信太のボクシングカフェ

信太のボクシングカフェ

ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

週末の国内外の注目試合!目玉はデビン・ヘイニーvsユリオルキス・ガンボア!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

いよいよ明日は、中谷潤人(M.T)の世界初挑戦!

本日11/5、無事に計量をクリア、そしてPCR検査も陰性とのことで、無事に興行が行われます!

2020年に入って、日本国内で世界戦が開催されるのは初めてのこと。年末の興行の話がまだこのブログ執筆時点では出てきていませんが、京口vsシムシーの開催がされなければ、ややもすると今年唯一の国内開催の世界戦となってしまうかもしれません。

 

ともあれ、中谷潤人の戴冠にひたすら期待を込めて、明日はテレビの前で応援したいと思います。

↓プレビュー記事はこちら 

boxingcafe.hatenablog.com

さて、今回は今週末に控える国内外の興行をプレビューしていきたいと思います。

まずは国内編から!

【国内編】

11/7(土)ダイナミックグローブ

井上岳志(ワールドスポーツ)18戦16勝(10KO)1敗1分

vs

ワチュク・ナァツ(マーベラス)8戦6勝(3KO)2分

この興行のメインイベントは、日本ミドル級タイトルマッチで王者竹迫司登(ワールドスポーツ)が国本陸(六島)の挑戦を受ける予定でした。しかし、竹迫が左肩を負傷、この試合は延期となってしまいました。

なのでこの日のメインはセミファイナルだったこの一戦。

現WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級王者である井上岳志が、新鋭、ワチュク・ナァツとのノンタイトルマッチに挑みます。

 

世界挑戦経験者である井上岳志は、ハイメ・ムンギアを大いに苦しめた実力者。重量級において、「世界との差は思っているほどない」と、日本のボクシングファンに示してくれたボクサーです。

過去に同級日本王座、OPBF王座も獲得経験があり、キャリア、実績ともに対戦相手のナァツを大きく上回ります。

対するナァツは、プロデビューが2017年、翌年の新人王戦に出場し、東日本新人王となります。全日本新人王決定戦では引分け勝者扱いとなり全日本新人王に。

前戦は今年の2月1日、注目の日本タイトルマッチの前座で豪快なKOで帝拳ジムの辻本純兵を屠り、ボクシングファンにその名をアピールしました。

 

(辻本純兵は11/6のアンダーカードに出場予定です。コチラもチェック。)

↓その時に観戦記を書いていましたが、ナァツの記事は書いていませんでした。。。

boxingcafe.hatenablog.com

これはTV中継されていたので、見た人も多いと思います。

まだまだキャリアは浅いですが、ナイジェリア人の父と、日本人の母を持つナァツはフィジカル、身体能力に強みを感じます。

かなりワイルドにフックや右のスイングパンチを振っていくイメージがありますので、もともとの階級差(ナァツはミドル級、井上はスーパーウェルターと1階級違います)もあり、一発当たれば解りません。

但し、井上もフィジカルの強さには定評があり、フィジカルモンスター・ムンギアに超接近戦をしかけ、ムンギアを下がらせるほどでした。

ボクシングは何が起こるかわかりません。もしかすると、前戦2月の試合から、若さで勝るナァツ(23歳)が大きく成長をしている可能性もあります。

 

この試合はコロナ禍でなければ実現困難な一戦でしょう。

井上にとっては試合間隔が開かないようにする、というくらいしかメリットはなく、逆にナァツにとっては普通は対戦できないジャイアント・キリングをかますチャンス。

両者にとってのこの1戦の意味合いは大きく違います。

それでもなお、井上のキャリア、そして上を目指すモチベーションが勝るのか、それともナァツの若さと勢い、善戦しさえすれば評価があがるという持たざる者の強さが光るのか。

当然予想としては井上ですが、ナァツがどこまで食い下がるのか、非常に楽しみな一戦です。

11/10(火)に数日遅れのディレイ放送ですが、日テレG+で放送です!

 

セミファイナルには長谷川慎之介(ワールドスポーツ)も登場!藤井貴博(金子)のYoutubeチャンネルを見て非常に応援したくなったボクサーです。

このチャンネルは、普段光のあたりにくいボクサーたちにスポットを当て、ドキュメンタリーを制作しているチャンネルです。非常におもしろいです。

私は全部拝見していますが、とにかく作りがかっこいいですし、出演するボクサーが自分のことばで語っている分、心に響きます。

未視聴の方は、是非。

↓長谷川選手の感動のドキュメンタリーはこちら。

 

11/8(日)新人王地区対抗戦

中日本新人王(中部地区)と、西部日本新人王(九州・沖縄地区)の決戦です。

この一戦の勝者が、西日本新人王(関西・中四国地区)との西軍代表決定戦を経て、全日本新人王戦へと臨みます。

今年はどんな激戦が繰り広げられるか。

【海外編】

11/7(日本時間11/8)

WBC世界ライト級タイトルマッチ

デビン・ヘイニー(アメリカ)24戦全勝(15KO)無敗

vs

ユリオルキス・ガンボア(キューバ)33戦30勝(18KO)3敗

「ザ・ドリーム」というニックネームのデビン・ヘイニー。フロイド・メイウェザー2世と呼ばれ、早くからプロスペクトの一人として認知されていました。

戦績のうちの多くは、「大切に育てられた」マッチメイクではあるものの、2018年には日本でもお馴染みのファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)を撃破、2019年9月のWBC暫定王座戦ではザウアー・アブドゥラーエフ(ロシア)戦では11勝(7KO)無敗の相手を寄せつけず、完勝。

 

少々粗さは目立つものの、スピーディで、反射神経が良く、シュガー・レイ・レナードからの系譜を受け継いでいるようなセンス溢れるボクサーです。まだ21歳という若さであり(試合の10日後に22歳)、勿論まだまだ伸び盛り。

おそらく体も大きくなっていくでしょうから、ライト級にそこまで留まる事はできなさそうです。

距離感に非常に優れ、中間距離での攻防を得意としており、ハンドスピードが早く、ジャブやスイング系のパンチで相手を痛めつけます。リーチも長い。相手からすると非常に戦いにくいボクサーでもあります。

この世代(現在20代前半)のライト級は本当にすごいですね。

先日ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を破り4団体統一王者となったテオフィモ・ロペス(アメリカ)をはじめ、このヘイニー、そしてジャーボンタ・デービス(アメリカ)、ライアン・ガルシア(アメリカ)。

 

その中でもこのヘイニーを、次世代のスーパースターの筆頭に上げるファンも多いでしょう。

そしてこの中でライバル対決に最も近いのは、もしかするとこのヘイニーとライアン・ガルシアかもしれません。

今回、ヘイニーはガンボアとWBCの正規王座を争いますが、12月にはライアン・ガルシアがルーク・キャンベル(イギリス)を相手にWBC暫定王座を争う予定になっています。

 

ともにこの試合をクリアすれば、団体内王座統一戦として両者が激突することとなるはずです。ただ、キャンベルは超がつくほどの強敵。思惑通りにいくかどうかはわかりません。

閑話休題。

ユリオルキス・ガンボアは、既にレジェンドと言われても良い部類のボクサーです。

キューバからの亡命組ということで、非常に不遇ながらもフェザー、スーパーフェザー、ライト級(ライト級は暫定)の3階級を制覇し、ライト級に上がるまで負けはなし。

2014年にテレンス・クロフォード(アメリカ)、2017年にロビンソン・カスティリャノ(メキシコ)、前戦ではジャーボンタ・デービスに敗北を喫しますが、その厳しいキャリアを振り返ればたった3敗です。

特にデービス戦では、2Rにアキレス腱を断裂しますが闘い続け、最終回にストップされたものの脚を引きずりながら闘う姿には感動すら覚えました。

 

ガンボアも、若い頃は本当に才能豊かなボクサーであり、プロモート面での不遇と、自身の起こすトラブル(逮捕や体重超過)がなければ、実績はこんなものではなかったと思います。

とはいえ、このマッチメイクは間違いなくヘイニーのためのマッチメイク。

ヘイニーは「タンク」デービスより距離が遠くやりづらいと思います。老雄ガンボアはヘイニーのスピードについていけないと思います。

それでも、闘い続けるガンボアがどのように仕上げ、若きヘイニーに向かっていくのか。個人的に同年代なので気持ちが入ってしまうガンボアのキャリア終盤、しっかりと見届けたいと思います。

この一戦はDAZNで生配信!

日本時間11/8(日)10:00〜です。

f:id:boxingcafe:20201105212611j:plain

↓DAZN加入はこちらから!

DAZN

 

ではでは、今週も楽しんでいきましょう!

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ