信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ジョンリエル・カシメロvs小國以載!!TBP第4弾は日本、有明アリーナ開催!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

ジョンリエル・カシメロ。

ムラは大きいものの、世界3階級制覇を果たしている実力者であり、井上尚弥と一度は対戦が決まったことからも日本での知名度は抜群。

これまでプロモーターに搾取されてきた(かもしれない)カシメロは、伊藤雅雪率いるTBプロモーションと契約して2戦目を迎えます。

対戦相手は、元IBF世界スーパーバンタム級王者、小國以載(角海老宝石)。

ベテラン同士のサバイバル戦ではありますが、カシメロにとってはメリットの少ない試合でもあります。

果たして、こういう試合こそミスをしやすいのがジョンリエル・カシメロというボクサーだと思っています。

ということで今回のブログは、TBプロモーションが発表したTB第4弾興行について   2022 © TREASURE BOXING PROMOTION.

10/12(木)有明アリーナ

スーパーバンタム級10回戦

ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)vs小國以載(角海老宝石)

有明アリーナとはなかなかでかいハコでやるんだな、という感想。それもひとえに、カシメロのネームバリューと対戦相手が日本人の元世界王者、ということで、集客も見込んでいるのでしょう。

カシメロサイドから考えると、元世界王者とはいえ小國に勝利することのバリューはほぼない、と言って良いでしょう(ファイトマネーはたくさんもらっているはずですが)。ただただ、井上尚弥への挑戦を見据えるカシメロ陣営にとっては、「日本のボクシングファンへのアピール」という意味合いが強いはず。

それにしても、小國以載という相手はかなりの曲者であり、カシメロにとってもなかなか危険な相手ではないか、とも思います。

スーパーバンタム級での実績としては小國の方が上ですが、ブランクを作りがちな小國、年齢のことも含めて大きく不利になることは否めません。

 

カシメロには井上戦にたどり着いてほしい、とは思いますが、ここは小國に持ち前のインテリジェンスを発揮して勝利を掴み取ってほしいところですね。

さて、前半は鬼のように強いカシメロの暴風のような攻撃に巻き込まれてしまわなければ、後半にかけて小國にチャンスが訪れるかもしれません。それにはまず、やはりカシメロの勢いに騙されず、ビビらず、冷静に距離をとるか、もしくは思いっきり潰して戦い、前半をなるべく互角に近い形で折り返す、というのが理想ではないでしょうか。

逆にカシメロとしては後半までは行きたくないところで、おそらくカシメロは今回も後半、グダる。前半良くても後半悪ければ、ギリギリで勝ったとしても結局その評価は落としてしまうと思うのです。ンギーチュバ戦のように。

カシメロvsルイス・ネリなんていう試合も取りざたされていましたが、カシメロにしてもネリにしてもさすがにそこまでのリスクを負うのは難しいでしょう。

 

 

OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ

栗原慶太(一力)vsフローイラン・サルダール(フィリピン)

セミファイナルにはその小國と負傷引き分けを演じた栗原慶太が登場。

前戦、千葉開(横浜光)へのリベンジは見事なものでしたが、一度は後退したことも事実。

前戦から亀海喜寛氏が栗原をサポートしているとのことで期待しかありません。

強打を持ちつつも頭脳派のイメージの栗原と、日本では飛び抜けた技巧派で、鉄のハートを持っていた亀海とのタッグは、この試合でも千葉戦2のようなエキサイティングで思い切りの良いボクシングを見せてくれるのでしょうか。

あのスタイルはリスクも非常に大きいですが、「誰にでも勝てる可能性がある」ボクシングだと思います。

あのままのスタイルで世界を獲れれば、世界でもクレイジーだと話題になるのではないでしょうか。そうなると、ラスベガスに呼ばれることだって考えられます。

 

フローイラン・サルダールは、前戦でルイス・ネリにあっという間に負けてしまっていますが、比嘉大吾(志成)からはダウンを奪っての大健闘を見せており、開催地が日本でなければあわや、という内容。

栗原は「死角がない」タイプのボクサーではないと思いますが、ここは苦戦することなくスッキリと倒して世界戦線への名のりを上げてほしいものです。

バンタム級8回戦

サウル・サンチェス(アメリカ)vsRV.デニエガ(フィリピン)

RV.デニエガというボクサーは9戦して全勝(6KO)という期待のサウスポーのようです。もしかするとカシメロにくっついてきて、TBプロモーションと契約したボクサーでしょうか?

サウル・サンチェスは世界ランカー、このデニエガはデビューから10戦目での世界ランク挑戦ということで期待が大きそうですね。

バンタム級ということでこちらも注目の一戦。

(とか思ってたら、サンチェスが伊藤雅雪の元ジムメイトという関係性のマッチアップらしい)

 

フライ級8回戦

ビンス・パラス(フィリピン)vs石澤開(M.T)

花田歩夢に勝利したビンス・パラス。かつては京口紘人(ワタナベ)とも戦ったミニマム級上がりのボクサーですが、前戦を見るとやはり強いボクサーだと思います。

そこに挑むのが石澤開、こちらもミニマム級上がりのボクサーで、元日本ミニマム級王者、ニックネームが「マイクロ・タイソン」。

これは非常に興味深い戦いですね。

好戦的な両者の戦いは、間違いなく打撃戦になることが予想され、更に両者のKO率の高さからKO決着が濃厚と言っても良いでしょう。

互いに被弾は避けられず、エキサイティングな試合になること間違いなし、これは目が離せません。

フェザー級8回戦

ジョー・サンティシマ(フィリピン)vs藤田健児(帝拳)

これもまた素晴らしいマッチメイク。

どうしても比べられてしまうのは宿命ですが、「フジチェンコ」藤田健児のプロ5戦目の相手は、堤駿斗(志成)と戦ったジョー・サンティシマ。

 

サンティシマの強さは、ナバレッテ相手にもよく頑張ったこと、そして大沢宏晋を素晴らしいノックアウトで破ったことで明らかではありますが、その後は日本での戦いで現日本スーパーバンタム級王者、下町俊貴(グリーンツダ)、現OPBF東洋太平洋フェザー級王者、堤駿斗に連敗。

この結果を踏まえると、やはり藤田にもここは完勝してもらわなければ困りますね。

WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチ

井上岳志(ワールドスポーツ)vsサエンガナン・シットサイトーン(タイ)

「格」というものを考えると、井上岳志が圧倒的優位ということで間違いのない一戦。

しかし、井上は前戦で薄氷のドロー防衛、「世界に挑む」にはまだまだ物足りなさを感じる内容でもありました。

果たして、前戦で戦ったウェルジョン・ミンドロ(フィリピン)というボクサーが思いの外強かっただけなのか、それとも井上自身に何かしらの衰えが生じはじめてきているのか。

なにかを変えなければアジアを飛び出して世界に挑むのは難しい、そう思わせる試合内容が続いているように思う井上岳志、ここは世界を期待させるような試合内容を見せてほしいですね。

 

TBプロモーション!!

日本人が負けまくっている不思議な興行、TBプロモーション興行。しかも「思わぬ負け」が多いのも事実であり、単に海外で日本人ボクサーが実力を出せないだけなのか、それとも相手が気合が入りすぎているのか。

ともあれ、今回の戦いもなかなか後がないサバイバルマッチ的な雰囲気を感じますね。

小國はカシメロに負ければ引退してもおかしくないですし、オープニングバウトの井上岳志にしてもこの試合で良いところを見せなければもう「世界」なんて言っていられません。

各日本人ボクサーたちには良い勝ち方をしてもらいたい、とは思うのですが、これは対戦相手あってのことで、どの試合も「楽勝」とはいかない面白さがありますね。

初の日本開催、これは期待していいんじゃないでしょうか。非常に楽しみです。

 

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