信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ティム・チューvs井上岳志!セミも注目の豪州戦は、アジア最強決定戦!

日本ボクシング界が誇る中量級の雄、井上岳志がオーストラリアへ旅立ちました。

専門誌の情報だと、隔離期間のことも含めて10月下旬にはオーストラリアに旅立つ、ということでしたが、ここまで伸びたのはオーストラリアへの入国に際しての規制が緩和された、ということがあるのかもしれませんね。

ともあれ、試合日は11/17、場所はオーストラリアのシドニー、クドス・バンク・アリーナという会場だそうです。

オーストラリアメインイベンツ社の興行で、オーストラリアではPPVで59.95$。このPPVを購入すれば日本でも見れるのか?はちょっとまだわかりません。とりあえずPPVの販売元である「Kayo SPorts」のサイトにはつながりますね。

 

これまでチューの試合は、アメリカのESPNで放送してくれていたので、ESPNと契約している私は視聴の機会に恵まれていましたが、試合の約1週間前になってもESPNのリストに載っていないので、今回はないのかもしれません。

残る望みは謎の多いFITE.TVですが、こちらも11/8(月)現在、記載はありません。

↓ニュースが飛び交った時の記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

ともあれ、せめて日本だけではどこかで見られれば良いな、と思っていますが、井上岳志のアップセットに期待をよせつつ、今回のブログはオーストラリア興行のプレビュー記事です。

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11/17(水)オーストラリア

WBOグローバル・WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチ

ティム・チュー(オーストラリア)19勝(15KO)無敗

vs

井上岳志(ワールドスポーツ)17勝(10KO)1敗1分

WBOのトップコンテンダー、ティム・チュー。コスタヤ・チューを父に持つサラブレッドは、オーストラリアでそのキャリアをスタートさせ、その血統はさることながら、そのエキサイティングなファイトスタイル(こちらも父親譲り)でまたたく間にスター選手となり、オーストラリアボクシング界期待の星として今の地位を築きました。

とりわけ、全世界がチューに注目した試合は、2020年8月、コロナ禍の中で行われたジェフ・ホーン戦。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

当時のオーストラリアは、他の先進国に比べてコロナの影響はほとんどなく、多くのお客さんが観戦したこの試合で、元王者のホーンを完璧な形で降しています。

あのマニー・パッキャオを降し、オーストラリアの英雄となったホーンは、初回から得意のラフファイトに巻き込もうとしますが、チューのオーセンティックなボクシングの前に為すすべなし。チューの強さが非常に際立った試合でしたし、基本に忠実なボクサーがラフファイトに苦しめられる構図は多く見てきましたが、全くもってそうならなかったことは、地力に差があった、と捉えられます。

偉大な父、コスタヤに勝るとも劣らない才能を持つこの息子は、その後ボーウィン・モーガンを初回KO、世界挑戦経験者であるデニス・ホーガンを5RでTKO。

 

その後、ホーンと1勝1敗と星をわけているマイケル・ゼラファとの対戦が決まりましたが、ゼラファが直前で翻意、代役スティーブ・スパークを3RTKOに退けています。

↓チューの最新試合!

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そして次戦が世界タイトル戦か、と思っていましたが、スーパーウェルター級は今年7月、4団体統一戦が行われるもドローで統一王者が決まらず。

正直、WBO王者のブライアン・カスターノは狙い目の王者か、とも思っていたのですが、蓋を開けてみればそんなことはなく、3団体統一王者のジャーメル・チャーロに勝るとも劣らないファイトを見せました。カスターノの勝利を推す識者も多いようですね。

 

ということで、すんなり世界戦といかないチューは、ここで世界タイトルへの最終戦を挟むことになりました。

その相手が、なんと井上岳志。

日本のスーパーウェルター級においては、確実に頭一つ抜きん出た存在であるこの井上は、2014年にプロデビューした元アマエリート。

デビュー戦ではのちの日本スーパーライト級王者となる永田大士(三迫)と65.5kg契約戦で引き分けでしたが、その後は連戦して連勝。2017年に渡部あきのりを撃破、斉藤幸伸丸を破って日本タイトル初戴冠、防衛戦では長濱陸を退けて王座返上、同年のうちにOPBFとWBOアジアパシフィックタイトルを獲得するという快進撃。

 

その防衛戦で野中悠樹(当時井岡弘樹)を退けたあたりで、国内に敵なしとなりましたね。

そしていよいよ迎えた世界初挑戦でしたが、王者はスター候補、ハイメ・ムンギア(メキシコ)。下馬評圧倒的不利の中ではありましたが、ポイント差以上に善戦、若き王者ムンギアを大いに苦しめました。

その後再起戦で現在保持するWBOアジアパシフィックタイトルを取り戻し、現在4連勝中です。

学生時代から取り組んできたというウェイトトレーニングの恩恵か、強いフィジカルを持ち、ショートの距離での攻防が得意。世界戦での初黒星のあとは、中間距離での右ストレートにも磨きをかけています。

前戦、2020年11月の試合では新鋭、ワチュク・ナァツ(マーベラス)に苦戦を強いられましたが、その後ナァツが細川チャーリー忍(金子)に勝利したところを見ると、ナァツが実力者だったということがわかります。

さて、元王者を破って以降も快進撃を続けるオーストラリアのヒーロー、ティム・チューに、チューのホームであるオーストラリアで挑む井上岳志に勝機はあるのでしょうか。

 

当然、オッズはチューに傾くでしょう。世界的に見れば、ここまでのパフォーマンス、戦ってきた相手を考えると当然のことです。

しかし、井上の戦ってきた相手というのも、ムンギア以外にも強豪だらけ。というか、日本においては重量級と言えるこの階級の猛者全てを降してきている、と言っても過言ではないのです。

そしてもう一つ、専門誌等のインタビュー記事を読むと、井上岳志陣営、ワールドスポーツジムとしては、もう1年以上前からチューにオファーを出していた、ということなのです。

これはティム・チューというライジングスターに対して勝機を見出し、その地位にとってかわる、という自信があるからこそ、だと思います。

我々にとっては青天の霹靂だったこの一戦は、井上陣営にとっては練りに練った状態で訪れた、最大のチャンス。その勝機が何か、というのは分かりませんが、私如きでは見えない、その勝機に期待したい。

 

IBOインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチ

ウェイド・ライアン(オーストラリア)19勝(7KO)9敗

vs

ワチュク・ナァツ(マーベラス)7勝(3KO)2分1敗

セミファイナルに登場するのが、井上に善戦したワチュク・ナァツとは非常に粋。いくつかの地域タイトルを獲得してきているウェイド・ライアン、敗北の多い戦歴というのはかなりのもので、ティム・チューやマイケル・ゼラファと戦って(敗北)おり、9敗のうちKO負けは1度のみ、のようです。そのKO負けというのもデビュー4戦目、4回戦の頃のもので、TKO負け。チューにもゼラファにも判定まで粘っています。

映像を見てみましたが、じゃあディフェンスが良いか、と言われるとそんな風ではなく、どちらかというと痩身に見える体型ながら、かなりのタフファイターに思います。上手いというよりも、頑丈さを活かしてブロッキング、そして打ち返す、というボクサーですかね。リーチはありそうですが。

 

2018年の全日本新人王、ワチュク・ナァツ。2020年2月、(個人的に)評価の高い辻本純兵(帝拳)を2Rに豪快な右でダウンさせ、そのままストップに持ち込んだ一戦は非常に衝撃的でした。

その後、井上岳志に善戦、そして前戦では前OPBF東洋太平洋ミドル級王者である細川チャーリー忍から勝利をもぎ取りました。

この試合は本当に見事、井上に善戦したことが大きな自信につながっていたのかもしれません。階級上のチャーリーに体負けせず、パンチの強さ、スタミナ、タフネス、様々なファクターで上回ったように見えましたね。

井上戦での敗戦を契機に、また一つ殻を破った感じのあるナァツ、正直このライアン相手ならかなり分の良い戦いができるのではないでしょうか。特に、このライアンは、前に出てきてくれる選手のため、おそらく展開は打撃戦、そうなるとナァツの方がパワフルで、回転力もあると思います。

 

願わくばチューも倒せなかったこのライアンを倒し、井上へつなげてもらいたい。

日本のフィジカルモンスターに期待

井上岳志も、ワチュク・ナァツも、世界的に見てもかなりフィジカルが強い方ではないか、と思っています。

チューはまだ底を見せていないボクサーだと思いますが、少なくともウェイド・ライアンよりはワチュク・ナァツの方がフィジカル的には強いと思います。

ハイメ・ムンギアを苦しめたほどの井上のフィジカルと、その井上に敗れはしたものの渡り合ったナァツ。2人の日本人スーパーウェルター級の雄が、敵地オーストラリアに乗り込む。心踊りますね!

 

見逃せない一戦です!!!!!

リアルタイムで見れないですけど。。。。。

ところで、井上拓真vs和氣慎吾の一戦は、FODプレミアムで生配信が決まりましたね!

FODプレミアムに登録すれば、ライブ視聴可能だそうです。配信は11/11(木)19:00〜、皆さん急いで登録しましょう!!

↓FODプレミアムヘの登録はこちら

FODプレミアム↓井上拓真VS和氣慎吾のプレビュー記事はこちら

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試合まであと2日、というところで生配信が発表になった。。。と考えると、まだこの井上vsチューも諦めきれません。本当はWOWOWに期待していましたが、今回はなさそうですね。

ともあれ、配信が見れそうな所があればツイッターとこのブログでお知らせしたいと思います。どなたかここで見れるよ、ということを知っていましたら是非教えて下さい。

 

 

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