信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】3150FIGHT SURVIVAL、Around40の夢が続く。和氣慎吾、近藤明広のリング登場!

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さて、7/20(木)は3150FIGHT。

後楽園ホールに3150FIGHT降臨は良いのですが、まずこの選手の呼び込みは何なのでしょうか。これはエンタメとは言えず、ただただ不快なだけですね。

まあ、私は華美な演出はタイトル戦だけで良いと思っている派なので、はっきり言って邪魔だと感じますね。

まあ、入場曲もセミファイナルとメインだけで良いと思っているような老害なので、私の意見は無視しても良いと思うのですが、それにしても酷い。だからこそ、3150FIGHTはライブ視聴しないのですが。

ということで今回のブログは、7/20(木)に行われた3150FIGHTの観戦記。

 

7/20(木)3150FIGHT SURVIVAL

フェザー級8回戦

和氣慎吾(FLARE山上)28勝(20KO)8敗2分

vs

キアッティサク・サウィサップ(タイ)6勝(2KO)2敗

和氣慎吾の復帰戦。相手はタイ人ですが、発音どころか入力もしづらい選手名なので、「タイ人」でいきます。

ここはサクッと勝利してほしい和氣慎吾、この試合のあとの楽しみは和氣がリーゼントチャンネルでこの選手呼び込みをどのように語るか、ですね。

初回から和氣は良いリズム。コンビネーションもよく出るし、左ストレートはキレていますね。ただ、タイ人はなかなか頑丈そうな体つき、和氣は圧倒しつつも倒すには骨が折れそうです。ここはカウンターの必要性を感じますね。

2R、圧倒的なスピード差でタイ人が打ってくるところに2発3発と回転力のあるパンチでカウンターをあわせる和氣。これはこのまま決まりそう。

 

中盤、左ボディで明らかに嫌がったタイ人、その後も前には出てくるものの、そのパンチは大振りで速くはありません。そこに細かなカウンター、そして左ボディがヒットすると、タイ人はうずくまってダウン。

これで10カウント、和氣慎吾が復帰戦で2RKO勝利!

実力差のある相手ではありましたが、本当に安心しましたね。

ただ、和氣慎吾は、以前に比べて「何かが変わった」わけではありません。35歳、四捨五入すると40歳、つまりはアラフォーというやつです。ここから和氣が世界タイトルを目指すのは相当な困難な道のり。それは重々、わかっているはずです。

それでもなお、世界を目指す和氣慎吾。このチャレンジを、応援しましょう。

 

64kg契約8回戦

近藤明広(一力)36勝(21KO)11敗2分

vs

ホセ・ガルシア(メキシコ)16勝(15KO)1敗1分1NC

ベテラン、近藤明広が「挑む」のは、素晴らしい勝利と素晴らしいKO率を持つ24歳、ホセ・ガルシア。どこにでもいそうなこの名前の世界ランカーは、いったいどれほどの強豪なのか。

24歳という若さ(とメキシカンであること)は、勢いで近藤を上回ることは明白ではありますが、近藤がそのディフェンス技術、戦略面を十分に発揮できる相手、と見ることもできます。

メキシコ人を後楽園ホールのリングに呼ぶ、というのはやはり亀田ファウンダーすごいですね。

さて、ゴング。

「スーパーマン」ガルシアはかなりでかい。が、メキシカンメキシカンはしていなくて、どちらかというとシントゥーラ(カラダの振り)は少ないボクサーですね。と思ったところで近藤の右クロスがヒット!これは上手く戦えるか、というところで今度はガルシアの左フックがヒット!このパワーは脅威ですね。KO率通りのパワー、近藤は気をつけなければいけません。

ところが近藤はガルシアのパワーに怯むことなくインサイドでの勝負、ガルシアのパンチをかわして右オーバーハンドのリターン!!!メキシカンのお株を奪うようなこのボラードをヒット、これは完全に狙っていた、練習してきたパンチでしょう。

とんでもないバチバチの初回が終了!

 

2R、「ガードをあげろ」の指示を受けたガルシア、こめかみあたりにグローブを掲げてパワフルなショット。ただ、近藤の右オーバーハンドは、当たらずともガルシアのジャブを少なくする効果はあるはずです。

近藤はやはり上手く、ガルシアの攻め時に身体をくっつけて距離を潰してエスケープ。相手の力が発揮しづらい距離まで近づくのは、非常に勇気のいることですが、このあたりは流石近藤。

後半は右ボラードをスイングしたところにガルシアの左。これは狙われ始めると危ないか。

3R、近藤はオーバーハンドを狙いますが、それを十分に警戒しているガルシア。

ガルシアがぐっと踏み込んで攻めてくればスッと下がり、連打で攻めてくれば距離を潰す近藤。非常に上手く戦っていますが、やはりガルシアの勢いはものすごい。

頭と頭をつけあってのゼロ距離での戦い。互いに効くようなパンチは打てないかもしれませんが、この試合展開は近藤の思う通りのものかもしれません。

ガルシアがカット、バッティングのようです。

 

4R、くっついての乱打戦で、消耗したのはガルシアの方か。まだまだ勢いこそあるものの、ほんの少しの疲れの見えるガルシアに対して、近藤は前半右ショートをヒット。その後はまた頭をつけての打ち合い、この距離はおそらく振り回す系のパンチを持つガルシアにはキツいようです。

後半、ガルシアのカットのチェック、ここでガルシアを休ませたくはない。

再開後も力強いパンチを打つガルシアですが、このラウンドは近藤のクリーンヒットが上回った印象で、ここまでで振り出しに戻ったのではないでしょうか。

5R、少し距離を空けたいガルシアですが、ガルシアが打てば近藤がインサイドへ入るきっかけとなります。揉み合いの中では、押していくのが体格に劣る近藤、ガルシアは苦しそうです。

この距離で戦う近藤はダメージも溜めていくのでしょうが、このペースで我慢し続けられればいけそうです。

おそらくガルシアはここから落ちていく一方でしょうが、近藤明広というベテランは変わらないはず。

終盤、互いの右が相打ち!ダメージを負ったのは、どちらか。

 

6R、ガルシアが当初気をつけていた前手のガード、これは落ち始めています。と思ったところに近藤の右がヒット、ここではガルシアも右をリターン。やはりこの距離でガルシアのパンチをもらうのは危険です。

スペースがあればガルシアのパンチは非常にパワフルですが、近藤のしつこい前進にやはり距離が詰まる展開。この距離ではあまり強くは打てないガルシア、近藤は変わらぬペースでガルシアを攻めたて、終盤、体重をしっかりと乗せたショートの右ストレート!これでガルシアは一瞬動きが止まります。

7R、ガルシアはここで勝負か、プレッシャーから力強いワンツー。劣勢を意識してか、非常に良い判断だと思います。が、この勢いはやはり中盤には衰えており、接近戦。この接近戦ではやはり近藤が上手くパンチをコネクト、後半にはまた力強い右をヒットします。

ガルシアもよく頑張りますが、ちょっと余力が少ないか。

ラストラウンド、ここにきてよくジャブ。このラストラウンドは動きが復活した感じのスーパーマンですが、さほど長くは続かないはず。

 

1分がすぎる頃には頭をつけての接近戦、それでもガルシアはここで頑張り所と言わんばかりにてを出してきます。しかしまだまだスタミナ的には余力を残している近藤は、前ラウンドと変わらないペースで強弱を織り交ぜたパンチをエンドレスに出していきます。

どうしても疲れからか大振りとなってしまうガルシア、それでも大きく後退することはなくフルラウンドを戦い抜きました。二人とも、ナイスファイトです。

判定は、77-75×3で近藤明広!!

これは本当に素晴らしい勝利、近藤明広。24歳の若手世界ランカーに見事な勝利を収め、おそらく世界ランク復帰となるはずです。

一体何と形容して良いのか、という38歳。ここから、さらなる高みを目指すのか。彼こそが、スーパーマンです。

 

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