信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】大注目対決!WBO世界フェザー級王座決定戦、ロベイシー・ラミレスvsアイザック・ドグボエ!

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4月に入りました。

4月一発目のボクシング興行は、日本ではダイナミックグローブ、そして3150FIGHTであり、イギリスではアンソニー・ジョシュアの復帰戦、アメリカでは大注目のロベイシー・ラミレスvsアイザック・ドグボエです。

ツータイム・ゴールドメダリスト、ロベイシー・ラミレスの世界初挑戦は、同じくツータイム・ゴールドメダリストだったワシル・ロマチェンコとは違い、しっかりとキャリアを積んでからのものです。

しかも前々戦では強敵・エイブラハム・ノバ(アメリカ)を圧倒的な内容で降しており、目下3連続KO勝利中と絶好調。

果たしてかつて「アズマー・ネルソンの再来」と大きな期待を寄せられたアイザック・ドグボエをも倒すことができるのか。そしてドグボエは、このラミレスを降し、大復活なるか。

フェザー級という階級は、日本人ボクサーにとってもギリギリ手が届く階級。

なので、非常に興味深い一戦ですね。

ということで今回は、ESPNで放送されたロベイシー・ラミレスvsアイザック・ドグボエによるWBO世界フェザー級王座決定戦の観戦記。

 

WBO世界フェザー級王座決定戦

ロベイシー・ラミレス(キューバ)11勝(7KO)1敗

vs

アイザック・ドグボエ(イギリス)24勝(15KO)2敗

初回、静かな立ち上がり。互いにリング中央、前手で牽制しながらのスタートです。

両者ともに警戒心が非常に強く、フェイントを掛け合いながらサークリング。片方が動けばそれに応じてもう片方が動く、それでもクリーンヒットはほとんどないというヒリヒリした展開です。

まだ様子見、ともにしっかりとガードを掲げて様々なアングルからパンチを振るい、ラウンドが終了。

2R、最近のドグボエは相手に押される場面が目立ち、結構下がりながら戦っていたと思うのですが、今日は非常に強いプレスとパワフルは左右のフック、得意のアッパーで戦っています。ラミレスはフェイント、真っ直ぐの左からのコンビネーション、そしてカウンター。

ややドグボエ優勢かと思われた後半、ラミレスがうまく左ストレートをリターン!これをまともに浴びたドグボエはダメージを被り、クリンチへ。

パンチはドグボエの方が鋭いように見えますが、その鋭いパンチの間隙を縫って終盤にもカウンターのアッパーを決めたラミレス。スピード、パワー等の目に見えるものでは怖さを感じませんが、やはり一瞬の隙をつくこの技術は流石のものです。

 

3R、ドグボエがパンチを出せばすぐさまラミレスはリターン。これにより、ドグボエはなかなか攻め込みづらそう。

ドグボエが時に強引に攻め込むと、ラミレスは見透かしたようにガードを固めてバックステップして取り合わず、とにかく被弾を避けています。

ドグボエのジャブを左側にかわして左をリターンするカウンター(しかもこれがストレートだったりアッパーだったり)、これはドグボエはジャブも打ちづらくなってしまうかもしれません。

4R、ドグボエが強引に攻めます。ラミレスは一度それをいなした後、リターン。からの、力強いチャージ。そしてサイドへまわり込み被弾を回避、とにかくドグボエのパンチがほとんどラミレスに当たりません。

時にヒットすると、しっかりと反撃を見せるラミレス、ポイントを渡さない術にも長けています。

5R、勢いよく攻め入るドグボエですが、ラミレスは余裕のバックステップ。必然、ドグボエはかなりミスブローが多くなっています。ややスタミナに難のあるドグボエ、この展開はあまり良いとは言えません。

 

ただ、ここまでのESPNのアンオフィシャルの採点はドロー、ともにクリーンヒットが少ない展開だからですね。

ラウンド中盤、ラミレスがサウスポーの利点を活かした真っ直ぐの左を2度ヒット。このクリーンヒットが少ない展開の中で、こういう印象的なパンチはジャッジへのアピールにでかい。

6R、ここまでのパンチスタッツはラミレス62/192、ドグボエ43/242。徐々に差がつき始めています。

しかしこのラウンド序盤、巻き込むようなドグボエのフックで体勢を崩したラミレスにドグボエが返しの右フック!後退したラミレスに攻め込むドグボエ!

ここはドグボエにとってのビッグラウンドなるか、というところでしたが、ラミレスも攻勢に出て譲らず、終盤にもラミレスのコンビネーション。

7R、今日のドグボエは素晴らしい。非常にキレがあり、パワーに溢れています。これは王座返り咲きへの気合の表れ、ハートの部分でしょう。

ラミレスは非常に冷静で、ドグボエの力強いフックに対してはスッと距離をとり、そしてドグボエのジャブに対してはかわしての左カウンターがまだまだ機能しています。

ガードの上とはいえドグボエのパンチを浴びているラミレス、タフネスを持っていればこのボクシングで怖いものはないかもしれません。

8R、ドグボエが攻めていくとき、ラミレスはしっかりとカウンターを用意しており、これをコンパクトに当ててきます。ジャブから右ストレート、と徐々に単調になっていくドグボエと、これを十分に見切って徐々にガードがルーズになっていくラミレス。

どちらが余裕を持って戦っているかは一目瞭然です。

 

9R、引き続き強引に攻めていくドグボエ。当たらない、というか常にガードされているわけですが、だったら当たるまで打てば良いのですがなかなかそこまでいけません。

ラミレスは決してハンドスピードが速いわけではありませんが、コンビネーションのつなぎは非常にスムーズで、またアングルも素晴らしい。

そして打てば距離を取ると徹底しており、ドグボエの反撃を浴びそうな時にはすでにその場にいません。

こうなるとドグボエとしてはラミレスの攻撃を待つのは悪手であり、先に攻めたいところです。それも、当たるまでしつこく。

10R、ここまでのパンチスタッツが出ますが、ラミレス123/366、ドグボエ84/452。コーナーを発破をかけられたか、ドグボエはこのラウンド懸命のチャージ!非常に力強い攻撃ですが、ラミレスは丁寧にブロッキング。

ラミレスもあくまでもブロッキングなので、ここまでのドグボエのパワーパンチにノーダメージとはいかないはずですが、それを全く感じさせません。この辺りも技術なのでしょう。

そしてガーッときたドグボエが打ち終わったところで一発カウンター、これで優勢を印象付けています。ドグボエは攻めっぱなしになってしまうところと、ちゅおっと足が揃ってしまうことでバランスを崩してしまうところが非常に残念なところ。

11R、このラウンドも攻めるドグボエ!いくつかの右をヒットするも、ラミレスもしっかりと左を当ててきます。

ドグボエはミスブローも多く、疲労も出てきたか、ちょっと強振してバランスを崩すことが多くなっています。ここでラミレスのパンチをもらったならば、ダウンシーンもあり得るというレベルです。

 

ラストラウンド、やっぱり大振りでバランスを崩すドグボエ。そしてここで懸念した通り、ジャブで大きく攻め込んだドグボエに対してラミレスがカウンター、ドグボエはバランスを崩してダウン!だから言ったのに。。。(聞こえてないだろうけど)

その前からずっと後がないドグボエは、その後も力強い攻め。このアッパーを交えた攻撃はドグボエの真骨頂でもありますが、これだけワイルドに攻めてもスーパーバンタム時代のように相手はビビってはくれません。このドグボエというボクサーは、やはり階級の壁に大きく阻まれた一つの才能と言えるでしょう。

その後もマイペースでステップワーク、ブロッキング、ヘッドスリップからの左カウンターを繰り返すロベイシー・ラミレス。

そのラミレスを前にしてドグボエは強引に攻める、ということを繰り返し、諦めたり気持ちを切らすことはないところは本当に素晴らしい。かつてナバレッテに敗れた頃のドグボエであったならば、どこかでハートの弱さを見せていたように思います。その後、数々の強敵との戦いを経て、このメンタルの部分が非常に大きく成長したのでしょう。

試合終了のゴングがなると、興奮した様子で胸を叩き、勝利を確信したロベイシー・ラミレス。ここで初めて感情を見せました。

判定は、117-110、118-109、119-108でロベイシー・ラミレス。

判定が読み上げられる瞬間、「一応勝利をアピール」的なドグボエの顔が寂しすぎる。。。

ロベイシー・ラミレスは巧い。巧いのだが、感嘆するほどの武器はないように見え、とにかく試合巧者であり、ボクシングという競技をよくわかっているように思います。

 

素晴らしいパンチを持っているし、素晴らしい反応を持っているし、素晴らしいコンビネーションを持っています。

しかし、まだまだ難攻不落の王者とは思えず、攻め込まれた時にブロッキングに頼ってしまう癖は、相手がドグボエ以上のハードパンチャーだった場合にどうでしょうか。

ポイント的には圧勝ではありましたが、圧倒はしていなかったと思います。(もちろんこれは、ドグボエの頑張りによるところが大きい)

さて、ロベイシー・ラミレス。

今後はどのような戦いを見せてくれるのか、非常に楽しみですね。

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