信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】澤田京介vs堤聖也!日本のバンタムの看板を背負うのは?そして和氣慎吾、復帰戦のパフォーマンスは?

一試合なくなったことで進行も早くなることが予想され、ライブ視聴できるかどうか微妙だったDANGAN。

ギリギリ間に合ってセミファイナルから視聴できました。

アンダーカードについては、またBoxingRaiseにアップされ次第確認したいと思います。

ということで、今回は日本バンタム級タイトルマッチ、澤田京介vs堤聖也、そして和氣慎吾の再起戦の観戦記です。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 


6/23(木)DANGAN

スーパーバンタム級8回戦

水谷直人(KG大和)9勝(3KO)7敗2分

vs

和氣慎吾(FLARE山上)27勝(19KO)7敗2分

絶好調のKG大和ジムから、水谷直人が世界挑戦経験者、和氣慎吾という壁に挑みます。

和氣はここは圧勝して「力のある」ところを見せたいところ。

メンタル的にやりやすいのは圧倒的に水谷で、ジムの勢いも侮れるものではありません。

逆に和氣は、かなりのプレッシャーを感じて、リングに上がるのではないでしょうか。和氣慎吾はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。

初回のゴング、まずは和氣のジャブ。やはり和氣のハンドスピードは次元が違います。水谷はガードを固めてフェイントをかけてグイグイと前進。和氣はそれを迎え撃ちます。

水谷は頭を低くして場面が多く、これは和氣もやりづらそうです。思ったよりも距離が詰まる場面が多い印象。

中盤頃には和氣がワンツー、ワンボディーをヒット。

後半、水谷が右フックをヒットしたように見えましたが、その後すぐに和氣が左のストレートをヒット!これで水谷はダメージを負ったか、和氣が詰めたところでラウンドが終了。

 

ところで、インターバル中のスロー映像とかあるともっと良いですね。

2R、初回よりも和氣は戦いやすく見えます。ダッキングからのクリンチで水谷の攻撃を分断、もしくは水谷の入り際に左ボディアッパーをカウンター。

和氣がどんどんリズムに乗ってきた印象のところで、和氣がダッキングした先に水谷の右フックがヒット!これは初回と同じ右ですが、ほんの少し、和氣の動きが止まったようにも見えました。が、和氣はダメージを感じさせません。気のせいか。

3R、水谷はガードを固めてプレス、右フックを大きめに振っていきます。この右フックには怖さがありますが、和氣の足はとまらず、その左カウンターは的確です。

和氣はこのラウンドも良いリズムで過ごし、格の違いを見せつける展開です。

4R、水谷はガードで押していく戦法か。しかしそうなってしまうとサンドバッグ状態、和氣がコンビネーションを打って動く、を繰り返し、水谷がパンチを出す暇すら与えません。

中盤、水谷も右をヒットするも単発で終わってしまい、対して和氣は様々なコンビネーションをアングルをつくって打ち、そのうち終わりのケアも完璧。

後半、和氣のボディでいよいよ水谷の動きが止まり、ガードポジションから右フックを振るうのみに。

 

5R、後がない水谷は強引に突っ込みます。水谷は溜め込んだダメージもあり、少し動きが鈍ってきながらも諦めません。

そこに和氣はコンビネーション、本当にいろんなアングルでパンチを打ち込みます。。

苦しい水谷は力いっぱいパンチを振るいますが、かなり余裕のある和氣は非常に冷静にそれをいなし、自分のパンチを当てていきます。

幾度も左ボディ、左フック、左アッパーを浴び続ける水谷ですが、まだまだ倒れません。

6R、頑張る水谷、いくつかのパンチを和氣に届かせますが、やはり的確なパンチを当てるのは和氣。和氣は水谷の右フックを微妙な距離でかわすと左ボディ、水谷のパンチが当たったとしても和氣はコンビネーションで倍返し。このあたりは流石のキャリア。

7R、早々に和氣の左フックがヒット、水谷はダメージもあって苦しいですが、それでもパンチを返します。

後の後も和氣の的確なパンチでダメージを与えられた水谷、終盤には自らのパンチを空振りしてバランスを崩す、等、ダメージと疲労は明らか。

「絶対に足裏以外をマットにつけない」そんな素晴らしい意地を感じた水谷でしたが、このラウンド終盤にレフェリーがストップ。

和氣慎吾、7RTKO勝利。

 

終わってみれば、やはり大きな差がありましたね。和氣が安定した完全な試合運びで再起に成功しました。やや躍動感に欠けた動きには見えましたが、これは再起戦という事が影響している(と信じたい)と思います。

水谷のがんばりは非常に素晴らしかったですが、まだこのレベルにはいませんでした。

和氣は勝利者インタビューで「世界王者になる」と明言。残された時間は、そう多くないはずです。是非とも勝ち続けて、世界の舞台にたどり着いてもらいたいものです。

 

日本バンタム級タイトルマッチ

澤田京介(JBスポーツ)15勝(6KO)2敗2分

vs

堤聖也(角海老宝石)5勝(4KO)無敗2分

前戦で悲願の日本王者となった、澤田京介。待たされ続けた不遇の挑戦者、堤聖也。

バンタムの呪いは、まだあるのか。

堤は「試合巧者」というイメージながら、「ハードパンチャー」だ、とのこと。確かに5勝のうち4つのKO勝利を挙げています。是非とも今日はこの「ハードパンチャー」の方の堤を見たい。

バッティングに気をつけつつ、スッキリとした決着を望みます。

ということで、初回のゴング。

まずはともにサークリング。澤田の動きは非常にキレています。中盤以降は澤田がやや大きめにリングをまわり、堤がプレスをかけていくという展開。ともに様子見、という段階で、クリーンヒットはほとんどありませんが、後半には堤がアグレッシブに出て浅くながらもヒットする場面も。

 

2R、澤田のジャブの打ち終わりに大きく踏み込む堤。堤が入ったところで非常に危険な距離になります。

澤田の右目上?から出血、ちょっと気にしているか、というところで堤の左フックがヒット!これで澤田がダウン!!!

立ち上がった澤田に対してここは逃さじと堤がラッシュ!澤田は応戦しますが、この距離でのパワーは堤か!ただ、堤は少しハイペースすぎた攻めにより、打ち疲れが生じてしまったかもしれません。

このラウンドの澤田の出血は、バッティングによるものだそうです。

3R、前半に試合が止まって困るのは堤の方。澤田はここから非常にアグレッシブになりますが、堤は非常に冷静、澤田の打ち終わりに攻勢をかけます。

リング中央での打撃戦は要所で堤の右が入り、攻め入った堤のボディも非常に有効!

やや打ち気に逸っているように見える澤田の打ち終わりに、完璧にパンチを返す堤。さすがの試合巧者ぶりです。

4R、距離の探り合い、から中盤にリング中央で右と右のカウンター!どっちがダメージを負ったのかはよくわかりませんが、そこから距離の近い打撃戦に発展!

少し澤田の右が当たるようになってきたように感じます。

 

後半は堤はややカウンター狙い、ジリジリと下がりながら狙っています。

5R、澤田のリズムがよくなってきたのか、堤が疲れてきたのか。このラウンドは手数としてのアクションは少ない序盤を過ぎて、中盤からはまた近い距離。この近い距離で澤田のパンチが当たり始めたのは前ラウンドからですが、このラウンドも澤田の左右が少しずつ堤を捉え始めているようにみえます。

ただやはり、堤は上下のコンビネーションが上手く、全体的なクリーンヒットでは堤が上回っているように見えます。

5Rを終えての途中採点は、3-0で堤。

6R、ポイント劣勢の澤田はいくしかありません。しかしこうなると堤の土俵です。

澤田が右を当てて会場を沸かせ、その後はチャージ!堤は応戦、押し戻します。

堤の方はディフェンスがしっかりとしており、澤田のパンチをしっかりとブロッキングした上で打ち返すというカウンター戦法。

そして終盤、澤田のガードポジションをよく見た上でアッパーをヒット、これでダメージを負った澤田はピンチに陥りながらもこのラウンドをサバイブ。

7R、堤は序盤からチャージ!澤田をロープ近くに詰めて細かいパンチをラッシュ!

このラッシュのさなかでもしっかりとしたガードを保つ堤、澤田は明らかにダメージがありそうですが気持ちで打ち返し、堤を逆に押し戻します。

中盤、澤田が右カウンターを返せば堤も右で反撃、そしてボディを押し込み澤田を下がらせます。

頭をつけての距離での打撃戦、ここでもボディを叩く堤。

 

両者の気持ちが全面に押しでた、大激闘です。

8R、このラウンドもしっかりとガードしてから打ち返す堤!序盤、堤の右ストレートでぐらついた澤田に対して、堤はラッシュ!!ラッシュ!!!

澤田は固まり、バランスを崩しつつも倒れません!が、手が出ません!

ここで、レフェリーがゆっくりと割って入り、ストップ!!!

堤聖也、8RTKO勝利!!!

ああ、そうか。私が堤聖也というボクサーのファンになってから、初めての勝利。

今回も非常に小気味よく、素晴らしいボクシングをみせてくれた堤。

「ボクシングを始めて13年、初めての日本一」。インタビューで幾度も語ってきたこの言葉の意味は、非常に重い。その実力を認められながらも、ようやくたどり着いた「日本一」という看板は、きっとこのボクサーをまだまだ強くするのでしょう。

勝利者インタビューでは、母への思いを語りました。きっとお母さんにとっては自慢の息子でしょうね。「日本のベルトよりも上のベルトを見せる」、これを栗原慶太はどのような思いで聞いたのか。

 

栗原vs堤というのは見たいような、見たくないような。どっちも応援したいボクサーだけに、ちょっと複雑です。

兎にも角にも、バンタム級最後の呪い、「バッティングによるカットでの試合終了」をギリギリ振り切って、見事なストップ勝ちでタイトルを初戴冠した堤聖也。

澤田京介という強豪に対して、ほとんどのラウンドでポイントを取り、最終的にはストップまで持っていったのは流石のひとことです。

今後は本当に楽しみですね!

↓バンタム級についての記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

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