信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】7月はウェルター級Festival!ジャロン・エニスvsロイマン・ビラ!!

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7月に入って数日。

色々と本当にやばいのですが、週末にはスタニオニスvsオルティス、エニスvsビラがあるし、来週末には(メインを差し置いての注目ファイトとして)ドネアvsサンティアゴもあります。

そして後半にはフルトンvs井上、スペンスvsクロフォード、個人的にはフジロックフェスティバルまであって盛りだくさんが過ぎます。

ということで今回のブログは、ジャロン・エニスvsロイマン・ビラによるIBF世界ウェルター級暫定タイトルマッチのプレビュー記事。

↓同日にはスタニオニスvsオルティスモーリス

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7/8(日本時間7/9)アメリカ・ニュージャージー

ジャロン・エニス(アメリカ)30勝(27KO)無敗

vs

ロイマン・ビラ(コロンビア)26勝(24KO)1敗

エイマンタス・スタニオニスvsバージル・オルティスJrのWBAレギュラー世界ウェルター級タイトルマッチと、この試合を比べ、「勝敗についての興味はどちらが上か」と問われると、残念ながらスタニオニスvsオルティスの無敗対決となるのでしょう。

ただ、このジャロン・エニスこそが、やはりスペンスvsクロフォード後のウェルター級の正当後継者筆頭であり、日本の佐々木尽(八王子中屋)が目指す道だと言えます。

スペンス、クロフォードと比べてももしかすると引けを取らないかもしれないこのジャロン・エニスは、このウェルター級という魔窟においてすでに敵なしに近い状態。

「プロスペクト」と呼ばれていた頃からあっという間に上り詰めたエニス、見た感じで強さがわかる非常にわかりやすいボクサーです。

 

2021年4月にはセルゲイ「サムライ」リピネッツ(カザフスタン)を6R、続いてトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)を初回、当時無敗のカスティオ・クレイトン(カナダ)を2Rでノックアウト。

前戦はIBF世界ウェルター級暫定王座決定戦、カレン・チュカジャン(ウクライナ)で久々の判定勝利で王座初戴冠。この試合を完勝したエニスは、スタミナ、集中力、様々なものを証明して見せました。

↓観戦記

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このアンダーカードで登場したのが今回の対戦相手、ロイマン・ビラ。

この時のラシディ・エリス(アメリカ)戦では終始攻めきり、僅差の判定勝利を上げました。

個人的にはこの試合、エリスの勝利、しっかりとボックスしたというふうに感じましたが、ガードを固めて終始プレスをかけたビラに凱歌があがったものの、やはりこのビラは非常に雑、その分パワフルとはいえるものの、さすがにエニス相手には分が悪いでしょう。

エニスがあまり打ち気に逸らず、少し引いてその隙を突くことができれば、さほど難しい相手ではないような気がします。

 

兎にも角にも、この試合はジャロン・エニスのパフォーマンスに期待、というものです。

結局のところ、気になるのはその後の話です。

7月の終わりに行われるエロール・スペンスJr.vsテレンス・クロフォードの世界ウェルター級4団体統一戦のあと、4つのタイトルはどのように動くのか。

この試合の勝者が、もしタイトルを返上して転級となるのであれば、エニスはIBFの正規王者の座に落ち着き、王座統一戦を目指していくのでしょう。そしてその最大の戦いは、スタニオニスvsオルティスの勝者なのかもしれません。

そしてこのスペンスvsクロフォードの勝者が、もし、ウェルター級にとどまるとするならば、このエニスとの対戦は大いにクローズアップされることでしょうし、スペンスvsクロフォードがShowtimeで放映されるという事実から、PBCファイターであるエニスとの対戦の可能性は非常に高いものです。

おそらく、このエニスvsビラの戦いは、「もしエニスがスペンスやクロフォードと戦わば」という目線で見られるものだと思います。それを期待させる勝ち方を見せてもらいたいものです。

 

アンダーカードと配信

さて、スタニオニスvsオルティスとエニスvsビラ、これをこのメインの試合の勝敗という観点においてどちらが興味をひくのか、を考えれば、当然スタニオニスvsオルティスとなります。

しかし、興行全体を通してみれば、このエニスvsビラの興行は、PBC興行らしく非常に質の良いカードを提供してくれています。

セミファイナルはヨエルビス・ゴメス(キューバ)vsマーキス・テイラー(アメリカ)。ミドル級のキューバン・プロスペクトのゴメスは6勝(5KO)無敗、対するテイラーも14勝(1KO)1敗2分という好戦績を持ち、194cmというとてつもないリーチを誇っています。戦績的にも、これはやりづらそうなボクサーです。

そしてShowtimeのオープニングアクトは、ドミニカの倒し屋、エドウィン・デ・ロス・サントス(15勝14KO1敗)がジョセフ・アドルノ(アメリカ)戦。

このサントスというボクサーは、ドミニカ共和国というさほど恵まれた出身地ではないものの、ルイス・アコスタ(アメリカ)、ホセ・バレンズエラ(アメリカ)といったプロスペクトたちとの厳しいマッチメイクを生き残っているパンチャーです。

 

そしてアドルノも同じくプロスペクトたちとの対決を、実際は勝ったり負けたり引き分けたりして生き残っているボクサーですね。

こちらも非常に興味深い戦いです。

この興行の配信は、アメリカではShowtimeが放映。残念ながら日本での放送はありません。

おおよそ月イチのU-NEXTの海外戦放送、前週のマーシャルvsクルーズではなく、こっちを放送すべきだと思うのですが、いまいちピックアップ方法がよくわかりませんね。。

まあ、諦めずにU-NEXTのライブ配信を待ってみるのも良いかもしれませんが。

 

 

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