信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

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A-SIGN興行を視聴。物語の終わりと、新たな始まり。【観戦記】

A-SIGN!いよいよボクシング界の新たな試みがはじまりますね。選手たちのドキュメント映像、そして主催者側の発信も多く、非常に透明な運営で、ボクシングファン以外からも注目されるイベントとなったと思います。

やはりアスリートはそれぞれのストーリーが非常に大切だな、と感じさせてくれたこのファーストレートPresents A-SIGN.BOXING興行。

 

この8/31をもって、ひとつの物語が終わると仮定すれば、非常におもしろいドラマだったと思います。そしてこのドラマを礎に、また新たなドラマを紡ぎ出していく。

1人のボクサーに焦点をあて、そのボクサーの一戦を見てもらう事で相手選手も含めてボクサーを知れて、又は知りたくなって、次の試合につながっていく。そうしてつながっていくボクサーとボクシングファンたちの「出会い」こそが、未来のボクシング界を担っていくのだと思います。

そういった意味で今回焦点をあててもらったノーランカーのボクサーたちにとって、そしてそれを知れた我々にとって、とても有意義な興行だったと思います。

おまけに、この興行は素晴らしい試合が多かった事も、勿論ボクサーへの金銭的な還元が結果的に高かったことも、この興行が「成功」といっていい内容だったという感じがします。

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以下、観戦記。

原翔太(高崎)vs富岡浩介(REBOOT.IBA)

1R開始!とてもリラックスした状態の新人王戦優勝候補の富岡。1Rは互いに様子見のラウンドではあるものの、富岡がプレッシャーをかけ、その富岡のカウンターを警戒して原は前に出られません。2Rも同様の展開で、このペースでは原にポイントは流れないので、どこかで打ち破っていかなければなりません。

3Rには若干原の手数が増えます。富岡も待ちだけではなく、自分から試合を作れるようになった方がいいなあと感じます。ラストラウンドは自分から攻めた富岡、フルマークの判定勝ちでした。全てにおいてハイレベルな富岡浩介。しかしやはり新人王戦では圧倒的な力の差があると思うので、倒して勝ってほしかったです。

また成長した姿を見せてもらいたいです。

牛島龍吾(八王子中屋)vs大保龍球(神奈川渥美)

長身の牛島、ファイターの大保。1Rからダウンの応酬。双方ダウンを奪います。大保が右ストレートでダウンを奪うと、ラウンド終盤、牛島が左カウンターで大保もダウン。

2Rにも牛島は右ストレートでダウンを奪います。そのダウンからしっかりペースを握った牛島は、3Rからジャブが機能。牛島は、前回のスパーリングを観た時よりも抜群によく、本番に強い選手なのかもしれません。上体のディフェンスもいいですし、サイドステップも良い。

 

4R、5Rも牛島のジャブが機能し、右ストレートでのカウンターを狙います。それでも打たれる事を恐れず前に出る大保の強いハート。こちらも左フック、左ボディのタイミングはしっかり合っています。

気の抜けない6Rが終了し、牛島が判定勝利。(3-0)

鯉渕健(横浜光)vs山口拓也(ワールド日立)

大注目の山口。ずんぐりの体型、お世辞にもボクシングが上手いとはいえません。ただあのドキュメントタリーを見た後なので応援してしまいますね。

1Rから鯉渕がしっかりしたガードから山口の打ち終わりにパンチをまとめ、優位に立ちます。

2R開始早々、山口がダウン!1Rからいいタイミングでパンチを打ち込まれていた山口は効いてしまいましたね。もう一度アッパーでダウンを奪われ、立ち上がるもレフェリーがストップ。

非常に変則なタイミングでパンチを打ってくる山口に対し、しっかりとしたボクシングで対応した鯉渕。大注目の試合ということで鯉渕のプレッシャーも相当なものだったでしょうね。

谷口彪賀(八王子中屋)vs龍神佳輝(ワタナベ)

どちらもしっかりしたボクシングをします。互いに距離をはかりながら、攻め込むタイミングを探します。どっしりと構える谷口、そのまわりをサークリングする龍神。

1Rは互角の展開、2Rも互角の展開です。お互いの出入りの際の一瞬の攻防の中でのクリーンヒットがあるかないか、という非常に差の少ない展開です。

 

3R、谷口のプレスで龍神の下がり幅が大きくなってきています。このラウンドは谷口の左ストレートが何度かヒット。ノーモーションでキレイな左です。4Rも落ち着いている谷口のペース。中間距離では谷口優位なので、くっついて勝負したい龍神。5Rの終盤には谷口が接近戦を受けて立つ場面もあります。

6R、龍神の大振りのパンチは全て見切っている様子の谷口。龍神は近づいてコンパクトなパンチに望みを託したいところです。このラウンド終盤、接近してありったけのパンチを叩きこんだ龍神ですが、谷口はしっかりガードしてしのぎ、試合終了。谷口の判定勝利。(3-0)

佐々木尽(八王子中屋)vs赤岩俊(マナベ)

いきなり倒しにかかる佐々木。開始30秒で佐々木の左フックで赤岩がダウン!!赤岩は立ち上がりますが、レフェリーがストップ。日本ランカー赤岩に何もさせず、圧倒的勝利の佐々木。

身体の分厚さがすごいですね。19歳、まだまだ身体が出来上がっていく途中でこのパワー。赤岩の攻撃に対し、ガードしていましたが、そのガードがものすごく固そうだったのが印象的です。相手のパンチを受けても全くぶれない。ちょっと想像以上。

これから楽しみな選手ですね。

 

ここでメイン前に伊藤雅雪(横浜光)vs三代大訓(ワタナベ)という1戦が発表!東スポがフライング発表したやつですね。。。11/5、場所は墨田区総合体育館。ライト級10回戦。

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坂井祥紀(横浜光)vs重田裕紀(ワタナベ)

ファーストヒットは重田のジャブ。坂井はガードをしっかりと上げ、プレッシャーをかけます。1Rは重田が緩急をつけた攻撃。坂井は距離を詰めて強いフックを振るいます。

2R目も遠い距離では重田が上手い。坂井の勝機は近い距離で強いパンチを振るうということですが、重田の左は多彩で、なかなか近づけません。

しかし3R、いよいよその状況を打破しにかかった坂井。このラウンドは坂井の距離で闘う時間が増えます。そして4R、おそらく距離をとりたい重田ですが坂井の距離で闘ってしまいます。坂井は体で押しながら、クリンチ際でも右を上手く打ちます。

 

5Rは開始直後は重田が良いジャブをつきますが、すぐに近い距離での打ち合い。坂井ペースにはなっていますが、重田もがんばります。

6R、7Rも近い距離での打ち合い。本当にメキシコ人のような坂井のファイトスタイルですが、重田も非常に打たれ強いですね。

そして最終ラウンド、坂井の距離で打ち合い。重田も接近戦は非常に上手く、クリーンヒットをいくつも奪うのですが、いかんせんいいパンチをもらっても坂井の姿勢は全く崩れません。馬力、スタミナに勝る坂井に対し、意地を見せた重田。素晴らしい試合でした。

坂井の判定勝利(3-0)

この後、伊藤vs三代の記者会見も。三代大訓が「憧れ」で「目標」と語った伊藤雅雪との対戦。この試合は、コロナがなければ決まらなかったであろう一戦です。

階級は、お互いにこれからの試合をライト級で闘おうと決めていた、とのこと。そうなると三代はOPBF王座は返上でしょうか。

そして、11/5の試合も今回のようなプロモーションを考えているようです。

スパーリングした時の印象を聞かれた両者。伊藤→三代「ジャブが上手く崩せない。」三代→伊藤「右のカウンターが上手く、目が良い。」

 

伊藤は中に入って闘いたい、三代は入らせたくない、という構図になると思います。三代の方が距離が遠いですが、伊藤もストレートが得意なパンチャーなので、噛み合う良い試合になりそうですね。

11/5の試合楽しみです!

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この勝者と、吉野vs細川の勝者が闘い、勝った方が世界に行くともっといいですね。

↓これまでのライト級挑戦の歴史

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