信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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混迷の暫定王座戦。WBA、ウェルターとスーパーミドル。

先日(8/9)には、大阪でCRASH BOXINGの興行がありました。

Youtubeの生配信も解説突きで行われ、たくさんのボクシングファンが見たと思います。

↓観戦記。前座試合も全てREAL BOXINGさんにアップされています。

boxingcafe.hatenablog.com

 

この日は他にも、愛知県で中日本新人王戦、東京立川ではGENKOTSU興行が行われており、

ボクシングレイズ(BOXING RAISE – ボクシング動画配信サービス)さんで視聴可能です。

是非是非ご覧くださいね。

そして海外でも、暫定王座決定戦が行われていました。

↓こちらでプレビュー

boxingcafe.hatenablog.com

8/8(日本時間8/9)WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦

ジャマル・ジェイムス(アメリカ)27戦26勝(12KO)1敗

vs

トーマス・デュロルメ(プエルトリコ)29戦25勝(16KO)3敗1分

 

前戦でアントニオ・デ・マルコ(メキシコ)に勝利しているジャマル・ジェイムス。ジェイムスの唯一の1敗は2016年にヨルデニス・ウガス(キューバ)戦。ウガスはショーン・ポーターの持つタイトルに挑んだものの、判定で惜敗した選手です。

ちなみにこのウガスは翌2017年にトーマス・デュロルメにも勝利しています。

デュロルメはその他、2015年にテレンス・クロフォード(アメリカ)の持つWBO世界スーパーライト級タイトルへの挑戦経験(6RTKO負け)も持っていますし、2018年にはジェシー・バルガスと引き分けたこともあるようです。(WBCウェルター級のシルバータイトル戦)

WBAのウェルター級は、スーパー王者にマニー・パッキャオ(フィリピン)。そして正規王座には、2019年12月(日本時間)にアレクサンダー・ベスプーチンとラジャブ・ブタエフという二人のボクサーが決定戦を争い、大変ハイレベルな一戦の末、ベスプーチンに凱歌が上がりました。そしてベスプーチンが世界王者になった。。。はずでした。

ベスプーチンはその試合後、薬物の陽性反応が出て王座剥奪。非常に残念です。

その後、結局空位となってしまった正規王座戦は1位のヨルデニス・ウガスと6位のアベル・ラモスの間で争われる事が決まっています。

 

しかし、ここで組まれた暫定王座決定戦。本当に必要か??

日本では見られる方法がなさそうだったので、一応Youtubeで探してみました。

ありました!消されるかもしれませんが、もしリンクが残っていればご覧ください。

ジェイムス対ジェロルメ

映像で見てもジェイムスは手足が長いですね。そのジェイムスに対し、一発目を外して攻めていこうとするデュロルメ。ジェイムス、ジャブが速くて真っすぐ伸びます。しかも打ってすぐに動くので、これはなかなか当たらない。

ジェイムスのノーモーションの速いジャブは脅威ですが、ほとんどがジャブに終始。距離が遠すぎ、デュロルメも攻めきれません。2R、やや強引に攻めたデュロルメ、浅いヒットを獲得。

3R、デュロルメはフックやアッパー系のパンチが得意かもしれません。スピードもパワーも感じます。ジェイムスに脅威を感じないのか、ガードを固めて前進。1、2Rに比べて距離も近くなり、両者ともにパワーパンチを繰り出してきました。ようやく面白くなってきます。

と思ったらジェイムスは4R、またもサークリング主体。

流れを変えようと5Rにプレスを強めるデュロルメ!手数と前進はデュロルメ、しかしジェイムスはディフェンスも上手い。

 

6Rも変わらない展開。しかしデュロルメがんばります。とらえどころのないジェイムスに対し、フックやアッパーをガンガンスピーディーに打ちます。ただ、なかなかクリーンヒットはしません。ここで右の相打ち!デュロルメ効いたか、ジェイムスにラッシュを許します。

デュロルメの方がもちろん手数は多く、攻めてはいるものの、パンチの的確性がありません。果たしてジャッジの目にはどう写っているのか。。。

7R目も同様にデュロルメが攻めますが、時折みせるジェイムスの攻勢はパンチが的確にヒットします。こういうラウンドはジェイムスに流れてしまうような気がします。

8R、ジャブをつき、長い距離からのストレート、フック主体でディフェンシブに闘うジェイムス。背後を見せるほど逃げています。この闘い方で大丈夫なんでしょうか?

よく攻めてはいますがヒットを奪えないデュロルメ、焦りがあるのか強引に攻め立てます。しかし入り際、攻めた後に軽いジャブを返され、クリーンヒットはジェイムスに。なんだか切ない展開になってきました。

10Rに入ってもスピードが落ちないジェイムス、足もよく動きます。デュロルメの攻める気持ちも一向に衰える気配はありません。このラウンドはデュロルメのコンビネーションがヒット。このラウンドはデュロルメに軍配が上がって良いと思います。

チャンピオンシップラウンドに入っても驚くほど展開は変わらず。これはジェイムスはポイントで勝っているということで闘い方を変えないという事でしょうか。逆にデュロルメは中に入ってしか勝負ができないので、入り方や追いかけ方を変えるだけで、他の戦い方はできないのでしょう。

個人的には煮え切らないですが3-0の判定でジャマル・ジェイムスの勝利。

ほぼ互角、前半がデュロルメよりで後半がジェイムスで個人的な見解を言えば僅差でデュロルメか、と思いましたが、ジャッジの見方は三者ともジェイムス。

ジェイムスはスピードがあり、距離が遠くやりにくいです。

レギュラー王座空位の中で暫定王者とはいえ、王者という肩書を持ったジェイムス。今後ウガスへのリベンジ・マッチはあるのでしょうか。

 

そして同日、WBAスーパーミドル級暫定王座決定戦もあったようです。

レノックス・アレン(アメリカ)23戦22勝(14KO)1分

vs

デビッド・モレル(キューバ)2戦2勝(2KO)

そもそもこの試合があることも知りませんでした。デビッド・モレルという選手が3戦目で王座獲得、というニュースで知ったという現実。

しかもこのモレルという選手は若干22歳、3戦目で王座挑戦、キューバ出身ということはアマチュア経験豊富なのでしょう。それにしてもキューバの選手といえば、アマチュアでオリンピック金メダル、もしくはそれに次ぐ実績を残し、ある程度歳をとってから乞われて亡命、アメリカでプロになるというボクサーが多い気がしますが、このモレルは若く、オリンピックに出て活躍したという話も聞きません。

キューバでボクシングを教わった選手が、若くしてアメリカへ行き、さっさとプロの水に慣れてしまうのならば、こんなに恐ろしいこともないかもしれません。

これは気になる。。。ということでまたYoutubeで検索。

フルファイトは見つからず、公式のハイライト。

両者ともにサウスポー。相手のアレンも無敗で、WBA同級1位にランクされるボクサーです。 さて、モレルですが、パンチングパワーはあまり感じない打ち方で、手の甲の方でただ当てるだけのように打ったり、オープン気味に打ったりとある意味多彩なパンチを繰り出します。 このハイライトだと非常にわかりづらいのですが、別の動画で見ると手数には圧倒的な差があります。(ちなみにその動画はかなり見づらかったので今回貼り付けるのは遠慮しておきました。)

 

どちらかというと間合いの取り方が上手く、アレンに攻めさせなかったという方が正しい。

パンチをもらわず、相手を挑発したりとかなり余裕を持って闘っています。非常に巧みなボクサーだ、ということはわかりました。ただ、どれほどのポテンシャルを持っているのか、というのは現時点では私には解りません。

たった3戦目で、世界1位を完封し、暫定ながら世界王座を獲得は間違いなく偉業。(しかもここまでの2戦では合計3Rしか闘っていないそうです。)

この偉業、過去にはセンサク・ムアンスリンとワシル・ロマチェンコが成し遂げています。

ただ、肩を並べた、と言っていいかどうかは甚だ疑問です。このWBAスーパーミドル級には、スーパー王者にカラム・スミス、正規王者にサウル・アルバレスが君臨。そしてこの暫定王座戦は「決定戦」。なぜ、この選手がこんなにも優遇されたのか。不思議な話ではあります。

さて、さすがにアルバレスはこの選手を相手にはしないでしょう。かといってカラム・スミスが闘うか、というと。。。???

暫定王者は暫定王者のまま、そしてアルバレスが返上するのを待って正規王者に昇格するという流れでしょうか。とすると、それまでにしっかりと「王者」としての証明を果たしてもらいたいですね。

ということで、今回の観戦記はWBAの大暴走(というか既にスタンダード)、暫定王座決定戦でした。まあ、ここまで見きれませんね。もういつの間にか暫定王者ができている、とか、なぜ必要か、とか、色々考えないようにします。

 

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