、なんて必要ないと思うのですが。

と、全然関係のない話から入りましたが、今日は西で3150FIGHT SURVIVAL、そして東で新生ダイナミックグローブ。

時間もどん被り、これはボクシングファンにとって忙しい日になりましたね。

ただ、追っかけ再生もできるしすぐに見逃し配信もできるABEMA.TV(プレミアム)と違い、U-NEXTはライブ視聴を見逃すとアーカイブまでは少し時間を要するため、このU-NEXTを主体として見た人も多かったのではないでしょうか。

私は、ダイナミックグローブの方はメインだけ見れれば良いかな、と思っていたので、ちょっと気にしつつ、3150FIGHTを視聴。ただこの3150FIGHTは興行が長すぎて、全部見る事は物理的にはできません。

ということで、時間を見つけつつ視聴した、Who's Next ダイナミックグローブ、そして3150FIGHT SURVIVALの観戦記。

 

4/1(土)ダイナミックグローブ

那須川天心のスパーリング、相手は福井勝也。

やっぱり天心はオーソドックスの右ストレートの打ち終わりに左ストレートをあわせるのが得意なようで、このカウンター(というかリターン)についてはこれまでのスパーリング映像でも散見されていました。

素晴らしいカウンターセンスの持ち主ですね。踏み込みも非常に鋭く、1段、2段とステップも変えるので、相手にとってはちょっとタイミングも読みづらいでしょう。

更に左ストレートは迫力充分ですね、フォロースルーもしっかりと効いた良いパンチ、ただフォローするーが効いている分、打ち終わりからの戻りはやや遅い。この辺を与那覇が突けるのかどうか。

 

あとはやっぱりディフェンスは素晴らしい、反応も素晴らしいですがダック、スウェーの動きが速い。以前誰かが天心は塩漬けにするボクサーだ、みたいなことを言っていた気がしますが、そうは全く見えませんね。自ら攻める事もできるし相手に合わせることもできる、これは非常にバランスの取れたボクサーファイターに見えます。その中で、ディフェンスから組み立てる事ができるボクシングだと言えばそうなのかもしれません。

奥手のダブル等も含めて、非常にアングルと回転力もある。これは、強い。

疑いのないようなセンス、やはりリング慣れや度胸、どれをとっても一級品の那須川天心。

しかし、ボクサーというものの真価は、「本番のリング」に立って見ないとわからないのもまた事実。

那須川天心が噂通りの、いや噂以上の実力を見せつけて与那覇勇気を倒すのか、それとも与那覇が意地を見せるのか。

あと1週間、非常に楽しみですね。

 

日本フライ級王座決定戦

山内涼太(角海老宝石)9勝(8KO)2敗

vs

永田丈晶(協栄)4勝無敗

これはどちらに転ぶかが非常に難しい試合。

ハードパンチャー山内に対して、技術のある永田はどのように挑むのか。グイグイとテンポよく攻めるのが永田のボクシングですが、山内相手にもそれをするのでしょうか。ここで重要になってくるのは、永田の耐久力とディフェンス能力、そして山内が速く、小さく細かく動く永田に対して、どのようにしてパンチを当てていくのか、です。

勝った方がより強く、そして日本タイトルまでついてくる、という素晴らしいマッチアップが新生ダイナミックグローブのメインイベントです。

初回、まずは思ったより距離が近く感じるところからスタート。サウスポー永田が細かなステップ、互いにジャブは省略して奥手のストレートをよく使うというスタート。

永田はサークリングしてポジショニングを意識、これが永田のスタイルではありますが、それでもこの山内に対してこの距離は危険ではないかと思います。

中盤、山内の左ボディが大きな音を立ててヒットすると永田も左ストレートをヒット。その後山内も右ストレートで永田の顔を弾きます。

2R、永田のテンポが上がります。山内は永田のテンポにちょっと追いついていないような感じがありますが、それでもパンチングパワーは明らかに山内の方が上。

 

永田としてはパンチのつなぎのスムーズさ、パンチのアングルとポジショニングで勝負です。

これは非常に両者とも手数が多く見応えのある試合ですが、このペースで進んでいくとするならば永田の思う通りなのかもしれません。それでも、永田もこのペースで山内の強打に対抗できるかはわかりません。

3R、永田は素晴らしい左ストレート。この真っ直ぐの左ストレートを打って、すぐに距離を取るという非常にリズミカルなボクシングで先制。このバックステップが良いですね。

やっぱりちょっと山内はつきあわされている感が強いので、ここは自分のリズムでやってもらいたいところ。

4R、先に仕掛ける永田、後手にまわる山内。山内のリターンは永田の動きに対して間に合わない事も多いですが、これを出していかなければ永田の連続攻撃を許してしまうから仕方ありません。徐々に効果は出てくるはずです。

5R、展開は変わらず、細かいパンチ&細かなステップで先に仕掛ける永田。山内は後手に回りつつも、そのパンチは非常に力強い。

途中採点は、48-47山内、48-47×2永田。これはここからが永田の真骨頂だとすると、山内にとってはやや分が悪いか。

6R、途中採点を聞いて更に力強くなった山内、ボディを乱打。中盤に一時中断のあと、またもボディから勝機を見出した山内は右ストレートをヒットして永田の顔を跳ね上げます。

 

ここをチャンスとみて果敢な攻めを見せる山内、永田も若干動きが止まった感じ。

しかし永田もここを前に出て応戦、ここは打撃戦の展開へ!このラウンドは流石に山内が取り返したと思うので、ここにきて試合はほぼ降り出し状態、残り4R勝負です!

7R、ここに来ても元気すぎる永田、その細かなステップは序盤よりも更に細かくなっている気さえします。永田のリズムは衰えることなく、多角的なアングルを伴ったパンチが山内を襲いますが、山内もパワーパンチを返していき、譲りません。

8R、このラウンドも元気いっぱいの永田。非常に力まないこのパンチの数々は、ステップワークこそ違えど井岡一翔を思い出させるような自然体ボクシング。やや疲れ飲み得る山内も意地と根性でボディを叩きますが、バッティングのアピールをするなどちょっと集中力が切れ始めているか。

山内のパンチもよく当たっていますが、この永田のタフネスと言ったら想像以上のものです。このタフネスと全くステップが衰えないスタミナがあるからこそのこのボクシング。

終盤、山内の右ストレートが綺麗にヒット、これはさすがにダメージがあるか?

9R、疲労の度合いは非常に違いますが、ポイントはもうどちらなのかわかりません。山内はここからもどんどん雑になっていくでしょうが、永田はきっとこれで最後までいくのでしょう。

 

ここは山内としては運に任せる形になってしまうため、どこかでチャージをかけたいところ。

ラストラウンド、開始早々に山内が力強い左右のフックを振るって永田に迫ります。こういうフックが永田にちゃんと当たっているように見えますが、永田の顔面はダメージを感じさせません。逆に永田の6〜7割程度のパンチで、山内の顔面にはダメージがありありとうかんでいます。これは非常に不思議。

山内は明らかな疲れを見せながらも、前進して左右を振るいます。永田は小刻みに動きこのパンチを外し、ときに被弾しつつも真っ直ぐな左。

終盤にも山内の右ストレートがヒット、ここで試合は終了。

判定は、3者ともに96-94で永田丈晶を支持。永田、日本フライ級王者に!!

見事なボクシングでしたね、永田丈晶。敗れた山内は残念でした。。。

永田というボクサーはもう完全に自分のボクシングを持っているボクサーで、あの運動量とパンチのつなぎというのはなかなか真似できるものではありません。

更に、山内のパンチをいくつも浴びながらケロリとしているあのタフネス(タフネスと呼んでいいのかすらもわかりませんが)。これはまたフライ級に強いチャンピオンが現れました。非常に負けづらいボクシング。

また今後の日本のフライ級も楽しみですね。

 

4/1(土)3150FIGHT

日本スーパーウェルター級暫定王座決定戦

中島玲(石田)5勝1敗

vs

加藤寿(熊谷コサカ)12勝(8KO)10敗2分

167cmのウェルター級、中島はスピード豊かで力強いボクシング、唯一の敗戦は松永宏信(当時横浜光)に喫したもの。弱冠24歳という若手ボクサーです。

対して加藤は37歳、定年間近で安達陸虎(大橋)を破り、急浮上したボクサー。本当はこの加藤が川崎真琴(RK蒲田)や現正規王者、出田裕一(三迫)に挑戦できればよかったのですが。。。

とか思っても仕方のないことなので、若くセンスのある中島を、このプロ叩き上げが破ってくれる事を願いましょう。

初回、忙しく動き回るのは加藤の方で、中島がどっしりとしたプレス。ジャブを飛ばして動き回る加藤、ですが中島は全く動じず、ガードを固めて前進。そのまま近づいて強振、かなり重厚感のあるボクシングを展開しています。

2R、中島は加藤の行き先を防ぐような足運び、これは流石のものですが、まだちょっと手数は少ないか。随分余裕を持ちすぎているようにも思えますが、もう少し頭を振っても良いかもしれません。

 

3R、中島のガードは固く、加藤のジャブではびくともしません。加藤はもっとコンビネーションを使っていきたいところ、中島としても単発で終わらず、パンチをつなげていきたいところ。

中盤、加藤の左右のボディ。これで中島にも火が着いたのか、強い右をヒット。終盤にも外側からの左フックをヒットしています。

4R、加藤のジャブが当たるようになってきました。これは上下への打ち分けが効いてきたのかもしれません。ただ、ちょっと動きすぎの感がある加藤、中島を相手に効果的なパンチを決められず、逆に距離を詰められてのけぞる場面も。

中島は打たれ強いのか、それとも加藤のパンチにウェイトが載っていないのか、というところですが、中島のボディにはしっかりと力が込められており、これを加藤は嫌がる素振り。

5R、前半、腰高状態ですっと構えた中島は、中盤に入るとプレス。そこから強いボディ、殻の顔面へ返すパンチ。時間が経つにつれプレスを強くするようなイメージの中嶋、後半には完全にクラウチングでのヘッドスリップ、これで無類のパワーがあればスーパーミドル級のカネロのよう。

終盤、中嶋は右を加藤の顔面にヒット、加藤は顔を跳ね上げられます。

ここで途中採点50-45、49-46×2で中島。フルマークで中島もいる、というのは、これまでの加藤のジャブは全く評価されていないということですね。

6R、こうなると加藤は強いパンチを打たなければいけません。中島は当たらなくとも自らのペースでボクシングをすればよく、これはポイントもそうですがかなり大きな差です。

 

ここでプレスを強めた中島、上体をよく振って近づき、左をヒット。いやー、しかし中島は足運びだけでなく追い方が上手い。左フックを加藤の肩に当てて加藤が左に行くのを防ぎ、右に出させたところで自らはその正面に移動する。

と感心していたら加藤がアッパーをヒット!そこからパンチをまとめますが、中島はすぐに回復、逆に回転力のある連打!

7R、加藤がよくジャブを突くのはこれまで通りですが、そこから力強いパンチつなげていくのは素晴らしいです。

しかし加藤が腰を据えて打つようになった分、中島もパンチを出しやすくなったか、前ラウンドから中島がパンチをまとめる場面が出てきています。

中島の強い左ボディで加藤は嫌がる素振り、ちょっとダメージを溜めてきたか。

8R、加藤は速いサイドステップからのコンビネーションを使いはじめ、これは良い。それでも慌てない中島、このパンチへの反応がものすごく良いですね。

加藤のパンチはこの試合を通してよく当たっているように見えますが、ちょっとジリ貧か。逆にさほど多くない的中数ながらも、中島のボディは着実に加藤を削っているように見えます。

 

9R、中島がプレス、加藤も応戦。加藤もよく手を出しますが、より効果的にパンチをまとめているのは中島か。

中盤、中島が大きめの右フック。これをガードしていたように見えた加藤ですが、少しよろめきます。ここで、中島がドノバン・ラドックばりのスリー・クォーターブロー(のような左)!これが加藤の顔面を貫くと、加藤はダウン!そしてレフェリーが試合をストップ!!

中島玲、9RTKO勝利!!

非常に力強いボクシングを見せた中島玲ですが、意外にもこれが初のノックアウト勝利。そして初戴冠、ということでもっと喜んでも良いような気もします。

今戦のボクシングは随所で素晴らしかったですが、ちょっとガードのルーズさ、というか集中力が欠如するようなタイミングがあったのが気になりますね。

加藤はよく頑張りましたが、まだランキングには残ると思いますので、是非今後も頑張ってもらいたいですね。

日本スーパーフェザー級タイトルマッチ

坂晃典(仲里)22勝(19KO)6敗

vs

原優奈(真正)12勝(6KO)2敗1分

かつて世界を期待されたホープ、末吉大(当時帝拳)をアップセットで倒して日本王座を獲得した坂。初防衛戦でこれまで1度もKO負けのない渡邉卓也(DANGAN AOKI)を倒した時にはこの先を大いに期待しましたね。

しかし続く木村吉光(志成)戦では3RTKO負けで脆さを見せ、続く奈良井翼(RK蒲田)戦でもコロコロと倒され、試合は大逆転のKO勝利もやや不安定。

対して関西で実力を磨いた原は、前戦で波田大和(帝拳)を降し指名挑戦者となっています。

勢いは間違いなく原にあるでしょう。しかしもちろん、坂には何者にも変えがたいハードパンチがあります。

注目の日本スーパーフェザー級タイトルマッチがゴング。

 

初回、まずは両者リング中央で対峙。原が小さくサークリングしつつジャブ。そこからいきなりハイペースなボクシング、から坂の右がヒット、原がダウン!!

立ち上がった原を倒しに行く坂!ちょっとダメージを感じる原ですが、ここを逃げずに身体を前に出して応戦、この最中で原の良い右アッパーがヒットします。

後半に入る頃にも原が右をヒットして逆襲、今度は坂が後退!

その後も中間距離で打ち合った両者、最後は原の左フックでラウンドが終了!

なんという第一ラウンド、互いに奥手を差し合い、これは最後まで絶対いかない展開です!!

2R、坂を中心にしてギリギリの距離感でまわる原。坂が入ってくるところに右カウンター!

互いにアグレッシブながらも警戒心のある両者、坂は落ち着いてはいるもののちょっと気持ちの良い距離まで近づけないか。

対して原は坂が入ってくるところにあわせて右ストレートや左フックを用意しており、更に後半にはアッパーを巧打。

後半にも原のワンツーが良い。ガードがややルーズな分、非常にスムーズにパンチが出ています。

3R、先に仕掛ける原が良い。原はワンツーの他ジャブからの右アッパー等でアングルを変え、坂はその原の攻撃へのリターン、ですがちょっと原の出入りのスピードに間に合ってない感じ。

原のパンチのつなぎは非常によく、何よりもそれを組み立てるための最初のジャブが素晴らしい。無理にナックルに当てようとしないこのジャブを非常に効果的に使っています。

 

後半、坂が強引に攻めると原はしっかりと応戦。この試合の序盤、やや慌てて打ち返しているように見えましたが、もう随分と落ち着いています。

そして終盤、原が右ストレートをヒットすると坂の動きが止まります!

4R、開始30秒ほどのところでまたも原のワンツーがヒット!!さっきと同じワンツーです!

この真っ直ぐ入るワンツーをもらった坂はダウン、明らかに効いています!

立ち上がるも足元が定まらず、ストップもあり得るかと思いましたがレフェリーは続行を指示、立ち上がった坂に対して原はワンツーを主体として攻め、つつも非常に距離を大切にしています。

決めに行っている途中でバックステップができる、というのは本当に素晴らしい。

ここで原がワンツーをヒットすると、レフェリーが割って入ってストップ!

原優奈、4RTKO勝利で日本タイトルを獲得!!

素晴らしい試合運びでした、原優奈。初回は初めてのタイトルマッチだったからなのか、今思えば少し慌てていた部分もあったかと思います。

あのダウンをきっかけに自分を取り戻した原、その後は素晴らしいボクシングを見せてくれましたね。

敗れた坂、やはりここのところの不安定さを考えるとこの先は。。。と思ってしまいますね。

 

WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ

西田凌佑(六島)6勝(1KO)無敗

vs

ソンセン・ポーヤム(タイ)18勝(12KO)3敗

さて、メインイベント。西田の負けは想像できませんので、ここはしっかりと完封してほしいところですね。

初回、いきなり西田のジャブがヒット。オーソドックスに構えるソンセンの内側から顔面ヘジャブを入れ、ソンセンがでてこようとするとストッピング・ボディジャブ。

早々に距離を支配した西田は、後半には左ボディストレートをみせてからの顔面への左ストレートをヒットしています。

2R、西田は距離を支配してジャブから入り、ボディへ顔面へと左ストレートを放ってすぐステップ。淡々と自分のボクシングを続けていきます。3Rに入ってもこの展開は変わらず、先手を取るのは西田、その後もしっかりと距離を取るためにソンセンは攻める時間がほとんどありません。西田のボクシングが美しすぎて、西田のことばかり見てしまいます。

4R、ソンセンは自ら攻めても無意味だと思ったのか、ガードを固めて西田を待ちます。あわよくば西田の攻撃にあわせて相打ちのタイミングで出そう、ということなのでしょうが、これはなかなかうまくはいきません。

 

5R、前半に左カウンターをヒットした西田、その後右フックをひっかけるようにするとソンセンは膝をつきますが、これがダウン判定。スリップで良いようなものでしたが、ここから西田はパンチをまとめる場面を作っていきます。

こうなるとソンセンもパンチを出しやすくなり応戦、ちょっと危険な距離ですね。

ここを警戒した西田はやはり距離をキープのボクシングに戻し、平常運転。

6R、西田のボクシングは非常にシンプルですが、非常に精度が高い。攻撃のパターンとしてもさほど多くはないように見えますし、思ってもみないところからパンチが飛んでくることもなさそうな感じがします。

ただ、ジャブ1つとっても相手が嫌がるタイミングで様々な用途のジャブを出すことで、相手を封じ込めていくイメージですね。

7R、もうロボットに見えてきました。このラウンドはソンセンが距離を詰めてくる場面もあり、西田が近い距離で応戦するという場面もありました。ここではショートのアッパーなんかもつかっていますね。しかしその時間がさほど長くは続かず、要はソンセンがインサイドに入れない訳ですが、西田が距離をキープして終了。

8R、9Rと時間が進みますが、ラウンドを隠されて「今何ラウンド?」と聞かれると絶対にわからない自信があります。

このマイペースすぎるボクシングというのは、非常に負けづらいボクシングであり、評価されてしかるべき、というところではあるものの、なかなかエキサイティングな展開とはいえません。

 

10R以降は西田も前で闘う場面が増え、ボディを中心としてフック、アッパー等の倒すためのパンチを振るっていきます。

しかしソンセンも大したもので、結果的に西田のパンチを耐えきって規定の12ラウンズを終了。

勝負は判定となり、3者ともにフルマーク、120-107で西田の勝利。

西田も終盤、倒しには行っていたのかな、と思いますが、あの展開からの力押しボクシングでタフなタイ人を倒すのは困難でしょう。

安定感のあるボクシングで序盤〜中盤にかけてポイントをとり、後半に倒しに行く、というのは悪くないと思います。あとはフィニッシュまでの持っていき方くらいのもので、相手を出させてのカウンター等を上手く使えれば素晴らしい倒し方もできるボクサーに大化けするかもしれません。

いずれにしろ、今戦の序盤〜中盤にかけてはヘイニーやシャクールを思わせるような盤石さ。そして同様に、長時間視聴によるところもあり眠くなってしまいました。。。

 

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