信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!!2024年のキーワードはサウジアラビア。ビッグマッチの中心地となり得るか。

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いよいよ今週はアルツール・ベテルビエフvsカラム・スミス。

セミファイナルにジェイソン・マロニーvsサウル・サンチェスという日本のボクシングファンにとって大いに関係のあるファイトを含むこの興行は、カナダ・ケベック州で開催される大注目興行です。

そんな楽しみな週末を目の前にして、今回もいくつかのニュースをピックアップ。

↓週末のプレビューはこちら

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

可能性は「サウジアラビア」

さてさて、まずはボブ・アラム氏の話から。

ボブ・アラムは「ジャーボンタ・デービスは本物だ」とした上で、トップランクが擁する近い階級のファイターたちとの対戦について語っています。

そのファイターたちというのはシャクール・スティーブンソン、ワシル・ロマチェンコ、そしてテオフィモ・ロペスのことです。

「デービスはPBCファイターとしか戦わせない」と随分前に語ったのはフロイド・メイウェザーJrですが、今ではデービスもメイウェザーと袂を分かっています。そしてShowtimeの放送終演により、今後はAmazon Primeでの登場が既定路線ではあるものの、この状況として心中はいかに、というところ。

 

 

 

トップランクの興行はESPN、PBCはAmazon Prime、という括りで言うと、これまでの状況-トップランクがESPN、PBCはShowtime-という状況とさほど変わりはないですから、はっきり言ってここが交わる可能性は薄いと言わざるを得ないでしょう。

ジャーボンタ・デービスは、ライアン・ガルシアとのスーパー・メガマッチを実現させましたが、それは両者の熱意、特にガルシアの熱意によるところが大きく、オスカー・デ・ラ・ホーヤとしても、ガルシアとの関係性(数字を持っているスターなので気を遣わざるを得ない、と見ています)も含めてNoと言えなかったのが現実のところではないでしょうか。

果たしてシャクールやロマチェンコについて、そこまでデービスを求めているかというとそうではなさそうな気もします。ロペスは分かりませんけど。

ただし、ジャーボンタ・デービスが、未だPBCボクサーとの対戦にこだわっているのであれば、当然ダンスパートナーは枯渇していきます。なので本当は、もっと自由に戦える場所が欲しいと考えるのは当然ので成り行きのようにも思います。

そこでアラムが言ったことに戻りますが、「おそらくそれらが起こる方法は、サウジアラビアです」と語るその発言にこそ、今後のボクシング会の光を見ることができます。

 

 

 

アメリカ国外、そしてビッグマネーを有するサウジアラビアだからこそ叶うスーパーファイト、これがあるはずです。

日本という軽量級としてはビッグマネーが動く場所で、アメリカで言えばトップランクのファイターであるナオヤ・イノエと、PBCファイターであるスティーブン・フルトンの対戦は実現しました。

なのでアメリカ大陸の外で、中量級、重量級に十分な報酬を支払うことのできるサウジアラビアという国は、ボクシング界の最強を決めるプラットフォームになることができる、そんな場所になり得ます。

リヤド・ウィークにヘビー級の超豪華興行を組むことができ、さらに2月にはヘビー級の4団体統一戦を組むことができる。

そんなサウジアラビアに行ってみたいものですね。

 

 

 

アンソニー・ジョシュア、フューリーへの道

そんなサウジアラビアで、復活の狼煙をあげたイギリスのスーパースター、アンソニー・ジョシュア。そんなジョシュアの次の対戦相手は諸説ありつつ、フランシス・ガヌーというのが非常に有力な相手になりはしないか、と思っています。

総合格闘家であるガヌーはタイソン・フューリーからダウンを奪って大いに苦しめ、一部では疑惑の判定とも言われているほどだそうです。

私は試合を見ていないので分かりませんが、ともかくボクシング界においては黒船来航とも取れるこのガヌーは、ヘビー級において非常に商品価値の高い相手であることは間違いがありません。それも、わずか1戦でこの地位を築く、というのはすごいことです。

で、アンソニー・ジョシュアの大復活劇を見たいのならば、このガヌーと対戦させることが一番手っ取り早く、また納得性のあるものです。

その一つの理由は、ジョシュアが前戦でオット・ワリンを見事に倒したこと。

 

 

 

戦前の予想では、オッズではジョシュア優位ながらも「ジョシュア危うし」とも囁かれていたような試合であり、少なくとも苦戦は免れない、という雰囲気だったがために、あの完勝はまさに復活を印象付けたもの。

その上で、ガヌーを倒す、もしくは一方的な試合ができた、となると、もうフューリーはジョシュアを無視することができません。というか同じ英国人同士であるこの二人のボクサーが拳を交えることは必然、となっていくのでしょう。

その戦いを阻むものが一つだけあるとすると、2./17に開催されるヘビー級4団体統一戦で、オレクサンドル・ウシクがタイソン・フューリーを破ることです。

ガヌー戦前のフューリーであれば、(当然、ウシクが素晴らしいボクサーだということはわかった上でも)フューリーが勝って然るべき、という雰囲気があったのでしょうが、今となってはわかりません。

ジョシュアとしては、せっかくフューリー戦を目指すのならば、フューリーvsウシクに関してはフューリーに勝って欲しいですね。ウシクには、それを覆して欲しいですけれど。

 

 

 

リー・ウッドとジョー・コルディナ

英国人対決、ということで盛り上がりそうなのはこのジョー・コルディナvsリー・ウッド。

二人とも非常に好きなボクサーだけにどちらを応援するか迷うような戦いは、噂こそ流れていましたが、一旦ご破産。

理由としてはリー・ウッドの方にありそうで、ウッドはジョシュ・ウォーリントンとの再戦を選んだそうです。

とはいえ、ウッドはすでにフェザー級王座を返上しており、このウォーリントンとの戦いはスーパーフェザー級リミットで行われるそうです。ウッドとしてはウォーリントン戦でもコルディナ戦でも、国内のライバル対決となり、大きな報酬が支払われるのでしょうから、先にウォーリントンとの再戦に臨み、勝てばコルディナ戦で問題はないのでしょう。

さて、フラれたコルディナですが、こちらもさほど悪い状況ではないかもしれません。

 

 

 

大金を稼ぎたいが故にウッド戦を待っていたコルディナですが、結果的にアンソニー・カサスとの防衛戦に落ち着きました。この戦いはフューリーvsウシクのアンダーカードで行われることになり、これは報酬にも影響する出来事であるようにも思われます。

なのでさほど、悲観すべきことでもないのかもしれません。

いずれにしろ、両雄がこの戦いに勝利すれば、おそらく今年中にはジョー・コルディナvsリー・ウッドは行われるでしょう。場所はイングランドか、それともウェールズか。両者のファンベースを考えると、再戦条項も組み込まれる可能性がありますね。ホーム&アウェー方式みたいに。

この戦い、イギリスのボクシングファンはきっと楽しいでしょうね。地域を代表するボクサーが戦う、まるで地域に根ざしたサッカークラブ同士が戦うようなイメージ。ぜひここではアンダーカードも充実させて、スタジアムファイトを見せてもらいたいものですね。

 

 

 

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