信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】全試合注目マッチアップ!メインは日本初登場、ジョンリエル・カシメロvs小國以載!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

プレビューばかり書いていますが、週末から来週にかけて注目試合が多い。

気づけばまもなく10月も第二週、この週はウィークデイからボクシング三昧です。もっとバラけさせてくれても良いのに。

10/10(火)はダイヤモンドグローブ、10/12(木)はTBP興行、そして10/13(金)はLIFE TIME BOXINGとどれも見逃せない戦いが続きますね。

そんな中でも最も大規模な興行はトレジャー・ボクシング興行。

有明アリーナで行われる、メインイベントにジョンリエル・カシメロvs小國以載を抱くこの興行は、メインならずとも全試合が注目のマッチアップ。

ということで今回のブログは、10/12(木)に行われるトレジャーボクシング興行の観戦記。

 

2022 © TREASURE BOXING PROMOTION.

 

 

 

10/12(火)トレジャーボクシング4

スーパーバンタム級10回戦

小國以載(角海老宝石)21勝(8KO)2敗2分

vs

ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)33勝(22KO)4敗

元世界王者、小國以載と元3階級制覇王者、ジョンリエル・カシメロ。この試合については、おそらく多くのところで語られているでしょうし、ほとんどのボクシングファン、関係者の見解としては「カシメロ優位」で一致でしょう。

しかし、小國にはグスマン戦という小國史上最高の勝利があります。そしてその事実は、タイプこそ違えど小國にアップセットの可能性を感じるものです。

スピード、パワー、目に見えるものを比べてどちらが強いか、というとカシメロ。それでも小國が勝利してもそれは「奇跡」ではなく必然。

こう考えると小國以載というボクサーは非常に不思議なボクサーであり、およそ勝てないと思われる相手であっても大きな期待をしてしまうボクサーですね。

小國のインテリジェンス、ボクシングIQ、ストラテジー、自分の持っているものを総動員して相手を攻略するそのボクシングスタイルが、獣のように襲いかかってくるカシメロにどのように通用し、また通用しないのか。

カシメロは3階級を制覇している元王者ですが、穴がないわけではありません。

そもそもフィリピンというお国柄、穴のないボクサー、いわゆる総合力の高いボクサーがいるか、というとほとんどいないでしょう。

 

 

 

カシメロは一見攻撃力特化型に思えて、その攻撃力の裏に隠されたディフェンス能力、というか危機察知能力も侮れません。攻撃の時はヘッドムーブを駆使して攻撃していくぶん、もらいにくいですがそれは計算されたものではありません。どちらかというと攻防はほぼ完全に分離しており、休む時は休む。攻撃の時はヘッドムーブとポジショニングで「たまたま当たらない」ポジショニングをキープするだけで、それは計算されたものではなく、「癖」や「経験」によるものだと思われます。

そこを突ければ、あるいは。

決まり手としては、カシメロの序盤KO、中盤〜後半KO、見栄えをとっての判定勝利から、小國のボディショットによる後半KO、試合を支配しての判定勝利までどのような形でも考えられるもの。

これは非常に楽しみな一戦です。

このブログを読んでくれていて、まだ見ていない人はいないとは思いますが、カシメロを応援したくなるようなPVはこちら。

カシメロVS小國以載ドキュメンタリー - YouTube

 

 

 

OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ

栗原慶太(一力)17勝(15KO)7敗1分

vs

フローイラン・サルダール(フィリピン)33勝(23KO)7敗1分

小國以載は2022年5月以来、1年5ヶ月ぶりとなる試合ですが、その試合で引き分けた栗原はそこから2戦をこなしています。

この2戦の相手はともに千葉開(当時横浜光)。初戦では最終回TKOで敗れ、そのちょうど半年後に2RTKOでリベンジした、というとんでもない内容のもので、栗原の魅力はそのハードパンチと共に肚の決め方にあります。

とにかく早い回で倒し切れる栗原も、小国とはまた違ってアップセットを起こせるボクサーだけに、たとえ誰が相手であろうとも勝利を期待できるボクサーの一人。

現在はWBC3位、IBFで4位。

IBF(王者はエマニュエル・ロドリゲス)は西田凌佑(六島)が指名挑戦者と決まっており、その次にでもチャンスが巡ってくる可能性もあります。

 

 

 

そしてWBCはドネアを破ったアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)、こちらはバチバチの打撃戦になるから非常に面白そうです。

世界挑戦目前まできた栗原としては、ここは負けられない戦いであり、当然怪我もしたくありません。

フローイラン・サルダールは来日経験豊富なボクサーで、日本でもよく知られたボクサー。

こちらも33勝中23KOという高いKO率を誇るフィリピン人パンチャーで、非常に柔らかさを持つボクサーですね。

前戦こそルイス・ネリ(メキシコ)に2RTKOで敗れてはいるものの、最近でも比嘉大吾(志成)とは大接戦を演じています。そういえばフライ級ながらも木村翔への世界挑戦経験もありましたね。

ここ数千はやや負けが混んできて這いますが、まだまだ終わったボクサーとは言い難い相手。

一発一発をしっかりと打つタイプのボクサーである栗原は、このサルダールを相手にするとあまり相性は良い方ではないような気がします。それはサルダールの柔らかさにあり、栗原はアングルやタイミングを工夫して打たなければいけないでしょう。

とはいえ、おそらくそれができるのが世界上位ランカー、栗原慶太だと思うので、ここはまた早いラウンドでのKO勝利を期待しておきましょう。

 

 

 

アンダーカード!

そのほかにアンダーカードが3試合。これがどれも魅力的なカードで、本当に気を抜けない興行です。私はおそらくディレイ視聴になるので、ちょっと全部見れないかも。

フライ級8回戦
石澤開(M.T)vsビンス・パラス(フィリピン)

「マイクロタイソン」というネーミングは素晴らしいように思う、石澤開。中谷潤人を要するM.Tジム所属、(当時)ミニマム級で強敵をバッタバッタと倒していくその姿には、期待したファンも多かったと思います。

しかし石澤は2022年4月、初の世界タイトル挑戦で体重超過、しかも王者谷口将隆(ワタナベ)へのリベンジもならず。そこからの復帰第二戦です。

ファンをがっかりさせた事実は変わらないのですが、この石澤のキャリアは賞賛に値するものだと思っています。

ミニマム級でも国内の競合を選んでのマッチアップだったと思いますが、世界挑戦失敗後の復帰戦はジェイセバー・アブシード(フィリピン)、そして今回はビンス・パラスと、日本でも名の知れた、まるで禊とも取れるような強豪との対戦です。

楽な試合を挟まず、常に前を向いている姿には好感が持てますね。ここは是非とも頑張ってほしい。

 

 

 

バンタム級8回戦
サウル・サンチェス(アメリカ)vs RVデニエガ(フィリピン)

外国人同士の戦い、というのは日本の工業で見られるのはまだまだ少ない。それでも、大配信時代になってからは少しずつ増えてきているようにも思います。

伊藤雅雪プロモーターの元ジムメイト(だったかな?)の26歳、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのかは非常に興味深いところ。

フェザー級8回戦
藤田健児(帝拳)vsジョー・サンティシマ(フィリピン)

「フジチェンコ」こと藤田健児がTBプロモーション興行に登場。東京五輪前にプロ入りした帝拳ボクサーたちは、ここのところの躍進を感じますね。増田陸(帝拳)も日本タイトル敗戦からの復帰戦で、ジョナス・スルタン(フィリピン)と決まったようですし。

ジムを引っ張っていた村田諒太引退というのも絡んでいる気もしますが、帝拳プロモーションはようやくこれらの元トップアマたちにリソースを割けるようになってきたか。

対戦相手はジョー・サンティシマ、言わずと知れた強豪です。

大沢宏晋(当時オール)を衝撃的なノックアウトで降し、日本デビューを飾ったサンティシマ。その後は現日本王者、下町俊貴(グリーンツダ)、現OPBF東洋太平洋王者、堤駿斗(志成)に判定負けで敗北。

 

 

 

堤のアマ時代のライバル藤田にとっては、ここは倒し切りたいところですね。

充実のフェザー級、果たして元トップアマ、各ジムのプロペクトたちはどのようなタイミングで、誰とぶつかっていくのか。

ここから数年、国内〜海外トップのフェザー級は目が離せません。

WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級TM
井上岳志(ワールドスポーツ)vsヒラナン・マッサリ(タイ)

前戦、TB興行に出場し、ウェルジョン・ミンドロ(フィリピン)とドロー。ミンドロは良いボクサーでしたが、世界を諦めていない井上としては不甲斐ない、とも言える内容ではなかったか。

サエンナガン・シットサイトーンというリングネームで活動しているマッサリは、23歳と若くもすでに29戦というキャリアを誇ります。

このマッサリ、過去にはWBCアジアのタイトルを獲得しているボクサーらしく、なかなか侮れない相手かと思われますね。

決して噛ませ犬とは言えないタイ人ですが、井上はここは完璧に勝ち切らなければいけません。世界的には中量級と呼ばれる階級で、東アジアで苦戦するわけにはいかないからです。

井上岳志には、まだまだ世界を期待する活躍をしてもらいたい。

 

 

 

配信情報!

こちらの興行は、U-NEXTで生配信!

U-NEXTは少し高額ですが、この興行をPPVで見るとしても金額的には十二分に元が取れるものだと思います。

配信日程は、10/12(木)16:00開始、16:30試合開始のようなのでメインは20:00くらいでしょうか。

なかなか平日の夕方から有明アリーナに行ける人も少ないでしょうし、16:30から配信を見れる人も少ないような気もしますが、U-NEXTは追っかけ再生もできるし見逃し配信もできます。

ボクシングファンなら見逃せない興行、是非U-NEXTで!

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