信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】7/25がもっと楽しみになるアンダーカード!最注目は坂間叶夢vs堀川龍、好試合必至!!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

連日のようにフルトンvs井上です。

この世紀の一戦の放送権を獲得したLeminoでは、井上尚弥の撮って出しの特番や、フルトンの生い立ちなんかをガンガン無料配信している。と思っていたのですが、全然やってない。過去分をチョロチョロ流しているだけですね。。。果たして盛り上げる気はあるのでしょうか。フルトンのストーリーとかを流せば、もっともっと盛り上がると思うのですが。

さて、置いといて、この興行はメイン、セミファイナルが注目なことは勿論のこと、アンダーカードにも楽しみがいっぱい。

 

この大注目興行にして、東日本新人王トーナメントの試合が2試合、6回戦が1試合、そして日本ユースタイトル戦を含んだ8回戦が4試合。合計9試合、全70ラウンズにも及ぶ長時間興行です。(ちなみに上記のポスターに坂間vs堀川がないのは、なんかやっぱりNTTdocomoという巨大企業、ファンの気持ちを理解していないということが目に見えてわかりますね。)

昔は1興行の上限もあったし(52ラウンズだったか?ちょっと覚えていません)、つい最近までは10試合まで、という縛りもありましたが、現在は撤廃されています。

大配信時代は、少しでも視聴数、視聴継続時間を稼ぐために長時間興行が増えていくのかもしれませんね。

4回戦、6回戦の試合は配信されないようで残念ですが、仕方ないのでしょうね。

ともあれLeminoの配信開始は15:45〜、第4試合からの配信だそうで、最初の15分はわちゃわちゃとお話して、16:00からの第4試合開始のようです。

ということで今回のブログは、フルトンvs井上のアンダーカード、8回戦の4試合をプレビュー。

↓Leminoプレミアムに加入しておけば、ライブ配信だけでなくアーカイブも視聴可能!

 

 

7/25(火)有明アリーナ

第4試合 62.0kg契約8回戦

ハビ・マラプ(インドネシア)vs今永虎雅(大橋)

ライト級ホープ、今永のプロ4戦目。まだまだ、まだまだ真価を発揮していない元アマチュアエリートは、今回もステップアップファイトとまではいかない相手です。

4戦目、というと地域タイトルに挑んでもおかしくない、というほどの大型ホープですが、今回の相手は一応WBOアジアパシフィック3位というランカーで、WBCアジア・コンチネンタル王座を獲得した経歴もあるようで、戦績も18勝(13KO)1敗1分とかなりの好戦績を誇っています。

が、このマラブというボクサーが勝利してきたボクサーの質を考えると、今永の敵ではないはず。

ここは今永に景気づけに良いフィニッシュを見せてもらいたい試合ですね。

 

第5試合 58.5kg契約8回戦

岩下千紘(駿河男児)vs高原裕之(千里馬神戸)

井上尚弥のアンダーカードでの登場は2度目、という岩下。このボクサーは非常にバランスのとれたサウスポーで、非常に上手い。

今なお絶好調のカウンターパンチャー、渡邊海(ライオンズ)と全日本新人王戦を戦いドロー、そしてその後同じく全日本新人王を惜しくもとれなかった西軍代表、山名生竜(HKスポーツ)と井上vsドネアのアンダーカードで戦い、競り勝っています。

そして圧巻なのは前戦、力の差こそある相手でしたが、「ちゃんと勝つ気でリングにあがってきた」タイ人を相手に初回TKO勝利。本当に見事なノックアウト勝利でした。

現在の戦績は6勝(3KO)無敗1分、今はまだノーランカーながらもこれからタイトル戦線に絡んできそうなボクサーです。

そして対戦相手は高原裕之、9勝(6KO)5敗という戦績を持つ、(たぶん)叩き上げのボクサーです。

 

ここ2戦は二瓶竜弥(DANGAN郡山)、殿本恭平(勝輝)に連敗を喫しており、ここは正念場の一戦となります。

ともにやや慎重な面があるような気がするので、序盤は静かな立ち上がりから高原がどのように岩下を崩していくのか、という感じの戦いになるのではないでしょうか。とはいえ巧さにおいては岩下の方に分があると思うので、高原はどこかで思い切りよく攻めていかなければいけないかも。いずれにしろ、ともに倒せるパンチを持っている者同士、好試合が期待できますね。

 

第6試合 54.0kg契約8回戦

ロニー・バルドナルド(フィリピン)vs武居由樹(大橋)

バンタム級のリミットは、118lbs(53.52kg)。そのリミットから480g重い今回の契約ウェイトは、武居由樹にとって「バンタムでもいけんのか?」を問われる試合であり、今回のパフォーマンスで今後の武居の動き方が変わってきそうです。

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者である武居は、ここであえて防衛戦をせず、バンタム級近くのテストマッチ。ここで好パフォーマンスを示せないようなことがあれば、井上尚弥のスーパーバンタム級蹂躙が終わるのを待たなければいけなくなってしまうのかもしれません。

 

それは武居にとっても本意ではないでしょうから、この一戦は重要です。

このロニー・バルドナルドは、フライ級で田中恒成(畑中)に敗れ、バンタム級で石田匠(井岡)に完封されたボクサー。弱いボクサーではありませんが、「タカ」は知れたボクサーです。

このまま世界に突き進んでいくのならば、武居はスッキリと倒して勝利を得たいところですね。ワンパンチフィニッシュに期待しましょう。

 

第7試合 日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ

坂間叶夢(ワールドスポーツ)7勝(6KO)無敗

vs

堀川龍(三迫)3勝(1KO)1敗2分

この試合はある種のメインイベントで、個人的にはどちらを応援すれば良いのか非常に迷う試合でもあります。

この試合をこの位置に持ってきた、というのは素晴らしいことだと思います。

大橋プロモーションとしては、当然売り出したい武居をこの位置に持ってくる、というのが興行主の感覚としては普通のことだと思います。タイトルマッチとはいえユースタイトル戦で、武居の試合とこの試合が逆でも違和感はあまりありません。

が、この試合がこの試合順で行われることは非常に有益なことだと思います。

なぜならばこの二人は若くして非常に素晴らしい技術を持ち、ボクシングの素晴らしさをやり方こそ違いますが体現してくれているボクサーだからです。

 

2021年プロデビューの坂間は超がつくほどの正統派のキャリアを歩んでおり、4戦全勝全KOで東日本新人王を獲得。全日本新人王決定戦では石田匠2世ともいえる神垣拓磨(井岡)に完勝。その後は6回戦で2連続KO勝利をあげ、初のA級戦でユースタイトルに挑みます。

ライトフライ級で破格のKO率を誇るこのパンチャーは、非常に力強く、また基礎的技術がしっかりしている若きホープです。

そして対戦相手の堀川は、2019年にアマキャリアを引っ提げての6回戦デビュー(デビュー戦は5回戦で行われました)。2戦目で中嶋憂輝(角海老宝石)を破って注目を集めると、3戦目でWBO世界ユースタイトルヘアタック。このタイトルはドローで獲得ならずでしたが、再起戦で勝利すると日本ユース王座決定戦で現世界王者、重岡優大(ワタナベ)と対決。

ここを5RTKO負けで初黒星を喫したものの、その再起戦の相手は1階級上の元世界王者、木村翔(花形)。それも相手の土俵、フライ級。ここを0-1のドロー、堀川勝利を推す声も多かったはずです。

 

3戦目の世界ユースタイトル挑戦、すでに世界王座確実視されていた重岡優大との日本ユース戦、そして元世界王者木村戦。これでもかというハードマッチメイクにより、戦績の勝率こそ良くはありませんが、着実に実力を蓄え、評価を高めてきたと思える堀川。ここでチャンピオン候補のルーキーを退けることは、今後のタイトル挑戦に大きく近づく一戦となるはずです。

着実に一歩一歩、王道を進むルーキーか、それとも幾多の苦難を乗り越えてきたホープか。

この試合は非常にハイレベルな試合になる上に、両者ともに強い気持ちを見せてくれる一戦になると思います。これ、ESPNでも放送されるのでしょうか。世界中の人たちに届いてほしい。

日本には、20歳のKanamu Sakamaという素晴らしいボクサーと、23歳のRyu Horikawaという素晴らしいボクサーたちがいることを。

 

セミファイナルとメインイベント

まあ、そんなわけで、楽しみな興行ですね。

もう「来週」と言って良い時期にきましたね。

有明アリーナでお会いしましょう!!!

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