信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】フライ級王座統一戦!サニー・エドワーズvsジェシー・ロドリゲス!英国ボクサーたちが米国へ乗り込む!!

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来年のビッグマッチが発表されていますが、まだまだ今年のボクシングは終わりません。

今週末も盛りだくさんのファイトがあり、そのどれもが注目ファイトです。

とりあえず全てのプレビュー記事を書くのはすでに不可能と悟っているので、興味ある順にいこう。

まずは何の因果か、これまで37年に渡りボクシングを放映してきてくれた「Showtime」がボクシングから撤退、という12/16(日本時間12/17)、Showtimeラスト興行があるミネアポリスから1,649マイル離れた(googlemap調べ)アリゾナ州のグレンデールで、「Showtime」の異名を持つサニー・エドワーズがリングに上がります。

週末、個人的に最も興味を持っているのはこの戦いで、サニー「Showtime」エドワーズとジェシー「Bam」ロドリゲスの戦いです。

果たして、ここまで高いパフォーマンスをキープし続けている両者の激突は、どのような結果になるのか。

ということで今回のブログは、DAZNで放映されるバムvsエドワーズのプレビュー記事。

 

 

 

12/16(日本時間12/17)アリゾナ州グレンデール

IBF・WBO世界フライ級王座統一戦

ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)18勝(11KO)無敗

vs

サニー・エドワーズ(イギリス)20勝(4KO)無敗

もしもこの試合が、もう少し体重のあるもの同士の試合であったならば、いわゆるメガマッチとなり得るものだと思います。

彗星の如く現れ、圧巻のパフォーマンスでスーパーフライ級を席巻したジェシー・ロドリゲス。当時のスーパーフライ級4強のうち2人を明確に破ったその姿は、あっという間にスーパーフライ級最強説も飛び交ったほど。

メキシコ系らしくアグレッシブで積極的なファイトのジェシー「バム」ロドリゲスは、スキルフルでもあり、特に感銘を受けるのはクロスレンジでのサイドステップからの攻撃です。ただただ前進あるのみのメキシカンとは違い、さまざまなアングルから攻撃できるその様は、現代ボクシングとマチズモの融合とも取れるボクシング。

 

 

 

フライ級に下げてからは、正直な話スーパーフライ級の時ほどのインパクトを残せていないのも事実ではあるものの、この大一番においてはしっかりと仕上げてくるでしょう。

まだ23歳という若さですでに2階級を制覇、兄、ジョシュア・フランコ同様に非常に堅実で真面目な性格が推察されます。

対して「超」がつくほどの判定型であり、本当にこれっぽっちも相手を倒そう、打ちのめそうという気が全くないサニー「ショータイム」エドワーズ。

とにかくリングを広く使ってのエスケープ劇は、ディフェンシブというのを通り越してまるでパルクールです。

ディフェンススキルは非常に高く、ステップワークとボディワークを駆使してとにかくもらわないエドワーズは、パンチを出す頻度も少ないですが何だかんだとポイントを掻っ攫って行くスタイルで、これがつまらなそうに見えて非常にアクロバティックで面白い。

 

 

 

こちらもまだ27歳と若い、が、ちょっと禿げかかっては、いる。。。

サニー・エドワーズはずっと以前から統一戦を希望しており、本来戦いたかったのはフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)。しかしマルティネスは諸々の問題があって結局この対決は実現せず、ロドリゲスとなったわけですが、マルティネス相手ならエドワーズはかなりやりやすいのではないか、とすら思うほどディフェンススキル、というか盲進してくる相手をいなす術に長けています。

間違いなくこの二人の試合は、バムがプレッシャーをかけて、エドワーズが逃げつつカウンターを狙う、という展開になるのですが、これがまたどっちが上回るのか、と問われれば非常に難しい試合でもあります。理由は一つ、バムは直線的に攻めるだけでなく、さまざまなアングルから攻め入ることができるからです。

だからこそ、非常に面白い。

 

 

 

個人的にはアメリカという開催地も含めてバムがやや優勢か、とも思います。

オッズもバムが-200、エドワーズが+200とかなり競ってはいますがバム・ロドリゲスがやや優位。

ただ、リングマガジンランキングではエドワーズが1位、バムは4位。一体どちらの評価が高いのか、と言われれば、よくわからない、が答えになると思うので、その分大変に興味深いですね。

白熱した、感動の一戦になるかどうかは別にして、とにかく勝敗、試合展開は非常に興味深い。それぞれの特異を押し付けるような、この戦いは注目です。

 

 

 

ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)11勝(8KO)1敗

vs

ケビン・ゴンサレス(メキシコ)26勝(13KO)無敗1分

セミファイナルはWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦。

この試合の勝者は、井上尚弥vsマーロン・タパレスの勝者に挑戦できることになります。いつ挑戦権が回ってくるかはわかりませんが。

現在指名挑戦権を得ているのはWBCのルイス・ネリ(メキシコ)、IBFのサム・グッドマン(オーストラリア)であり、WBOは1位がグッドマンで2位がネリなので事足ります。

そして最後に残ったWBA、もし井上尚弥が(井上尚弥が勝つ前提ですみません)2024年に2試合であるならば、誰か一人は回ってこない可能性もあります。

 

 

 

さて、ここは元王者のアフマダリエフに勝ってほしいところですが、このケビン・ゴンサレスもなかなか一筋縄ではいかなそうなボクサーです。

KO率こそ高くはないものの、無敗でまだ底を見せていないボクサーで、一つの引き分けは6回戦で喫したもの。非常にエネルギッシュなファイターで、非常にタフでもあり、こういうボクサーは比較的誰とでも接戦に持ち込むことができるボクサーです。

こういう中間距離で戦わせてくれないボクサーは、倒すことが非常に難しい。

さらに、アフマダリエフは僅差とはいえ前戦で攻略されてしまったボクサーであり、また敗戦からの復帰戦ということも良い材料と言うことはできない状態。

ボクシングに絶対はない分、初黒星を喫したあと、アフマダリエフがペースを崩してしまっていても不思議ではないし、ケビン・ゴンサレスはまだまだ未知数な部分があります。

 

 

 

もしアフマダリエフの強打を恐れずにゴンサレスがインサイドに入り、万が一にもインサイドワークでアフマダリエフを上回ったら?もしくは、意外とアフマダリエフ対策で、タパレスのようにロングレンジからのジャブを多用し、またまた意外とそれが非常に巧かったら?

アフマダリエフといえど、この戦いは危ないのかもしれません。

個人的にはグッドマン戦、ネリ戦よりもアフマダリエフ戦が楽しみなので、ここはアフマダリエフに勝ってもらいたいところ。

決戦はもうすぐ、頑張れアフマダリエフでいきましょう。

 

 

 

そのほかのアンダーカード!!

あれ、これはイギリスのマッチルーム興行か??ってくらいイギリスのボクサーたちが大登場です。

一人はガラル・ヤファイ(イギリス)、言わずと知れた東京五輪のフライ級銅メダリスト。

そして来日経験もあるピーター・マクレール(イギリス)も登場するし、その弟のジョー・間クレール(イギリス)も登場しますね。

これらのイギリス人ボクサーたち、それはサニー・エドワーズも含めてですが、全員「U.Sデビュー」です。ディアマンテさん(なのかどうかは知りませんが)は毎度「U.S.デビュー!」と言わなければいけないわけで。

ともあれ、イギリスのプロスペクトたちが海を渡り、アメリカを侵食していく。この興行ではこのプロスペクトたちがAサイドです。ちょっと一風変わった雰囲気になりそうな感じもありますね。

 

 

 

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