信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】6/25フェニックスバトル!メインの松本圭佑を差し置き、私的メインは。。。!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。


今週も1週間お疲れ様でした。

仕事は平日で終わっても、まだまだやることが盛り沢山な6月3周目です。

日本時間では土曜日に行われるラファエル・エスピノサvsセルヒオ・サンチェスが楽しみですが、翌日にはU-NEXTで放映されるダイナミックグローブもありますね。

こちらは小林豪己(真正)のWBOアジアパシフィック王座の防衛戦がメインで、セミファイナルに前戦で痛烈なノックアウト負けを喫した山中竜也(真正)の復帰戦、その前には田井宜広(RST)の登場、等々となかなかに良いメンバーが出る興行ではあるものの、その対戦相手の質としてはあまり食指が動くものではありません。蓋を開けてみれば、という展開もあり得るので、当然見るのですが。

↓ダイナミックグローブはU-NEXTで配信

 

 

 

このダイナミックグローブは16:30開始とのことですが、その前に静岡でLUSH BOMU。

この「BOMU」というスペルが気になりすぎるLUSHボクシングジム主催の興行は早くも4度目を迎え、今回もTravel TVでの配信です。メインは売り出し中の佐野遥渉(LUSH)がWBC世界ユース・スーパーフライ級王座決定戦に臨むもので、アンダーカードには中部地区のボクサーたちがこぞって出場します。

↓Travel TVはこちら

https://era.travel.gr.jp/

そして来週は6/25(火)、6/26(水)、6/27(木)と3日連続で国内興行、毎日後楽園ホールが熱い。

今回のブログでは、日曜日の興行を差し置き、6/25(火)のフェニックスバトルをプレビューです。

 

 

 

6/25(火)後楽園ホール

日本フェザー級タイトルマッチ

松本圭佑(大橋)10勝(7KO)無敗

vs

藤田裕史(井岡)12勝(3KO)9敗4分

この戦いで、ベテラン藤田の勝利を予想することは非常に難しい。どころか、善戦することすら予想することが難しいでしょう。

2020年にプロデビュー、7勝7KO無敗という驚異的な戦績を持ってデビューからたった2年10ヶ月で王座決定戦に臨み、元王者佐川遼(三迫)を降して日本王座を戴冠した「元」ミライモンスター松本圭佑。

まだ24歳と若く、控えめに言っても世界を嘱望されるボクサーと言えるでしょう。

非常にオーセンティックな誰もが好むスタイルのボクサーファイター、アマチュアボクシングで培ったスキルの他、パワー、フィジカル共に申し分がありません。

王座獲得後、指名挑戦者だったリドワン・オイコラを寄せ付けず、この戦いでWBOアジアパシフィックタイトルも獲得。(間も無く返上)そして日本タイトル2度目の防衛戦で前田稔輝(グリーンツダ)とのホープ対決を制し、まさに大橋イズムを体現しているかのような茨の道を歩んできています。

 

 

 

この対戦相手の質たるや、同級のライバル王者を凌ぎます。

ここにきて、藤田を相手に防衛戦というのはいささか拍子抜けでもあるというのが事実ではありますが、ここはベテランの意地を抑えて負けはおろか苦戦すらもしてほしくない戦いです。

その分、松本には大きなプレッシャーがあるはずです。

そこを突きたい藤田は、松本よりも10最年長の34歳。

ここ3戦は外国人相手のために実力は計り兼ね、その前には前田稔輝に判定負けを喫しています。

9敗してはいますが、KO負けは4回戦時代の新人王トーナメントのみであり、かなりタフなボクサーのようですね。

それでもやはり、というか、だからこそ、というべきなのか、松本の至上命題としては、勝つことではなくどのように倒すか、にかかっています。

松本圭佑がまたも力を発揮し、ひさびさとなるノックアウトを見せてくれることに期待しましょう。

 

 

 

WBOアジアパシフィック・スーパーミドル級タイトルマッチ

ユン・ドクノ(韓国)8勝(6KO)1敗

vs

帝尊康輝(一力)16勝(13KO)5敗3分

前戦で日本タイトルを奪取した帝尊が、WBOアジアパシフィック王座に挑みます。

韓国のユンというボクサーは、デビュー戦を韓国で戦い、その後3戦をオーストラリアで戦っていますね。

韓国では、スーパーミドル級という階級はおそらく日本以上に相手がいないのでしょう、オーストラリアに出向いてオーストラリア人ボクサーと戦う、というのはなかなかに侠気のあるボクサーだと思います。

デビュー4戦目、オーストラリアでの3戦目で初黒星を喫した後、約2年のブランクを作って韓国で復帰、その後5連勝。2023年11月に行われたフェニックスバトルソウルでオーストラリア人ボクサーをTKOで破り、この王座を戴冠しています。

今回、フェニックスバトルで戦うのはその縁からなのでしょう。

対戦相手に抜擢された帝尊ですが、果たしてどうなるか。キャリアを見る限り、日本国内で戦ってきた帝尊よりもこのユンの方が上昇志向が強いようにも思えます。実際のところ、このユンの試合を見たことがないのでなんとも言えませんが。

 

 

 

本当の注目はアンダーカード!

さて、メイン、セミファイナルを紹介しましたが、本当のメインイベントはその下のアンダーカードにあります。

紛れもない世界最高のファイターがいる大橋ジムには、元アマチュアのスーパースターたちがこぞって集まってきています。それも、若い。

セミファイナルの一つ前、セミセミでデビュー戦を迎えるのは坂井優太(大橋)。世界ユース選手権の金メダリストで、高校6冠。果たしてこの年齢でのプロ入りをするとは思ってもいませんでしたね。

もしかすると本当に井上尚弥の後継者となり得る存在、初戦の相手は韓国ランカーで実力は未知数ですが、勝ち方に期待したいところです。

そしてその前が同じく大橋ジムからプロデビュー戦を迎える、田中空。

 

 

 

こちらはもはや説明も不要(坂井も不要か)の元トップアマで、昨年度の全日本選手権の覇者。165cmという身長でウェルター級、アマ時代からプレッシャーとパワーでガンガン倒してきたこのパワーファイターに、果たしてプロの薄い10ozなんて握らせても良いものなのでしょうか。

田中は明らかにプロ向き、というか明らかにアマチュアボクシングではその力を存分に発揮できないタイプのはずで、それでも勝ってきたところがすごいところ。田中は神奈川県川崎市の出身で、大橋ジムは通い慣れたものですし、是非日本の中量級に革命を起こしてもらいたいですね。

順当にいけば試合はあっという間に終わるはずです。

そしてこの前の試合こそが、今回の試合のメインイベント。

 

 

フライ級6回戦

田中将吾(大橋)デビュー

vs

高熊龍之介(松本ACE)8勝(3KO)2敗

田中空と同年、同じく東洋大に進学、そして同じく昨年度の全日本選手権を制したのが田中将吾。この2023年というのは東洋大が女子も含めて全日本選手権を5階級制覇したとんでもない年でしたね。

そんな東洋大大躍進の原動力となった田中ふたり、揃って大橋ジムからプロデビュー。デビュー日も一緒というのはお互いに心強いでしょうね。

ウェルター級の田中空の相手が日本人で見つからなかったのは仕方のないことですが、普通に考えたら坂井や大橋(※同じく全日本選手権覇者、大橋蓮もこの日デビュー戦を迎えます)と同じく、外国人ボクサーが相手というのがスジでしょう。

何せ日本のトップアマを相手にジャイアントキリングを起こそうという6回戦ボクサーなんていないはずです。トップアマたちの本当の戦いは、A級に上がってから。

というのが、通説。

 

 

 

しかし今回、この田中将吾の対戦相手は日本人。こういう場合、すでにベテランの域を飛び越えているボクサーや、試合枯れしているボクサー、もうラストファイトを見越しているボクサー。。。などが浮かびますが、今回はそうではありません。

25歳、昨年度の東日本新人王。全日本新人王決定戦こそ負けていますが、その後B級で1勝しており、後一つ勝てばA級に上がれる、という、未来あるボクサーです。

高熊龍之介、このボクサーの名前は覚えておかなければなりません。

田中将吾というボクサーは明らかな強者、そもそも6回戦という括りにいるべきではない日本のトップ、この戦いを避けることは容易だったはずです。それでも彼は、何かしらの可能性を持ってこの戦いを受けた、ということになります。

彼自身にしても、陣営にしても、この強者から逃げない姿勢は本当に素晴らしい。やっぱりこういうのが良い。例え負けたとしたって、この強者から逃げなかった事実は間違いなく彼の糧になるはずです。

この試合を受けた時点ですでに彼らは勝者といえ、そして勝利を確信してリングに上がるのでしょう。

 

 

 

地方ジムとはいえ、地方ジムだからこそ、なのか、ともあれこれは応援せずにはいられません。

この稀有な、「日本のトップ・アマチュアのデビュー戦がプロ叩き上げの実績ある若きボクサー」というのは、トップアマ側だけでなく、プロ叩き上げ側にも十分に注目すべき戦いです。

ということでこの試合が本当のメインイベント、たとえどんな結果になろうとも、です。

この試合の他に、前述の通り大橋蓮(大橋)のデビュー戦、前年度の東日本新人王、北野武郎が登場です。

非常に楽しみですね。

【配信情報】

この興行は、Leminoで生配信。

ありがたいことに、Leminoはライブ配信だけでなく、アーカイブもしっかり見れます。

なのでど平日の仕事が遅くなり、開始時刻に間に合わなくても(情報遮断だけしていれば)全く問題ありません。

配信は6/25(火)17:30開始とのこと。

↓Leminoはこちらから

 

 

 

 

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