信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】レジス・プログレイスvsデビン・ヘイニー!!12月上旬の注目ファイト!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

12月、師走というのは本当で、1年の中でも最も早く過ぎ去る(感覚に陥る)月ですね。

ついさっき12月に入ったと思ったらあっという間に数日が過ぎ、今書いているのは12/10のプレビュー記事だから、この試合が行われる頃には12月ももう1/3が過ぎることになります。

注目試合が多い12月、その中でも前半の世界的な注目はこの興行に注がれることになるのでしょう。

レジス・プログレイスvsデビン・ヘイニー。

議論の余地なきライト級王者ヘイニーのスーパーライト級挑戦であり、迎えうつのは好調をキープしているレジス・プログレイス。

DAZNのPPVで行われる一戦ですが、果たしてこの試合がPPVファイトに適正かどうかは疑わしいと思っています。

とまあ、そんな判断について色々言っても仕方ないので、今回のブログはプログレイスvsヘイニーのプレビュー記事。

 

 

 

12/9(日本時間12/10)アメリカ・カリフォルニア

WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ

レジス・プログレイス(アメリカ)29勝(24KO)1敗

vs

デビン・ヘイニー(アメリカ)30勝(15KO)無敗

「注目される試合」「興味をそそられる試合」というのは50-50、またはそれに近しいオッズの試合だったり、アンダードッグの方にも大きなチャンスがありそうだったりする試合だったりするわけですが、PPVファイトにはそれプラス、やっぱり「人気」というものが必要でしょう。何せプラスでお金を払ってみないといけませんから。

思った以上に人気のあるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との戦いでのPPV売り上げは15万件。期待された数字に対してどうだったか、は良くわかりませんが、その前月に行われたジャーボンタ・デービス(アメリカ)vsライアン・ガルシア(アメリカ)が120万件というクリティカルヒットを記録したことを考えると、タイトルの格としては上でも奮わなかったとみても良いでしょう。

 

 

 

まあある種、このPPV売り上げに対してはロマチェンコvsプログレイスみたいな感じか。

さて、話を戻すと、この戦いはヘイニー優位というオッズが出ています。

これはある種当然のことで、ヘイニーのボクシングは非常に安定感があり、あのロマチェンコですら届かなかった、ということになっているからです。

ただし、このヘイニーvsロマチェンコについては判定がやや物議を醸している感じもあります。

ヘイニーの武器はやはりその体格とジャブであり、ライト級はそれが遺憾なんく発揮された階級でもありました。ここが一番のヘイニーの懸念事項であり、果たしてスーパーライト級でもそのアドバンテージが通用するか、否かというところ。

BoxRec上のサイズで見ると、プログレイスとヘイニーは身長は173cmで同じ。ただ、リーチはプログレイス170cm、ヘイニーは180cmと大きな差があります。ヘイニーはかなりパンチを、特にジャブとストレートを遠くに投げるので、これはやはり体格的なアドバンテージにはなりそうですね。

 

 

 

なのでプログレイスとしては、ヘイニーのジャブ、ストレートを躱す、もしくは吸収しつつインサイドで戦わなければいけないという形になりそうですが、ここ最近は結構出入りのボクシングも多いプログレイス、この辺りをしっかりとヘイニー対策としてやってくるか。

プログレイスが覚悟を決めて、この方向に割り切り、攻めに攻めるトレーニングをしてきたならば、試合は非常に面白い結果になるのではないか、と感じています。

プログレイスはジョシュ・テイラー(イギリス)に敗戦後、やや停滞した期間もありましたが、ホセ・セペダ(アメリカ)を相手に素晴らしいパフォーマンスで11RKO勝利。前戦のダニエリト・ソリージャ(プエルトリコ)戦ではイマイチでしたが、これはモチベーションの問題だと思いたい。

ということで、今回はおそらく一般的に見ればヘイニーが安全運転の判定勝利。ただし、ヘイニーの打たれ脆さを考慮し、プログレイスがフルラウンド戦うつもりもなく、スタミナとフィジカルの強化を図ってガンガン攻めることができれば、プログレイスに勝機ありとみています。

ということで、頑張れプログレイス!!

 

 

 

リアム・パロ(オーストラリア)23勝(14KO)無敗

vs

モンタナ・ラブ(アメリカ)18勝(9KO)1敗1分

セミファイナルが注目の興行は、非常に楽しみになります。

今回の興行も、もちろんそのうちの一つ。

WBOグローバル・スーパーライト級タイトルマッチとして行われるこのリアム・パロvsモンタナ・ラブという戦いは、果たしてパロの出世試合となるのか、それともラブがプロスペクトへの返り咲きの試合となるのか。

リアム・パロはオーストラリアで戦ってきたボクサーで、アメリカでは2戦目。

アメリカデビュー戦ではダウンを喫するなどほろ苦い経験をしつつも、当時無敗のヨマール・アラモ(プエルトリコ)にスプリットの判定勝ち。ただ、そのほかのオーストラリア国内での戦いでは好戦績のボクサーたちを次々と退け、おそらく国内最強を証明してアメリカ進出してきたイメージでしょうか。

ここでモンタナ・ラブに勝利すればその見返りは大きく、アメリカ国内でもその名を認知されそうな感じです。

 

 

 

対してモンタナ・ラブ、こちらは期待されたアメリカン・プロスペクト。

プロスペクトらしく、プロデビュー当初は比較的安全な対戦相手との戦いでキャリアを積み、2018年頃から小さめのタイトルへアタック。出世試合は2021年の元王者、イバン・バランチェク(ベラルーシ)戦であり、ここで7RTKO勝利を飾ったラブはそのプロスペクトとしての地位を確立しました。

その後もIBFの地域タイトルを獲得しましたが、2022年11月、WBAインターコンチネンタル戦でスティーブ・スパーク(オーストラリア)に反則負け。この反則負けはラブがスパークをリング外に落としてしまったことに起因しており、これがクリンチきっかけだったことで故意と見なされたため。ちなみにその前、スパークのしつこいアタックにやや劣勢に見えたこと、かなりのフラストレーションを溜めていたこともあり、個人的にはこの試合は反則がなくてもララは負けていたのではないか、と思っています。

この敗北はララを大きく停滞させ、試合会場となったオハイオ州のコミッションはラブにサスペンドを課しています。

 

 

 

この試合は50-50に近く、オッズではパロが-200、ラブが+190と非常に競っています。

両者にとって非常に大きな分岐点となりそうなこの一戦、非常に興味深い戦いとなりそうですね。そしてこのWBOグローバルタイトルというのは、世界タイトルに直結することも多いタイトル。WBO王者は、非常に不安定な感じのするテオフィモ・ロペス(アメリカ)。

さてさて、このスーパーライト級戦線は一体どうなるのか。今後を占う上でも、非常に楽しみなマッチアップですね。

そのほかのアンダーカード!!

アンディ・クルス(キューバ)1勝無敗
vs
ジョバンニ・ストラフォン(メキシコ)26勝(19KO)5敗1分

東京五輪金メダリスト、アンディ・クルスのプロ2戦目。クルスは今年7月にプロデビュー、初戦でファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)に流石の判定勝利、IBFの地域タイトルを獲得しています。

今回はそのタイトルの防衛戦となるようですね。

対戦相手のストラフォンというボクサーについては、マキシ・ヒューズ(イギリス)やザウル・アブドゥラエフ(ロシア)らと戦った経験もあるメキシカン、ここはクルスのパフォーマンスに期待したいところですね。

 

 

 

IBF世界女子バンタム級タイトルマッチ
エバニー・ブリッジズ(オーストラリア)9勝(4KO)1敗
vs
吉田実代(日本)16勝4敗

元々は別の挑戦者がピックアップされていましたが、試合10日前くらいに吉田に変更。怪我、だそうですね。いわゆる代役挑戦者、という立場で世界タイトル戦に挑むことになった元王者、吉田実代。

前戦で敗戦を経験している吉田をチャレンジャーに選ぶ、というのは王者としては安全策だったのかもしれません。しかし、この「代役挑戦」というのは波乱が起こる可能性もあり得る、と思います。

吉田のアップセットに期待しましょう。

 

 

配信

この興行は、日本ではDAZNが生配信。

海外(アメリカ、北米だけかも)ではDAZNPPVとして追加料金を払わなければ視聴できないわけですが、日本ではDAZN Global(980円)のうちで見れるので非常にコスパが良い。

このヘイニーvsプログレイスをメインとしたDAZN配信の興行は、日本時間の12/10(日)10:00から生配信。おそらくメインはお昼過ぎ頃でしょう。

このDAZNPPVファイトを、ほぼ無料(?)でみられることに感謝しつつ、「ヘイニーの試合はつまらない」とか文句を言わずにDAZNで観戦しましょう!!

↓DAZNはこちらから

DAZN

 

 

 

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