以前から情報が飛び交っていた、11/6の興行。
本日いよいよ公式の発表がありました!
11/7(土)のチャンピオン・カーニバル、日本ミドル級タイトルマッチ(竹迫vs国本)がG+で生放送ではなく、ディレイ放送だったのできっとこの試合が生中継となるだろう、と思っていました!(後出しジャンケン。。。)本当です。
いよいよ待望の中谷潤人の世界戦、2度の延期を経て開催です!
※中谷潤人のブログより
WBO世界フライ級王座決定戦
ジーメル・マグラモ(フィリピン)25戦24勝(20KO)1敗
vs
中谷潤人(M.T)20戦全勝(15KO)
当初は今年の4/4に予定されていましたが、コロナにより8/21に延期。しかしその時もマグラモが入国できずに延期。次の日程は発表されないままでした。
しかし数日前、11/6に開催の報が流れ、マグラモはPCR検査を受けて問題なしというお墨付きが出たところで無事来日、そして正式発表となりました。
↓中谷潤人については、過去のブログで詳しく書いています。
中学を卒業し、高校へ行かずにアメリカにボクシング留学。
東日本新人王となり、西軍代表の現日本ライトフライ級王者、矢吹正道(緑)に勝利して全日本新人王。
そして新設された日本ユースフライ級王座決定戦で現日本フライ級王者、ユーリ阿久井政悟を退け、ユース王者に。
その後は日本タイトル挑戦者決定戦に勝ち、挑戦権を手に入れるも当時の王者黒田雅之(川崎新田)が世界挑戦のため返上、日本王座決定戦で勝利して日本タイトルを獲得。
そして元世界王者、ミラン・メリンド(フィリピン)に圧勝し、今回の王座決定戦を迎えました。
一歩ずつ、着実に、焦らず騒がず、そのキャリアを構築してきた中谷潤人。
世界に最も近い日本のスーパーホープが、いよいよ世界王者となる日がやってきました。
とはいえ、ジーメル・マグラモも世界ランク1位、侮れません。
マグラモは手数の多いファイタータイプのボクサーです。
しかし、中間距離で戦えば懐の深い中谷有利でしょうし、中に入ったとしても中谷は接近戦の旨さもあります。
自らの特性をよく理解し、長身から繰り出されるアッパーカットはファイターにとって脅威です。
中谷が負ける姿は想像できません。きっとこの日は中谷の日になるでしょう。
そして、現在の日本人世界王者は井上尚弥をはじめ、村田諒太、岩佐亮佑、井岡一翔、京口紘人、寺地拳四朗の6人。
この王者たちは長く世界王者やその近くに居続けるボクサーであり、本当の「新」王者の誕生となると2018年末、井上拓真が暫定タイトルを獲得したところまで遡らなければなりません。
中谷潤人なら、きっとやってくれると思います。
そしてフライ級は、日本ボクシング界草創の頃から非常に馴染み深いタイトルです。
↓過去の日本人世界フライ級王者をまとめた記事です。
この末尾に、中谷潤人が名前を刻んでくれると思います。
↓現在のフライ級の世界王者たちの紹介。
ちなみにWBCフライ級王者、フリオ・セサール・マルチネスは今週末に防衛戦!
相手のモイセス・カジェロスはなんと5ポンド以上のオーバーウェイトのようです。
↓プレビュー記事
さすがダイナミックグローブ、生放送!!
この一戦は、先に述べた通り日テレG+で生放送!第一試合、17:45〜からです。
BS日テレでは19:00〜生放送。地上波でも深夜27:19〜放送予定だそうです。
ここまで放送してくれると本気で見たい人は見れるからいいですね。
フジやTBSの関東ローカルのみよりよほど良い。日テレは昔から素晴らしいです。
セミファイナルには辰吉寿以輝!!
そしてセミでは辰吉寿以輝(大阪帝拳)も登場。我々世代の最高のヒーロー、辰吉丈一郎を父に持つ2世ボクサーは、プロ叩き上げの13戦全勝(9KO)という記録を打ち立てています。
「辰吉」の名はボクシングファンにとって特別なものです。
前戦で日本ランカーに勝利したものの、まだ強豪との対戦は少なく、やはり試されていない部分が多いボクサー。
しかし、その「辰吉」の名に負けず、そのプレッシャーをバネにここまで戦績を積み上げてきたのは非常に立派に思います。
日本タイトルまであと少し、無条件で応援してしまうボクサーなので頑張ってもらいたいです。
ちなみに、これまでの辰吉寿以輝の試合の多くは「あすリートチャンネル」で見る事ができました。過去試合もまだ見れるのかもしれません。
会場は無観客試合で行われるようですので、そこは非常に残念ですが、久々に世界王者誕生!の瞬間をテレビで見届けたいと思います。
11/1に井上尚弥、11/3に京口紘人、11/6に中谷潤人。
堰を切ったようになだれ込んできた世界タイトルマッチ3連発!来るべきボクシングウィークに向けて、皆さんもご自愛下さいね!