信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】PBC PPV!アンダーカードに登場は、バリオス、フィゲロア、スタニオニス!東京ドーム前日も4大世界戦!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

GW前半はキャンプに来ております。

キャンプに来てまでボクシングのことを考える私は悪夫であると同時にボクシングファンの鑑(と、誰に褒められるわけでないので自らを褒めておく)。

人混みを完全に避けたキャンプなので山奥すぎてwi-fiはもちろん電波も微妙、ということで昨日のブログアップに失敗していたがために本日の午前中アップでした。

↓カネロvsムンギアのプレビュー

boxingcafe.hatenablog.com

そんなわけで、今回のブログはカネロのシンコ・デ・マヨ興行、そのアンダーカードについてのプレビュー記事。

 

 

 

5/4(日本時間5/5)ラスベガス

WBC世界ウェルター級暫定タイトルマッチ

マリオ・バリオス(アメリカ)28勝(18KO)2敗

vs

ファビアン・マイダナ(アルゼンチン)22勝(16KO)2敗

「アステカの戦士」のニックネームを持つマリオ・バリオス。ウズベキスタンの強豪、バティルザン・アフメドフを破ってWBA世界スーパーライト級王座を獲得したのが2019年9月のことで、その後2度目の防衛戦でジャーボンタ・デービス(アメリカ)に敗れて王座を失っています。

El Azteca(アステカの戦士)というニックネームだから、どんなどファイターなんだろうと楽しみに見ると実は結構ジャブがよく、アグレッシブネスのみで戦うメキシカンとは違います。当然そういうファイトもできるのでしょうが、待つスタイルもできるスパニック系のアメリカ人です。

 

 

 

タンクに敗れたあとはキース・サーマン(アメリカ)に判定負け、技巧においてサーマンには全くと言って良いほど及ばなかった、というイメージ。

この2連敗でアンダードッグに陥りそうだったバリオスですが、再起戦で当時同じく2連敗だったジョバニ・サンティアゴ(プエルトリコ)とのサバイバル戦を制し、ヨルデニス・ウガス(キューバ)とのWBC世界ウェルター級暫定王座決定戦に出場。ここでバリオス勝利を支持した人は少ないと思いますので、「アップセット」と呼んで良いような勝利でウガスを破り、暫定王座を戴冠して大復活を遂げています。

このウガス戦こそバリオスのベストファイトであり、今現在、バリオスはプライムタイムを迎えていると言えそうです。

一方のファビアン・マイダナの兄の名はマルコス、あのマルコス・マイダナの弟です。

兄と違って比較的正統派ボクシングのファビアンは、2014年、それこそマルコスがメイウェザーとの2連戦しているその間にプロデビューしています。

キャリア初期にアメリカで戦っているというなかなか珍しいキャリアのボクサーで、兄が兄だけに期待されていたのかもしれませんね。

 

 

 

2019年に初黒星、相手はあのハイデル・パーラ(ベネズエラ)。ロレンソ・パーラの弟で、内山高志に悶絶ボディでノックアウトされたというイメージしかないですが、そのパーラに判定負けを喫しています。

2敗目はフランシスコ・メルカド(メキシコ)というボクサーで、知ってそうで全然知らないボクサーに判定負け。この当時、5勝1敗のボクサーに、です。(ちなみに現在8勝4敗)

その後4連勝ながらも、全て自国の試合であり、強豪との対戦があるとは言えません。果たして、暫定とはいえタイトルショットに出場する権利があるかと問われれば、(試合を見てはいないけれども)あるとは言えないのではないでしょうか。

この試合がセミファイナル。早めに終わると良いですね。

WBC世界フェザー級暫定タイトルマッチ

ブランドン・フィゲロア(アメリカ)24勝(18KO)1敗1分

vs

ジェシー・マグダレノ(アメリカ)29勝(18KO)2敗

さて、共同メイン(セミファイナル)がそんな感じなので、こちらのセミセミの方が我々日本のボクシングファンにとっては興味深い。

 

 

 

元スーパーバンタム級王者、前戦でマーク・マグサヨ(フィリピン)を破ってWBC世界フェザー級暫定王者についたブランドン・フィゲロアの初防衛戦です。

結局レイ・バルガスはフィゲロアとはやらないのか。

ともあれ、フィゲロアは長身を全く活かさない得意なファイターであり、タレ目の男前なので応援しています。

とにかく最初から最後まで打ちまくるスタイルは、運動神経もセンスも必要ない、まさにファイティング原田のような「狂った風車」スタイル。ついたニックネームは「ハートブレイカー」、あくなき手数で対戦相手の心をへし折ってのストップ勝利が目立ちます。

このフィゲロアこそがルイス・ネリ(メキシコ)に初黒星をなすりつけたボクサーで、あの試合もボディが効いたのもあるのでしょうが完全に心を折ったという試合でしたね。

唯一の敗戦はスティーブン・フルトン(アメリカ)とのスーパーバンタム級王座統一戦、どっちが勝ってもおかしくない内容でもありました。

 

 

 

今回の挑戦者はジェシー・マグダレノ。かつてノニト・ドネア(フィリピン)に勝利した経験もある、こちらも元スーパーバンタム級の王者ですね。

一世一代の大番狂せを演じたマグダレノですが、ドネアに勝利して得たタイトルは2度目の防衛戦でアイザック・ドグボエ(イギリス)に奪われ、その後はフェザー級にあげて4連勝もあんまり良いパフォーマンスは見せれず。

そして前戦でレイモンド・フォード(アメリカ)に完敗、フォードがオタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)を破ってWBAの新王者になったからなのか、今回のチャンスが舞い込んできています。

いずれにしろフィゲロアとしては、負けはおろか苦戦もしたくない相手ですね。

フィゲロアはそれこそ明確に「井上尚弥と戦いたい」と言ってくれているボクサーで、かつここまでエネルギッシュにくる特異なファイター、さらにフェザー級という未だ未知の階級ということを踏まえれば、井上との対戦はぜひ見たいところ。

ということで頑張れフィゲロア、より強さを見せてくれることを強く願います。

 

 

 

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ

エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)14勝(9KO)無敗

vs

ガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)6勝(5KO)無敗1分

この戦いが、PPVのオープニングファイト。

ラジャブ・ブタエフ(ロシア)との大激闘を制し、WBA世界ウェルター級王座を獲得したエイマンタス・スタニオニス。

リトアニアという小国出身のためなのか、とにかく運のないスタニオニスは、今回が初防衛戦ながらもなんと在位2年以上に及びます。

キース・サーマンやバージル・オルティスJrとの対戦が出ては消え、出ては消え。。。気づけば2年以上の歳月が流れた末、初防衛戦の相手は結局ガブリエル・マエストレに決まりました。

サーマン戦、オルティス戦にこそ劣りますが、このマエストレ戦もなかなかに興味深い戦いではないでしょうか。

 

 

 

強いフィジカルが持ち味のパンチャー、スタニオニスは元オリンピアンであり、「アメリカで戦っている外国人選手」らしく非常にアグレッシブ。そのパンチャーに対してガブリエル・マエストレはテクニシャンタイプで、ベネズエラン・ボクサーらしい柔らかさを備えています。

なのでこの試合は、スタニオニスがそのフルスイングをガツンとヒットできるか、そしてマエストレがそれをいかにはぐらかし、パンチを当てこむのか、が焦点となってきそうです。

ちなみにこのガブリエル・マエストレも元オリンピアンであり、2度の五輪出場経験を持っています。

さらにこのスタニオニスとマエストレは国際大会で1回(以上?)の対戦経験があり、その時はスタニオニスが勝利していることから、マエストレにとってはリベンジマッチともなるようです。

とはいえ、スタニオニス30歳、マエストレ37歳とあらばやはりここはスタニオニス優位。「クロフォード後」のウェルター級覇権争いはもう始まっており、ここにジャロン「ブーツ」エニスが絡んでくるとなるとやはり若いファイターに勝利してもらいたいところです。

 

 

 

配信情報!

ということでこのPBCのPPVファイト「も」クアドラプル・タイトルマッチ。

そして翌日の東京ドーム決戦もクアドラプル、その前日にも世界タイトルマッチを見なければならない、と考えると3日で9つの世界タイトルマッチ。

良い試合を見たい、というのはもちろんありますが、このPBCのPPVファイトに関しては「その強さを見たい」という世界タイトルマッチも多く、応援するボクサーたちがストップ勝ちして早く終わらせてくれることを願いますね。

この興行は日本ではWOWOWでライブ配信、さらに日本版DAZNでもPPV配信があります。DAZNのPPVは2,500円、WOWOWと変わらない値段なので、WOWOWに入った方がお得そう。

 

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