信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

今週末の注目興行!ターミネーターの復帰戦と、若手ホープの対決!他

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

今週も世界各地でボクシング!日本では平日開催の新人王戦(無観客)も含め、たくさんの興行があります。

特に8/9(日)には、愛知で中日本新人王戦、東京ではGENKOTSU興行、そして大阪ではCRASH BOXINGと、各地でボクシング興行に恵まれています。

その中でイチオシは、何と言っても大阪興行!好マッチメイクが揃っています。

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メインはウェルター級8回戦

矢田良太(グリーンツダ)vs藤井拓也(三迫)

浪速のターミネーター、矢田の復帰戦。前戦で別府優樹とのWBOアジア・パシフィック王座決定戦に臨み、倒し倒されの大激闘を演じた矢田。その後引退を表明するも、すぐに撤回。

 

そして対する藤井は、今年1月に5年半ぶりに復帰して勝利を挙げました。以前所属していた斎田ジムから今最も勢いがあると言っても過言ではない三迫ジムへ移籍、2戦目。

矢田としては勝って当たり前、絶対に落とせない試合。それもKOで勝たなければ先が見えてこない、という位置づけの試合です。藤井としては番狂わせで勝利をもぎ取れば一気に駆け上がれる試合、善戦でも評価を上げられる試合。

日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチ

下町俊貴(グリーンツダ)vs英洸貴(カシミ)

下町23歳、2017年度の全日本新人王。英(はなぶさ)21歳、2018年度の全日本新人王。注目のホープ同士の一戦!これはなかなか勇気のいるマッチメークですね。

ここまでのキャリアを考えると下町優位な気もします。カシミジムは地方(石川県)にありながらも存在感を大きく示すジムでもありますので、がんばってもらいたいです。

 

バンタム級8回戦

奥本貴之(グリーンツダ)vsデカナルド闘凛生(六島)

これもまた非常に興味深いマッチメーク。前日本スーパーフライ級王者、奥本の再起戦でもあります。相手が闘凛生(トゥーリオ)。大商大の主将を勤めた関西の元トップアマです。

ここで闘凛生が奥本を食うようであれば、一気に浮上できる大チャンス。奥本もまだ28歳、まだまだ若手に食われる選手ではないと思います。

今後日本タイトルに関わってくるボクサーはどちらか、を占う貴重な一戦!

58.5kg契約6回戦

前田稔輝(グリーンツダ)vs飯見嵐(ワタナベ)

2019年の全日本新人王前田と、2017年東日本新人王の飯見。こちらも注目のホープ対決が実現しました。日本拳法出身のボクサーといえば、距離感の優れたボクサーが多いように感じます。前戦、亀田京之介との1戦では、注目度は高かったもののそのポテンシャルを発揮できているとは言い難い内容でもありました。

7勝7KO(2敗)という飯見に対し、どのような闘い方を見せるかに注目です。

 

惜しむらくは、この興行を見れるところが見当たらない。。。RAISEさんがいつも配信してくれていたような気がしますが、現在は配信予定というのが載っていないのでわかりませんね。。。

Youtubeで生配信してくれるそうです!ありがとうございます!

こちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=xzHXsIuz4L0&t=0s

そして海外では、DAZN(マッチルーム)でWBC女子スーパーフェザー級タイトルマッチ、テリー・ハーパーvsナターシャ・ジョナスという1戦の他、PBCではウェルター級の暫定王座決定戦があります。

8/8(日本時間8/9)WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦

ジャマル・ジェイムス(アメリカ)27戦26勝(12KO)1敗

vs

トーマス・デュロルメ(プエルトリコ)29戦25勝(16KO)3敗1分

 

前戦でアントニオ・デ・マルコ(メキシコ)に勝利しているジャマル・ジェイムス。ジェイムスの唯一の1敗は2016年にヨルデニス・ウガス(キューバ)戦。ウガスはショーン・ポーターの持つタイトルに挑んだものの、判定で惜敗した選手です。

ちなみにこのウガスは翌2017年にトーマス・デュロルメにも勝利しています。

デュロルメはその他、2015年にテレンス・クロフォード(アメリカ)の持つWBO世界スーパーライト級タイトルへの挑戦経験(6RTKO負け)も持っていますし、2018年にはジェシー・バルガスと引き分けたこともあるようです。(WBCウェルター級のシルバータイトル戦)

ここまで闘った相手の質としては、デュロルメに軍配が上がります。

ジェイムスはウェルターとしては細めで、手足が長いです。どちらかというとアウトボクサー寄りだとは思いますが、振るうパンチは非常にダイナミックです。ただしさほどパワーは感じません。

 

どちらかというとその細い体躯を見て、見るからに打たれ脆そうと不安になります。

ハンドスピード、上体の動きは非常に良いです。どちらかというとディフェンシブに戦うパターンが多いかもしれません。

↓ジェイムスのデマルコ戦ハイライト

対するデュロルメの方が体幹が強そうです。パンチも思いっきり体重を乗せて打つジェイムスよりも、ややコンパクトに打てるデュロルメの方が強そう。ジェイムスがあまりにも大振りするようなら、デュロルメのパンチの方が当たりそうです。

 

ただ、ジェイムスも大振りしながらも頭の位置を変えていますし、動いている相手に対して連打を当てられるので、当て勘はいい方だと思います。

どちらが勝ってもおかしくない、そう思えるマッチメイクです。ただ、ウェルターとして1流どころか、というとそうでもない。そしてWBA世界ウェルター級暫定王座決定戦という肩書。正規王座は空位のため(スーパー王者にマニー・パッキャオ)、ここで勝てばすぐに正規王座に格上げなのか、もしくは謎でまた別の正規王座決定戦が組まれるのか。ということであまり注目もされません。(日本だからか?)

日本では見れなそうですが、こっそりデュロルメを応援してみようと思います。 

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