今週末の興行。海外では「ダーク・デストロイヤー」ナイジェル・ベンの息子で、「デストロイヤー」コナー・ベンが登場です!
そして同日(日本時間では1日前)、DANGAN興行では内藤律樹vs今野裕介の他、注目試合が盛りだくさん!
これを前座から全て、会場の雰囲気そのままに生配信してくれるBOXING RAISEさんには本当に感謝です。生配信の頻度は通常だいたい月に1度くらいでしょうか、コロナ禍で一時減りましたが、最近はめっきり復活。
そして生配信でなくてもノーテレビの試合は当日の夜、もしくは翌日くらいには既に上げてくれています。
↓BOXING RAISEへのリンク(月額980円で見放題)
地方のファンには本当にありがたい。
そして今回の興行では、興行の裏話をメールマガジンで配信してくれていました。これは試合自体が非常に楽しみになる素晴らしい試み。生配信のものについては、是非続けてもらいたいなと思います。
↓そんなDANGAN興行のプレビュー記事。
さて、前回のブログで書ききれなかった、来週(11/23以降)の注目記事をピックアップしていきます。
11/23(月・祝)三田から世界へ(第一部)
メインイベント
ライトフライ級6回戦
小西伶弥(サンライズ)vs高山勝成(寝屋川石田)
「みた」ではなく「さんだ」市です。ちなみに。
丸元大成ボクシングジムの興行はもう16回を数えるようですね。
世界挑戦経験者であり、現在も世界ランカーである小西。17勝(7KO)2敗という好戦績を維持しています。ちなみに2敗は世界王者(フェリックス・アルバラードとカルロス・カニサレス)のみ、世界王者に次ぐ実力の持ち主であるとも言えます。
サンライズジム移籍後、初戦となる小西。(とはいえ、このサンライズジムは元々の真正ジム跡地にオープンしていて、トレーナーも変わらないので環境的には変化はないようですが。)
世界線からの再起戦であり、移籍初戦となる小西、仕切り直しの初戦を勝利で飾れるのでしょうか。
そして対するは日本で初めて、メジャー4団体を制覇した高山勝成。統一ということではなくそれぞれで獲得と陥落を繰り返してはきましたが、日本でのIBF認可前に同タイトルをメキシコで獲ってきたり、プロ引退後東京オリンピックに挑戦したりとその行動力は唯一無二です。
プロボクシングとしては、2016年8月、この興行の第二部の主役である加納陸(大成)をWBO世界ミニマム級タイトルマッチで退けて以来の試合となります。
「格」、そしてキャリアは間違いなく上回る高山ですが、そのブランクがどれほど影を落とすか。高山はライトフライ級での2階級制覇を見据えており、年齢的にも当然負けられない一戦です。
一方小西も2019年5月、アルバラード挑戦以来の再起戦となるため、連敗はできません。
6回戦という短いラウンドでの激突がどう出るのでしょうか。
高山が試合感覚を取り戻すのに時間がかかることも考えられますし、逆にすぐに試合感覚を取り戻すことができれば(もしくはブランクが関係なければ)、アマチュアの経験が良い風に働き、短いラウンドでは有利に立てるのかもしれません。
これは予想が非常に難しい一戦でもあると思います。「ボクシングは夢の潰し合い」そういったのは、小西の先輩でもある長谷川穂積氏。非常に残酷な、だからこそ非常に興味深い一戦。
正直6Rという短い時間で決着がついてしまうのが惜しいくらいです。
同日 三田から世界へ(第二部)
メインイベント
WBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王座決定戦
加納陸(大成)vs平井亮輝(千里馬神戸)
空位のアジア王座の決定戦。大成ジム期待の星である加納が登場です。前戦でWBC世界ユース・ライトフライ級王座決定戦に勝利し、勢いに乗る加納が地元、兵庫で次なるタイトルを獲得できるか。
ただ、この第二部に関しては、メインよりもセミファイナルの方が注目度が高いかもしれません。
セミファイナル
バンタム級8回戦
石田匠(井岡)vs石井渡士也(REBOOT.IBA)
これが発表された時はびっくりしました。28勝(15KO)2敗、キャリアのある石田にとって石井は全く美味しくない相手。石田の2敗は昨年末、IBF世界スーパーフライ級王座への挑戦者決定戦で戦ったイスラエル・ゴンサレス戦と、2017年に敵地に乗り込んだWBC世界同級タイトルマッチ、カリド・ヤファイ戦のみ。
間違いなく日本国内のスーパーフライ級のトップボクサーであり、日本王座時代も含めて国内のライバルたちを次々と片付けていきました。
そして石井は3戦全勝(2KO)無敗の19歳。昨年12月には石川春樹(RK蒲田)とのユース王座戦を制した、日本バンタム級のユース王者でもあります。
石川をノックアウトした一戦は本当に見事の一言。ダウン応酬の大激戦ながら、4Rに放った最後の右で石川をリング外に弾き飛ばす豪快なKO。
井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーとしても有名であり、将来を嘱望されるボクサーでもあります。
ちなみに井上尚弥といえば、石田匠も井上のスパーリングパートナーを務めた経験があり、ちょうど井上がロドリゲス戦の前、不調に陥っていた時の映像(井上が力任せに強引に攻めて交わされ、パンチを当てられるという映像)に登場していたボクサーが石田です。
この試合は楽しみですね。
ベテラン(と言われる部類になったことも感慨深い)石田か、それとも新鋭・石井か。
どちらも応援したいところではありますが、私はここ最近、REBOOT.IBAジムの選手にハマっているので、石井渡士也を応援します!
そしてそして、この興行は、ありがたいことにテレビ大阪のYOUTUBEチャンネルで生中継!
↓テレビ大阪のチャンネル
第一部は13:30から、第二部は16:30からです。お見逃しなく!!!
私は仕事。アーカイブあるんでしょうか。。。。
そしてこの日はまだあります!
11/23(月・祝)A-SIGN.BOXING
ウェルター級6回戦、佐々木尽(八王子中屋)vs宮崎辰也(マナベ)をメインイベントに据え、ライト級6回戦、鯉淵健(横浜光)vs近藤哲哉(横田スポーツ)、58.0kg契約6回戦、牛島龍吾(八王子中屋)vs藤岡飛雄馬(宮田)というカードが並びます。
八王子中屋ジム期待のホープ、8戦全勝7KO無敗の19歳、佐々木は、ベテラン宮崎辰也(9勝9KO13敗1分)との一戦。KO必至の対戦、宮崎は現在36歳と定年(37歳、宮崎は7月が誕生日)までもう日がありません。佐々木の勢いに飲まれてしまうか、ベテランの意地を見せられるか、注目の一戦です。
この佐々木と並び、鯉淵、牛島ともに前回8/31のA-SIGN興行にも出場した選手です。
鯉淵はヤマタクこと山口拓也(ワールド日立)に快勝、リング上で泣き崩れた姿が印象的です。
佐々木とともに八王子中屋ジムのホープである牛島は、前戦では大保龍球(神奈川渥美)とのダウン応酬の激闘が記憶に新しい。3連敗中ながら、赤穂亮(横浜光)に善戦した、21戦のキャリアを持つ藤岡が相手。若さか、それともキャリアか。
同じく前回のA-SIGN興行に出場した谷口彪賀(八王子中屋)も出場予定でしたが、練習後に自転車で車にはねられた怪我により試合はキャンセル。残念です。
8/31のA-SIGN興行の観戦記!
こうしてボクサーの軌跡を追っていけると更にボクシングがおもしろくなりますね!
今回も期待しています。
こちらの試合は下記のYOUTUBEチャンネルで生配信!(18:30〜)
11/25(水)GENKOTSU
メインイベント ミニマム級8回戦
高田勇仁(ライオンズ)vs田中教仁(三迫)
前戦、敵地タイで世界王者、WBA世界ミニマム級王者、ノックアウト・CP・フレッシュマートに挑戦するも、判定負けを喫した田中の再起戦。
↓前戦の動画はこちらの記事にあります。
ジムメイトにOPBF東洋太平洋王者、堀川謙一(40歳)がいるからこそ、まだまだキャリアを続けられるという田中。 ここで快勝し、世界戦線へ戻ってこれるでしょうか。
この試合もBOXING RAISEで配信があります。(おそらく翌日には)
11/26(木)DANGANオール4回戦
なかなか4回戦のボクサーに注目する、というのは難しいですよね。正直、BOXING RAISEさんでオール4回戦の興行が上がっていても、興味を惹かれる試合というのは少ないです。
しかし、この興行には信太的注目選手がいます。(中止とかがなければ)第4試合に出場予定の榊原祐弥(横浜光)です。
ということで、長くなってしまいましたが今回の記事は以上です。
来週末(11/28、11/29)も注目試合が盛りだくさん、紹介しきれるかどうかわからない程たくさんあります。
特に11/29の愛知県刈谷市の興行では、私も度々(勝手に)お世話になっている「ボクシング選手名鑑」の管理人である「せきちゃん」さんが、これまた勝手にお世話になっている「sakana」さんと組み、個人で放映権を購入しての生配信に挑戦します。
ボクシングファンの皆さん、この素晴らしい試みを是非是非応援しましょう。
↓ボクシング選手名鑑のYOUTUBEチャンネルで11/29刈谷興行を生配信。
チャンネル登録をして楽しみに待ちましょう!!!