信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】高田勇仁vs伊佐春輔!渡邊海vs大畑俊平!ライオンズゲートが熱い!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

3/8(金)、サウジアラビアでは大興行。

日本時間では中継が3/9(土)の0:00からだそうなので、3/8-3/9にかけては夜通しボクシングを見続けることになるのかもしれません。

3/8(金)、「ライオンズゲート」。

ライオン古山という昭和の名ボクサーが興したジムは、ここ数年注目度をあげています。それは何よりも、高田勇仁と渡邊海、二人のボクサーの大躍進があったればこそ。

ということで今回のブログは、3/8(金)に開催されるライオンズジムの初の自前興行、「ライオンズ・ゲート」のプレビュー記事。

 

 

 

3/8(金)ライオンズ・ゲート

日本ミニマム級タイトルマッチ

高田勇仁(ライオンズ)13勝(6KO)8敗3分

vs

伊佐春輔(川崎新田)13勝(2KO)5敗1分

同じ階級で長く過ごし、同い年、さらにはミニマム級だと2度3度戦うことは珍しくないことかもしれません。

しかしこの両者は、もう4度目の対戦です。

最初は2016年、この時は6回戦で、高田の判定勝利。

次は2021年、日本ユース・ミニマム級王座決定戦で、伊佐の判定勝利。

1勝1敗で迎えたラバーマッチは2022年、8回戦の試合であり、ここでなんと高田が初回TKO勝利を飾っています。

この試合から高田の連勝は始まっており、いわば高田が覚醒した試合でもあります。

 

 

 

高田はこの試合の後、大橋ホープ森且貴(大橋)を5RTKOで降したのち、日本王座決定戦に出場。この王座決定戦でも2016年に4RTKOで敗れている長谷部守里(三迫)に6RTKO勝利、勝ちと負けがほぼ同じ星の数だったボクサーは、見事強豪を相手に3連続KO勝利を収め、長い歴史を持つライオンズジム初の日本王者となりました。

この辺りの下剋上ともいうべきムーブメントは、見ていて本当に爽快でした。

高田のボクシングもミニマム級らしい小気味良さを持ちつつ、ルーツがフィリピンというだけあってパワフルで、被弾も多いが回復も早い。どんな劣勢に立たされたとしても、何かを期待させる、ミニマム級において本当に稀有な存在です。

初防衛戦も以前敗戦を喫している仲島辰郎(平仲)、とんでもないダウンを奪われるもそのほかのラウンドでしっかりとポイントをピックアップして判定勝利。

2度目の防衛戦では雪辱を期す森且貴の気迫を真正面から跳ね返して判定勝利をあげ、ここまで2度の防衛に成功しています。

 

 

 

対して伊佐は2021年に高田に勝利してユース王座を射止めた後、挑戦者として森且貴を迎えます。ドローもありえたという微妙な判定の中で1-2のスプリットの判定を落としましたが、その実力の程は疑いようがありません。

しかしこの戦いからの再起戦で、高田に初回TKO負け、再起に失敗して2連敗してしまいます。

そのショックの敗戦からは立ち上がり、現在4連勝中。素晴らしいステップワークを持ち、カウンタータイプのボクサーファイターです。

ステップワークを使う伊佐に対し、高田がプレスをかけていく、という展開が考えられます。

高田にとっては自主興行のメインイベンター、絶対に負けられない戦いであると同時に、伊佐にとっても初のメジャータイトル戦、しかも高田へのリベンジもできるとなると燃えない理由はないでしょう。

 

 

 

超がつくほどの激アツタイトルマッチ、個人的には今回「も」応援は高田勇仁。

このボクサーは世界にたどり着いてほしい一人であり、きっとそれは叶うと思っています。

日本ユース・スーパーフェザー級タイトルマッチ

渡邊海(ライオンズ)11勝(6KO)1敗1分

vs

大畑俊平(駿河男児)2勝(1KO)無敗

ライオンズジムの2枚看板の一人、渡邊海。

デビュー時からすでに大きな期待を寄せられていたホープは、当初から「ものすごくチケットを売る4回戦」として有名でもありました。

2021年位プロデビューして新人王トーナメントに出場、全勝のまま東日本新人王に。

全日本新人王決定戦は岩下千紘(駿河男児)、こちらもしっかりとしたアマ経験のある素晴らしいボクサーでしたね。

この戦いはちょうど現地観戦していましたが、ドロー。渡邊が優勢点で全日本新人王に輝いています。

 

 

 

その後も連戦して連勝の渡邊でしたが、おそらくこれまでで最も大きな勝利は2022年12月末の中井龍(角海老宝石)戦。とんでもない強敵を相手に、なんと2RTKOというニュースには震撼しましたね。この戦いは、井岡vsフランコのアンダーカードで行われていますが、配信はなかったように記憶(記録も)しています。超残念。

この勢いを狩って日本ユース・フェザー級王座に挑戦、当時の王者は英洸貴(カシミ)でした。地方ジムのホープ、英に対し、敵地石川に乗り込んだ渡邊。ここで本当に僅差の判定を落とし、初黒星を喫しています。

この敗戦からの再起戦は、日本でもお馴染みのジョンジョン・エストラーダ(フィリピン)。アンダードッグとはいえこれまで日本ではKO負けが一度もなかったエストラーダを初回KOで切って落とし、大谷新生(真正)との日本ユース・スーパーフェザー級王座決定戦を経てユース王座を戴冠しています。

今回はこの王座の初防衛戦で、対戦相手は大畑俊平。

この大畑は元トップアマ、東洋大で全日本選手権準優勝という肩書を持っています。

 

 

 

デビュー戦で山口楽人(陽光アダチ)を破り、2戦目で後楽園ホール初登場、3RKO勝利。

わずか3戦目、A級初戦で渡邊海に挑みます。

プロキャリアは少なくとも、元トップアマというのは間違いなく強敵です。プロになってどのようなボクシングをしているのか、については私はまだ見ていませんが、勢いだけでは押し切れない何かを持っているかもしれません。

当然、渡辺が上を目指すならば負けられない戦いではありますが、大畑にとっても勝てば最短距離を突っ切れるタイミングでのユース王座戦。ライオンズジムの主催興行だからといって、場所は後楽園ホール、大畑にとっても通い慣れた場所であり、それが不利に働くこともまずないでしょう。

セミファイナル、メインイベント、この戦いで4人の若武者がどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみですね。

 

 

 

ライオン古山

さて、ライオンズジムの会長であるライオン古山。名前は幾度となく聞いたことがありますが、どんなボクサーだったのかは私も生まれる前で知る由もありません。

戦績を見ると生涯戦績38勝(27KO)12敗4分、「槍の笹崎」と言われた笹崎会長のジムにいたようですね。つまりは、ファイティング原田の後輩にあたります。

ファイティング原田がバンタム級王者だった1967年にプロデビュー、1969年に日本タイトルを奪取。1970年にOBF東洋タイトルを奪取して1973年にWBA世界スーパーライト級王者、アントニオ・セルバンテス(コロンビア)に挑戦しています。その後も1974年と1976年にWBC王座に挑戦していますから、3度の世界挑戦に漕ぎ着けていますね。

 

 

 

特に2度目の世界挑戦だったペリコ・フェルナンデス(スペイン)戦はスプリットの判定で敗れており、あと一歩どころか後半歩くらいだったようです。

3度目の世界挑戦はセンサク・ムアンスリン(タイ)、わずか3戦で世界タイトルを奪取した最短記録保持者ですね。

やっぱりボクシングは歴史が深い。昭和から平成、令和と戦い続けてきたライオン古山、御年76歳、夢を観れるのは素晴らしいですね。

 

 

 

配信情報

このライオンズ・ゲートはA-SIGNのYoutubeチャンネルで生配信。

3/8(金)18:00〜とのことで、おそらく第一試合から放送開始でしょう。

セミ、メインの他に4回戦が3試合、6回戦が2試合、女子6回戦が1試合の興行です。

↓A-SIGNのYoutubeはこちらから

www.youtube.com

煽りV、というかプロモーションの映像ですが、ここはさすがのA-SIGN。高田勇仁、渡邊海のトレーナーを務める渡邊トレーナー(海の父)がティーアップされた映像です。これは素晴らしい、の他に言葉が出ません。

↓絶対見た方が良い

トレーナの持つ物語 A-SIGN.BOXING STORY TELLER - YouTube

 

 

 

 

 

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