信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】Ring of Fire!オレクサンドル・ウシクvsタイソン・フューリーは2024年のFOTY!!「格」に負けない最高試合!

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日本では真夜中の戦い。

世界ヘビー級4団体統一戦、ものすごいパワーワードですが日本で一般的な話題にはなっていない気がするので、話題となるのはこの試合が終わった後なのかもしれません。

アンダーカードにももちろん注目試合が挟み込まれたサウジアラビア興行。

興行主はサウジアラビアの観光庁長官、トゥルキ・アラルシク。

アラルシク氏はジャーボンタ・デービスvs井上尚弥を企画する、というトンデモ発言もしていますが、とにかく子供のように「この試合を見たい」を実現しています。果たしてタンクvs井上があるか、というと流石にその可能性は(井上側の都合により)ないのでしょうが、この先のマッチメイクも非常に楽しみですね。

さて、ということで今回のブログは、ヘビー級4団体統一戦の観戦記。

 

 

 

 

boxingcafe.hatenablog.com

 

5/18(土)サウジアラビア

IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

ジョー・コルディナ(イギリス)17勝(9KO)無敗

vs

アンソニー・カカス(アイルランド)21勝(7KO)1敗

AM5時。アタリをつけてこの時間から視聴を開始すると、ドンピシャでした。

コバレフとかはどうでもよくて、この試合から見たかった。ちなみに英国系ボクサーたちの入場曲がいつも楽しみです。

カカスがクランベリーズの「ゾンビ」で入場。この曲はアイルランド人ミュージシャンがIRAの蛮行を歌った曲、これから戦いに向かうアイルランド人ファイターにとっても思い入れのある曲なのかもしれません。たいしてウェールズの魔法使いはトム・ジョーンズ?渋い。

さて、初回、まずはコルディナがキレキレ。鋭いジャブから右ボディを叩いて先制攻撃。カカスも同様に鋭いジャブから右ボディで反撃、当然のように中間距離での戦いがスタート。様子見はさほどなく、二人とも結構全開近くまでエンジンをふかしているように見えます。

中盤、カカスのジャブにコルディナが右クロス。そして左フックカウンター、コルディナは早くもカカスの攻撃を見切り始めたのかもしれません。

とにかく今日のコルディナは素晴らしく、ここ数戦のうちでもっともキレがあり、良いカウンターを放つとともにそのカウンターからのコンビネーションも流れるようです。これはすでに想像以上。

 

 

 

2R、ややクラウチングに構えるカカス、ガッチリとガードを固めた状態から攻め入ります。しかし一歩踏み込むことでコルディナの射程範囲に入り、攻めれば攻めた分だけのカウンターが返って来ます。

コルディナはカカスに対しカウンターを取ることでカカスの手数を封じ、カカスに精神的なプレッシャーを与えています。

3R、カカスがペースアップ。これまで使っていなかった左ボディを積極的に使うと、序盤からコルディナに激しいコンビネーションを与えます。ここでのチャージは非常に良い判断だと思います。

これに対してコルディナもコンビネーションで反撃、こちらも決してペースを渡しません。

中盤、レフェリーのストップの声の後、カカスが無防備なコルディナに左フックをヒット!これはかなり危ないタイミング!

レフェリーはこのことでさほど休憩時間も取らず、カカスへの注意をしただけで再開、再開後にチャージしたカカスは左右のフックをコルディナに叩き込む!ブロッキングで凌ぐコルディナ、ここでコルディナがカウンターを取ろうとして失敗、カカスの左フックを浴びて大きく体を泳がせます!!!

ピンチのコルディナ、これはかなりまずい!!

 

 

 

ここぞとばかりに攻め入るカカス、ブロッキングしつつ回復を測るコルディナですが、ロープ際でカカスの右アッパーから右ストレートを浴びてダウン!

立ち上がるもかなりふらついているコルディナ、カカスはもちろんチャンスに攻め込みます。大ピンチのコルディナ、クリンチ、ロープにもたれかかって激しく上体を動かすことでなんとかエスケープ、ゴングに逃げ込みます。

これははっきり言ってレフェリーの落ち度、あの無防備状態で左フックを浴びてしまったコルディナは間違いなくダメージがあり、そこからあのピンチに繋がっています。

一つのダウン、一発のパンチで戦局が大きく変わるというのはままあることですが、そのパンチがレフェリーが試合をストップした後のパンチとなるとことが違います。

4R、カカスがチャージ、耐えるコルディナ。多くの時間をディフェンスに割いたのち、やや打ち終わりが甘くなったカカスの攻撃の後に左右のフックをリターン。

コルディナは回復してきたか、後半に入るとカカスの左に合わせて左フックをカウンター、ジャブに対しては右クロスを合わせ、本来あるべきカタチに戻します。

5R、ようやく動きの戻ってきたコルディナ。とはいえまだダメージもあるでしょうから、カカスのボーナスタイムは続いている状態。

ショートの距離でカカスのアッパーを含めたパンチは活きていますが、コルディナのカウンター、リターンもヒットしています。

 

 

 

6R、序盤こそコルディナが距離を取ろうと試みますが、カカスが接近戦を仕掛けると近い距離でのファイト。この近接戦闘においてカカスはなかなか強かで、ショートのパンチは得意なのでしょう。特に右のアングルが良い。

この距離では戦いたくないコルディナですがちょっと巻き込まれていますね。終盤、カカスの手数が止まらずにコルディナは防戦。

7R、このラウンドも旺盛な手数で攻め入るカカス、コルディナはロープを背にしてカウンター。カカスのショート乱打は止まりません。コルディナも中盤以降は押し返し、リング中央で戦います。

8R、このラウンドはコルディナも接近戦を挑んでいます。コルディナの狙いは前ラウンドから叩くボディ、しかしボディを叩くことで顔面のガードは空き、ここにカカスの右がヒット。

大きく体が泳いだコルディナを見て、レフェリーがストップ。

アンソニー・カカス、8RTKO勝利で王座奪取!

アンソニー・カカス、そのパフォーマンスは良かったですが、この試合を決めたのは間違いなくあの「ストップ後の加撃」だったと思います。手が止まらない、ということもあるのでしょうから、カカスというよりもレフェリーの落ち度。

手数が多く、ショートレンジでのアングル、コンビネーションも良く、当然高い能力を保持しているカカスですが、かなり狙い目には見えますね。

 

 

 

IBF世界クルーザー級王座決定戦

ジャイ・オペタイア(オーストラリア)24勝(19KO)無敗

vs

マイリス・ブリエディス(ラトビア)28勝(20KO)2敗

ジャイ・オペタイア。オーストラリアボクシング界、最後の砦と言っても過言ではありません。

ここのところのオーストラリアボクシング界は、ティム・チューというスターボクサーを擁することで隆盛を極め、世界的に有名なボクサーたちをオーストラリアに招聘することに成功。しかしそのチューがまさかの敗北を喫し、サバイバル能力に長けたジェイソン・マロニーも陥落、さらにタイトル返り咲きの可能性が大いに高いと思われたアンドリュー・マロニーすらもタイトル奪還に失敗。

2ヶ月も経たないうちに一気に形勢は傾いてしまいました。

さて、オペタイア、このボクサーは一度はブリエディスに勝っているし、何よりもブリエディスはほぼ2年ぶりの試合。オペタイアの戴冠に期待がかかりますが、如何に。

初回、ともにリズムをとりながら様子見のスタート。ブリエディスは流石にことさら身長で、1分を過ぎてもほとんどパンチを出すことがありません。

オペタイアは若干のプレスを伴ってフェイント、ジャブ。このサウスポーの方がまずは余裕を持って様子見をしている雰囲気ですが、考えようによっては今、リングでの感覚をブリエディスが取り戻す前というのはかなりのチャンスなのでは、と思うので、もうちょっと行っても良いようにも思います。

 

 

 

2R、引き続きオペタイアが若干のプレス、ブリエディスが荒々しく右オーバーから入っていく場面も。若干ラフな戦いが得意なブリエディスですが、入ろうとしたところでオペタイアはカウンターでこれを止めます。

オペタイアはオージーボクサーらしく非常に基本に忠実であり、そのKO率が示す通りパワーも持っている危険なボクサー。ブリエディスはなかなか攻撃に転じることができず、オペタイアは非常に戦いやすそうです。

3R、このラウンドも中間距離でのボクシング。ブリエディスとすればもう一歩、もしくは半歩近づきたいところではないかと思います。が、オペタイアのジャブ、左ストレートは良く、さらにブリエディスが右へ右へと回るため外側を取れず(そもそも取ろうとしていないように見える回り方)、踏み込みのタイミングも掴めていない様子。

4R、ブリエディスとしては、オペタイアの打ち終わり、もしくは同時打ちを狙いたい。これが序盤に一度上手く行きましたが、その後チャンスはなかなか訪れません。

オペタイアは長い左ボディストレートを思いっきり打ち込み、これはクリーンなヒットではないですがジャッジへのアピールはとしてこの試合展開では良い方でしょう。

4Rをすぎてもまだまだリングの上は静か。

5R、オペタイアは前ラウンドぐらいから利き手のストレートに力を込めていますが、ブリエディスは非常にディフェンシブで、このパンチはクリティカルなヒットを産まず。

6R、このまま(つまらないまま)試合が進むかと思われましたが、序盤距離が縮まったところでオペタイアの右ショートフックがブリエディスの顔を跳ねます。

 

 

 

その後もオペタイアは左ストレートでブリエディスの顔を弾き、ボディを叩いては上に返し、兎角この左ストレートが幾度もヒットしています。

必然的に距離が近くなることで、ブリエディスもいつものラフファイトへの道程を歩んでいますが、ヒットは生みません。

7R、動きがほぼない、という中でアグレッシブネスはオペタイア。ブリエディスはどこかで逆転を狙わなければなりません。

8Rもアグレッシブなのはオペタイア、ディフェンシブに戦う(と言って良いかどうかも不明)のブリエディスに終始プレスをかけていきます。サウジの観客が退屈しているのもわかります。

9R、この潮目を変えるためなのか、オペタイアがサークリング。ブリエディスを誘い、手を出させてのカウンターを狙っているようです。それでもかつてのようにエネルギッシュには攻めてこないブリエディス。

おそらくブリエディスは勝ちには来ていないのでしょう。

10Rも相変わらずのペースで2分半が経過。終盤にオペタイアが右アッパーから左ストレート、という特異なコンビネーションで左をヒットしてブリエディスを下がらせます。ここがKOチャンスとばかりに距離を詰めるオペタイアに、ブリエディスのショートがヒットしたのでしょうか、ここでダメージを受けたのはオペタイア。

チャンスから一転クリンチに逃げるオペタイア、ここでゴング。

スロー映像が流れますが、肝心のオペタイアがどこでダメージを受けたのかは謎のまま。

11R、前ラウンドの終盤の攻防により、突然やる気を出し始めたブリエディス。かつてのようにグイグイと攻め入ります。今まで何をしていたのか、オペタイアが眠れる獅子を起こしたのか。

 

 

 

プレスをかけるブリエディス、カウンター狙いのオペタイア。

ラストラウンド、引き続きブリエディスがプレス。力強い右ストレートを放っていき、軽めに伸ばす左カウンターをヒットして動こうとするオペタイアをしつこく追いかけます。

オペタイアも左ストレートで反撃しますが、中盤にブリエディスの右がヒット、これはかなり危険なタイミングでした。

一発逆転の可能性を秘めるブリエディスの右、オペタイアは大きく回ってサバイブ、そしてゴング。

判定は117-111、116-112×2でオペタイア。

ブリエディスは勝ちに来ていたのか?トレーニングを積んできたのか?と思える内容。これはサウジの報酬が良かったから半引退状態からこの試合を受けた、と言われても仕方のない戦いではなかったか。

終盤に見せた攻撃は見事だったブリエディス、今後の去就は如何に。

オペタイアはちょっと物足りなかったですね。ちなみにパンチスタッツはオペタイア83/294、ブリエディス70/308。二人合わせても我らがボリュームパンチャー、ウィリアム・セペダに全く及びませんね。アクションの少ないファイトでした。

 

 

 

世界ヘビー級4団体王座統一戦

オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)21勝(14KO)無敗

vs

タイソン・フューリー(イギリス)34勝(24KO)無敗1分

さて、いよいよメインイベント。結局のところセミファイナルで眠くなってしまったし、会場も盛り下がってしまったように感じますが、とにかくこのボクサーの最高峰を決める戦いは一気に会場のテンションも上がります。

ウシクの入場は非常に荘厳な雰囲気であり、おそらくウクライナの曲なのでしょうが将軍然とした入場。

対してフューリーはひたすら花火を使ってボニー・タイラーのヒーローで入場。

全くの、対極。

歓声とともに始まった初回、互いにステップとジャブ。様子見ではあるものの、互いに忙しなく動いている風であり、まずはフューリーのジャブがウシクにファーストヒット。

細かなフェイントを入れつつ、攻め時を探していますがプレスをかけるのはウシクの方、ウシクの左ボディストレートが良い。ただ、この体格差ではこの左ボディストレート以外のパンチは狙えそうにありません。

 

 

 

と思ったら後半、ウシクは顔面への左オーバーハンドをヒット、正直フューリーを倒せるパンチではないようには思いますが、これでポイントはウシクに流れはしないか。ウシクが勝利するには、このポイントゲームに勝つ必要が絶対条件。まずは上々の滑り出し、と言っても良いでしょう。

2R、開始早々にウシクのワンツーがヒット!このウシクの技巧というのは、フューリーを大きく上回り、さらに体格差も超越するのか。

頭を振り、プレスをかけるウシク。あまり行きすぎると危険、というかウシクのパンチが当たらない距離でも十分に危険。それでも勇敢なウシクはフューリーのスピードあるパンチをしっかりとブロッキング、押されることはあってもしっかりとプレスをかけ続けています。

後半はフューリーが右ボディアッパーをヒット、さらにジャブフェイントで誘い出して右アッパーを繰り出しています。ヘビー級にあるまじき、素晴らしい技術戦。

3R、フューリーが長い右をコネクト、フューリーにもいつものジャブが戻ってきています。相変わらずウシクの左ボディストレートはよく、ポジションをフューリーの外側に移動しながら素晴らしい左を繰り出しています。

4R、フューリーがコンビネーションを使い始める、とともにボディにパンチを集め始めます。

ウシクのhぢありオーバーハンドはあっやガードがルーズなフューリーに対して非常に効果的ではありますが、やはりパワー差があるか、ちょっとフューリーのパンチで押される場面が目立ちます。

5R、フューリーの右ボディが幾度もウシクに刺さります。この長い右ボディはウシクにとって非常に厄介なパンチの一つでしょう。

 

 

 

足も手も頭も良く動いている感じのフューリー、非常に調子が良さそうです。

6R、ウシクはかなり苦しいか。中盤、フューリーのボディがウシクを襲い、ウシクの動きが止まります。

その後のウシクは入り際、フューリーの右アッパーを浴びて後退、そこまでかけ続けていたプレスを中断しています。

幾度となく刺さっているフューリーのボディが効いてしまい、もしウシクの足が止まるようなことがあればかなりきつい。

この体格差にも関わらず果敢にプレスをかけ続けたウシク、疲労も相当なものかもしれません。

7R、しかしウシクはプレスをやめません。下がって勝てる相手ではないからでしょう。かつてのライバル、ブリエディスは勝つ気があるのか、という試合を見せましたが、流石にウシクは違います。少ない勝機を物にせんと、インサイドで戦うことを試みています。

しかしインサイドに入る、ということは、フューリーの強打を浴びるという大きなリスクを伴います。

このラウンドも入り際、フューリーの右アッパーを浴びてしまいます。

それでも攻撃の手を緩めないウシク、終盤に右ストレートをヒットして反撃!

8R、フューリーが力強いフックコンビネーションを放つと、ウシクもストレートで反撃。ウシクはボディを交えてプレスをかけてフューリーを下がらせ、フューリーの右アッパーカウンターにもめげずにさらにワンツーをヒット。

終盤にも右フックをヒットしたウシク、明らかにフューリーにダメージを与えています!

9R、下がっている、というよりもこの小さな戦士に下がらされている、というイメージのフューリー。かといってフューリーの懐に入るのは簡単ではなく、今日は特にあのフューリーの右アッパーはボディでも顔面でも恐ろしいパワー。

 

 

 

それでもウシクのプレスは衰えることなく、このラウンドも強いプレスをかけ続けて左ストレートを幾度かヒット、フューリーはちょっと雑になってきているかもしれません。

後半、明らかにフューリーを効かせたウシクは猛攻!!!

体制を崩すフューリー、コーナーにもたれかかるようになるとレフェリーはロープダウンを宣告!!!

なんと!!!ウシクがダウンを奪取!!!

10R、ウシクはプレス!フューリーの回復力はワイルダー戦で見た通りだから、はっきり言ってここがチャンスとも限りません。

ただ、一発で倒されたあの時と違い、今回のダウンはかなりのパンチをもらってのダウン。

やはりまだダメージは残るのか、フューリーとしては珍しくブロッキングを使っています。

ウシクはものすごく定石通りに左ストレートをオーソドックスのボクサー相手に差し込み、これをボディ、顔面へと打ち分けます。

フューリーをコーナーに詰めると左のオーバーハンド、これが当たらなければ大きな右フック。フューリーは回復を計っているかジャブ、軽い右でエスケープ、距離を詰まらせない戦いをしています。ここはウシクの攻勢をとってほしい。

11R、中盤が明らかにフューリーに流れている分、この戦いはチャンピオンシップラウンドの2つで勝負がつく戦いのように思います。

 

 

 

画面ではウシクの背中越しにフューリーの体が丸々見える、という体格差、ながらも終始プレスをかけ続けているのはオレクサンドル・ウシク。

ここまでくると流石にフューリーのパワーダウンもあるのか、あるいはパワーへの慣れなのか、ブロッキングによりウシクの体が流されることも減っているように思え、ウシクのプレスも非常に活きているように見えます。

フューリーは下がりながらパンチをもらうがためにダメージは逃がせているでしょうが、ウシクは前に出ながらの分おそらくフューリーの右ボディアッパーをまともにもらっています。

それでもウシクのタフネスとスタミナというものは脅威、終盤に左オーバーハンドを強くヒットしています。

ラストラウンド、Put everything on the line。全てを賭けろ、という意味の言葉を(たぶん)実況が叫びます。

最後の最後まで、プレスをかけ続けるのはウシク。巨人を恐れない勇気こそが切り開いてきた、左オーバーハンドをコネクトする道。

ウシクのコンビネーションはよくフューリーにヒットしています。

 

 

 

フューリーも右の単発をウシクにヒット、一発毎の破壊力といえばもちろんフューリー。

結局どちらがよりダメージを与えているのか、というともはやわかりませんし、ともに動きが衰えないがために素晴らしい戦いとなったと言えます。

ボクシング史上初、ヘビー級4団体統一戦という大仰な名前の一つの戦いは、その王座統一戦としての「格」だけでなく、はっきり言えばファイト・オブ・ザ・イヤーの一つと言える戦いになったのではないでしょうか。

いよいよ判定の時、信じられない数の人たちがリングに上がっています。

判定は、115-112ウシク、114-113フューリー、114-113、オレクサンドル・ウシク!!

世界ヘビー級4団体統一王者は、オレクサンドル・ウシク!!!

もはや言葉はいりません。オレクサンドル・ウシクこそが、現代で最強のボクサーです。

 

 

 

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