3月上旬、という噂のあった正式発表。
すでに日程、会場がリークされた状態で、あと気になるのはアンダーカードのみ、という状態でしたね。
アンダーカードについては推測の域を出なかったことは確かですが、一番のサプライズはこの興行がLeminoではなくAmazon Prime興行であるということかもしれません。
発表前日、Amazonプライムビデオpresents LIVE BOXINGの告知に井上尚弥が反応、そこからの記者会見。
ということで今回のブログは、ついに正式発表となった井上vsネリ、東京ドーム興行について。
配信はAmazonプライムビデオ!
北米でもAmazonプライムビデオのボクシング中継が始まりますが、これはやはり地域によってバラバラのようですね。
今回の井上vsネリの東京ドーム興行は、日本ではAmazonプライムビデオが配信、そしてアメリカではESPN、そしてイギリスでは多分SkySports。おそらくメキシコではESPN knock outが配信するはずです。
おそらく日本ではいつもの流れ、つまりはアマプラ配信→WOWOWで録画放映&ご本人解説、ということで、かなり柔軟な対応をしてくれるのはありがたいこと。こう考えるとやっぱり日本って特殊で、協力体制が素晴らしいなと思います。
Amazonプライムビデオの興行も8回目、1月、2月に続いて5月というと結構ハイペースに進んでいるような気がします。これは反応が良いから、ということにしておきましょう。ボクシング人気もまだまだ捨てたものではありません。
ともあれ、これは特別枠、東京ドームです。
マイク・タイソンvsジェームス「バスター」ダグラス以来の東京ドームボクシング興行、これは純粋に楽しみですね。
クアドラプル・タイトルマッチ!
今回は4つの世界タイトルマッチが発表されました。もうこれだけで4時間近くの興行となるので、もうお腹いっぱいですね。ここに4回戦とか6回戦とか入れ込む余地はないように思いますが、今後アンダーカードは増えるんでしょうか?
あとどうでも良いかもしれませんが、ぜひ日中にやってほしい。
夕方スタートだと帰りの時間が気になりすぎます。
世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
井上尚弥(大橋)vsルイス・ネリ(メキシコ)
ハコがでかい、となるとやっぱりファイトマネーも過去最高額なのでしょうか。
最近はゲート収入に頼らないですが、話題性としては過去振り返ってみても最大のものとなるかもしれません。そう考えるとネリにも莫大なファイトマネーが流れることになりますね。
ルイス・ネリ、誰かに入れ知恵されたのか、会見冒頭にしっかりと謝罪。(おイタをしたのが)「2度」と言っていましたが、1度は結果的に不問となったドーピング陽性反応であり、おそらく反省なんぞはしていないはず。
あの場できちんと謝罪できたことは良し、ではないかと思うし、そもそもホバニシャンを破ってこの場に立っているので、私としては何の感情もありません。
とにかく当日はウェイトオーバーをしないように心がけてもらいたいところ。
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
井上拓真(大橋)vs石田匠(井岡)
このスパンでの石田匠戦は非常に危険ではないか、とも思います。
井上拓真自身が「過去最強」の相手として認識していたジェルウィン・アンカハス戦からたったの2ヶ月。これまで張り詰めていたものも途切れたでしょうし、一つの達成感に浸るにはあまりある勝利であり、試合内容だったことは言うまでもありません。
その途切れたところに来る相手として、石田匠と言うボクサーは危険すぎる、と思います。
173cm、拓真よりも10cm高い身長、リーチは言わずもがな。中に入らせないというスタイルでこのリーチ差、井上拓真はインサイドに入ってパンチを当てなければいけない、ということです。
黙っていれば石田がガンガン攻めてくるか、というともちろんそんなことはないでしょうから、先にアクションを起こさなければいけないのは、拓真の方です。
拓真のライバル、田中恒成も大苦戦であり、どっちつかずの内容でした。
アンカハス戦の勝利が頭の中に残っており(こういうパターンは非常に多いように思いますが)、石田を倒そうとしてしまえば石田の思う壺。
個人的には、非常に嫌なタイミングでの激突、とも思いますが、如何に。
WBA世界フライ級タイトルマッチ
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)vs桑原拓(大橋)
ユーリ悪意が東京ドーム興行のアンダーに出るかも、という噂は、ユーリ阿久井が世界チャンピオンとなってからすぐに流れていたと思います。
その時に思ったのはまさにこのカードであり、これは個人的にはあまり有り難くないカードでもあります。
ユーリ阿久井には長く防衛してもらいたいし、桑原には世界王者になってほしい。
2021年7月、日本タイトルマッチで激突した両者のパフォーマンスは、筆舌に尽くし難いほど素晴らしく、それぞれの得意を押し付けあってのシーソーゲームはボクシングの醍醐味が詰まったような戦いでした。
↓観戦記
この素晴らしいマッチアップがまた見れる、というのはファン冥利に尽きることで、ユーリ阿久井も素晴らしい経験を経て、桑原は明らかに一歩踏み込む勇気を手にいれ、それぞれが大きくレベルアップ。
それでも尚、やっぱり王座統一戦とかで見たいカード。
ただ、こればかりは致し方ありません。狙えるところがあるなら狙いに行く、というのが大橋陣営のマッチアップであるし、桑原のハードマッチメイクにも早々に応えなければいけません。
個人的にはユーリ阿久井を応援するわけですが、桑原の健闘にも期待し、とにかくまた素晴らしいライバル対決を見せてくれることを願います。
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
ジェイソン・マロニー(オーストラリア)vs武居由樹(大橋)
そして最後に、ジェイソン・マロニーvs武居由樹。これもまた、どちらを応援すべきなのか迷うマッチアップ。
あとモロニーというかマロニーというか問題については、アマプラの表記がまたマロニーだったのでマロニーとしておきます。
非常にオーセンティックなボクシングをするジェイソン・マロニー、日本のボクシングファンに名前が知れ渡っているオーストラリア人ボクサーです。
井上尚弥とはラスベガスで戦ったし、河野公平とはオーストラリアで戦っているので、日本のリングデビューとなります。
武居は元K-1王者で、という肩書きがもはや不要とも思われるパワーパンチャーで、現在8勝8KO無敗というパーフェクトレコードを記録しています。
たった8戦、もちろん戦ってきた相手を考えると時期尚早と考えない方がおかしい。
それでも素晴らしい一発を持つワンパンマンは、そのパワーと独特に見えるタイミング、素晴らしい当て勘で誰とやってももしかしたら、という可能性を秘めているボクサーです。さらにボクシング歴がまだまだ短いこともあって、成長曲線というのもかなりでかいはず。
これは非常に面白いマッチアップですね。武居がマロニーに空転させられる可能性もあれば、武居の一発にマロニーが沈む可能性も全然あると思っています。
自国でロマチェンコvsカンボソスのアンダーカードに出場、という名誉を蹴ってまで遠く日本の地へと降り立ってくれる王者に敬意を払い、この試合を目一杯楽しみたいと思います。
配信はAmazon Prime !&チケットは?
まだ配信時間は未定ですが、配信はAmazon Prime Videoです。
どうか日中にやってくれますように。そうすれば、アメリカ時間でも5/5の夜、となるので(月曜日の早朝というよりは)圧倒的に見やすいと思います。
チケットの第一次抽選は3/9(土)12:00〜抽選受付開始とのことです。(※大橋ジムのチケットサイトのようですが、いつもとURLは違うとのこと。)ただ、出場選手からも購入はできそうですし、50,000人はいるらしいので今回はさほど争奪戦とはならないかもしれませんね。粘ればいつかは取れそうです。
チケット券種、価格については
【アリーナ席】
SRS:220,000円
RS:165,000円
SS:137,500円
S:110,000円
A:99,000円
B:77,000円
【スタンド席】
内野下段:33,000円
内野上段:22,000円
2階:11,000円
とのことです。アリーナとはいえ肉眼での確認は厳しいかもしれませんね。私は雰囲気感じれば良いのでスタンド席にしときます。
ということでボクシングファンのみなさん、東京ドーム集合です!!
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