もうゴールデンウィークも終わり。
今年のゴールデンウィークは、昨年よりは人出は多かったようですね。私は基本、土日祝日は仕事なのであまり関係はないのですが、この大型連休、自粛は難しい。
緊急事態宣言なんてものが出されようとも、既に後手に回っている政府への信頼もなく、でかけてしまう気持ちはわからなくもない。ただ、このまま感染が続き、より危険なインド型なるウィルスも入ってくるとなると、いったいいつになったら「普通に」ボクシング観戦に行けるのか。本当にどうにかなってもらいたいですね。
私は、この連休中、粛々と仕事をし、部活も休みなので自身のトレーニングをして、かえってブログを書く、というのを続けております。まったくの日常。
とはいえ、やはりこの緊急事態宣言がボクシング界に与えた影響は大きく、本来あるべきだった興行は延期、そしてまだ延期となる可能性もあります。
「延期」というだけでもボクサーたちへの心身への影響は計り知れませんが、再延期となった場合、選手たちは大丈夫なのでしょうか。
ウェイトのコントロールに心を削り、おそらく仕事も休んで収入なく、どんどんと悪い方向へ流れていってしまうような気がします。
最悪無観客だとしても、再延期を避け、開催したほうが良いのではないか、と個人的には思います。
と、悶々と考えているわけですが、本日のブログでは、結果的に5月後半に詰まっ(てしま)た、国内興行をまとめていきます。
5/9(日)SPLENDID BOXING
こちらは緊急事態宣言の発令されていない愛知県の興行ですので、予定通り開催の運び。
中日本新人王戦をはじめ、中部のボクサーたちがこぞって出場します。
この興行は、せきちゃん、sakanaさんのゴールデンコンビがYoutubeで生配信。
配信元は、前回同様sakanaさんのチャンネルのようですのでお間違えなく。
尚、見どころはせきちゃんが書いてくれています。
↓リンク
相変わらずボクサーへの愛を感じるプレビュー記事です。是非御覧ください。
そして今月下旬は、怒涛のボクシング興行!
5/19(水)ダイナミックグローブ
日本ミドル級タイトルマッチ
竹迫司登(ワールドスポーツ)vs国本陸(六島)
12勝(11KO)1分、絶対王者、竹迫の4度目の防衛戦。相手はプロ5戦目の国本。
たった4戦戦って、竹迫に挑戦というのは時期尚早とも思いますが、何せ国本は先日比嘉大吾(Ambition)を破った西田凌佑のジムメイト。何かが起こるのかもしれません。
この興行は、5/24(月)17:30〜日テレG+でディレイ放送。
5/20(木)ダイナミックグローブ
OPBF・WBOアジアパシフィック・ウェルター級王座統一戦
豊嶋亮太(帝拳)vs別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)
OPBF王者の豊嶋、WBOアジアパシフィック王者の別府。それぞれ前戦で獲得した王座の初防衛戦であり、いきなりの地域王座同士の統一戦。
これはコロナだからこそこのタイミングで実現した一戦といっても過言ではありません。
豊嶋は前戦で長濱陸(角海老宝石)を相手に素晴らしいボクシングを披露、別府は今も語り草となる矢田良太(グリーンツダ)との大激戦を経ての戴冠。
違った持ち味を持つ王者同士のサバイバルマッチは、非常に楽しみですね。
この興行は、日テレG+で生中継!
5/21(金)フェニックスバトル
OPBF・WBOアジアパシフィック・フェザー級王座統一戦
清水聡(大橋)vs森武蔵(薬師寺)
OPBF王者の清水と、WBOアジアパシフィック王者の森の統一戦。日本人同士の地域王座統一戦が続きますね。
フェザー級国内最強を決める一戦と言っていいでしょうね。
パンチ力、リーチに分があるオリンピック銅メダリスト、清水か、前戦で清水と同門の溜田剛士を良い形で退けた森か。
ひと回り以上、年の離れた二人のボクサーが雌雄を決し、勝った方がおそらく世界はグッと近くなります。
そしてセミファイナルでは、OPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦として、中嶋一輝(大橋)と千葉開(横浜光)が激突!才能あふれるホープ同士の対決は、予想が非常に難しい一戦でもあると思います。
この興行は、後日ド深夜、フジテレビが放送でしょう。関東ローカルで。生配信してほしい。
5/22(土)DANGAN&SLUGFEST
WBOアジアパシフィック・日本スーパーフライ級タイトルマッチ
福永亮次(角海老宝石)vs藤井貴博(金子)
福永は前戦で日本王者、中川健太(三迫)を倒し、日本王座を吸収、その試合ではOPBF王座決定戦も兼ねていたので3冠王者となりました。
今回、OPBF王座はかけられないようですが、WBOアジアパシフィック、日本のタイトルがかけられるようです。
リトルパッキャオ、福永の試合は非常におもしろい。
しかし曲者・藤井が、その福永におもしろいボクシングをさせないのかもしれません。
福永は、決して下手なボクサーではないので、藤井のその変速ペースに惑わされず、ハードパンチを当てられると信じています。
セミファイナルでは日本ミニマム級タイトルマッチ、谷口将隆(ワタナベ)vs仲島辰郎(平仲ボクシングスクール)。
谷口は、親友・京口紘人のアメリカ遠征に帯同、大いに刺激をもらったことでしょう。もともと巧さのあるボクサーなので、そろそろ殻を破り、国内レベルではないことを証明してもらいたい。
ただ、一方の仲島も好ボクサー、11勝(7KO)1敗1分という好戦績を残していますが、唯一の敗戦は石澤開(M.T)。谷口は石澤に勝利こそすれ、ダウンを奪われる等危ない場面もありました。この一戦も非常に楽しみです。
アンダーカードも豪華、元トップアマ酒井幹生(角海老宝石)vs斉藤幸伸丸(川崎新田)、日本女子バンタム級王座決定戦で谷山佳菜子(ワタナベ)vs平安山裕子(平仲ボクシングスクール)、その他にも飯村樹輝弥(角海老宝石)が登場です。
この興行は、BoxingRaiseさんで生配信!開始は今のところ15:30〜です。
5/23(日)DANGAN&A-SIGN
日本ユーススーパーライト級タイトルマッチ
佐々木尽(八王子中屋)vs湯場海樹(ワタナベ)
スーパーライト級のユース王者、佐々木と、ライト級のユース王者、湯場が激突!勢いのある、若い両者のぶつかり合いはどんな結末を生むのでしょうか。
大切に育てたい若いボクサーにとって、ある種危険なマッチメイクではありますが、まずはこれを承諾した両陣営に拍手を贈りたい。
ロマンあふれるハードパンチャー、佐々木には期待しかありませんが、父・湯場忠志の時代を見てきた私としては湯場Jrの奮闘にも期待したいです。
つまりは、どちらも応援出来ません。
アンダーカードでは、八王子中屋ジムのホープたちがこぞって登場します。A-SIGNの興行でお目見えした谷口彪賀、牛島龍吾です。
この興行も、BoxingRaiseさんで生配信!開始は11:00〜。メインは。。。ホセ・ラミレスvsジョシュ・テイラーの4団体統一戦とかぶってしまうかもしれません。。。
5/23(日)DANGAN
WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ
重岡銀次朗(ワタナベ)vs川満俊輝(三迫)
重岡はここまでわずか5戦(全勝4KO)の、世界王者を確実視されるアジア王者。
そして川満も、ここまでわずか6戦(全勝3KO)、現在3連続KO勝利中という一戦一戦をメキメキと力をつけているボクサー。前戦は衝撃的なワンパンチKOを記録しています。
これはまたスリリングで、このコロナ禍でなければもしかすると成立しなかった試合なのかもしれません。
ともにアグレッシブなファイトスタイルで、激闘の予感。
間違いなく好試合となるこの一戦は、重岡の方が引き出しは多そうですが、おそらく打ち合いとなり、KO決着濃厚と言っていいでしょう。
セミファイナルでは日本バンタム級タイトルマッチ、澤田京介(JBスポーツ)vs定常育郎(T&T)、OPBF女子ミニマム級王座決定戦、黒木優子(YuKOフィットネス)vs千本瑞規(ワタナベ)。そして富岡浩介(REBOOT.IBA)も登場です。
この興行ももちろんBoxingRaiseさんで生配信!開始時間は16:30〜です!
すごいですね、Raiseさん。本当にお祭りです。私は仕事のため、リアルタイムでは見れませんが、情報遮断に努めて少しずつ見たいと思います。
BoxingRaiseさんはこちらから!
5/28(金)A-SIGN.Bee
スーパーライト級8回戦
近藤明広(一力)vsアオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)
こちらも大変興味深いサバイバルマッチ!前戦、日本タイトル戦で引き分け、王座獲得ならずだった近藤、復帰戦でランカー対決。
こちらは配信はなし。。。もったいないですね。
5/30(日)にも、神戸で千里馬スーパーファイト(メインに徳山洋輝が登場)、三重でREAL FIGHT(市野ジム主催興行)が開催されます。
これは大変忙しくなりそうです。。。
海外興行も含めるともっと、なので、皆さん体調に気をつけてボクシングを楽しみましょう!
↓海外もまだまだ注目興行が目白押し!