信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!!フューリーvsウシクの延期、マッチルーム日本興行、そしてデビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア。

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「死」というのは悲しいものですが、忌むべきものではないと考えています。

死というものが誰にでも訪れる義務である以上、やがて通らなければならないもの、必ず受け入れなければならないものでもあります。

これはモノゴトの長い短いで語られるべきものではなく、この「死」という義務があるからこそ限りある「生」を輝かせるとも言えるもの。

ということを冷静に考えてこころを鎮めているのではありますが、やはり23歳という年齢はあまりにも若く、それでいて遺された家族のことを考えると胸を締め付けられる思い。

あの大激闘だった試合は私たちの心にしっかりと刻み込まれ、果たしてあの試合を途中で止めるなんていう考えは見ていた人たちにとっては考えられなかったことだし、戦った二人は本当に己の全てを賭けていました。

当然、誰も悪くはない。

関わった方々にとって、こころに傷を負う結果となってしまったかもしれませんが、それでもやはり、限りある生をもう少し続けていかなければならない私たちは、その思いを背負っていかなければなりません。

あの日、会場で見た人たち、配信で見た人たち、家族、友人、知人、全ての人たちが。

穴口一耀選手のご冥福を心よりお祈りし、そしてまわりの皆様がどうか前を向いて自分の人生を進めますように。

 

 

 

フューリーvsウシクが延期!!

と、いうことですから、観客として関わった私たちも平常運転を心がけるべきです。どんなにショッキングな事態が起こったとしても、地球の回転は止まらない。

チバユウスケ氏が亡くなっても、アポロ・クリードが亡くなっても、地震でたくさんの人が亡くなっても。

この穴口、カール・ウェザースの訃報とともにもたらされたのは、タイソン・フューリーがトレーニング中に裂傷を負い、これにより2/17(日本時間2/18)に行われる予定だったフューリーvsウシクの世界ヘビー級4団体王座統一戦が延期となったというニュースです。

しかもこの興行「Ring of Fire」(という名称の興行らしい)自体を延期する、という方針は、海外のボクシング興行では非常に珍しい事態だと思います。

日本では最近、井上拓真vsジェルウィン・アンカハスをメインとしていたアマプラ興行が、井上拓真の怪我により丸ごと延期になったという経緯はありました。しかし、海外興行ではおおよそ放映枠ありきの興行のため、メインが亡くなっても繰り上げメインで興行を行うことがほとんど。

 

 

 

以前の日本では、たとえトレーニング中に怪我をしたとしても、時期によっては同様の理由で世界戦の延期など考えられない時期もありましたね。

ともあれ、今回「興行丸ごと延期」という判断を下したのは、サウジアラビアの金持ちたちにとってはオペタイアvsブリエディスもコルディナvsカカスもあくまでも前座の試合であり、感覚的には「Ring of Fire」というよりも「フューリーvsウシク」だったのでしょう。

すでにあと2週間というところまで迫ったこの時期のスパーリングセッションは、通常だともう総仕上げくらいのタイミングでしょうか。そう考えると、運がありません。

ちなみにフューリー撤退後、一度は対戦相手を変更してウシクを戦わせるか、という案も検討されたようですが、そうはならなかったようです。

ともあれ、今回のこの措置は、両者がベストコンディションで戦うための処理であるでしょうから、是非とも良い試合を見せてもらいたいものです。

 

 

 

「Prize Fighter」トーナメント is Back

イギリス、マッチルーム社が楽天チケットと組んで日本で興行を行う、と発表されたのが昨年の9月。

そこから半年近くが経過したところで、ようやくその全貌なのか一部なのかが発表されました。

マッチルームはかねてから軽量級をピックアップしてきたので、軽量級をもっとフィーチャーするためのアジア進出かと思いきや、なんとミドル級のトーナメント。

そのトーナメントの初戦が3/31、その後勝利したファイターたちによる準決勝、決勝が行われるとのこと。マッチルームは「年間3興行、3年契約」と話をしていたので、この2024のミドル級トーナメントを皮切りに、2025年、2026年も同様のトーナメントを別階級でやっていく方針かもしれませんね。

さて、このマッチルーム×楽天チケット×NSNの報道がなされた時、配信プラットフォームは曖昧なままでした。

↓当時のニュース

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

今回発表されたプラットフォームは、やはりDAZNではなく、abemaでしたね。まあ、楽天TVとかわけわからんのじゃなくてよかった。

このabemaというのは、マッチルームが3150FIGHTと手を組んだことによるものであり、この日のメインイベントは見る価値を感じないレラト・ドラミニと亀田和毅による曰くつきの再戦とのことです。

さてさて、このトーナメントに話を戻すと、日本人では国本陸、可兒栄樹のふたり。まずこの二人が初戦で当たるため、準決勝ですでに日本人がいない、なんてことは回避できるという算段ですね。

そのほかのボクサーたちも、世界的に著名とは言えないボクサーですから、厳しい中にももしかするとチャンスはあるのかもしれません。

いずれにしろ国本、可兒の奮戦に期待しつつ、このトーナメントが盛り上がってくれれば良いですね。

でも3/31と言えばアメリカアマプラ興行の一発目もある日、時間が被ったら絶対アマプラ興行を見るんでしょうね。。。アマプラ興行も結局どこで放映されるか分かりませんけど。

 

 

 

エマニュエル・ロドリゲスvs西田凌佑は日本開催!

で、続いても3150FIGHTの話題ですが、IBF世界バンタム級の指名試合、エマニュエル・ロドリゲスvs西田凌佑の興行権を3150FIGHTが獲得した、というニュース。

入札となったこの興行権を獲得したので、日本開催が確実となったということで、BoxingSceneのサイトでは4/29までに試合が行われなければならない、とのこと。ただ、亀田側は5月か6月と言っていますね。まあ、その辺りの猶予は見てくれるのでしょう。

これはお手柄、亀田プロモーター。

ABEMAの後ろ盾というのは非常に大きいのでしょうね。3150FIGHTを何度か見てきましたが、はっきり言って空席が非常に目立つ興行も多かったのも事実。この部分で言うと、ゲート収入などは全く見込んでおらず、基本的には放映権料なんでしょうね。小さな会場でやる、とか、それこそ海外興行でよく見るホテルのロビースペースとかでやる、みたいな感じが向いていそう。あまりデカい箱でやると、空席が目立ってちと寂しさを覚えます。

 

 

 

大阪開催となるであろうこの試合には、もしかすると重岡兄弟も登場するトリプル世界戦となる可能性だってあります。

西田が日本で、しかも関西で世界挑戦ができるということは非常jに大きなことだと思うので、是非ここは頑張ってもらいたい。が、ロドリゲスもやはり応援すべきボクサーであり、正直これはどちらを応援するか迷う戦いでもあるのかもしれません。

とにかく素晴らしい技術戦が見れそうです。

 

 

 

デビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア

このヘイニーvsガルシアというメガファイトは、2023年12月に交渉が開始された、とされています。

その12月というのは、ライアン・ガルシアがオスカー・ドゥアルテを破ってタンク・デービスから受けた初黒星から復帰、そしてその翌週にはデビン・ヘイニーがレジス・プログレイスを全く寄せ付けない完勝で2階級制覇を達成した時です。

そこからこのヘイニーvsガルシアの交渉は開始されましたが、年始、1月の上旬だったと思いますが、その交渉は「オフ」と伝えられました。

その理由というのが、ロリー・ロメロvsライアン・ガルシアが浮上した、ということ。(ちなみにこちらも再浮上であり、ガルシアはドゥアルテ撃破直後にロリーに挑戦したいと息巻いていました。)

 

 

 

これも噂レベルのものでしたが、結局ロメロはイサック・クルスを迎えての防衛戦を選択、その戦いはアメリカ・Amazonプライムの第一弾興行としてすでに正式発表されています。

そこから1週間、今回のニュースはヘイニーvsガルシアの交渉が再開された、とのニュースです。

この記事はジェイク・ドノバンによって書かれた記事ですが、

Neither boxer currently has a fight scheduled, which makes the high-profile matchup all but a no-brainer.

訳:どちらのボクサーも現在試合の予定はなく、注目の対戦が実現するのはほぼ間違いない。

と記載されています。

この戦いが、すでにガルシアのために会場が抑えられているという4/20という日程だとするならば、性急な気がしてならないわけですが、別日であればこの戦いが起こる可能性は比較的高い、とも言えます。

一つは、ここ最近、ガルシアがタイトルファイトにこだわりを見せていること。

ガルシアは、以前は「タイトルなんていらない」と発言していましたが、ここ最近は「何らかのタイトルを取らなければいけない」と考えているようです。ロランド・ロメロ戦という話題が出て、それにフラれて怒っていたのも、この辺りが理由と言えそうです。

 

 

 

ロランド・ロメロはこの階級でチーズチャンピオンと呼べる存在でもあり、はっきり言えば狙い目です。(ただし、イズマエル・バロッソの評価が定まらないところもあり、もしかしたら強いかも)

ともあれ、同じくスーパーライト級の王者に目を向ける、というのは、今現在のガルシアのタイトルへの意欲というものは非常に強いのでしょう。

超がつくほどの人気者ガルシアですが、実はこれまでメジャータイトルの獲得経験どころか挑戦経験もなし。唯一WBC暫定タイトルを獲得していますが、当時WBCの正規王者にはヘイニーがおり、しかも別に怪我をしたとか防衛戦を行なっていないなどということもありませんでした。当時から超ナゾの暫定王座決定戦でしたね。

さらに前々戦のジャーボンタ・デービスとの戦いは、デービスの保持するWBA世界ライト級王座はかけられず。これはライト級超のリミットだったがためなのですが、もしかするとこの初黒星での心境の変化があったのかもしれませんね。

 

 

 

とにかく、まずはこのライアン・ガルシアというボクサーが、自分より評価の高い、強敵を相手に怯まない性格である、ということもこの試合実現に向けての一つの要因となりえます。

さて、もう一つの理由としては、デビン・ヘイニーの現況にあると思われます。

ヘイニーは現在、フリーエージェント。

あのボクシングでFA、果たしてどのように生計を立てるのか、というのは非常に難しいような気もしますが、現在はより良い契約条件を待っているという状態なのかもしれません。

元世界ライト級4団体統一王者であるヘイニー、現在はプロモーターに縛られる事なく、プラットフォームにも縛られることもない、相手からすると非常に組みやすいボクサーです。まあ、試合を容易に組めたとしても、実際のリングでは非常に与しづらいボクサーではありますが。

なので高額ファイトマネーとPPV収益が見込めるガルシア戦というのは、彼とその父にとって好条件であり、断る理由は少ないはずです。

もし唯一の懸念事項が残るとすれば、サンドール・マーティンとの指名戦がオーダーされる可能性がある、ということでしょう。

 

 

 

25歳の若武者ふたり。

この同い年のボクサーは、アマチュア時代に6度の対戦経験があり、互いに3勝3敗。

プロの、しかも世界タイトルマッチでの決着戦は、大いに話題となることでしょう。

ビジネスを考えると決まらないわけがない、あとはデラホーヤがちゃんとヘイニーに金を積むかどうか、みたいなところじゃないでしょうか。

もし万が一、4/20にやるとするならば、おそらく今月中には発表があるはず。吉報を待ちましょう。

 



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