信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

井上尚弥の次戦の対戦相手はルイス・ネリ!!ステータス「対戦合意」は年間3試合とPFP奪還に向けてのスタート!

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The Ring、BoxingScene、そしてESPN。

世界に名だたる、というか、個人的にこの3媒体を押さえておけばOK!と思っているメディアで、井上尚弥はFighter of the yearに選出されました。

2023年、井上尚弥はスティーブン・フルトン(アメリカ)、マーロン・タパレス(フィリピン)という2人の統一王者を全く寄せ付けずノックアウト、まさに議論の余地なき世界王者となりました。

未だかつてこれほど強さを見せてくれる日本人王者は皆無であり、2024年にも更なる躍進が期待できます。

ここのところで、井上尚弥の希望で唯一叶っていないことは「年間3試合」。このことは井上本人の希望であるほか、ファンの希望でもあります。

マッチアップが上手くいかなかったり、自身の怪我で延期になってしまったりとここ数年は年1〜2試合が良いところ。最後に井上が「年3試合」できたのは2017年のことなので、実現すれば実に6年ぶり、ということになりますね。

 

 

 

2017年当時の状況

2017年、WBO世界スーパーフライ級王者だった井上は、対戦相手に非常に困っていた時期。2016年末までにすでに4度の防衛を果たし、特にその年末の試合(河野公平戦)ではより安定感を増した姿を披露してくれました。

2017年はリカルド・ロドリゲス(アメリカ)を3RKO、その後アメリカでの初試合で逃げ回るアントニオ・ニエべス(アメリカ)を6Rで棄権に追い込んでアメリカデビュー、そして同年末に「大橋会長がフェイスブックで捕まえた」ヨアン・ボワイヨ(フランス)をあっけなく3Rで仕留めた、という年です。

ちなみに完全に敵がいないことを悟った井上は、翌2018年からバンタム級に転級、第何章なのかわからない伝説の幕開けを見ることになります。

この2017年の戦いは、5/21、9/9、12/30。3ヶ月強というスパンで試合をこなすには、やはり心身ともに「ダメージがない」を前提にしなければなりません。

井上尚弥vsルイス・ネリ、対戦合意!

 

 

 

さて、今回「対戦合意」というステータスで報じられたのは、我らがルイス・ネリ(メキシコ)戦。

情報ソースはESPNのマイク・コッピンガー氏であり、これはネリ陣営から漏れたものだそうですが、かなり信ぴょう性は高いでしょう。

WBCの指名挑戦者であるルイス・ネリは、それ以前から井上尚弥への挑戦を希望しており、それが叶ったという感じ。

実際、井上本人もタパレス戦後「5月に噂されている試合」として言及しており、さらに大橋陣営のスピード感も考えるとこのタイミングで対戦合意というのは非常に頷けます。

タパレス戦後、「井上尚弥が誰と戦うのか」という記事を書いた際にも、筆頭はルイス・ネリ、と考えていました。

↓タパレス戦の翌日に書いた記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

まあ、そんなわけで特段驚きはないものの、やはり「対戦合意」のニュースには心躍ります。

私自身は山中慎介への仕打ちを忘れたわけでもないし、だからといって井上にネリを制裁してくれ、とも思っているわけでもありません。

確かに最初は憎しみもありましたし、メキシコ人らしいルーズなところも垣間見えるボクサーではありますが、ともあれ特にここ数戦は真っ当に結果を残しているボクサーです。

2021年5月、ブランドン・フィゲロア(アメリカ)にボディで打ち倒されて以来、戦った相手は当時無敗のプロスペクトだったカルロス・カストロ(アメリカ)、井上尚弥への挑戦経験もあるダビ・カルモナ(メキシコ)、世界挑戦経験者アザト・ホバニシャン(アルメニア)、そして現OPBF東洋太平洋王者、フローイラン・サルダール(フィリピン)。

 

 

 

格下と思われるカルモナ、サルダールにはきっちりと倒して勝っているし、下馬評不利だったかまではわからないですがカストロ、ホバニシャンはネリにとっても危険無相手だったと思いますが、それぞれ勝利。カストロ戦はカストロにかなり優位な採点傾向にありましたが、判定勝利をものにしているし、ホバニシャン戦では競った試合展開からしっかりと11RKOで倒し切っています。

統一王者への挑戦資格があるか、と問われればもちろんあるボクサー。個人的にいうと、日本でのネリの評価は、世界でのネリの評価に比べ、非常に低いと思います。

時期は5月、場所はTOKYO

この戦いは5月、東京とのこと。

これがまた噂で上がっている東京ドームのことを指すのかはまだわかりません。

そのあたりは調整中なのか、それともまた有明アリーナなのか。

いずれにしろ、「5月」に2024年1戦目ができるのは大変に素晴らしいことであり、井上にはこの試合を難なくクリアしてもらい、9月、12月の戦いに臨んでもらいたい。

おそらくこの試合で井上の敗北というのは確率的に低いでしょう。

 

 

 

なので次が9月ともなれば、試合前からいくつかのアタリをつけて交渉を始めておかないといけないかもしれませんね。

その9月の試合がサム・グッドマン(オーストラリア)なのかムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)なのか、はたまたジョンリエル・カシメロ(フィリピン)なのかは分かりませんが、もし井上と戦いたいなら日程の調整も必要でしょうから、交渉は早いに越したことはありません。

タパレス戦から約2週間での「対戦合意」のニュースは、おそらくその前段階で何かしらのアクションが実行されていたのではないか、と思うようなスピード。おそらく次回も、試合から1ヶ月と経たないうちに9月の対戦相手が発表されることでしょう。

 

 

 

2024年、PFPキング奪還へ

テレンス・クロフォードはもしかすると2024年に試合を行わないのかもしれません。

元々インアクティブのけがあるクロフォードは、とにかく報酬の低い仕事を引き受けないイメージであり、おそらくもうビッグマッチしかやりたくないという病にかかっていると思われます。

しかしプロモーターという側面において、その後ろ盾を持たないクロフォードにとって、それは容易なことではありません。

井上尚弥はビッグマッチも可能な後ろ盾を持っていますが、ビッグマッチとなり得るライバルがいません。

 

 

 

それでも井上尚弥は「ビッグマッチしかやりたくない病」にかかっていないし、かかることがないであろうから、アクティブに活動し続けることが可能です。近年ではカネロ・アルバレスもこの病に罹らなかった稀有なトップボクサーであり、ご存知の通り、アクティブに活動し続けたカネロは、ドミトリー・ビボル(ロシア)に敗れるまでPFPキングに君臨し続けていました。

ここで重要なことは、やはりアクティブに活動し続け、そのパフォーマンスを誇示し続けることです。

2024年、年間3試合をこなし、その3試合がしっかりとしたパフォーマンスだったとするならば、おそらく不活動となるクロフォードを尻目に、PFPキング奪還は確実なものとなるでしょう。もしそれを阻害する要因があるとするならば、ひとつか考えらないことですが井上の敗北、そしてもう一つはオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がタイソン・フューリー(イギリス)に勝って史上初となるヘビー級4団体統一王者となること、そして意外とクロフォードが年3試合やる、ということぐらいではないでしょうか。

 

 

 

「ウシクがフューリーに勝つ」ということに関しては、おそらく再戦条項もついてくるようなビッグマッチですから、これはウシクは2度、フューリーに勝たないといけなくなってくるような気もします。

そう考えると、そこそこ高い確率で井上尚弥はPFPを奪還できるのではないか、とも思いますね。

そんなわけで、この5月、ルイス・ネリ戦というのはPFPキング返り咲きへの第一歩。

色々とつまらないことをいう人たちもいると思いますが、ぜひ楽しみましょう。

 

 

 

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