信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】4/6(土)ダイナミックグローブ!飯村樹輝弥vs井上夕雅、中川健太vs大橋哲朗!

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4/6(土)、Who's Next Dynamic Glove。

日テレからU-NEXTにその放映の場を移し、はや1年が経過しました。

日テレG+時代は予算も限られ、放送枠も限られていたがためにイマイチな興行も多かったですが、U-NEXTに舞台を移してからはとても良い。今年度は月2回の放送となり、さらに良くなるようなので非常に楽しみですね。

ということで今回のブログは、U-NEXTで放映されたダイナミックグローブをディレイ視聴。

 

 

 

4/6(土)ダイナミックグローブ

WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ

中川健太(三迫)24勝(12KO)4敗1分

vs

大橋哲朗(真正)11勝(2KO)3敗1分

「サンダーレフト」中川健太、38歳!左強打、というものの他に、老練な戦い方を覚えている中川は、非常に崩しづらい王者として君臨しています。ぜひ世界に辿り着いてほしいボクサーですね。

そして大橋哲朗、トランクスのベルトラインに「穴口一輝」の文字。とてつもない思いを背負い、タイトル挑戦です。

初回のゴング、大橋がステップを踏み、鋭い右ジャブ。中川は全く動じず。

大橋が素早い踏み込みと右ジャブで攻めては距離を取り、自分から動いています。挑戦者らしい積極性を持ち、良いですね。

中川はまだ様子見、大きく回りながら時折鋭く踏み込むボクシング。

 

 

 

2R、大橋は動きが良いですね。ここから中川がプレス。大橋はさほど下がることはなく、踏み込んでワンツー。これが上下の打ち分けもできています。

大橋はかなりアグレッシブに攻め入る場面が多く、左から右からとスピード差を活かして先手を取れています。

3R、序盤、大橋が速くて強いワンツーで攻め入り、右フックをヒット。大橋は中川に比べアクションがかなり多く、非常に良いペースだと思います。

ただ、中川も左ストレート、右フックをカウンターで狙っており、これは大橋にとっては怖い存在でしょう。終盤、大橋が入ったところに中川が左から右フックをヒット。

4R、中川がスッと自然にインサイドに入り、離れ際に左右のフック。中川はタイミングなのか、非常にナチュラルに攻め入りますね。

初回と2R、良い流れだった大橋ですが、前ラウンドから少し流れが変わりつつあるかもしれません。中川の独特のリズムに対して、大橋はちょっと封じられているイメージ。

 

 

 

5R、プレスをかけるも、手数は減ってしまった大橋。やはり中川のカウンターを警戒か。大橋が来ないと見るや中川は逆ワンツーで攻め入り、この辺りは流石のキャリア。当たる距離になればスムーズに左右強打が出る、というのもここまで長期に渡りボクシング競技に身を捧げているからこそ、でしょう。

6R、大橋のジャブはやはり速いですが、なかなかこのジャブ以外が中川に当たらないのもまた事実。中川は左右のボディがよく、やはりこの強打を当てられていることは大きいし、中川の右フックはいうkつもヒットしています。

しかし後半、大橋の右フックがカウンター気味にヒット、これはダメージがあったか中川は大きく距離をとってエスケープ。

7R、大橋が序盤ラウンドのように非常にアグレッシブに攻め入ることができています。カウンターを恐れず、右だけではなく左もしっかりと振るう大橋、中川もこれをカウンターで迎え撃ちます。

このラウンドは大橋がよく攻め、そして中川も短髪ながらもいくつかの力強いパンチを着弾させています。

 

 

 

8R、中盤、大橋が左をヒットすると中川も右フックをヒット。互いに強打を繰り出しながら、中間距離から一気に行く方法を模索しています。

大橋が攻めれば中川はカウンターを狙い、中川が攻めれば大橋は耐えて必ずリターンを返してきます。これは素晴らしい試合であり、お互いが持ち味を出せている試合といえます。

9R、前半、大橋がアッパーをヒット。これは良い攻撃パターン、中川を下がらせます。今までほとんど打っていなかったアッパーに意表をつかれた中川、大橋はチャンス。

リードに幅を出した大橋は非常に良い感じ。大橋はちょっと余裕が出てきたのか、ややトリッキーな動きも取り入れていきます。

中盤にも中川の左カウンターを躱しての右。中川も左を返しますが、ラウンド終盤には左と左の相打ち、中川の腰がガクッと落ちた感じがします。

10R、中川がプレス。流石に大事なところはわかっています。この流れは断ち切らなければいけません。

 

 

 

中盤、中川が執拗なボディアタックから左フックを顔面へ返し、これがヒット!その後もコンビネーションから右フックをヒットした中川、会場を沸かせます。

しかし後半、大橋が踏み込んでワンツー!これを避け損なったか中川、テンプルで受けてしまいこれでダウン!しかもかなり効いています!

立ち上がった中川に対して大橋がラッシュ!中川もカウンターを返すも、大橋は全く止まらず!手が出なくなった中川を見て、レフェリーがストップ!!

大橋哲朗、10RTKO勝利でWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトル奪取!

穴口一輝の思いを背負う。

 

 

 

そして、今後は中川思いも背負っていくのかもしれません。

大橋哲朗、25歳。中川応援だったので残念ですが、国内の世代交代、とも言える試合となってしまったのかもしれません。

日本フライ級タイトルマッチ

飯村樹輝弥(角海老宝石)5勝(1KO)1敗

vs

井上夕雅(真正)15勝(3KO)3敗1分

チャンピオンカーニバル!王者飯村にトップコンテンダーの井上が挑戦。

二人とも基礎がしっかりとしており技術が高く、素晴らしいボクサー同士の国内頂上決戦です。

この階級は日本にも世界王者がいる階級、この日本タイトルは比較的世界に近いタイトルです。

 

 

 

個人的にはやはりデビュー戦からしばらくソンブレロをかぶってメキシカンよろしく入場していた飯村を応援です。今回はメキシカン臭はしないですけど。

さて初回、まずは飯村がプレスして鋭いジャブ。様子見も早々にして右を放って仕掛け、井上はしっかりよく見てディフェンス。

飯村が次々と攻撃を仕掛け、ちょっと攻撃のタイミングが掴めなそうな井上でしたが、終盤に反撃、飯村を下がらせることができています。

2R、先に動くのは飯村。ただ、井上の右が意外と当たっています。これはタイミングが思ったのと違うのか、軌道が思ったのと違うのか。

ちょっとこの右には苦戦しそうだ、と感じたその瞬間、飯村が井上の右に右カウンターから左フックを返すと井上がダウン!

 

 

 

ダウンを奪った飯村は、その後もタイミングの良い左フックをヒット、この左のタイミングは合っているように見えます。

ともにコンビネーションがよく出るアクションの多い戦い、これはチャンカンらしい好試合ですね。

3R、飯村が先に打ち、周り、打つ。やはり非常に上手い。

井上の攻撃も悪くはないですが、飯村は常に動いており、なかなかヒットを生むことはできません。

飯村のジャブは井上が出ようとしたところに届き、離れ際には左フックのカウンター。

これは井上にとってキツい展開になってきましたが、それでも井上の闘志は衰えません。

4R、飯村は左フック。井上は右ストレート。今日、それぞれの相手に当たるパンチは明確になってきています。

 

 

 

飯村はサークリングしながらポジションを変えての攻撃、一方の井上は強いプレスから接近戦を仕掛けます。

後半、井上が良い攻撃を仕掛けて飯村はダメージを被ったように見えますが、飯村も強く反撃して後続打を阻止。

本当に二人とも休みません。パンチスタッツを見てみたい。

5R、井上のパンチの威力は、回を追うごとに増してきているように思います。回転力も上がり、心なしかハンドスピードまであがっています。

強いプレスで迫る井上、このラウンドは強い左右のボディで攻め入っています。

後半にも強いボディアタックで飯村を下がらせる井上、飯村も負けじとコンビネーションで反撃しています。

 

 

 

途中採点は、48-46、49-45×2で飯村。

6R、グイグイとくる井上。もう井上は行くしかありません。飯村はサークリングしながらのボクシング、この状況においても飯村は先手を取り、井上はその打ち終わりを狙っているようです。

このラウンド、飯村が鼻から出血しているように見えます。これは井上の右ストレートによるものかと思います。

7R、井上の右はやや弧を描くようなオーバーハンド気味のイメージで、これを飯村のジャブの打ち終わりに狙っていますね。

飯村はこのラウンド、打っては動き、動いては打つというボクシング、井上の鋭い攻撃にはしっかりと距離で外そうというイメージです。

攻めきれない井上、飯村は前ラウンドのややピンチから一転、復活。

8R、先手を取る飯村が上下を打ち分けてのコンビネーション。井上も飯村のジャブの打ち終わりに右を被せて譲らず。

 

 

 

井上が右から入ると飯村の顎が跳ね上がるタイミングこそありますが、前半は飯村ですね。

しかし後半に入ると飯村のジャブに合わせる右をヒットする井上、飯村の顎が跳ね上がる場面も散見されます。

互いにかなり危険なタイミングでパンチを繰り出しています。

9R、井上の逆ワンツーは良い。このラウンドの序盤もこのパンチをヒットさせた井上、その後もワンツーでヒットを奪います。ここから一気呵成に攻め立てなければ、ポイントは厳しい井上、ここはさらにプレスを強めて接近します。

その中盤、若干疲れからなのか井上の動きが緩慢になったように感じたところで、飯村がワンツーから左ボディ!その後顔面にパンチを返していますが、体をくの字に曲げて井上がダウン!

ここでレフェリーがストップ!飯村樹輝弥、9RTKO勝利で日本王座を防衛!!

素晴らしい勝利でした、飯村樹輝弥。

 

 

 

あのアクションの多さで終盤に入っても全く衰えないボクシングは、本当に日頃の積み重ね、なのでしょう。

そして敗れた井上も素晴らしかった。明らかに飯村に届いていましたし、いくつかのチャンスを生み出していました。

ハイレベルで素晴らしい好試合を生み出してくれた二人のボクサーに感謝です。

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