信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

SLUG FEST観戦記!早速のRAISE視聴。山内vs戸高、粕谷vs力石!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

本日行われた有観客の角海老興行、SLUGFEST。動画配信サービス、BOXING RAISE – ボクシング動画配信サービスさんで録画配信という情報だったので、翌日には。。。と思っていたのですが、念のため調べてみたら当日の夜、もうアップされていました!

 

素晴らしくスピーディーな対応!嬉しいです。月額980円で、過去まで遡って2000試合以上観られるというのは、ボクシング専門の動画配信サービスならでは。

いつも非常にお世話になっています。

ということで、今回のブログではSLUGFESTの観戦記!

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↓プレビューはこちらのブログからリンクへ!

boxingcafe.hatenablog.com

 

セミファイナル

粕谷雄一郎(角海老宝石)vs力石政法(緑)

注目の一戦!力石は日本フライ級王者、矢吹正道(緑)の実弟。兄に続いて飛躍できるか。

オーソドックスの粕谷、サウスポーの力石。粕谷がジリジリとプレッシャーをかけ、力石は小刻みにサークリング。互いに距離を測る展開。力石にはカウンターがあるので、粕谷も思い切って仕掛けられません。

2R、粕谷は上体の動きが少し出てきました。両者ともに警戒しながら、手数はあまり出ません。互いにジャブが浅くヒット。

3R、粕谷がプレッシャーを強めます。力石はリングを目一杯使って細かくサイド荷動きながら、ジャブ。軽いヒットはありますが、ダメージを与えるパンチではありません。やはりともに大砲を当てたいですね。終盤、粕谷の右と力石の左が交錯する場面も。

力石のジャブ、長いですね。粕谷なかなか入れませんし、入ったら入ったでクリンチで追撃を断たれます。このラウンド、力石の左ストレートが何度かヒット。粕谷の右も入りますが、このラウンドは力石か。

早くも半分。緊張感はあるもののジャブ意外の手数の少ない両者。

5R、やや危ないタイミングでのバッティング。粕谷、色々な入り方を試してはいますが力石はよく見て対処しています。

 

6R、粕谷、ロープへ詰めても追撃をやはり身体をくっつけられてかわされます。思ったように攻められません。一発は入れられても、二発三発は入りません。しかし強引に攻めた粕谷が、ここで右を当て力石をのけぞらせます。しかし力石もこのラウンド終盤、左ストレートをヒット!

7R、ペース的には前ラウンドまでと同等ながら、近い距離では打ち合い。白熱してきました!粕谷のフックは思い切りがよくてパワフル。離れ際の力石の左ストレートも素晴らしい。

ラストラウンド、なんだかあっという間。お互いが自分の闘いを貫いたここまでのラウンド、そしてそれはラストラウンドになっても変わらず。サイドにまわりながらフックをひっかける力石、前にでる粕谷。力石は左ストレートのカウンター、そして返しの右フックが秀逸。ラストは互いに手を出し、ゴング。

力石政法の3-0判定勝利(78-74×2、79-74)

粕谷は攻めきれなかったですね。各ラウンド、接戦ではありましたがどちらかというと力石のクリーンヒットが上回っていたように思います。そして全体的にはやはり力石のペース。

力石、リーチもあって懐には入りづらいのでしょうか。ただ、兄と比べると待ちのボクシングが過ぎるという点において、遅れをとっているように思います。

 

日本ランカー対決を制したことで、ランキングは上がり、よりチャンピオンへの挑戦は近くなりますが、このボクシングでは挑戦者としてちょっと厳しい気もします。何せ現在のライト級王者は、あの吉野修一郎(三迫)。

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しかし、素晴らしいタイミングを持っている力石、これからの成長も楽しみです。離れ際の左ストレート、相手のは入り際の右フック。これに兄・矢吹のような怒涛の詰めが加われば、見ていて更に楽しみなボクサーになっていきます。

これからの力石に期待です!

メインイベント

WBOアジア・パシフィック フライ級王座決定戦

山内涼太(角海老宝石)vs戸高達(レパード玉熊)

1R目から両者近い距離で手を出します。セミファイナルとは全く違った展開。その中でも目を引くのは山内のジャブ。まっすぐに伸びるジャブは戸高の前進を阻み、後続打を出しやすくもします。

戸高もひるまず、低い姿勢から左右を振ります。山内の方が連打の回転、コンビネーションの強弱が上手で打ち合いでは上回りますが、戸高のパンチも結構当たります。

 

2R、戸高はフック系のパンチでボディからの攻撃。山内はジャブを起点に攻めます。

近距離での打ち合いはフィジカルで勝る戸高に分があるか?戸高の振り回すフックでよろめく場面の多い山内。手数とコンビネーションで対抗します。

3R、距離が近くなり、打ち合いの様相を呈してきました。山内は中間距離で戦った方がやりやすいでしょうし、戸高としては近距離で乱戦に持ち込みたいのだと思います。

山内は戸高をよく見て、空いている所にパンチを放り込んでいきます。ここで山内の右アッパーで戸高が膝をつくダウン。

再開後、もう一度右アッパーで大きく腰を折られた戸高、連打に晒されますがゴングに救われます。

ここで、戸高のセコンドが棄権を申し入れたのでしょうか、レフェリーが試合をストップ。

山内涼太の3R終了TKO勝利。

 

戸高としては戦前から「これで最後」と明言していたので、セコンドとしても無理はさせず、第一目的としては無事にリングから下ろす事だったと思います。その気持ちは非常によくわかります。

ストップの瞬間、戸高は納得いかなそうでした。勿論その気持ちもわかります。ただ、戦前から「最後」と決めている試合であれば、セコンドの判断は正しかったのでしょう。

技術的に勝る山内を相手に、戸高は気持ちを全面に押し出し、怯まずによく戦ったと思います。3Rという短い闘いではありましたが、初戴冠を目指す山内の意地も感じた好ファイトでした。

山内には、戸高の分までがんばってほしいですね。

明日までネット断ちする予定でしたが、おかげ様でその日のうちに観ることができてありがたいです。BOXING RAISEさん、今後も期待しています!

ということでこの後はその他の3試合を観ます!

 

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