信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ライトフライ級も新陳代謝!ジョナサン・ゴンサレスの返上と、その後釜は!?

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黄金時代に突入している、日本ボクシング界。

黄金時代とはいうものの国民人気、というわけではなく、何が黄金なのかというと日本人ボクサーへの世界的な評価です。

これまで、海外のニュースサイトで日本人王者の防衛戦が扱われることはさほど多くはなかったし、そのほかの記事で日本のボクシング会について言及している、もしくは日本人ボクサー一人についてしっかり記事が書かれている、ということはほぼ見ませんでしたが、ここ数年は、特にここ最近は変わってきています。

つい先日も、BoxingSceneでは

The Secrets Of Japan’s Astonishing Fight Factory Of Champions」と題し、日本の世界王者たちを次々と紹介しつつ、日本のジム制度やアマとプロの協力関係、U-15のシステムについて言及しており、このシステムこそが日本のボクシング会を押し上げているのだと伝えています。

 

 

 

この記事を読むと、なるほどジム制度というものは師弟制度と言い換えることもできますね。

いわば相撲部屋であり、いくらか野放しに見える他国(特にアメリカ)のボクサーたちとはそこで一線を画すのでしょう。日本において、ボクシングジムというところはただ練習をするための場所、というだけでなく、ある意味教育の場としても存在しているといえます。

そんな特異なシステムを持つ日本のボクシング界が隆盛を極める中、今回のブログでは日本ボクシング界が大いに力を持つ、ライトフライ級戦線について。

 

 

 

 

ジョナサン・ゴンサレス、王座返上へ!

WBO世界ライトフライ級王者、ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が王座返上というニュース。

非常に日本に馴染みの深い王者は、田中恒成(畑中)への挑戦で初来日し、その後ライトフライ級の王者となって再度来日、岩田翔吉(帝拳)の挑戦を退けました。

その後は寺地拳四朗(BMB)との王座統一戦がまとまるも、マイコプラズマ肺炎で辞退、今年3月に3度目の防衛戦をこなしていました。

2021年10月にタイトルを獲得しているので、在位としては3年と8ヶ月。この長期の期間の中防衛線の数は3度にしか満たず、それでも転級後はWBOフライ級1位にランクされるというのだからなんだか不公平にも思いますね。

さて、WBOといえば来月、アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)vs加納陸(大成)の間で争われることになっており、このゴンサレスの動きはオラスクアガvs加納の勝者への指名挑戦権を得た、ということに他なりません。

ちなみに、ゴンサレスをプロモートするのはオールスター・ボクシングというプロモーション会社であり、このオールスターボクシングはオラスクアガもプロモートしているようです。

 

 

 

空白を埋める戦い

寺地拳四朗も、WBA、WBC王座を返上。

このことは日本のメディアでは「可能性」と伝えられている事柄であるように思いますが、海外のニュースでは決定事項、どころかすでに返上済みとして伝えられています。

ともかく、これで拳四朗が次戦でゴンサレスを戦うことは無くなったわけで、拳四朗が返上したからゴンサレスが返上するのか、ゴンサレス返上のニュースを察知して拳四朗が返上の上フライ級の王座決定戦に出場するのかはよくわかりません。

いずれにしろ、空白だらけのフライ級タイトルファイトはある程度の大筋が見えており、今度はライトフライ級タイトルの空白を埋める戦いをしなければなりません。

↓フライ級の王座決定戦まとめ

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

そして真っ先に名前が上がっているのは、WBO世界ライトフライ級王座決定戦、岩田翔吉vsジャイロ・ノリエガ(スペイン)です。このノリエガもゴンサレス、オラスクアガと同じくオールスター・ボクシング。岩田はこのチャンスを掴みに行くでしょうし、ノリエガもゴンサレスの後釜としての覚悟を持っていたでしょうから、この戦いが始まる信憑性は非常に高い。

この戦いはおそらく7月に行われる岩田の次戦が問題なく終了した後、交渉が開始されるはず。とすると年内のアマプラ興行で行われる公算が高いですね。

9月、というと性急だと思うので、11月くらいでしょうか。いずれにしろ、岩田の王座戴冠が見れそうです。

続・空白を埋める戦い

WBOの方はすでに名前がピックアップされていますが、拳四朗が返上する王座、つまりはWBAとWBCはどうなっているのでしょうか。

WBAは1位にエリック・ロサ(ドミニカ共和国)、2位にカルロス・カニサレス(ベネズエラ)。ちなみに3位は岩田、4位はノリエガ、5位にアービン・ジョン・パショネス(フィリピン)というボクサーがきています。

 

 

 

WBCは1位に岩田、2位にカニサレス、3位に階級アップしたパンヤ・プラダブスリ(タイ)がつけており、4位がエリック・ロサで5位に矢吹政道(LUSH緑)がきています。

これはWBAがロサvsカニサレスで落ち着けば、WBCはパンヤvs矢吹が来るかもしれませんね。

矢吹政道は減量苦によるフライ級転向も視野に入れていたと思いますが、このタイミングで決定戦が来れば受けるかもしれません。ただ、このパンヤvs矢吹がタイで、という話になってしまうようならちょっと考えもので、ここはなんとか日本に持ってきたいところ。中日本勢は後ろ盾が若干弱く、矢吹のここ最近の放映はTravelTVと三重テレビ、どうにもタイから元王者を引っ張って来れそうにないだけに誰か助けてあげてほしい。

岩田、矢吹がここにしっかりと勝って王者となれば、「幻の日本タイトルマッチ」となった矢吹政道vs岩田翔吉が叶う日が来るのかもしれません。これは非常に楽しみなマッチアップです。

この後、ライトフライ級でどのような戦いが繰り広げられるのか。日本人に近い階級だけに、非常に楽しみですね!

 

 

 

 

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