信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

正式発表、LIVE BOXING 第5弾!寺地拳四朗、中谷潤人のWタイトル戦、那須川天心はプロ2戦目!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

「Amazonプライムビデオ」という大巨頭がボクシング界に襲来して、はやくも第五弾。

村田諒太、井上尚弥といったトップスターを登場させ、またたく間に「日本一」となった感のあるPrime Video Presents Live Boxingは、2023年9月18日、W世界タイトル戦の開催を発表。

ちらほらと噂が出ていたので、ある程度想定内のマッチアップではあるものの、このアマプラ興行はいつも注目です。

ということで今回のブログは、いよいよ発表されたライブボクシング5について。

https://boxingnews.jp/news/100850/より

 

9/18(祝)Prime Video Presents LIVE BOXING

「なんで日本のボクシングのビッグマッチは平日なの?」という問いに対して、「それはね、日本の会場は少なくて、随分先まで土日は押さえられているからだよ」と答える。

ではなぜ、アマゾンだけがこのタイミングで会場を押さえられるのか。

既に随分まえに会場を押さえているのか、それともこれこそがAmazonのパワーなのか。

会場というのは、何やるか決まってなくてもイベント会社(?)が先に押さえてしまう、と聞いたことがあるので、そこにお金を支払って融通をきかせてもらっているのか、それともマッチアップの内容はともかくとしてこの日にボクシングをやろう、ということでAmazonが先に押さえてしまっているのか。これは大変に興味深い。。。こともないですね。まあ、別に良いか。さすがAmazonとだけ思っておきましょう。

ただ、今回の会場も残念ながら「誰も喜ばない」有明アリーナ。東京都民ですら行きづらい会場ですね。連休最終日、行きづらい会場。。。今回もまた、地方民にとっては厳しい戦いとなりそうです。

 

WBA・WBC世界ライトフライ級統一タイトルマッチ

寺地拳四朗(BMB)vsヘッキー・ブドラー(南アフリカ)

まあ、そんなわけで愚痴から入ってしまったわけですが、それは今の私の精神状態によるものなのでご容赦ください。

ともあれおそらくこの興行のメインを張るのは「格」としてはこの試合でしょう。

2022年11月、アマプラ興行第3弾で当時のWBA王者京口紘人(ワタナベ)との待望の王座決定戦を素晴らしい試合内容で制し、続く2023年4月の同第4弾でアンソニー・オラスクアガ(アメリカ)との死闘を制した我らがサイコパス、寺地拳四朗。

ライトフライ級という軽量級でなければ、PFP入りもおかしくない日本の宝です。

 

かつては世界王者となっても単独で開催できず、ホール以外でメインイベンターとすらもなれなかった拳四朗は、今や日本一の興行ともいえるライブボクシングで3連続メインイベンター(たぶん)となりました。

これは非常に感慨深いですね。

車をボコボコにしたときも、矢吹に敗れたときも応援し続けて良かったと思うし、何よりも拳四朗の伝説(つまりは世紀末救世主伝説w)というのは矢吹にリベンジを果たした時から始まったと言っても過言ではありません。

そう、ケンシロウが一度はシンに敗れた時のように(しつこい)。

2023年、「年間最高試合候補」は寺地拳四朗vsアンソニー・オラスクアガでまだ変わりません。そして京口戦、オラスクアガ戦でピンチもあった拳四朗ですが、今回はそのようなピンチは訪れないはず。

会見で語った「KOにこだわらない」、それでも「KOになる」との言は、その自信たるやと思うところだし、「KOする」よりも何倍も心強く感じます。

そう、この試合はKOに「なる」のでしょう。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

中谷潤人(M.T)vsアルジ・コルテス(メキシコ)

ロマゴン戦か?と囁かれていた中谷潤人の初防衛戦は、アルジ・コルテス。まあ、これは致し方ありませんね。

アルジ・コルテスはなかなか侮れないボクサーで、現WBC世界スーパーフライ級王者、ファン・フランシス・エストラーダ(メキシコ)と好勝負を演じています。

2022年9月に行われたこの試合では、ダウンを奪われての判定負けではありましたが、非常に僅差の判定。エストラーダにとっては調整試合と思って臨んだ防衛戦で、まさかの大苦戦での薄氷の勝利、評価が下がった試合でもあったと思います。

 

↓観戦記

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ブンブン振り回す純然たるメキシカン、アルジ・コルテス。このボクシングであれば、フィジカルとスタミナさえあればエストラーダと競るのは十分にわかります。しかし今回挑む王者は、中谷潤人。

とにかく遠い距離から空中戦ができる中谷のインサイドに入るというだけでも大変なのに、中谷はとんでもないアッパーカットを持っており、更にインサイドでも戦えるとなれば、はっきり言ってこのコルテスが善戦できる可能性は極端に低い、とみます。

このタフなメキシカンは、打ち合えばめっぽう強いですが、遠い距離であればどうか、というところ。これまでKO負けのないこのアルジ・コルテスを圧倒して倒せば、エストラーダも確実に無視はできませんね。

↓中谷の前戦

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スーパーバンタム級8回戦

那須川天心(帝拳)vsファン・フローレス(メキシコ)

そして、期待の那須川天心のプロデビュー2戦目は8回戦。プロデビュー戦で1階級下とはいえ、日本ランカーを降したことはやはり大きい。本来はもう一度6回戦で戦って勝たねば、A級昇格出来ない決まりです。

が、与那覇勇気(真正)を完封した那須川に、もう1試合6回戦を戦えというのも酷なものでしょう。それは本人にとっても、ファンにとっても。

前戦をして那須川は「100点」と評し、「120点ではなかった」とも。そしてさらにインタビュアーの「次の戦いで神になるのか」という意味不明な問いに対して、「次の試合では神にはなれない」と当たり前の返し。

那須川天心というボクサーは、自分の現在地がよく見えているな、と感じます。

 

与那覇戦は100点で、50点とかの低得点では絶対になかったし、80点とかの高得点でもありませんでした。那須川がやりたいことができた、そしてそれで日本ランカーを圧倒できた、これは100点の試合だったのです。

現在地がしっかりと見えているからこそ、目的地に向かっていけます。それがしっかりと見えている那須川は、自分の中で何が足りていて何が足りていないのか、それがはっきりとわかっているのでしょう。なので今戦、足りない部分を補った、もしくは足りている部分をさらに伸ばした那須川天心が見れるはずで、これは非常に楽しみです。

ということで那須川天心の対戦相手はメキシカン。ファン・フローレスというどこにでもいそうなメキシカンの戦績は9勝(7KO)無敗と非常に立派なものです。

とはいえまだキャリアは9戦、対戦相手も未勝利や負け越しのボクサーも多く、2-3ヶ月に1度リングに上がるキャリア初期のメキシカンたちの中ではまだまだ「ホープ」とは呼べないレベルのボクサーでしょう。

 

井上尚弥がアマ時代に戦って負けた、ヨスバニー・ベイティア(キューバ)にスプリット判定で勝っている、みたいなのも見たが、そもそもベイティアはプロで2戦2敗、ここを掘り返す必要はないでしょう。

ともあれ、このフローレスというボクサーは、大きな脅威にはならなそう。しかし、このタイミングでメキシカンとやっておくというのは非常に素晴らしいことだと思います。メキシカンというのは基本的にハートが強く、そしてタフな戦士です。

フローレスが未知のボクサーとはいえ、ここを倒して勝利することで、那須川の評価も上がるはずです。

そして逆に、ファン・フローレスも無敗であり、まだ底を見せていないボクサーでもあることは覚えておきましょう。(映像で見る限りそうは見えませんが)もしかするととんでもない隠し玉を持っているかもしれません。

ライトフライ級8回戦

アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)vsジーメル・マグラモ(フィリピン)

と、まあ一つ一つのカードを見ると、これがめちゃくちゃ楽しみ!というもの(村田vsGGG、井上vsドネア2、寺地vs京口etc...)はない、と言っても良いですが、今回もまた非常に興味深いマッチアップを集めまくっているアマプラ興行。

メインのマッチアップがどーーーん!という感じではなく、細部まで気を抜いていない感じが本当に素晴らしく、だからこそこれが年2回というのもうなずける話なのです。

 

ということで、拳四朗、中谷、那須川という注目ボクサーが登場する中で、ぼくらの「トニー」アンソニー・オラスクアガも登場です。

アメリカ在住、中谷潤人のチームメイト、そして帝拳所属、愛称は「プリンセサ(お姫様)」。

日本の誇る名王者、寺地拳四朗をあそこまで追い詰めたあの戦いは、オラスクアガを知らない人たちの心も打ったはずで、端的に言えばあの試合は日本のオラスクアガファンが増えた試合だったでしょう。

そんなオラスクアガがまた日本の、そしてまた有明アリーナのリングに立ってくれます。

更に、相手はあのジーメル・マグラモです。

BoxRec、ボクモバにはライトフライ級8回戦とありますが、これは本当なのでしょうか。

私の知る限りはふたりともにフライ級のボクサーであり、フライ級8回戦で良いような気がしますね。

ともあれ、この試合はともに好戦的、噛み合う、非常に盛り上がる試合になりそうですね。

 

放送・配信

そういうことで、このPrime Video Presents LIVE BOXING興行第5弾は、Amazonプライムビデオでライブ配信。アメリカではおそらく前回同様ESPNが中継してくれるならばありがたいですね。

ということで9/18(祝)は敬老の日。老人をいたわる日にはならなそうですが、若人たちの戦いを見に有明アリーナに行きたいと思います。

会場に行けない人はアマプラでどうぞ!

 

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