信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】2/14ダイヤモンドグローブ!2/16フェニックスバトル!タイトル戦だらけのウィークデイをプレビュー!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

2月も中旬!来週のウィークデイは国内ボクシングのライブ配信祭りです!

2/14(火)のダイヤモンドグローブ、2/16(木)のフェニックスバトルはそれぞれFOD、ひかりTVで生配信。

本来はどちらもWタイトルマッチ、なのでこの2日程で4つのタイトルマッチが行われる予定でしたが、2/14のセミファイナルにセットされていた日本スーパーフライ級王座決定戦に出場予定だった橋詰将義(角海老宝石)が負傷、試合をキャンセルしています。

この試合はもともと高山涼深(ワタナベ)vs橋詰の予定でしたが、高山が怪我により離脱、川浦龍生(三迫)に変更になったという経緯があります。なんだか呪われている感じになってきてしまいましたが、次こそは無事に王者が決定することを願います。

ということで今回のブログでは、2/14(火)のダイヤモンドグローブ、そして2/16(木)のフェニックスバトルのプレビュー。

 

2/14(火)ダイヤモンドグローブ

WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座決定戦

中川健太(三迫)22勝(12KO)4敗1分

vs

古谷昭男(六島)10勝(3KO)5敗

これまでに2度、日本王座を獲得している「サンダーレフト」中川が、アジアタイトル戦に臨みます。2020年12月に福永亮次(当時角海老宝石)との3冠統一戦に臨んでいるため、アジアタイトル挑戦というと2度目ともなりますが、日本王座からアジア王座へのステップアップ、というイメージは残念ながら今のアジアタイトルにはありません。

ともあれ、福永戦での敗戦後、中川は当時無敗のホープだった廣本彩刀(角海老宝石)を判定で破り、再起に成功。

そして久高寛之(当時仲里)との王座決定戦を経て2度目の戴冠、その初防衛戦で福永亮次と互角の戦いを演じた梶颯(帝拳)を退けています。

↓中川の最新試合は梶颯戦

boxingcafe.hatenablog.com

 

この試合の前、37歳という年齢になっていた中川でしたが、そのパフォーマンスは圧巻のひとこと。若く、強打を持つ梶を完璧にコントロールしたボクシングは、そのポイント差以上に中川の完勝に見えました。

この年齢で強くなる、というのはにわかには信じがたい話なのですが、実際メキメキと強くなっているように見えるのは、中川が「キャリア」を武器にできているからなのだと思います。

「キャリア」を武器にできないボクサーは、以前通りの戦い方にこだわったりするもの。

ただ、中川のこの梶戦を見ると、多彩な左のアングルや、バックステップ等のステップワーク、はたまた上体の動きだとか、そのキャリアを重ねるにつれて次々と必要な事を吸収してきた様が伺えるのです。

パフォーマンスを落とさないにしよう、ではなく、より強い自分を求める姿がありありと分かり、いつの間にやら応援してしまっています。

 

さて、対戦相手の古谷昭男。

2015年に判定勝利でプロデビュー、2戦目も判定勝利もその後2連敗。キャリア初期は勝ったり負けたりを繰り返しますが、2019年にA級デビューを果たすと、その後連戦連勝。

元日本王者、奥本貴之(当時グリーンツダ)を破る殊勲を上げたあと、橋詰将義とのWBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋王座決定戦へ進みます。

↓古谷vs橋詰の2冠王座決定戦!

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

この一戦では序盤、橋詰の技巧にリードを許した古谷ですが、終盤にはハートを見せるチャージ。その戦いは一歩及ばず、タイトルを取り逃がした古谷ですが、再起戦を勝利で飾るとこのタイトル争いに早々に戻ってきました。

この中川と古谷の争いは、距離の奪い合いであるとも言えます。

あくまでも上を目指す37歳のベテラン・中川と、若き苦労人、サウスポーキラーとも呼ばれる古谷。このタイトル戦は、見逃せません。

 

アンダーカード、放送・配信情報

セミファイナルだった日本スーパーフライ級王座決定戦が中止となってしまい、繰り上がったのは渡来美響(三迫)のプロデビュー3戦目。初のA級戦に臨みます。

このダイヤモンドグローブは、FODプレミアムで生配信、FOD、フジテレビで後日録画放送となっています。

ライブ配信の日程は、2/14(火)、18:00から。

↓FODプレミアムはこちらから

FODプレミアム

 


2/16(木)フェニックスバトル

WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦

中嶋一輝(大橋)13勝(11KO)1敗1分

vs

ケニー・デメシリョ(フィリピン)16勝(10KO)5敗2分

ダイヤモンドグローブから2日後はフェニックスバトル!

こちらのメインも同じくWBOアジアパシフィックの王座決定戦で、井上拓真が返上したスーパーバンタム級のものです。

元OPBF東洋太平洋バンタム級王者の中嶋一輝は、2022年に3戦して3勝(3KO)と倒し屋っぷりを発揮しています。

唯一の敗戦となった栗原慶太(一力)戦では「先に当てたもの勝ち」の試合だったようにも思うのですが、ボクシングIQの差というか、事前準備の差というか、ともかく先に当てたのは栗原慶太。

栗原がしっかりと中嶋を研究し、考えに考えた部分がハマったという内容だったため、中嶋にとってはちょっと足元がおろそかになってしまった試合でもあったのかもしれません。

 

あの敗戦からの教訓を得るとすると、誰が相手だろうと相手を大きく見積もり、それに対しての準備をする、ということ。それは、同門の井上尚弥を見習うべきところであり、今回のデメシリョ戦には確実に活きてくる事です。

さて、ケニー・デメシリョについてはほとんど映像を見たことがありませんが、フィリピン人によくいる思い切りの良いタイプのボクサーだと思います。

2019年3月にマイケル・ダスマリナス(フィリピン)とIBF世界バンタム級挑戦者決定戦を戦い敗北していますが、その前戦では当時無敗のワチェスラフ・ミサエフ(ロシア)というボクサーに5RKOで勝利していることから、ある程度の実力を持ち、しっかりと勝つ気持ちをつくってリングに上がってくる事は間違いないでしょう。

その後2連続ストップ勝利で今回の一戦。

 

「ビッグハート」というニックネームを持つデメシリョは、KO率としては高くはありませんが、非常に思い切りが良いタイプのボクサーで、このスイングをもらってしまっては危険。栗原戦で垣間見せたように、中嶋はその体型からも想像できる通り、決してタフネスが売りのボクサーではありません。

ここは丁寧に戦い、自らの得意パンチをしっかりと当て、ストップ勝利を飾ってもらいたいですね。

日本ミニマム級王座決定戦

小浦翼(E&Jカシアス)15勝(10KO)2敗1分

vs

高田勇仁(ライオンズ)10勝(5KO)8敗3分

ともすればメインイベントよりも興味深いのがこのセミファイナル、日本ミニマム級王座決定戦です。

小浦翼はかつて長く日本のトップに君臨したボクサーで、2014年のプロデビュー後、全日本新人王を獲得、2017年にOPBF東洋太平洋ミニマム級王者となります。

その防衛戦ではのちの世界王者、谷口将隆(ワタナベ)を退け、のちの世界挑戦経験者・田中教仁(三迫)、のちのライトフライ級のアジア王者、冨田大樹(ミツキ)を次々と退けます。

それでも世界挑戦の叶わなかった小浦は、モチベーションの低下もあったのか4度目の防衛戦で伏兵リト・ダンテ(フィリピン)にまさかの最終回TKO負けで王座陥落。

 

その後、2021年にWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦に出場も、重岡優大(ワタナベ)を相手に僅差の判定を落とし、王座返り咲きはならず。

この重岡戦については、小浦が勝利でも、ドローでも問題ないような試合内容でもあり、2人が2ポイント差の0-2判定だったので、互角という認識でも良いでしょう。

そんな元絶対王者、小浦は前戦では不運の負傷ドロー、再起戦を飾る事はできませんでした。

そして小浦とタイトルを争うのが、高田勇仁。

10勝8敗3分、という平凡に見える戦績の中身は、非常に濃密な24歳です。

2015年にプロデビュー、2016年、2017年、2018年と東日本新人王トーナメントでは3度挑戦しますがここには縁がなく、B級に上がっても勝ったり負けたりを繰り返す。

A級初戦もドロー、その後は田中教仁(三迫)、石澤開(M.T)と連敗。

しかし、この田中戦、石澤戦はどちらも非常に善戦と言える内容で、この頃からこの高田勇仁というボクサーの注目度は上がっていったのではないかと思います。

 

当時の田中はタイでの世界初挑戦からの再起戦でしたし、石澤は当時パーフェクトレコードを誇っていたスーパーホープでした。

その後はかつて新人王戦で拳を交えた(当時の勝者は高田)伊佐春輔(川崎新田)とのユース王座決定戦でスプリットの判定負け、続く山下祥希(KG大和)とは3者3様のドロー。

ここまでで8勝8敗3分、勝ちと負けが五分五分のボクサーとなりました。

しかし、ここまでで蓄えた地力を爆発させたのがここからで、まずは過去1勝1敗の伊佐春輔とのラバーマッチで初回41秒TKO勝利。続く森且貴(大橋)戦でも5RTKO勝利と衝撃のKO勝利を繰り返し、一気に日本王座決定戦への出場に駒を進めてきました。

↓森且貴vs高田勇仁の観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

この高田の勢いは侮れないものがありますが、これには所属のライオンズジムの勢いも関係しているかと思われます。

小浦にも勝ち残ってほしいと思いますし、高田勇仁にも夢を見たい。

どっちも頑張れ、でも良いのですが、私はやっぱり高田を応援したい。

この高田勇仁のボクシングを私は好きだし、ここまで歩んできた道のりも非常に好感が持てます。ということで、高田勇仁が日本のベルトを手にする事を、楽しみにしています。

アンダーカードと配信情報

その他、アンダーカードでは井上浩樹(大橋)が2年半振りのリング。ここまでこぎつけるのは並ではなかったでしょうが、この素晴らしい才能がリングに戻ってきてくれる事は素直に嬉しいですね。

対戦相手は4勝(4KO)無敗のタイ人ですが、ちょっとよくわかりません。

 

ともあれ、無事の勝利を願い、フルラウンドとは言わないまでも4〜6ラウンドくらいはしっかりと試運転をしてもらいたい。

その他、日野僚(川崎新田)vs池側純(角海老宝石)も注目のフェニックスバトルは、ひかりTV、dTV、そしてABEMAプレミアムで生配信。放送日時は、2/16(木)17:00〜のようです。

ひかりTV、dTVは非常に安く(500円程度で)見れますが、1000円ほど支払ってABEMAプレミアムでの視聴がおすすめです。

理由としては、ひかりTV、dTVはアーカイブの配信が非常に遅く(1週間後)、ABEMAプレミアムでは見逃し配信、追っかけ再生機能付きなのでアーカイブもすぐに視聴できます。

そして、ABEMAプレミアムに加入しておけば、その他のボクシング番組も同様に見逃し配信、追っかけ再生もできるので、非常にお得です。

今回のフェニックスバトルのみを見る、そしてライブ視聴が可能、ということであれば、ひかりTV、dTVの契約で良いと思いますが、その他のボクシング番組もみたい、ということであればABEMAプレミアムを選択してください!

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